<掲示板・議事録>

小泉八雲「日本の面影」、5

     
  <のりちゃんさま [近畿] 2003/09/03(Wed) 22:00>

セツについての本、早くきたらいいですね。
私も楽しみに待ってます(#^.^#)



<こたつ城主 [関東] 2003/09/04(Thu) 18:56>

>のりちゃん様

>セツについての本、早くきたらいいですね。

まだ来にゃ〜い(TOT)。。。



<こたつ城主 [関東] 2003/09/06(Sat) 19:50>

>のりちゃん様

あ、セツの本来ました! さっき夢中で読んでてそのまま眠りこけてしまった(^^;)。



<のりちゃんさま [近畿] 2003/09/06(Sat) 21:00>

セツの本、どうでした?
待たせる、ダメ!はやく、はやく!(笑)



<こたつ城主 [関東] 2003/09/08(Mon) 11:09>

>のりちゃん様

「早やこと」はイケンですわね(笑)。怖い事あーませんケン(^。^)。

セツの記述(元は語りでしょうかね)は短いので、読み終わりました。残りは一雄氏(子)の書いた物で、これがかなりの量あります。
セツの話は凄く面白かった(#^.^#)。お薦め!
恒文社「小泉八雲『思い出の記』『父八雲を憶う』」(小泉節子・一雄)3200円
 
     

     
  <のりちゃんさま [近畿] 2003/09/08(Mon) 17:38>

セツの話、面白かったんですねぇっ!!
ネットで取り寄せできる本で小泉八雲関連は、結構何冊かあったんです。そして、どれもこれも、なかなか面白そうで・・・そして高かった(T_T)

やっぱり出雲へ行きたいなぁ。記念館でいろいろ下見してから本を選びたい・・・なんて思いました。

セツは、八雲のことをどのように描いてましたか?



<こたつ城主 [関東] 2003/09/09(Tue) 13:20>

>のりちゃん様

セツは物怖じしない、いかにも明治の女性という感じがしました。
ハーンは凄く陽気で可愛いです(^^)。人混みが大嫌いで、そうした場に入ると「ダメです、地獄です」などと言い出し、でもセツには芝居見物に行かせてあげたくて、あげく、家で妻の土産話を寂しく待ち焦がれる始末(笑)。
教育面では厳しいですが、愛情は本当に細やかで、冗談を連発して皆を笑わせたり、いつも家族の心配ばかりしてます。

この本は八雲のシリーズ物で、全部で12冊あります。高いけどね(^_^;)。

昨日、テレビのサスペンス物で、浦島神社が出て来ました。
そうだ。八雲も日本のお伽噺の中では、浦島太郎が一番好きみたいですよ(笑)。蓬莱図をいろんな絵師に書かせたりしたそうです。
これだけ好きなら、いろんなパターンを調べたでしょうから、意外とシリーズのどっかで出会えるかも(^^)。考えてみれば、これも異郷をまたいだ恋愛物語ですものね。ハッピーエンドを探したのでは?(笑)



<のりちゃんさま [近畿] 2003/09/09(Tue) 19:11>

セツは物怖じしない女性だったんですね。
ものすごく奥床しい女性だったと想像してたんですが、奥床しさと物怖じしないというのは両立するものなんですね。

ハーンがいつも冗談で笑わせていた、というのは、想像通りでした(笑)

シリーズ12冊、読みたくなりますね。

そういえば、ハーンの作品の中に、浦島太郎があったかもしれません。
「浦島太郎」という題じゃなかったかもしれないけど。



<こたつ城主 [関東] 2003/09/10(Wed) 18:49>

>のりちゃん様

セツに限らず、ハーンはわりと毅然とした日本女性を好んだ感じがしますね。
浦島太郎を好むのは、ハーンが水泳と温暖を好んだ事とも関係あるかもしれません(笑)。西向きに机を置き、夕焼けが大好きだったそうです。
八雲シリーズ12冊の内、7冊は八雲の著作。1冊がこんど買った本、残り4冊は日本以外(中国やインド、西インドなど)のことを書いた本でした。



<のりちゃんさま [近畿] 2003/09/11(Thu) 19:34>

関係ないけど、エドガー・ポーの小説で、一番怖かったのは、「早すぎた埋葬」という短編でした。
死んでないのに、埋葬されてしまって・・・。
埋められてから息を吹き返し、必死で出ようとした痕跡があるお墓がかなりあるとかないとか。
むちゃくちゃ怖かった。
一緒に母親が埋葬されていたら、飴を買いにいってくれるかもしれないですけどね(と、話を怖くない方向に無理やり持っていくのであった)。

で、ハーンなんですが、熊本で、強盗に人としての筋を通した、大奥様に対して、「素晴らしい」と言った話を思い出しますね。



<こたつ城主 [関東] 2003/09/12(Fri) 20:30>

>のりちゃん様

ポーは読んでないです。子供向けのいろいろ入ってる本で読んだかな。(『ポーの一族』なら読んだが:笑)
ブラッドベリだったか、生きてる女性が埋められて助けられる話がありましたっけ。
火葬では確か、筒井康隆の短編に仮死→蘇生する話があった覚えが。。

水飴を買う幽霊は、幽霊なのに悪さをしない、自分は間違って埋葬されたのに、ひたすら赤ん坊を案じる母の話だから取り上げたのでしょうね。
今読んでる本には、熊本の強盗とお婆さんの話は出て来ないです。著作にあるのかも。
ハーンは、あちこち浮名を流す女性や英語を喋る女性を嫌ってますね(^^;)。
 
     

     
  <のりちゃんさま [近畿] 2003/09/13(Sat) 08:36>

ハーンが浮名を流す女性を嫌うのは想像できますが、なんで英語をしゃべる女性も嫌ったんでしょうね?
自分の国の言葉を大事にしない・・・ってことでしょうか?



<こたつ城主 [関東] 2003/09/13(Sat) 22:28>

>のりちゃん様

>なんで英語をしゃべる女性も嫌ったんでしょうね?

ハーンはメチャクチャ西洋嫌いです(^^;)。逆に日本語の丁寧な奥さんに会うと大喜びして、帰って来て玄関で靴を脱ぐ前からセツに報告してます(笑)。



<のりちゃんさま [近畿] 2003/09/13(Sat) 23:25>

「日本の面影」旦那と一緒に、もう一度見直しました〜〜!!

考えてみたら、あの物語のセツって、
優しくていつも笑顔で、控えめでしかもハーンが言うことには決して異を唱えず、しかも何も考えていないわけではなく察しがよ大事な時に大事なことを言える賢さを持ち、しかも勤勉。
男から見たら理想だよなぁ?と思って、旦那に、
「セツみたいな奥さんやったら嬉しい?」
って聞いたら、
「なんでや?どういう意味で?」
というので、上記の「優しくて〜」の説明をすると、
「ほんまやなぁ!」
・・って、あんた、ほんまにドラマ見てたんかい(T_T)

でも、ハーンの、
「温和・親切・丁寧・・・そんな日本を愛する人間はもう今の日本にはいらないのです」
という言葉には、しみじみとうなずいてました。
そして、終わった後で、ハーンの本を読み出してました。
妻の私にも、旦那がどこで、どう感動したか、謎ですが(^^ゞ
そして、ハーンの西洋嫌いは、多分旦那には理解できないと思います。
旦那は、とっても身びいきなので(笑)



<こたつ城主 [関東] 2003/09/15(Mon) 19:19>

>のりちゃん様

ご主人と一緒に見ましたか(^^)。
ウチもこの三連休初め、セツの手記を亭主に読んで聞かせたら気に入ったようで、その後外出先でも、面白かった箇所を繰り返し言ってました(笑)。
セツの手記は全体の1/10程度で、後は一雄氏の手記なのですが、まだこっちは読み終わってないので、私が終わったら自分も読みたいと言ってました(笑)。

で、セツと一雄の手記を読む限り、ハーンの言った、

>「温和・親切・丁寧・・・そんな日本を愛する人間はもう今の日本にはいらないのです」

これらは、少なくても小泉家では「非常に珍重された」と思います(爆)。
あのドラマでのハーンは、日本という国家、近代という時代との葛藤において悲劇の人として描かれてますが、小泉家は彼も含めてまさに「幸せそのもの」で(笑)、家庭における彼らの日常は、毎日が「お祭り騒ぎ」の連続で(^^;)、本っ当〜に楽しそうです。

ドラマでは、八雲が多くの時間を過ごした東京での生活が大幅に割愛されてましたが、嫌いな西洋と決別し「小泉八雲」となってからは、得意で得意で仕方なかったようです(笑)。



<のりちゃんさま [近畿] 2003/09/16(Tue) 07:35>

>小泉家は彼も含めてまさに「幸せそのもの」

何よりも家族を選んだハーンであれば、仕事の上でいろいろあっても、家族との生活が幸せならば、何よりな人生だったのでしょうね。

家族写真とか残ってないのかしらん?
ハーンの写真といえば、横顔でギョロ目むいてる(笑)写真しか見たことないのですが、笑顔で映ってる写真も、ありそうですね。



<こたつ城主 [関東] 2003/09/16(Tue) 15:05>

>のりちゃん様

一雄氏はハーンを「我慢の人」、セツを癇癪持ちだと言ってます(笑)。でも夫婦は互いにすごく感謝しあってたようです。
家族写真は本に載ってますよ。
ハーンは日本人の「伏せがちの顔」を美徳としたようで、写真に写る時は意識して俯いたそうです。そういや、わりと「ガッカリした表情」のが多いかも(笑)。
 
     



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