<掲示板・議事録>

成田山新勝寺と平将門

     
  <のりちゃんさま [近畿] 2002/02/04(Mon) 08:46>

節分。近畿では、節分の日に巻寿司をまるかぶりする・・・とい
う寿司業界の陰謀ミエミエの風習があります。
とは言え、江戸時代から始まったという説もあったりするようで
すが。

皆さんの地方では、独特の風習ありますか?



<こたつ城主 [関東] 2002/02/04(Mon) 17:16>

>のりちゃん様

>笹寿司をまるかぶり

あ! もしかして恵方巻とかいう奴では? これって関西なんですか? いつだったかな……コンビニで買って食べた事があるんですけど、その一年だけでその後……ウチが引っ越しただけかな、何しろ見掛けてないです〜(TOT)。

>皆さんの地方では、独特の風習ありますか?

節分かぁ……昨日テレビ見てたら、成田山新勝寺では「福は内」しか言わないんですって。ご本尊の不動さまのご威光で鬼はとっくに居ないからだとか。すげぇ宣伝(^_^;)。



<のりちゃんさま [近畿] 2002/02/05(Tue) 09:08>

>成田山新勝寺では「福は内」しか言わない

ご本尊のご威光で、福が集まってくることはないんですね(^。^)
確かに、お不動さん(うちのIMEちゃんってば、おふどうさん
オフ道三って変換します。偏った奴め。私のせいだけど)の怖い
顔見たら、鬼は逃げて行くし、福も逃げていくし?
豆で以って福に来てもらわなくちゃいけないかも。
はっ(・o・)ってことは、成田山新勝寺にとって、豆は、福を呼び
寄せる為の「餌」?
福って、鳩?(わけわかんなくなりました)



<こたつ城主 [関東] 2002/02/05(Tue) 17:46>

>のりちゃん様

>お不動さん→オフ道三って変換

あはははは(≧▽≦)! 久々に聞いた! 「恥ずかしい変換シリーズ」!
……あっ! ウチも同じのが出たぁぁぁ〜( ̄□ ̄;)!(もういや!)

前、朱天さまが「"一揆"が一発目で出る」とボヤいてたのを、「あのー、普通は何の字が出るんですか(^^;)」とか聞いた私だからなぁ……(汗)。

>成田山新勝寺にとって、豆は、福を呼び寄せる為の「餌」?
>福って、鳩?(わけわかんなくなりました)

あ(^^;)、でも、それ面白いかも。
もちろん新勝寺さん自体は言ってない事だけど、やっぱあそこは将門を呪い殺したってのが、民間伝承としては有名ですから(爆)、「鬼なんか居ない」って言い切る自信があるんでしょうかね。鬼無里伝説では将門の子孫が「鬼」の片棒担いでますから。



<のりちゃんさま [近畿] 2002/02/06(Wed) 09:40>

>将門を呪い殺した

おお、またも出た将門!
確か、将門の首は、胴体から切り離されてもしばらくは生きてい
た・・・っていう話しがありますね。
この「新勝寺」さんは、その前に呪い殺したんでしょうか、それ
とも「首」を呪い殺したんでしょうか(笑)
私、関東に行ったら、将門ツアー組みたくなってきたなぁ。伝説
がおもしろいですね。「鬼無里伝説」ってのは、どのような?
見所ありすぎそうですね。
まず京都あたりの将門関連を探そうかな。



<こたつ城主 [関東] 2002/02/06(Wed) 16:40>

>のりちゃん様

ん〜、私も詳しく知らないけど(^_^;)、

将門と白馬:http://www.41-2960.com/osusume/mukashi/masakado.html
(おゆみ野むかし昔、より)
↑ココに、
「将門調伏の勅命を受けた寛朝大僧正が、京から九十九里に舟で上陸し、公津ヶ原(成田市)で祈祷したのが新勝寺の由来」と書いてありますね。

鬼無里は……戸隠鬼女伝説ですね。
第六天に祈って生まれた鬼女が、都に上って源経基の寵愛を受けるが、鬼である事がバレて追い出され、信州戸隠に逃れ住む。そこに、今は盗賊の身に落ちた将門の子孫たちが現れて鬼女に仕え、やがて都からやってきた追討軍に成敗される、という話。詳しくは、↓
鬼女紅葉の物語:http://www1.ocn.ne.jp/~pia/momiji.htm

まあ将門というのは、朝廷に逆らって乱を起こした人ですから、反勢力に持ち上げられもするでしょうし、地元では神ですからね。これを撃ち平らげたらこれもまた功績と言えるんでしょうね(^_^;)。
 
     

     
  <のりちゃんさま [近畿] 2002/02/07(Thu) 20:57>

実は、将門公を討った、俵藤太を調べた時に、かなりたくさんの
将門公に関する情報を読んだつもりだったんですが、まだまだ、
知らないことが山ほどありそう(^^ゞ

それだけ、たくさんの人が興味を持ったということでしょうね。

「謀反を起こして」「失敗した」人間がここまで語り継がれる
ってのは、日本だからってのも大きいかも知れませんね。

今、あちらこちらの国の「伝説」「民話」なんてのを読んでるん
ですが、「敗者」にそこまで同情(?)する国って少ないかもし
れません。

ちょっと話しは違いますが、
昭和から平成に変わる少し前のこと、授業で、「王子と乞食」の
ビデオを鑑賞しました。
んで、最後の場面、王様(温厚で愛された)が崩御された瞬間、
「新国王誕生、万歳!!」の合唱が起こったのには、かなりびっ
くりしました。
イギリス人って前向き〜〜〜・・・と。

日本では、お笑い番組さえ規制されていたっちゅうのにね(^^ゞ



<さま [関東] 2002/02/07(Thu) 21:42>

希望退職して1ヶ月、プー生活が板についてきてイヤンな感じです。
もっと暖かい季節なら色々と出掛けたいのですが殆ど引きこもり状態でちょっと太ってしまいました。(涙)
昔とったなんとやらで素振りか縄跳びでもやろうかな・・・

>平将門と新勝寺
かなり以前に読んだ本では、新勝寺が将門調伏に功があったことから将門の本拠地の住人は新勝寺へは行こうとしなかったと書いてありました。
知人が新勝寺へ行った時にはお札を買ってきてもらい、皆で踏んだという話も・・・今はそんなことしないでしょうが、将門はその土地のヒーローですのでこういうのもありかもしれませんね。
将門の首は晒されていても眼に光を失わず「俺の体はどこだ。この首と繋げてもうひと戦してやる」と夜な夜な叫んでいたと言われています。
その後将門の首は東を目指して空を飛び今の首塚付近に落ち、体の方は西へ走り(首なしで・・・)神田明神付近で力尽き倒れてしまったとか。
神田明神の「かんだ」は「からだ」が訛ったものだという説もあるそうです。
実は平将門好きなのです。
平安時代の貴族政治には興味ありませんが、空海・藤原千方・小野篁・菅原道真・平将門・安倍晴明・安倍泰親などアヤシイ伝説のある人物には大いに興味があります。

>のりちゃんさま
>「敗者」にそこまで同情(?)する国って少ないかも
いわゆる「判官びいき」や「滅びの美学」は日本固有のものなのかもしれませんね。



<北畠具顕さま [東海] 2002/02/07(Thu) 22:03>

将門新皇ですか。
関東独立国の先駆者ですね。
彼は自ら王たらんとしたので好きです。

一休さんのおじいさんの足利義満君はちょっと
やり方が嫌いです。合法的ですけど。あの人は「法皇」になったもんなぁ。



<こたつ城主 [関東] 2002/02/08(Fri) 20:30>

>のりちゃん様

将門は、少なくても千葉県では「神話」ですね(^^;)。千葉に限らず、関東では担げる貴人を担いでは叛乱を起こしたものですが、謀反人を担ぎ上げた挙句、神たらしめる土地というのは、そう多くはないかもしれません。

ここで前も話した、将門が千葉氏と相馬氏の祖というのも、どこの大名家に、そろそろ平安期にも入ってから登場した人間と菩薩(妙見)の間に生まれた子が「祖」だとか言ってる伝えがあるでしょう(笑)。

千葉県では有名な里見氏の英雄たる所以は、北条氏と最後まで雌雄を決し抜いたからという気がしますが、これも元は新田氏が出身のようで、外から来た根性のある人を担いでは、神や英雄に仕立てたのかもしれません。房総半島は中央から見れば置き忘れたような土地ですから、神話や伝承を自分達で作って、無邪気な事を言っても許されたって側面もあるかもしれません(八犬伝にしても)。

千葉県では、月や星、夜の雲や森の様が何とも幻想的です。急峻な山も自然の厳しさもありません。何処までもドンヨリと平野が続き、先は黒々とした海があるだけ。いつまでも何かを夢想するに、これほど相応しい土地は無いようにも思えます。



<こたつ城主 [関東] 2002/02/08(Fri) 20:32>

>紫さま

おお(゚.゚)、プーちゃんになられてましたか!
時々外に出ると、白梅や紅梅がいい具合に咲き揃っていて、「外に出ねば」とは思うんですが、これが一度中に籠ると、いつまでもそうしていたいものでして……(笑)。

>>平将門と新勝寺

これって、どっちかと言うと将門贔屓の人は言いたがるけど、成田山側は言われたらイヤかな……とも思う逸話ですよね(^_^;)。昔ならご利益の内だったでしょうけど、今は呪殺なんて悪い印象しかありませんからね。

でも、そうそう(そういう話に限って面白い(^。^))、同じ年に神田明神と成田山に行くと不幸になる、なんて話もまことしやかに言われてますよ。

>知人が新勝寺へ行った時にはお札を買ってきてもらい、皆で踏んだ

うわー、流石にコレは知りませんでした(^^;)。しかし実の所、幕府の寺対策の影響もあるかも……。どうも道灌以来、この辺りは密教系の縄張りになってたらしいです。

>その後将門の首は東を目指して空を飛び今の首塚付近に落ち、
>体の方は西へ走り(首なしで・・・)神田明神付近で力尽き

あ、これ、やっぱ首無しってコトだったんだ(^^;;)。恥ずかしながら、今知りました。

私は子供の頃から千葉県でしたが、だから特に将門贔屓って事も無かったんですよ。大河ドラマでやった時も「つまんねぇ話」と思ってましたし(爆)。
大人になってからですね……神田明神にお参りすると、確かに運が開けるのをこの身で体感しましてね。それ以来、将門サマサマなんですわ(^。^)。


>北畠具顕さま

うん、関東独立の何が祖かって言えば、確かに将門だと私も思います(^^)。それ以前の誰が居たって、もう何が何だかわかりませんから(笑)。

>彼は自ら王たらんとした

しかも非業の死を遂げた。まさに神の条件。

そうか、その点「法皇」は条件に満たないのか……φ(。。)mメモメモ。
 
     



ホーム