<掲示板・議事録>


     
  小泉八雲「日本の面影」、6


<のりちゃんさま [近畿] 2003/09/16(Tue) 17:49>

しかし・・・セツって、癇癪持ちだったんですか(^^ゞ
檀ふみ演じるセツは、いつもにこにこしている女性でしたが・・・。
そうか、ということは、もし私が明治の松江に生まれてたら、私が、ハーンの妻になってたかも??(←セツも厚かましい性格だったのでしょうか(笑))

でも・・・、子供の目から見たら、どんな女性でも、ある程度癇癪持ちじゃないですかね(笑)
母親が「こら〜〜っ!!」と叱らなかったら、誰も叱らないというか。

それにしても、感謝しあえる夫婦というのは、本当にいいですね。



<こたつ城主 [関東] 2003/09/17(Wed) 18:56>

>のりちゃん様

セツの癇癪持ちは、のりちゃんの言う通り、子供の目から見るから、という気がします。
ハーンもセツも幼いころ他人に育てられたせいか、良くも悪くも、自分の中にまだ子供のような部分を持ってたのでしょう。
ハーンはセツには家事をさせず、自分のアシストに専念させますが、この方がセツには良かった感じもします。

セツが子供にキレる時は、大抵ハーンを気遣う余りという感じがします。慌ててハーンがフォローする。
こう見ると、悪役をわざと演じた賢い女性にも思えます。そしてわりとケロッとしてます(笑)。



<のりちゃんさま [近畿] 2003/09/18(Thu) 07:39>

小泉八雲の「日本の心」が本屋さんにあったので、購入してきました〜!楽しみです(#^.^#)

セツが、ケロッとしている、というのは、なんとなく想像通りでした。
でも、それは、こたつさんから話を聞いたりドラマを見たりしたからで、何も知識がないときは、明治の女性・・・というイメージだけで、おとなしく上品で弱弱しい女性だと思っていました。
セツが、おとなしげな女性だと想像するよりも、結構チャキチャキと怒って、ケロッとしている。
そして、どこか、きりっとしている女性だと想像する方が、楽しいです。



<こたつ城主 [関東] 2003/09/18(Thu) 19:35>

>のりちゃん様

八雲の「日本の心」買いましたか(#^.^#)。本屋さんで出会えるのが一番ですよね。中が見られるし。

明治の女性って私のイメージでは何故か明るいです。祖母がそうだからかな(もちろんセツよりかなり年下ですが(^^;))。
あと、男の子の母親だからかなと思います。八雲の子は男3人、女1人。
でも気遣いが出来ず粗暴、というのとは違って、むしろ神経が細やかなゆえに時々苛立つ事もある、とでも言いますか。
そうだ。ドラマで藤三郎という弟が居ましたよね。柴田恭平が演じてました。
あれを叱り付けるセツは怖い目でしたけど、ああいう男になって欲しくないと思ってたら、厳しくなるのも当然ですよね(笑)。



<のりちゃんさま [近畿] 2003/09/18(Thu) 20:30>

「日本の心」では、
「日本人には、西洋人の言う『永遠の聖なる女性像(マドンナのこと?)』はあり得ない」とあります。つまり、ハーンは、セツを、そういう目で見てたわけじゃなかったんですね。 私は、ハーンは、セツを理想化していたのか、と少し疑ってたのですが、そうではないらしいことがわかりました。

柴田恭平って、ああいう、「ろくでもないチンピラ」の訳がはまりますよね(笑)

他の役者さんがあの訳を演じてたら、もっとたちが悪くなったかも(~_~)



<こたつ城主 [関東] 2003/09/19(Fri) 18:39>

>のりちゃん様

なるほど。ハーンは著作でそんな事を述べているのですね。
うんうん、私もドラマや家族の手記を見て「あれっ、意外と?」と思った事は少なくなかったです。
理想はあったでしょうが、それが理想で終わらず現実として折り合う事を、日本やセツとの出会いで達成できたんでしょうね。その方が「生まれて来て良かった」と思えますもの(^^)。

柴田恭平は何のかんの言って可愛かったですよね(笑)。あれも家族が見るといろいろあるのが、ハーンのフィルタを通して可愛さが出たって感じします。
 
     

     
  日本の水の風景、1


<のりちゃんさま [近畿] 2003/08/16(Sat) 10:14>

お盆ということで、テレビで「仄暗い水の底から」を放映してましたので、ビデオに予約し、夜中に旦那と見ました。

・・・・・いや〜〜〜、黒木瞳は、ほんまに美人ですわ。
しか、感想が浮かんでこない、すごいホラー映画でしたっ(-"-)

ストーリーが面白くなくてもいいから、せめて、もっと怖がらせて欲しかったっす(~_~)(超怖がりのくせに)

・・・しかし、なんで、オバケ役の女の子は一様に髪の毛が長いのだろう・・・。



<こたつ城主 [関東] 2003/08/16(Sat) 18:42>

>のりちゃん様

「仄暗い水の底から」は、あまり怖くなかったですか(笑)。そうか、黒木瞳が出るのはコレでしたっけ。紹介番組ばかり見てるので、追い付かないなぁ。
「リング」以来、髪の長い幽霊は定番になりましたかね(笑)。

私の方は、昨日ようやく「千と千尋の神隠し」を見ました。レンタルビデオです。亭主がちょっとヘバッてしまい、昨日は家に居たものですから(^^ゞ。
なかなか面白く見ました。ハクという少年の名は原典は饒速日命でしょうかね?



<北畠具顕さま [東海] 2003/08/16(Sat) 23:45>

>「仄暗い水の底から」
水道から髪の毛が出るという宣伝を見ただけで見る気がうせました。「リング」でも最後の最後に騙されて見てしまいましたので(笑)ああ言うのは見ない事にしました。



<のりちゃんさま [近畿] 2003/08/17(Sun) 22:28>

>ハクという少年の名は原典は饒速日命でしょうかね?

ハクの本当の名前は「ニギハヤミ コハクヌシ」でしたね。
多分、
「ニギ」は、「饒」か「賑」
「ハヤ」は、「速」
だろうと思います、賑やかに人々が集まる、流れの速い河のイメージですね。

「ミ」は、「水」でもいいし、「美」かもしれない、「深」でもいいし、「巳」でも。

なんだろうね?と話題になりました。

ただ、なんにしても、「饒」「速」「美」は、全部尊称ですから(^^ゞ
自分で、「美しく素晴らしい琥珀河の主です」と言ってるわけで、ちょっと変だな、ということも、話題に(汗)



<こたつ城主 [関東] 2003/08/18(Mon) 13:54>

>北畠具顕さま

「リング」も見ないだろうと思ってたのに見たから、「仄暗い水の底から」も見るかな(^_^;)。水道から髪が出るアレかぁ……お風呂入れなくなりそうだな(汗)。



<こたつ城主 [関東] 2003/08/18(Mon) 13:56>

>のりちゃん様

そうそう。ニギハヤ「ミ」と言ったので、「(゚.゚)?」と……。
でも「饒」も「速」も尊称なんですね〜! 知らなかった。うっかり「ハクは物部系か?」と穿ったのですが。
その上さらに「美(私って綺麗)」をつけたワケですね、あの少年は(笑)。「思い出した!」とか目をひん剥いてましたが、咄嗟に自分が気に入った名だったり(汗)。

>なんだろうね?と話題になりました。

話題に乗り遅れました(笑)。
 
     

     
  <のりちゃんさま [近畿] 2003/08/18(Mon) 18:41>

本当は、「コハクヌシ」が名前なんですけどね>ハク
それだけじゃどんな川かわからないから、「賑やかで流れの速く美しい」という冠をつけたんでしょうね(~_~)

「琥珀川」で検索してみたら、結構、「コハクヌシ」という名前について考証されてました。

ちなみに「饒速日尊」ですが、これは略した名前です。
略さずに云うと、「天照国照彦天火明奇玉饒速日尊」。
よくよく見たらわかると思いますが、どれもこれも「尊称」です。
つまり、「天を照らし、地上も照らすほど輝かしく、太陽のように明るく、素晴らしい玉(魂=人格?)おお持ちになった、豊かで賑々しく、すばらしいすばらしいお方」というくらいの意味になるでしょうか?

敵に本名を知られたらそれを鍵に呪詛されたりしたんでしょうね。
で、本名は内緒だった、と。

考えてみたら、「コハクヌシ」も、琥珀川の主という意味でしょうから、固有名詞じゃないですよね。



<こたつ城主 [関東] 2003/08/19(Tue) 14:41>

>のりちゃん様

ホント「コハクヌシ」で検索するとゾロゾロ出て来ますね(^^;)。
「和速水小白主」と言ってる人もいました。現代の感覚では「賑々しい」は疲れるからでしょうかね(笑)。古代には豊潤を指した言葉だったと思いますけど。
あと「琥珀」だと汚い川になるとか、白竜だから「白」、マンションで埋め立てられる川だから「小」という意見も見ました。

でも、のりちゃんの言う通り、呪詛を避けて本名を隠したりしたでしょうから、「ハク」の思い出した名が、これまた「実は本名じゃない」なんて事もありえたり?(笑)

>略さずに云うと、「天照国照彦天火明奇玉饒速日尊」。

ぐぐっ(^^;)。
よく征伐した相手の名(地名?)を取るという説を聞きますが、関係あるんですかね(笑)。



<のりちゃんさま [近畿] 2003/08/19(Tue) 19:01>

神様の名前は、偉くなればなるほど長くなる傾向にあると思います。

瓊々杵のお父さん(天照大神が持統天皇の象徴ならば、この神は草壁皇子に相当します)は、「正哉吾勝勝速日天之忍穂耳尊」ですし(^^ゞ

さて、私は、神社のご祭神がわからない場合、その神社のある役場に電話をして聞くことにしてます。
ある地方の神社へ参拝した時も、ご祭神の名前がわからなくて、役場に電話をすると、宮司さんのご自宅を教えてくださいました。
結局ご祭神は、この「正哉吾勝勝速日天之忍穂耳尊」だとわかったのですが・・・。
電話代が、バカになりませんでした(笑)

確かに、征服した地方の神々の名前を取っていったという事情もあるでしょうが、この神様の場合は、単に、すごそうな漢字をいろいろくっつけただけ、という気もします(汗)

ハクも、本当はばか長い名前だったので、省略したのかも(笑)



<朱天さま [東海] 2003/08/19(Tue) 22:10>

横からで申し訳ないのですが

>略さずに云うと、「天照国照彦天火明奇玉饒速日尊」。

なんとお読みするのでせう?日本の神様なのに読めない。
なぜ(笑)



<こたつ城主 [関東] 2003/08/20(Wed) 17:18>

>のりちゃん様

>「正哉吾勝勝速日天之忍穂耳尊」

うっ(^^;)。
「マサカアカツカツハヤビアメノオヒホミミノミコト」とあります。はい、自分で作ったのですが、もちろん全く覚えてません。↓コレ
http://www.page.sannet.ne.jp/kotatu/hyo/itiran/sinwa/sinwa.txt

しかし寄りによって、このご祭神の神社になんて、よくぞ突き当たったものですね(ご祭神なんて、うっかりでも聞くものじゃないかな:汗)。

漢字にしてしまうと意味がボケてしまいますよね。
この神様の「カツカツ」みたいに、同じ語が二度重なると意味が変わる言語があった気が……。これもアイヌ語だったかな?

何しろ「ニギハヤミコハクヌシ」は、湯婆婆に「ハク」だけ名を許されて、白竜にだけはなれたわけだ(笑)。



<こたつ城主 [関東] 2003/08/20(Wed) 17:19>

>朱天さま

神様の読み方は、のりちゃんへのレスにて(笑)。
 
     



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