<掲示板・議事録>

明智と細川(「国盗り物語」)、1

     
  <のりちゃんさま [近畿] 2003/12/03(Wed) 19:53>

目下の者に優しく、温厚な人柄なのだけれど、イマひとつ不器用で、なんとなく損な武将っていえば、明智光秀公も同類項に入るかもしれないですね。
と、ふと(~_~)

というのが、確か何かのドラマで、近藤正臣が明智光秀を演じてたことがあったと思うんです。
えぇ、とってもハマってたと思います(#^.^#)

この人物も、「三日天下」なんていわれて、ちょっとバカにされてたような雰囲気があったのが、最近見直されてますよね。
三浦綾子さんの「細川ガラシャ夫人」では、ベタ褒めでした。



<こたつ城主 [関東] 2003/12/04(Thu) 21:18>

>のりちゃん様

のりちゃんの言う「何かのドラマ」も「国盗り物語」です(笑)。
大河ドラマで信長や秀吉などを扱ったのは、最初が「太閤記」。次がこの「国盗り物語」。
太閤記で秀吉(緒方拳)を主体に描いたので、国盗り物語では、斎藤道三(平幹二郎)と明智光秀(近藤正臣)を主体に描いてました。
それまで平幹二郎も近藤正臣も、わりと爽やか青年のイメージだったんですが、これで「癖のある俳優」という感じに……(笑)。

光秀も、民百姓に優しかった、と言われるのをよく見掛けますね。
実はこれを言い出すと、忠臣蔵の吉良上野介もそうなんですね。
ただ光秀の方は、英雄として取り扱うドラマもそこそこ作れそうに思います。



<のりちゃんさま [近畿] 2003/12/04(Thu) 22:05>

国盗りでしたか(笑)
じゃあ、近藤正臣に杯を投げつけたのは、桃太郎侍ですね(爆)
近藤正臣さんは、今でも、「爽やかな青年」をイメージできますが、平さんは無理です(^^ゞ

平さんが、舞台で「魔女メディア」を演じておられるらしいんですが(これまたギリシャ神話ですね(笑))、情念の塊のようだ、という噂を聞きます。

平さんって、私の中では、まさに「情念の塊」となってしまっております(^^ゞ
隋天のせいですね(笑)

吉良上野介も民に優しかったんですね。
これまた、「四十七士」=「正義」とされてしまったことの犠牲者ですね。
そうか〜、吉良上野介が、よい領主だったってイメージは全然ありませんでした(~_~)



<こたつ城主 [関東] 2003/12/05(Fri) 18:30>

>のりちゃん様

>じゃあ、近藤正臣に杯を投げつけたのは、桃太郎侍ですね(爆)

さいでがす!(笑)
信長も凄かったけど、信長を怖いと感じさせたのは、間違いなく近藤正臣の迫真の演技で、
「俺は……俺は今、サイッコーにイジメられてるぞぉ〜〜〜!」
といった凄まじい形相をするんですわ(^^;)。子供心に夢にうなされそうでした。。

平幹二郎さんはその3年前「樅の木は残った」で、原田甲斐という伊達家家臣の役をやったんですが、温和で懐深い正義感の役柄でした。
恐らくその最後の「殺される演技」が、何か物凄かったんでしょう(笑)。
それで道三をやらせたら、わりとふてぶてしくハマッてたので、やがてズイ天に……(^^;)。

吉良上野介は、最近やった「元禄繚乱」の石坂浩二の上野介が「本当にワシを殺すのが目的か」と最期に訊くんですね。
大石内蔵介は答えない。するとフッと心底を見抜いたように上野介が笑うんです。



<のりちゃんさま [近畿] 2003/12/05(Fri) 19:24>

近藤正臣の光秀も、青白い炎を背負ってましたか(笑)
「暴君」を際立たせるのは、いじめられ役の上手さも大きいのですね(^^ゞ
平幹二郎さんの道三も、高橋秀樹の信長も見たくて、府立図書館へ行くたびに、「国盗り物語(総集編)」のビデオの在庫状況を調べるんですが、いっつも貸し出し中なんですよ(-"-)
めぐり合えない運命なのかしら(笑)



<こたつ城主 [関東] 2003/12/06(Sat) 23:01>

>のりちゃん様

清水紘治の石田三成(真田太平記)は「青白い炎」でしたが、近藤正臣の光秀(国盗り物語)は、下手すると「般若の形相」と言えたかも(^^;)。
信長にブンブン殴られながら、画面が止まって、
「こっ、こっ、殺してやる〜っっっ!」
って声が響くんです(汗)。
最終回まで見て、「本能寺の変ぐらいで済んで良かったね(^_^A)」と拍子抜けしたぐらい、エンディングに妙な期待が高まりましたから(笑)。
 
     

     
  <のりちゃんさま [近畿] 2003/12/07(Sun) 08:48>

「こっこっこ殺してやる〜〜」ですか(笑)
昨日、やっと図書館で「国盗り総集編」の前編にめぐり合いまして、早速見たところです。

確かに「心の声」を出すという表現手法になってました。
最初は、若き道三が「これはチャンスかもしれぬ」と考えた場面だったんで、独り言なのか、「心の声」なのかはわかりませんでした(爆)

後編にいつめぐり合えるかはわかりませんが、楽しみ〜〜(#^.^#)



<こたつ城主 [関東] 2003/12/08(Mon) 18:30>

>のりちゃん様

「国盗り総集編」やっと掴みましたか〜(^^)。
総集編って、この数年(二十年ぐらい?)は、それ作るのを計算に入れて本番からやってる感じになって来たけど、その頃はまだ唐突感が拭えないシーンの連続で、この役者も一度は出してやらないと、って意図が判っちゃう登場の仕方もあったりね(笑)。
まあ同じ唐突さは拭えませんが、「黄金の日日」なんかも見付かったら見て下さい。



<のりちゃんさま [近畿] 2003/12/08(Mon) 19:37>

「国盗り」を見てて、改めて思ったのは、お濃の方を演じた松坂慶子さんの綺麗さと、華やかさです。

美人な上に、ぱっとした華のある女優さんだなぁ、と、しみじみ。

平幹二郎さん演じる、道三が、信長に輿入れしようとするお濃(きちょう・・・と呼ばれてましたが)に、懐刀を手渡し、
「信長はうつけだ。御前は、婿が嫌になるかもしれない。いや、きっと嫌になるだろう。その時は、迷わず刺すがよい」
と言うんです。
すると、お濃の方は、少しだけ考え、華のように笑うんですね。
本当に華のように。
そして、
「お父様、もしかしたら、わたくしは、この刀で父上様を殺すことになるやもしれませぬ」
と言うんですね〜〜〜。
私には、これが、ベストシーンでした〜〜(#^.^#)

この後の、道三の表情がまた、いいんだ〜〜(#^.^#)



<こたつ城主 [関東] 2003/12/09(Tue) 22:56>

>のりちゃん様

こたつも「国盗り」の濃姫(松坂慶子さん)が出演するのは知りながら、長い大河ドラマの前半は道三の話なので、ジリジリしながら登場を待った覚えがあります(笑)。

このドラマでは道三に3人の女性が絡みますが、最後に道三と沿うのが濃姫の母(という事にこのドラマではしていた)の「小見の方」でした。
これが光秀の叔母という設定だったので、スンナリと後半の主役、光秀に感情移入できましたし、信長と光秀を繋ぐ役割に濃姫が存在したので、濃姫は重要な役でもありました。 浅井長政と死別して引き取られて来たお市の方を慰めるなど、ちょっとした演出手法もありましたし(笑)。

また、のりちゃんの言う通り、嫁ぐ前から風評の悪い夫に命を捧げる覚悟をする点など、母小見の方(や明智家の人々)の存在感をそこはかとなく感じますね。
嫁いでから好きになりました、という話にしなかったのは、今思えば正解かもしれません。
どうも信長と女性の描き方と言うと、「精神的な結びつき」を変に強調する話が多いのですが、どことなく違和感があるんですよね(笑)。



<のりちゃんさま [近畿] 2003/12/10(Wed) 07:01>

「総集編」では、小見の方はちょろりと出てきただけでした。
松坂慶子の初登場の時と、亡くなるときだけ。
山本陽子さんでしょうか?
化粧の仕方が違うので、結構わからないんですよね(笑)

実のところ、見た感想は、
「これが平幹二郎さんだとは、言われなきゃ、私にはわからない」でした(爆)

で、後半の楽しみは、実は、
「お市の方を誰が演じるか?」
であります(#^.^#)
なにしろ「美人」の誉れ高い人ですから・・・。

しかし、これまでに松坂慶子、山本陽子・・・って、日本の女優さんの中でも、美しいとされてる人たちが出てきてますよね。

それ以上に美しい女優さんとなると・・・。誰だろ〜〜〜???



<こたつ城主 [関東] 2003/12/12(Fri) 20:55>

>のりちゃん様

そう。小見の方は山本陽子さんでした。
例年に比べて豪華キャストっつーか、若手(当時の:笑)の起用で話題にもなりました。信長・秀吉・光秀・濃姫・光秀の妻・お市の方などですね。

お市の方は後半でしたか。総集編は……本編のあそこを繋げた、という風に見るからか、ちょっと記憶が曖昧ですが(^^ゞ。。
お市は松原智恵子さん。当時の映画にも多く出てるし、このドラマでも出番が多く、他のお市の方と比べて決して見劣りせず、むしろ楽天的な濃姫との対比がよく描かれていた感じがします。
小見の方も終始おだやかな女性として描かれ、これは道三の二番目の妻、深芳野(三田佳子)と対比的でした。

深芳野は土岐頼芸の側室として嫁がされた公家の娘ですが、頼芸から家来の道三に下げ渡されます。その腹の子が頼芸の子と知りながら、道三は野心から深芳野を妻とします。
が、小見の方との間に子を儲けると、深芳野の生んだ義竜を疎んじた、といった筋立てでした。
 
     

     
  <のりちゃんさま [近畿] 2003/12/12(Fri) 21:39>

松原智恵子さん!!!!!!!!

いやぁあああああああああ、なんと言いますか。
そうかぁ。確かに、イメージはぴったりだ。
でも、思いつきませんでした。
そうかぁああああ(←すっごい感慨深いっす)

お市の方も、濃姫も、戦国武将の妻としては、素晴らしい妻だったのでしょうが、確かに対照的ですね。

しかし、この時代には、高橋秀樹さんが若手だったんですねぇ(゜.゜)

近藤正臣も。

この間、「砂の器」のビデオがひょいと出てきて、見たのですが、「あの」緒方拳が殺される役。
ちょい役に、「寅さんの」渥美清。
犯人役は、「大岡」加藤剛。
とすごい豪華キャストでした(#^.^#)

今の大河も、「若手の起用」で注目されてますが、10年あとくらいに、「豪華キャスト」と言われるかどうかは、微妙ですね〜〜〜(~_~)



<こたつ城主 [関東] 2003/12/13(Sat) 18:18>

>のりちゃん様

お(゚.゚)? 松原智恵子さんはイメージ通りでしたか。
いかにも薄幸の美女って感じで、私もわりと満足でした。
映画に出る美女と言えば吉永小百合か松原智恵子、って時代があったんですが、吉永さんや松坂さんはビッグネームになっちゃいましたからねぇ。

女性の話は史料も少なく、殆ど判らない事が多いのですが、それをクッキリ対照的に描くには、子を産んだ産まない(これも実は殆ど推定)なんて所で、「物凄い差」をつけるしかないんですが(笑)、「国盗り」の濃姫は非常に自立的な意思の持ち主とされてましたね。

本能寺の変でも、最後まで信長と生死をともにする。……実際にはもっと長生きしたそうですが(笑)。

大河の若手起用というのは、前はよく話題になりましたが、今は当たり前になってしまい、新鮮さは無いですね(^^ゞ。
ただ私はアイドル出身ってだけでは文句は言わない考えで、これまでにも「意外と」と思ったハマリ役は大勢いました。

ただ懸念するのは、昔はいわゆる「NHKのシメツケ」ってのが厳しくて(笑)、それゆえ成功したり、それに抗って成功したり、いずれも緊張感があったのでしょうが、何についても、自由が当たり前になってからしか知らない人が増えた時点が課題なんでしょうね。



<北畠具顕さま [関東] 2003/12/13(Sat) 21:35>

濃姫はどうも本能寺で死ぬイメージが。だから菊地桃子が最終回に出てきて感想なんかを言ってたのが不思議でした(笑)



<のりちゃんさま [近畿] 2003/12/14(Sun) 09:22>

国盗りの後編見ました〜〜〜(#^.^#)

いやぁ、高橋秀樹さんが、「若手」だったってのが、ピンとこないほどでした(笑)
声が通るのがいいのかなぁ。迫力ありましたです。
火野正平さんの「猿」も、まさしく猿でしたし(笑)

松原智恵子さんと杉良太郎さんの夫婦もよかった(#^.^#)

でも、でもでもでも!!私が何よりも興奮したのは、徳川家康!!!!!

金崎で浅井軍を足止めにするために孤軍奮闘する秀吉軍に、
「これはほうっては置けませんな」
と、光秀と共に、
「引き返せ〜〜!」
と叫ぶ家康。

しもぶくれで、ちっとも男前じゃないけど、何か雰囲気のある役者さんだなぁ。
と思ってたら・・・。

寺尾聰じゃありませんか!!!
現在よりぽっちゃりしてるんで、気づきませんでした(^^ゞ

・・・この方、「ルビーの指輪」がヒットしちゃったので、「歌手」のイメージが強いんですが、役者さんとしても、飄々として、味のある方なんですよねぇ。

ますます全篇見たくなっちゃいました〜〜。

NHKの「シメツケ」というのはよく知らないんですが、来年の香取くんは、かなり期待してます。

彼も、決して男前じゃないけど、味があるんですよね、なにか。



<こたつ城主 [関東] 2003/12/15(Mon) 18:07>

>北畠具顕さま

菊地桃子っ(^^;)! そうでしたね(笑)。
そういやあの濃姫(帰蝶)は、信長と別居生活してたんですよね。
あれ以来、さらに影の薄い正室にされてますが、この結婚が無ければ天下もへったくれもなかったんですがね(笑)。


>のりちゃん様

国盗りの後編、もう見られましたか〜〜(^^)。
そうそう。この頃は高橋幸治さんのイメージしか無い時代だったので(主役としては)、高橋秀樹さんは新鮮でしたよっ。火野さんの秀吉も、すこぶる好演でしたよね〜。
松原お市も見ましたか(笑)。

私は寺尾さんが家康というのは、すっかり記憶から消えてました(^^ゞ。
うん。でも金ヶ崎は秀吉や光秀と一緒の行動とされてましたか。孫市の街様に話した「尻喰らえ孫市」の原作に、まあまあ近い線だったんですね。

原作では確か、「ほ、弾正忠は早(はや)」と言うんです(笑)。
「信長はもう逃げたのか」という意味です。
つまり……裏切られ挟み撃ちに遭うと判った途端、信長は自分だけ先にドンドン逃げて、陣の遠い家康は取り残されちゃうんです(^^;)。が、それを恨む様子も全く見せず、おっとりと状況を受け取るんですね(笑)。

大河ドラマは作法から化粧や衣装、演技に至るまで、非常に指示が細かくうるさいという事で、自由に演技したい、特に若手の俳優さんには煙たかったようですよ(笑)。

来年の予告編をちょっと見ましたが、香取クンの近藤は私も楽しみです。「何をしたらいいのか判らない」とボヤいてるんですね(笑)。
「おっ、この路線で行くのか♪」と急に期待が出て来ました。
突き進め!「破局の道」に(爆)。
 
     



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