<2006年・城主のたわごと4月>




2005年5月。「箱根・湯巡り旅行」2・完結編(^^)。

小涌谷〜強羅〜仙石原〜桃源台〜大涌谷コース。




     
  前回の続き。今回で完結(^^)。
湯巡りツアーなので歴史ネタは殆ど無いが、写真はたくさん撮ったのでお楽しみあれっ♪

前回と同じく、全体の地図はだいたいこの辺り(^^ゞ。
これまでも箱根編は「たわごと」2004年3月〜5月、10〜11月とレポしたが、どちらかと言うと、箱根神社のある南東がわに行ってたので、この旅行では、これまで(大人になってからは)行ってない北西がわに出てみた。



<箱根の朝っ♪(二の平)>

「おはよ」(^。^)。
前夜は夜空にヌウォ〜と竜のような雲がかかり、「明日の天気どうかな〜」と言ってたのだが、朝になるや……

5枚パノラマ。ホテル2階窓から写した箱根の朝〜っ(^O^)

↑結構よく晴れて、深緑に包まれた気持ちのいい朝を迎えられた(^^)。

ここの朝と朝食については前「2004年、4月のたわごと」でも書いたが(笑)、焼き立てパンが盛り沢山で、わりと楽しみなんだよね(^^ゞ。前にちょっと話題になったので、写真を撮った。↓

パン取り放題!\(^o^)/
こたつの取り分(むろんおかわりした:爆)

美味しく食べ終わった後は、そろそろ出発(^^)。

駐車場には中国の留学生かな? 中国語の字が書かれたバスが泊まっていた。→

朝食を食べてる間も、周囲のテーブルは中国の若い人でいっぱいだった。
ちょうど中国で過激な反日デモが起きてる時だったけど、こたつが狙ってたパンが一個しかないのを譲ってくれたり、ニコニコと愛想よく礼儀正しい子が多かった。
遠い大陸ではいざ知らず、この箱根では中日友好ムードだった(^^)。

……と書きたい所だが、単に目が物を言っただけかも(爆)。

⊇ヽ(・・; )<ギクッ←←←←(;_; )<ジィッ (・m・; )<ウッッ

ド、ドゾ>( ;^^)〃⊆ ヽ(;▽; )<謝謝  (^ρ^;;;;)<タラ〜。。

↑「これだよね」という顔でホントにパンを受け皿に乗せてくれた(笑)。
食い意地が 友愛が国境を超えた瞬間と言えるだろう(^^)。 ヽ(^^; )<城主



<小涌谷〜強羅・温泉「強羅館」>

地図は細部を拡大して、まずはこんな感じ(^^ゞ。通常サイズ←2012/08/29貼り)
二の平のホテル街(というか別荘村)から小涌谷へ、少し山を下りて「彫刻の森美術館」方面に向かう。
電車(箱根登山鉄道)だと「小涌谷駅」→「彫刻の森駅」と一駅で北に向かうルート……と言えなくもないが、実は我々の泊った小涌園周辺のホテルは、「小涌谷駅」からはかなり西方面に距離がある(^^ゞ。だから宿泊地からだと、車で北東方面に進んで行くような具合。

まず「彫刻の森美術館」方面へ
途中「新田義則の墓」を通る
←拡大↓

この「新田義則の墓」について知りたい人は、これを→2004年「4月のたわごと<「新田義則(陸)の墓」>」。

「彫刻の森美術館」を通り過ぎると、「彫刻の森駅」をさらに北に超えて次の「強羅駅」に向かう。駅を通り過ぎてちょっと行った先に、目指す「強羅館」はある(^O^)。

途中「箱根登山鉄道」と合流
強羅駅を超えて「強羅館」に到着♪
看板(^^ゞ
ご覧の通りここはホテル。日帰り風呂は、10:00〜21:00。料金700円。貸切は1500円。ブラッと入れる雰囲気(^^)v。

玄関のスダレが初夏の雰囲気(^^)。
ロビー。貸切を頼んだ。

←殿方(男)風呂
↓御婦人(女)風呂
貸切(家族)風呂→

「では、どうぞごゆっくり〜(^^)」と旅館の人が行っちゃった後で、こたつは「御婦人風呂」を、亭主は「殿方風呂」をちょっと覗いて見た(笑)。どちらも室内なので、うっすらと暗かった。
比べて……さすが値段がちょっと張るだけあって、「貸切風呂」の方は露天♪

ド〜ン! 陽の光が降り注ぐ天然温泉
ルーム内もなかなか綺麗(^^)

ルームと言えば、ここのルーム名は「大文字」だった(゚.゚)。お風呂から見える山の「大」の字が由来。

キーにも「大文字」
正面の「大文字」
露天から山の風景も一望(^^)。

強羅温泉の風物詩の一つらしい。夏には「大文字焼き祭り」が行われるのだとか♪

で、肝心の温泉だが、箱根にも「単純」「アルカリ単純」「弱アルカリ性単純」「弱食塩」「強食塩」「石膏硫化水素」「硫黄塩」「硫酸塩」「姥子」「単純硫黄」「硫黄」と、色んな種類があるらしい(^^ゞ。

前の日に入った足湯は「弱食塩」に属する。これは泊った宿もおそらく同じだろう。ウッスラと白い殆ど透明の温泉で、どちらも「小涌谷温泉」に入ると思う。

一方、今いる「強羅温泉」は、実に種類も豊富(単純・弱食塩・石膏硫化水素・硫酸塩など)で、 前もってお薦めHPで特に調べておいた点は、「白濁緑色系の温泉に入りたい(^^)」って事だった。
どうもこの「白濁緑色」の湯は……「石膏硫化水素」という物のようだ。

子供の頃は「箱根」に行くと必ず、硫黄の匂いが鼻につく雰囲気的にも「強烈」な湯に入ってたから、いちど亭主にも、トンコツのようなコッテリとした色(笑)の湯を味わって欲しかったのである。

ただ、子供の頃に入ってたのは父の会社の保養寮であった(^^ゞ。今思えば、そこって、かなりの一等地を保有してたんだな〜と気付くのだが、利用したくてもその施設は今は無い。
というわけで、雰囲気的にも近い感じがするのが、この見るからに淀んだ色の「白濁緑色系」温泉。

いや〜イイ風呂でした(^^ゞ。
風呂はかけ流し。わりと長湯して(笑)風呂上りは……
喫茶ルームで一休み

喫茶ルームにはコーヒー類はむろん、ワインやビールもあった。我々はグレープフルーツジュースを飲んだ(^^)。



<仙石原「湿生花園」>

強羅を出ると「こもれび坂」という長い山道を抜けて「仙石原」に近付いて来る。地図
亭主はこの「こもれび坂」が気に入って、「こういう所に来たかったぁ〜」と気持ち良くハンドルを廻していた(^^)。

この「こもれび坂」の森林がなかなかスバラシイ(^^)。
で、仙石原まで来た。

山道を抜けると旅館も多くなり、美術館とか湿生花園などちょっとした見所のある一帯に出る。地図
上右の写真は仙石原に来てすぐ目に入った「もののふの里美術館」。最初に箱根に行く話が出たのも、これがオープンしたという話が掲示板で出たからなんだよね(^^ゞ。

中は資料館風で、武具や絵が飾ってあった。

↑でも「箱根の歴史(郷土史)」ってワケではない感じだった(^^ゞ。新選組に出身者がいた……といった事が書いてあったかなぁ。「誠」の旗とかあって、内部にも新選組の説明とかフィギアとかがあった。

で、これの道路を挟んでお向かいが「箱根湿生花園」。↓
亭主に「森林浴」を希望されたが、日頃の疲労を取りたいという事でもあったので、ハイキングといったハードなコースもナニだし、どこ行くかな〜と検討もつかぬまま、ここまで来た(^^ゞ。

入口。奥の建物でチケットを買って入場。
園内の見取り図

子供の頃、親に連れられて箱根の植物園を見た覚えはあるけど……ここだっけなぁ(^^ゞ。このあと入ってみたが、正直子供の頃の記憶が蘇る、といった場所ではなかった(^_^;)。

←園内喫茶コーナーの、布地で作った飲食メニュー(笑)。
基本的に「食品サンプル」が大好きな私。中でも布地で作った物が最高に好き♪

なんて写真を撮ってるウチに亭主がチケット購入。早速植物園に入ってみる(^^ゞ。

最初は……「植木市(^_^;)?」と思うコーナーだった。狭くてただ植木がズラズラと並べてある。
その後もわりと細長い道が続いて、「なんか狭いね(^_^;)」と言い合ったものだが、やがて、湿生園らしき広い空間にだんだんと出て行く。

湿地の草原と水沼と上を橋渡って行く
沼のほとりに咲く花

沼に群れ集う……これメダカ?(^^ゞ
クサタチバナ
ハマナス(^_^;)?

涼しげな木陰の水辺には、赤いサクラソウの園(^^)。

ニッコウキスゲ(左)と先代萩→
↑植物の分布を示した模型

さてさて、ここで……クイズ〜〜〜!!ヽ(`Д´)ノ

皆さん、アヤメカキツバタショウブの違いを知ってますか?(爆)

↑が正解だそうです(^_^;)。むろんアタシは知りませんでしたよ(爆)。

学校の先生がた(か文部省のお役人がた)に提案。
こたつが思うに、この違いは、どっちかと言うと「理科」や「生物」ではなく、「国語」か「古文」で教えるべきだと思うよ(笑)。

で、こっちがアヤメ(笑)。
こっちはカキツバタ(^^ゞ。

さらに奥。沼の色も深く静けさも増し
クロユリの密生

ヒメサユリ
オクトリカブト
ミヤマオダマキ

トリカブトって毒性の強い植物で有名だけど、実は実物を見た事がない(^^ゞ。こういうのとか毒キノコとか、あと大麻なんてウッカリ家の庭に生え(るようなもんなのか知らんけど)てもお縄なんだから、ホントは知ってた方がいいんだろうね(^_^;)。

沼地ならではの風情と野趣もタップリ(^^)。いい季節でもあった♪

最後の方は周囲の自然風景も見られ、ちょっとウチの近くの「21世紀の森と広場」(2005年「たわごと3月」<松戸21世紀の森と広場>に似てると思った(^^ゞ。↓

パノラマ3枚

この頃はこういう自然公園も各地に出来てるが、熱心に植物の観察や撮影をしてる人が大勢いて、平日なのに混雑してたのには驚いた(^^ゞ。



一度お昼を食べに強羅にバック(^^ゞ。
強羅「餃子センター」。
ここも予め聞いて来たんだが、「餃子」のイメージとは大違いにお洒落な雰囲気。

種類も「スタミナ・カニ・エビ・イカ・タコ・コーン・納豆・シソ・キムチ・揚げ・手羽先・サラダ・水餃子・うどん」と豊富(^^)。

こたつはシソ餃子定食を、亭主はスタミナ餃子定食をそれぞれ食べた(^^)。

昼時は行列が出来る事もあるとか(^^ゞ。
持ち帰りも頼めるような事が、店内に書いてあった。



<仙石原温泉「南甫園」>

お昼が済むと、もう一回仙石原に出た(^^ゞ。「こもれび坂」が気に入ったので、何度行き来してもイイ感じ♪

ルンルンルン〜♪
仙石原「湯遊の里 南甫園」に到着。

「南甫園」は日帰り温泉施設で、館内からは綺麗な庭園が見られる(^^)。
この庭園に面して休憩所があるらしいが、有料だったのかな、時間が無かったのかな、私らは入浴後にちょっと座って一休み入れながら、横合いから見ただけにした。

仙石原は「単純泉」「石膏硫化水素」に恵まれてるらしい。
今回も「白濁緑色」にこだわってみたが(と言うか、ネットで写真を見て選ぶとなると、色の違いぐらいしか判らないし(^^ゞ)、来てみたらナントここでは二種類の湯を引いてた(^^)。

一つは室内、もう一つは露天で、露天ではこの庭園の一部がゆったりと観覧できる♪

←ロビー横合いから撮影。

室内の風呂(単純泉だね(^^ゞ)↓

そしてこっちが露天(^^)。
湯に浸かりながら、庭の風情を堪能♪

ここでは女風呂と男風呂に分かれていたから別々に入ったが、出てから亭主と「大涌谷から湯泉を引いて来た、って書いてあったね(゚.゚)」という話をした。
「大湧谷ってどこ?」「ここ、ここ」などと地図を出して話す。

最初に行った「小涌谷」に対して「大涌谷」。結局これは最後に行ってみた(^^ゞ。



<芦ノ湖「桃源台ロープウェイ」&船着場>

仙石原からは南下、桃源台という芦ノ湖の西側に向かってみる(^^ゞ。地図

桃源台に向かう
振り返る仙石原。

一転して、この南下コースはドッと視界が拓け、いかにも大きな湖に向かって行く雰囲気で、亭主はこういう高原みたいな場所が大好きだから、又しても大喜び(^^)。

やがて森林の合間に分け入る。
だんだん周囲の樹が高くなり……

森林がそろそろ終わると
突き当りを左折

桃源台ロープウェイ」に到着〜(^^)。

道路から見えるロープウェイ
湖の前には「金太郎と熊」の像

↑この銅像については「坂田金時(金太郎)は、この箱根の山麓で生まれ、太い木を倒し、熊と相撲をとって怪力を身につけ、京から来た源頼光に見出されて上洛。頼光四天王の一人として名を上げ、大江山の酒呑童子を退治した」といった事が書いてあった。

館内の一番高い階に上って見下ろしたら、ちょうど「箱根海賊船」(桃源台と元箱根を結ぶ船)が入ってる所だった(^^)。↓

高台からのぞむ芦ノ湖と、湖に入る海賊船。

海賊船
甲板には船長さん(笑)
そこへもう一艘、近付いて来た。

ピ〜ッピ〜ッピ〜ってそれは車庫入れ(爆)! 実際は静かに滑り込んでる(^_^A)。

二艘の船を迎え入れ、夕陽を浴びた芦ノ湖。

この芦ノ湖、晴れていればこういう雄大な風景なんだが、前に来た時は物凄い濃霧に包まれて、この海賊船だったのかは判らないが、これと同じぐらいの大きさの船が「幽霊船」に見えたものだ(^_^;)。

どんなに違うのか見てみたい人は、これを→2004年「11月のたわごと」<芦ノ湖>

箱根はすごく濃霧が発生しやすいので、この湖面の奥にうっすらと影でも漂う様子、あるいは何か居そうに思える気配に、古くからある龍神伝説も頷ける、という話は前も書いた。

前は濃霧に大喜びだった亭主、今度はスッキリ晴れて霧は全く無かったので、「ガッカリした?」と聞いたら、「晴れててもイイ所(^^)」とやはり喜んでいた(笑)。

と言うのも、これまで箱根は局所だけ訪れる事が多く、こうやって全体を廻ってみるのは初めてだったからだ。私も子供の頃に親に連れられて来てたから、その点は大して変わらない(^^ゞ。

この船の出入りを見てる間、我々はソフトクリームなどノンビリと食ってたわけだが、実はここに到着した時は、ロープウェイに乗ってみようとしていた。
車を置いて行く事になるので、帰りの時間を見ておかないとならない。が、行きはOKだったが、戻りがヤバイと知り、乗るのは諦めた。

ま、こういう時に車って便利よね〜(笑)というわけで、ソフトを食べ終わると、ロープウェイで行く先を車で行ってみる事にした(^^)。



<大涌谷>

地図はこの辺り
我々は左上から「桃源台」に南下してくる道で芦ノ湖まで来た。

桃源台からは東方「大涌谷」にロープウェイが伸びている。このロープウェイはさらに先の「早雲山」まで行くが、我々は取り合えず「大涌谷」まで行ってみる事にした。ロープウェイの路線を右に左に逸れながら道路が伸びている。これを行く。

ちなみに同じ地図にもう一本、南側に別のロープウェイが伸びているのが確認できる。これは芦ノ湖から駒ヶ岳に行くルート。

道路を行くと、途中にロープウェイの中継地点が見えた。

そうこうするうちに、大涌谷が見えて来た。→

山が大きく見えて、すごくわかりやすかった(^^ゞ。

頂上にはドライブインもあって、時間はもう終わっていたが、まだ観光客はチョボチョボ残っていた。

そして、ここ↓がドライブイン。ロープウェイの発着点から写している。駐車場を見下ろす山の雄大さ、伝わるかな?

パノラマ3枚

仙石原「南甫園」にいた時から、この大涌谷に触手を動かしていた亭主は、来てすごく喜んだ。
と言うのも、ただ風景が雄大というだけでなく、ここは近寄ってよく見ると……。

火山性のガスが表面からモゥモゥと沸き起こっているのがよく見える。↓毒性もかなり強いらしく、注意書きが傍にあった。

注意書きによると、長時間ここに居続けるのを避けて欲しい、とある。
また特に、気管系や心臓の弱い人、酒気や体調不良の人には、この先への入場を禁止する、とあった。
亜硫酸ガス(二酸化硫黄)が出ていて、健康な人でも長時間いると生命に関わる危険もあるそうだ。

この「入場」というのは、恐らくこうやって遠目に見ることではなく、実際にガスの近くに寄る事だろう。これより先は、恐らく時間外だからだと思うが、この時は入れなかった。
土産屋では卵を売っていて、これは中に入り、温泉卵を作るのだと想像できる。

「子供のころ見たよ(^^)」と言ったら、亭主は「俺も卵を温めてみたい!」とメンドリのような事を言った(笑)。
(この時は「見た」のではなく、「自分でやらせて貰った」ような記憶があったんだが、危ないから禁止になったのか、それとも単なる記憶違いか、ちょっと思い出せない(^^ゞ。亭主は「自分で卵を温めさせて貰えるなら、やってみたい」と期待していた:笑)

この箱根旅行は、ちょうど出掛ける前に東方賓従者さまに日帰り温泉情報やら色々な情報を教えて貰っていたが、東方賓従者さまからは、「ガスが出て入れない道が時折ある」といった話を前から聞いていた。

その時の火山の様子次第では、入れない時期もありそうに思える(^^ゞ。

今度は逆に、これまでいたロープウェイ側を写してみる。(パノラマ3枚)

終了時間だったが、ロープウェイはスルスル動いてる
拡大

ここから下の方には、温泉採掘の現場だろう、湯気と流れ出る白濁緑色の……今回の湯巡りで選んだ、あの湯(笑)が流れ出てるのが見られた。↓


「強羅の温泉もこれだったのかな〜?」
「うん、そうかもね。地図で見ると強羅もそう遠くないしね」
なんて話しながら、やっぱ最後にここに来る運命だったのかな〜と思った(^^ゞ。

神経質な事を言うようだが、今回我々が入った白濁緑色の温泉は「長湯をすると気分の悪くなる事があります」と注意書きがあった事も追加しておく。それはここにも注意書きのある「毒性ガス」によるものだと思う。

また、地すべり防止の事業説明などの看板もあり、今もなお噴気活動によって明治にも大規模な地すべりが起きた事、砂防ダムや水路工事、山腹の施行などが続いてる事が示されていた。

しかしこれが古くから「毒を吐く竜」「人を飲み込む竜」と多くの人に恐れられた箱根の本当の姿でもある(ただ、龍神伝説は同じ箱根でも駒ケ岳に由来する→2004年「11月のたわごと」<芦ノ湖>)。

この大涌谷では、萬巻上人ではなく弘法大師が主役で、その諸国遍歴の折に噴気と熱泥に荒れ果てた地に地蔵を刻み、苦しむ人々を救い、延命地蔵として祈願されるようになったという。 ↓

↓延命地蔵堂。
高台から見る芦ノ湖。→
(ただ湖は、よほど高い所に上がらないと見えないよ(^^ゞ)

あまり火山などふんだんに多くない地域で育った亭主には、こうした猛々しい自然が新鮮らしく、最後まで「次に来たら、絶対に卵を温める!」と鼻息荒く言い続けた(笑)。



<仙石原〜小涌谷〜帰路>

大涌谷から桃源台に戻る途中、姥子から仙石原方面に戻る道の途中で、もう一風呂(#^.^#)。

←ビラ箱根。
ただ道をかなり迷った(^_^;)。近くのホテルで親切に教えてもらった。

小さなペンションで、表はクリスマスのようにライトアップ。
中はゆったりくつろげる洋室。
温泉は、ここも大涌谷からひいた白濁緑色の湯だった。

湯巡りも終わり、大涌谷から早雲山を廻って近道で小涌谷に戻る。地図

さすがに夜になって風景は見えなかったが、小涌谷も大涌谷も気に入ったので、その間を抜ける道が意外と近いのが嬉しかった(^^)。

小涌谷のお気に入りのレストランで夕食(#^.^#)。

「沢羅木」→

亭主注文。生姜焼き定食。
こたつ注文。ハンバーグ定食。

以上、箱根湯巡りツアー・おしまいっ☆ミ

この2005年5月はわりと盛り沢山だったね(^^ゞ。
次回は6〜9月まで一気に行くーーー!!(笑)

2006年04月07日
 
     






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