<掲示板・議事録>

「真田太平記」ゆかりの地、大阪・長野松代、6

     
  <こたつ城主 [関東] 2003/06/05(Thu) 19:07>

>北畠具顕さま

淀殿を悲劇のヒロインにしてる物を、あまり見た事が無いんですよ(^_^;)。むしろ悪女にされがちだけど、これも、何が母親とそんなに違うのかサッパリ判らない(笑)。
ただ嫁いでから実家と婚家が敵味方になるのと、嫁ぐ前から敵ってのでは、興味を持てるのは後者かなぁ?


>のりちゃん様

夏目雅子のお市の方は、『おんな太閤記』ですよ〜(#^.^#)。淀殿が池上希実子。これなら総集編ですが出ています。
お市@夏目は、かなりのワガママ姫様で、それがジワジワ大人になって行き、小豆の小袋を届ける話もやりますが、シレッとした顔で信長に届けさせ、後でギャアギャア騒がない所がステキです(他の女優がやったらヤな女でしょうけど:笑)。

>>「わしは何ゆえ、これほどまでに

↑人に疎まれるのかのぅ」だったかも(^^;)。……もっとスゴイかっっ!(笑)
どう贔屓目に見ても言う場所を間違ってて、三成って人を凄くよく描けてるんです。
関ヶ原の合戦……それも、出発前とか戦の前夜じゃなくて、当日の陣幕、もぉ目の前が戦場、さあこれから打って勝とうって朝になって言い出すんです(^^;)。

しかも、これでもかっ!って音楽(三成専用の曲がある(^^;))が悲劇性を助長してて、側に控える島左近って家来が、咄嗟に「殿! 戦が始まります」とか無理やり中断させるんだけど「だから、そゆ事を、これから勝たなきゃって時に言い出すトコがヤなの!」とか思ってんだろうな、こいつ、と同情しちゃったわよ(^^;)!

可哀想に島左近はこの戦場で死ぬんだけど、あのドラマで行くと「ああ〜、殿のあの一言さえ無ければ〜〜〜」と切なく倒れつつ「そんな殿に仕えて楽しい人生だった♪」と成仏もしたんでしょうね(爆)。
そして三成の「大吉大万大一」という(およそ本人に似つかわしくない(^^;))旗が、東軍の兵士に踏みにじられて、負けるのです。

うん。オトタチバナヒメは、漫画で読んだ時は乗り合わせた人に「祟りだ、女がいるからだ」とか苛まれて泣く泣く……という感じだったんだけど、古事記では、船に乗る時いきなり出て来て「死ぬなら任せてくれ!」とばかりに、ジャンジャン何だか用意して、ドンドン海に沈んじゃう(^^;)。
何か愛妻と言うよりは、のりちゃんの言う通り、絶好の見せ場だけ登場する感じがしてしまいました(汗)。



<こたつ城主 [関東] 2003/06/05(Thu) 19:09>

>朱天さま

三成って人質解放しちゃうんでしたっけ(゚.゚)? そういや宇喜多だったか誰かと揉めるみたいなドラマも見た事ありましたね。
あと、三成がガラシャと相思相愛ってドラマもあります(笑)。

お市の方は、一度目はともかく二度目は「イヤイヤ嫁がされた」って年齢でもないし(^^;)、助けてくれと言えば助かったでしょうから、やっぱやりたい放題やったかと(笑)。
同じように嫁いだ夫が敵味方となって離縁され、実家の家来と再婚したら、それも父と一緒に戦死した光秀の娘なんて、全く取り上げられないんですから。



<北畠具顕さま [東海] 2003/06/05(Thu) 19:52>

そういえば夏目様は淀殿もしてましたねぇ。淀殿もいろんなひとがやってますねぇ。知ってる限りでは夏目雅子、鷲尾いさ子、大空真弓、松たか子、小川真弓、瀬戸朝香。元アナウンサーってのもやってましたねぇ。
後大昔の「女達の大坂城(?)」のドラマでやってた淀が本当に怖かったです。
このドラマはいつも落城シーンを見逃すのですよ。といっても小学生の頃やからなぁ・・・・。



<のりちゃんさま [近畿] 2003/06/05(Thu) 22:32>

女太閤記。見てたはずなんだけど。あれれ?
クラスのほとんどの女子(笑)が見てました。
あれで、豊臣秀長が注目されましたよね。

>どう贔屓目に見ても言う場所を間違ってて、三成って人を凄くよく描けてる

これって・・・(^^ゞ
三成って人ってのが、タイミング悪いわ、人望はないわ、およそカリスマ性からかけはなれた人物だったということでしょうか(そこまで言ってない?)

いや、しかし、そういう「華もなきゃオーラもない」人物を演じながらも、「なんか憎めない」「なんか同情しちゃう」って思わせるってのは、清水さんという役者さん、すごい人ですよね。
「アマデウス」のサリエリとか、絶対おつきあいしたくないような人柄なのに、な〜〜んか、憎みきれない・・・ってのは、一種の「カリスマ性」なんでしょうかねぇ(^^ゞ

>絶好の見せ場だけ登場する
ん?
ということは、オトタチバナヒメは、「葵の印籠」(爆!)?

なんにせよ、「こんなおいしい場面、逃したら、女が廃るわよっ!!」てなオトタチバナヒメだったら、がっかりする男性多いかも(^^ゞ



<朱天さま [東海] 2003/06/05(Thu) 23:15>

>同じように嫁いだ夫が敵味方となって離縁され、実家の家来と
>再婚したら、それも父と一緒に戦死した光秀の娘なんて、全く
>取り上げられないんですから

そんな方もいるのですか。応援せねば(笑)
目立て〜、もっと目立て〜。

ま、他にいくらでも酷い目にあってる人はいるんでしょうね。



<北畠具顕さま [東海] 2003/06/06(Fri) 11:29>

>同じように嫁いだ夫が敵味方となって離縁され、実家の家来と
>再婚したら、それも父と一緒に戦死した光秀の娘なんて、全く
>取り上げられないんですから。

荒木の嫁さんでしたッけ?その後は秀満の嫁さんでしたか?記憶してないんです。
筒井にも娘が行ったんでしたっけ?信澄も娘婿ですよねぇ。
 
     

     
  <こたつ城主 [関東] 2003/06/06(Fri) 20:21>

>北畠具顕さま

淀殿@夏目は……『徳川家康』でしたっけ。あまり出番が無かったような(^^;)。あれは長〜い話ですからねぇ。かいつままれてしまった登場人物多いです(笑)。

子供の頃、千姫とか淀殿とかのドラマを民放でやってた覚えがあります。しかし『女達の大坂城』ってのは見てないなぁ。どんな話ですか?

>荒木の嫁さんでしたッけ?その後は秀満の嫁さんでしたか?

そうです、そうです。同一人物の確証は無いのだろうけど、別に一人にまとめてやっちゃって構わないと思います(^_^;)。筒井にも行ってますっけ。ああ、そうでしたね。


>のりちゃん様

そうそう、『おんな太閤記』は、秀長がクローズアップされた最初のドラマだった気がします。確か奥さんが、戦か何かで目が見えなくなっちゃうんだよね。

三成は……「どう描くか」でしょうね(笑)。真田という一豪族の視点から、中央政治を視聴者にもわかりやすく描くには、三成が失敗したから負けたんだが、だからと言って、「悪い人」じゃ「何でそんな奴に味方する」になるわけで(^_^;)。
……いや、違うか。単に制作側の油がノリノリだっただけかも(爆)。

しかし憎めなかった事は確かですね。だいたい会うなり「顔など見ても面白くない」だの「お前は人望が無い」だの言われては、暗くなったり「わかっておりまする」だの答えさせられ(^^;)、それでもああまで「懲りない性格」背負っているなんて、見てて面白いですもの(爆爆)。

>ということは、オトタチバナヒメは、「葵の印籠」(爆!)?

「控えい控えい! これより入水いたすぞ、船を止めぃ!」
「はは〜〜〜〜〜!」

あ、わかった。妾じゃなくて、強〜〜〜い海女さん集団の族長だったのかも!(笑)



<こたつ城主 [関東] 2003/06/06(Fri) 20:22>

>朱天さま

そうですねぇ。あまりに酷い目にあってる人となると、悲劇より残酷物語になってしまうので(^^;)、その辺りの取捨選択は難しいかもしれませんし、何より女性の話は判らない事も多いので、脚色性を高めないとドラマになりにくい点はあると思います。



<北畠具顕さま [東海] 2003/06/06(Fri) 20:39>

>『女達の大坂城』ってのは見てないなぁ。どんな話ですか?
関が原の後から大阪陥落までを千姫と淀を中心に進めていたような記憶があります。
とにかくお千を淀がいびるのです(笑)子供ながらに「淀君最低!!!」と叫んでいたような気がします。
ヨミウリ系の局ですよ。



<のりちゃんさま [近畿] 2003/06/06(Fri) 22:33>

秀長という人物は、実際、どんな人だったんでしょう。
「女太閤記」では、いつも思慮深い顔をして、「あにじゃ」って言ってた記憶があります。

ただ、大河ドラマって、主人公(この場合主人公の夫)の弟は、兄と対照的に描かれません(~_~)?

真田浩之と高島政信とか。

しかし、清水さんのおかげで、三成という人物に興味が湧いてきてしまいました(^^ゞ
実は、私、石田三成と加藤清正とがごっちゃになってるんです。

オトタチバナヒメは、「あずま」って言葉の語源となってる・・・つまり、彼女が入水した後、ヤマトタケルが「あづまはや(あぁ、つまよ)」と嘆いたってことからきてるんですが、そういう意味では、彼女は、永遠に自分の名前を残したわけで(#^.^#)

海が荒れたときに、「タケルさまが海神の悪口云うから荒れたんでしょっ!!私知りません」と言ってたら、その時は助かっても、のちのちに名前が残ることはなかったんでしょうね。

そいう意味では、「実をとった」と言える。
かも?



<朱天さま [東海] 2003/06/07(Sat) 00:32>

>秀長という人物は、実際、どんな人だったんでしょう。
呼ばれた気が(笑)って別にそんなには詳しくないんですが
秀吉の下で、ひたすらスケージュール管理やら家臣間調整やら
資金繰りやらをなさってた便利屋さんです。

って書くと身も蓋も無いですが、秀吉家臣団の尾張派と近江派の
間を取り持ったり、秀吉の留守を預かったり、何をやらせても人並み以上の成果を出す人で、ろくな一門衆のいない秀吉にとってはそれこそ無二の股肱の家臣として秀吉を支えた人です。

もっとも、当時は今ほどマイナーではなくそれなりに知名度のある人物だったようです。
 
     

     
  <こたつ城主 [関東] 2003/06/07(Sat) 18:40>

>北畠具顕さま

ヨミウリ系(゚.゚)? あ、見たかなぁ? 子供の頃に見てたのがソレだったり……(そんな昔じゃないか:笑)。
千姫が主人公っぽくて、それに絡んでいろいろ女の人が出て来るドラマで、私はそれで千姫とか淀殿とかを知ったってぐらい昔ですが、題名知らないんで、調べようもなかったの。


>のりちゃん様

やっぱ「おんな太閤記」のイメージ強いですね、私も。
秀長は、影の功労者って感じで、一時期物凄いブームになりました。この頃は又どうだろ……。

兄弟って対照的に描かないとダメ、みたいな大原則ありますよね。
歴史物に限らずだと思うけど、自分に置き換えても「兄弟と自分は違う」と思ってるケースが多いから、そこで共感を招こうとするのでしょうけど。

>実は、私、石田三成と加藤清正とがごっちゃになってるんです。

むか〜し、「加藤クンと石田クン」ちゅう漫画を書いたなぁ、そういや。

子供向け古事記でも、「あづまはや」の話は出て来ました(^^)。
でも、そちらでも前にチラと話題になったけど(確か「アラレ降る」だった)、枕言葉って元の地名の語呂合わせみたいな事もあるのかな〜?

そうだ。そもそも最初はタケルが「海なんてへっちゃら」臭い事を言ったんでしたっけ?
それで海に沈んじゃっても、父に疎まれた可哀想な英雄の話には、まあまあ前半できてるから、やっぱりオトタチバナの出番勝ちじゃないかな(笑)?

ヤマトタケルには奥さんが居たようですね。別の面で命を捨てるとは、ある意味では女戦士ですね(^^)。



<こたつ城主 [関東] 2003/06/07(Sat) 18:41>

>朱天さま

おお、呼んだです、呼んだです(笑)。
秀長が流行った頃、私なんて「へぇ〜、弟が居たの!」なんて感じでしたから(^^;)、ちょっとやそっと流行しても、またすぐ埋もれてしまうかもね。

でも、そうそう、「おんな太閤記」では、どっちかと言うと財政や軍事、外交の事よりも、人と人の間を取り持てる、温和で忍耐強い人として描かれてました。能力もあったでしょうけど、それより人柄の人って感じしますよね。この人の言う事なら、皆が納得して道を開くみたいな。

ただ私は、何故か彼のイメージは、『動物のお医者さん』に出て来る「チョビ」という犬なんです。なんでだろー(^^;)。



<のりちゃんさま [近畿] 2003/06/07(Sat) 22:21>

秀長公とチョビ・・・。
忍耐強いところがそっくりですね。
そうすると、秀吉はミケか、ひよちゃん?
ひよちゃんは、信長ですかね(爆)

秀長公は能力もあったんですね>朱天様

秀吉って、多分、一種の天才だったと思うんです。
他の人が思いつかないようなアイデアを出せる。
そんな「派手」な兄貴に、実務に長けて実直温厚な弟。
これで、似たもの兄弟だったら、ダメだったんでしょうね。

>加藤クンと石田クン
それは、やっぱどこかこの二人を比べたくなる何かがあるからですか?

そういやね、記紀には女性に助けられる英雄の話が結構でてきます。
オオクニヌシの命も、スセリ姫に助けられるし(そして、一生、頭があがらなくなったようですが(^^ゞ)。
あんまりめそめそした女性は出てこないような。
コノハナサクヤヒメも、浮気を疑われて、
「そんじゃぁ火の中で出産してやるわよ、そんでちゃんと生まれたらあんたの子だからねっ!」なんて啖呵切ってますし。(そして、一書では、無事出産した後も夫と口をきかなかったことになってます。当然だっての(笑))
結構、神話と女戦士ってのは、合うのかもしれません。



<北畠具顕さま [東海] 2003/06/08(Sun) 17:38>

大和大納言ですか。千利休と組んで石田三成ラインを何とかして押さえ込んでいたというイメージがしますねぇ。

秀長が秀吉より長生きだったら(ifはいかんけど)もうちょっと豊家も何とかなっていたように思いますよ。何より家康にとっちゃ利家よりやりにくかったやろうし。



<朱天さま [東海] 2003/06/08(Sun) 23:16>

>人柄の人って感じしますよね
そうですね。仕事が出来ると言ってもいわゆる鋭い切れ者ではないですね。秀吉が張ったりや、奇抜なアイデアで度肝を抜き、秀長が人柄で現実味や安心感を持たせるみたいな感じです。

堺屋太一「豊臣秀長(羽柴秀長だったかも)」には、一夜城や鳥取城兵糧攻め等々で

秀吉「こうやってこうやってこうやればできるから。
   じゃ、俺忙しいから後よろしく」
秀長「えっ、ちょっとまって!いっちまったよ。どうすんべぇ。」

みたいな描写がよく出てきます(笑)
結局なんとかこなすんですけど。非常に苦労人臭いです(爆)
 
     



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