<掲示板・議事録>

祟り神トーナメント(爆)〜平将門、5

     
  <こたつ城主 [関東] 2004/09/28(Tue) 17:01>

>のりちゃん様

>7と142857を掛け合わせると・・・。

おおっ、999999!!

室町後期に七福神の原型があったというのは、御伽草子や狂言が流行した事と関係するそうで、将門に7人の影武者がいたとかの話も、家康が江戸に来る前に、多少は語られていたのかもしれません。
七生報国……足利氏に似たような言葉があるけど、楠木公については、では判官さまのお話をお待ちします(=^m^=)。

>「吉備」
独立王国があちこちにあって、その最後まで残っていた国なのかもしれませんね。
にしても、それほど判りやすい名乗りの人(偶然にせよ)を悲劇に追い落とせば、後で何か言われそうな気はしなかったのかなぁ……。

幽霊については、八雲の「祖先崇拝の思想」(@「心」)にこんな説明があります。
日本の「神」は「ゴッド(神)」より「ゴースト(幽霊)」に近い。死者は超自然力を持って生きる者に運も不運も与え、生きる者は死者に感謝と尊敬を持って供物や階級を与え、互いにその感情に訴える手段を持ち、非常に密接な関係を保っている。

日本に来た宣教師が「日本人は悪魔を崇拝してる」などと間違った報告をしたが、神道では「悪い神(禍津神)と戦ってはならない」と戒めている。
死後、善人は良い神に、悪人は悪い神になるのだから、悪い神も「供物や階級をあげ(て祀)れば宥められる程度」にしか悪くなく、「悪魔」に見立てて徹底的に叩くなんて話のない日本は、むしろ良識の国で(暗に「お前ら西洋人は良識が足りない」:爆)、祖先を崇拝するからと言って、日本人は野蛮人でも原始人でもない。

これだけ説得されても、西洋で「霊」は尊敬されず、憑依は「悪魔の仕業」ですよね(^^;)。
日本の小説が原作の「リング」でさえ、貞子(サマラ)の霊は「恨みを残した者の恐さ、死者への後ろめたさ」では説得できず、「悪魔の申し子」か「異生命体」みたいな片付け方でしたし。。(見ました?)



<こたつ城主 [関東] 2004/09/28(Tue) 17:03>

>たみい様

前に「朝日百刊、日本の歴史」(これ何十巻もあるんだよな(^_^;))で、日本史のスタートは戦国初頭ごろで、その前は大陸の地方史だ、っちゅう記述がありまして、「かなり大胆、さすがは朝日(笑)」と思ったものです。個人的には一票。

で、大海人皇子の素性つーのは、よっぽど怪しんでしょうか(笑)。
いや、スイマセン(^^ゞ、実は提示しておきながら、他の項目は読んでません。。とりあえず「祟り一覧表」に役立てば、という視点だったので。

長屋王につきましては、里中満智子センセの「天上の虹」が年1ペースなので、まだ吉備皇女が「長屋のお嫁さんになりたい♪」とか言ってる段階(ちょうど新田部親王は野心家として元正天皇に近付いてる所)なんですが、今ちょっと検索ナナメ読み(涼しくなってから便利:笑)で事情を知りました。
聖武天皇は彼を残忍凶悪で乱行したと言い、舎人、新田部両親王まで相乗りして追い詰めたと(^_^;)。。
また長屋王はかなり豪奢なお暮らしぶりだったようで、末路は、ちょっと聖徳太子一家を思い出しますね。
で、祟ったと。四国じゅうの人が死に絶えるほどのパワーだったそうで(汗)。



<たみいさま [東海] 2004/09/29(Wed) 09:38>

城主さま、
>「かなり大胆、さすがは朝日(笑)」と思ったものです。個人的には一票。

あたくしも一票。(^_^)。
地図では日本列島が縦長になってますが、それを寝せて横長にして見ると、「何処から下りてもあの島には辿り付ける、招いているようではないか」、と言う気持ちが増します。

>で、大海人皇子の素性つーのは、よっぽど怪しんでしょうか(笑)。

怪しいです。怪し過ぎて魅力的でもあります。
彼の子孫たちの争いがエンエンと続きますからね、本意では無かったでしょうけど。

「天上の虹」、は聞いた事があります。いかにも里中センセの好きそうな時代ですもんね。

>まだ吉備皇女が「長屋のお嫁さんになりたい♪」とか言ってる段階
>(ちょうど新田部親王は野心家として元正天皇に近付いてる所)

新田部は長屋王責めの急先鋒、息子を天皇にしたいと言う野心からかな。でも天は許さなかった、息子は非業の死を遂げる。

元正は舎人親王の事が好きだったとか言われますが、中継ぎの女帝となる身分では許されなかったのでしょうね。



<こたつ城主 [関東] 2004/09/29(Wed) 18:10>

>たみい様

列島には結構いろんな地域から来られるそうで、また実際に来てるようですが、やはり歴史的に強い影響を受けてるのは大陸からですよね。半島を中継して。

壬申の乱が無かったとかいう説もあるようですが、天智×天武の系譜対立というのは、やはり大きな戦争があったからじゃないのかなぁ……。詳しくないですが(^^ゞ。

で、「天上の虹」は持統天皇が死んだらおしまいでしょうから、今すでに始まりつつある後の伏線部分については、どこまで描くつもりなのか、ちょっと判らないです(^_^;)。
新田部皇子は結局、元正天皇とは結婚しないんですね(そうでしょうねぇ:笑)。これの息子というのは誰? 母は誰?
で、元正天皇は舎人皇子と恋愛の噂があるんですか……。漫画では舎人皇子って、ひたすら消極的な目立たない皇子なんですよね(笑)。
 
     

     
  <ヒロ男爵さま [関東] 2004/09/29(Wed) 23:11>

見ました!! 城主はみましたか?
「本能寺の変の黒幕!」「安部晴明の陰謀」「伊藤博文暗殺の真相」など発想はかなり面白かったです。
いろいろ資料を集めて、そういう見方もあるな?とは思いましたが・・・どうですかね?
http://www.ntv.co.jp/jiku/



<ヒロ男爵さま [関東] 2004/09/29(Wed) 23:12>

下の書きこみ
・・・「時空警察パート4」を見ましたの意味です。
見ましたか??



<河内太夫判官さま [東北] 2004/09/30(Thu) 02:30>

〇七福神
>「七」は将門の伝説に多い数字
おお、URLの提示ありがとうございます。そうそう、「七人の将門」伝説でしたね。やはり妙見信仰(北斗信仰)と関係してるとか。ただ仏教でも、たとえば釈迦が生まれた時に"七歩"歩いて天を指さし、「天上天下唯我独尊」と云ったとか、神聖な数字とされてるらしいですね。ほぅ、999999……(・・;)。

>学識のある天海に相談した結果
何せ風水都市・江戸を完成した坊さんですからねぇ。七福神にもそれなりに呪術的に意味のあることだと思ったんですが、読みすぎかなぁ(^^ゞ。

>楠公も「七」とはご縁の深い人物ですよね
……律儀に"七回"も化けて出てくるんですよねぇ(爆)。ちょっとしつこすぎますわな。これは何の寓意だろうと思ってゐるわけです。

いちおう、楠木氏の本拠の近くにある寺院(観心寺)には、「星曼陀羅」という北斗七星を祭った場所があります。この寺は役行者が開基の修験道ゆかりの寺ですから、楠木氏と修験道との特別な関係を示してるのかとも思えるんですけどね。

>七生報国……足利氏に似たような言葉がある
え、何かありましたっけ(・・;)?七転八倒(爆)?

〇南北朝
>正成は尊氏を「泣いて騙した」のですかっ(笑)?
正確には「泣き男」を派遣したのです(笑)。その日の合戦は官軍が勝ってたのに急に撤退したので不思議に思ってゐた足利軍の前に、わんわん泣きながら死体を確認して歩く一団が出現。問いただしてみると、正成・義貞・顕家らが討ち死にしたので遺骸を探してるといいます。その泣き方があまりにも真に迫ってゐたために足利軍はすっかり騙され、似た首をさらし首にしたと。そうしたら翌朝に官軍の奇襲を食らって大慌てで逃げていったということでした(あははは(笑))。

〇「祟り一覧表」
>佐倉惣五郎、西郷隆盛、蘇我入鹿、聖徳太子、長屋王、藤原三代
ほぅ、藤原三代は祟りましたか(・・;)。あれだけ豪華なところにゐて、祟りもあったもんじゃねぇ。ぜいたくだ(爆)。

○ 平将門
>京時代の上司(藤原忠平)
あ、藤原時平の弟じゃん(^o^;。天神様が神託くれるわけない(笑)。でもこの時はまだ上司に工作する政治的才覚もあるんですけどねぇ。あとで邪魔くさくなってしまうところが将門らしくて好きです(爆)。

>祟り
将門伝説の本を借りてきてるんですが、けっこう早くからやってるみたいです(笑)。天慶の乱から10年後にはもう将門塚は鳴動し、異形の武者が現れて暴れ散らしたとか(^o^;。寝心地が悪かったんでしょうかねぇ。そして神田明神ができます。

>動かすの撤去するのだから
そら寝てるところを無理やり起こされたら、誰しも不機嫌になりますわな(笑)。自ら目覚めるまではそっとしておきましょう(なむなむなむ)。

○ 吉備聖霊
>で、祟ったと。四国じゅうの人が死に絶えるほどのパワー
ほら〜。吉備真備よりよっぽどヤバいですよ(^o^;。第一、藤原四兄弟が全滅しましたからねぇ。ただそれなら長屋王自身をお祀りすればいいとも思えますけどね。

ちなみに長屋王・吉備内親王ご夫妻の御墓は、ウチからけっこう近所にあってビクビクもんです(笑)。

>新田部皇子
ここがとても詳しいですね。
http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/niitabe.html

息子が「塩焼王」なのですねぇ(・・;)。永井路子が吉備聖霊の次に採り上げてゐたのが「不破内親王・井上皇后姉妹」で、不破内親王がこの塩焼王の妻でしたな。呪われてるなぁ(苦笑)。



<たみいさま [東海] 2004/09/30(Thu) 08:14>

城主さま、
>これの息子というのは誰? 母は誰?

道祖王(ふなどおう)です。母は・ちと分かりません。
聖武天皇が「彼を天皇に」と言う遺言を残していたのですが、謀略と祟りの前には、そんな物も無視されます。

河内太夫判官さま、
>息子が「塩焼王」なのですねぇ(・・;)。

と言う事は、異母兄弟ですかね。。

昨夜の時空警察、私も見ました。
平将門=安部晴明、は信憑性がありました、(^^;)。
他も、「歴うご」、などよりよっぽど良く出来ていました。



<梵天丸さま [関東] 2004/09/30(Thu) 13:55>

こんにちは♪横レスですが・・・
時空警察、私も見ました。
全くの作り物かと思ったら、資料の別解釈(?)なのですね。
 
     

     
  <こたつ城主 [関東] 2004/09/30(Thu) 18:03>

>ヒロ男爵さま

あーーーっ、昨日か(^^ゞ。見てないと言うか見そびれました。
やるのは知ってたんですが、この頃どうも予約録画が多すぎて忘却も早いです。
HP見ました。続きモンじゃなくて1回コッキリですわな(汗)。再放送いつかなぁ。
本能寺の黒幕は予想するに、見てる間じゅうツッコミまくって(爆)楽しめないかもしれないけど、他のは面白そう。
確か映画の「世にも奇妙な物語」で似た設定をやってましたね。


>河内太夫判官さま

七福神の名の起こりに遡れば、仏教の経典「仁王護国般若波羅密教」受持品の中の「七難即滅、七福即生」だろうとされてます。
が、仏教からダイレクトに持ち込む場合もあれば、仏典でコジツケる場合もあって、特に東国はコジツケ由来が多そう(^^;)。
ただし西国では、狂言や説話で乱世でも親しまれてたでしょうから、天海がやらなくても、七福神じたいが衰える事は無かったと思います。
ただ、下手にこの坊主が絡むから「何かあるのかな〜」と感じる事は否定しません(爆)。

足利氏については、そう「七転八倒」です!(爆)
違うってば(^^;)。教えてくれたのは判官さまでしたよ。「7代後で天下取ったるでぇ〜!」と八幡太郎義家が言い、7代後なんか他にもウジャウジャいるのに、一人足利氏だけが「自分の事だっ」と思い、尊氏の祖父の代に「延長」して天下を取ったと(笑)。

で、楠木公の律儀に7回化けたというのは、正成公が化けて出たのですか?
観心寺の「星曼陀羅」……おおっ、北斗七星。役小角とも空海とも出て来ますが、真言と修験は近いですからね〜。

ところで、正成の「泣き騙し戦法」面白いですっ!(≧▽≦)
正成・義貞・顕家まで揃えば、そこには「嘘」しかありえないのに(笑)、多分に足利軍には「手柄」を取り合う傾向でもあったんでしょうかねっ(大きな軍にありがち)。
「そうそう、正成を討ったのは俺だ」「じゃ俺は義貞」「あっ、ズルイ、じゃ俺、顕家」
とかワイワイ騒ぎ出して、収拾がつかなくなったのかもっ!!



<こたつ城主 [関東] 2004/09/30(Thu) 18:05>

>河内判官太夫さま、2

>藤原三代の祟り
言われてみれば、これもちょっと将門に似てるかも?
弱者を匿って滅ぼされてしまう。

>平将門
あ〜なるほど。将門の上司(忠平)ってのは、道真を追い落とした時平の弟でしたか!
京にいた時には道真の事は、そう深い意識に無かったのかもしれませんね。下総だかにいた道真の係累つーのに、帰国してから感化されたんかなぁ?
あるいは両方に引っ張られたあげく、地元応援に心を定めたとしたら、これまた将門らしい気が……。

ところで、将門伝説の本をお借りになられたのですね!
首塚の祠は本当に死後あったんだと思います。ただ何年の天変地異が……というのではなく、そう(笑)、武者が出た、塚が動いた、という類で(^^ゞ、官吏とかに詰問されても「いやいや、祟るから祀ってるんだわ」と言い逃れられる範囲(笑)。

>長屋王
すげぇパワーだったようです(^^;)。四国を「死国」というのはココから、とかいう話もあるそうで(汗)。
しかし考えてみれば、皇后を皇室以外からという一番重要な転機ですから、ある意味当たり前なのかもしれません。

>ただそれなら長屋王自身をお祀りすればいいとも思えますけどね。

吉備内親王と吉備真備には「吉備」以外に関連は無いのでしょうかねぇ。

>長屋王・吉備内親王ご夫妻の御墓は、ウチからけっこう近所にあって
>ビクビクもんです(笑)。

あ、でも天然痘って撲滅されたんですよね。←そういう問題じゃないか(^^;)

>新田部皇子
URLありがとうございました(^^)。……で、「塩焼王」!(≧▽≦)
これの母(新田部の妻)は誰だか判らないようですね。……と今度は自分で調べたら、
結 婚 〜 おぞましき生活:http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Forest/2997/yami2.htm
(「歴史チップス」:http://www.geocities.jp/rekishi_chips/より)
こんな所を見つけてしまった。。イカン、面白すぎて目が離せない!!(笑)



<こたつ城主 [関東] 2004/09/30(Thu) 18:06>

>たみい様

>道祖王(ふなどおう)
ありがとうございました〜!
ちゃんと読みまで(^^)。←「どうそおう」と読む所だった(爆)

お陰でちと調べがついたのですが、やっぱ母(新田部の妻)は判りませんでした(^^ゞ(「天上の虹」では元正天皇の隠し子で行く気なのかな〜?)
塩焼王が長男で伊豆に流された後で復帰、道祖王は次男で、聖武天皇が、孝謙天皇の跡は道祖王を皇太子に望んだそうですが、仲麻呂の画策で廃太子され、淳仁天皇に決まったのだとか。

>平将門=安部晴明、は信憑性がありました、(^^;)。

あ〜、そういう事なんだっ! HPではそこまで書いてないから(^^ゞ。
確かにちょっと時代重なりますね。じゃ反乱後、京で活躍するんですか?


>梵天丸さま

時空警察は、前宣伝は見てたんですが、昨日はウッカリ(^^ゞ。
資料の別解釈と言うと、年代の間違い記述なんかにも触れるのかな?



<たみいさま [東海] 2004/09/30(Thu) 19:22>

題名: 訂正

>平将門=安部晴明、は信憑性がありました。

↑えっと、将門の息子、将国でした。m(__)m 。

「歴史チップス」、そんなに面白いの?。
あとで見ます。どうもありがとうございます。



<ヒロ男爵さま [関東] 2004/09/30(Thu) 21:35>

たみいさん>
はじめまして
平将門=安部晴明、は信憑性がありました。>
 たしかに、「おっ?」と思いました。
将門の首が飛んだりしたのは「晴明」の仕業だったり?(笑)現代まで、ましてや戦後のGHQでさえ、将門の怨念に手こずったのは「晴明」の呪力によるものだと納得しました!!



<こたつ城主 [関東] 2004/10/01(Fri) 18:46>

>たみい様

>将門の息子、将国でした。m(__)m 。

あ〜それならもっと時代が被さりますね〜。納得。

>「歴史チップス」、そんなに面白いの?。

いや、井上内親王の所しか読んでないですが(^^ゞ。
何かドンドン読み込んでしまい……(笑)。たみい様もどうぞ是非。


>ヒロ男爵さま

将国は「相馬に繋がる過程の一つ」ぐらいの認識でしたが(^^ゞ、調べてみると叔父の良文に庇護されてたとか。京にいたかもしれませんね。
晴明は出生が謎とされてますが、何のバックも無く出て来られるのも不自然ですしね。
 
     



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