<掲示板・議事録>

福井からの水路陸路、3

     
  <テェタレさま [北陸] 2001/10/02(Tue) 22:50>

>こたつ城主さま

>おおお〜(^^)。「福井のお雑煮」。
>蕪は「かぶら」って読むんですね(^_^;)。でも、わりとアッサリした作りですね〜!

そうそう、かぶら。鏑矢のかぶらも元々は同じなんですかねぇ。形が似てるからかな。嚆矢とも書くよね。
そんで、福井の雑煮、実にあっさりしているので、「ホントにカシワもブリも三つ葉もユズも大根も入れないのぉ」って確認したんですけど、入れないんですって。縁起物だから、なんて言ってましたんで、お屠蘇と同じように「形式的」になってるのかも知れないです。 私のうちの場合は両親が福岡なんで、カツヲダシのすまし汁に、カシワ入れて三つ葉入れて、大根入れて、ユズいれて、ちゃんと食事として食べてますけどね。

>マピオンって、全体図の今どの辺を見てるのかわかると助かるんだけどな。

そりゃ、一回縮尺の小さい地図に移ってから、見たいところをクリックして、それから拡大すれば大丈夫ですよ。地図の上に1/10000とかの縮尺が並んでるでしょ、まずはそれの分母の数の大きいのをクリック。

>単純に、高めにして水の侵入を防ぐって事かな? 「舟がねばる」ってのは、木だと弾力(きしみ)があるからなかな。別の意味かしら。

前者、波を切るのに船首が上がってた方が安定する。後者、グラスファイバー舟だと流速の早いところでは流されやすいけど、木舟は大丈夫。ってことだと思います。

>そうか、大洋航行船にはあんな光景は無縁なんですね。

それに大洋では風待ちする泊は無いしね。
千石船も瀬戸内海に入ってくると、汐の流れが速いので、潮待ちしたそうですよ。備後の鞆の浦なんかが有名な潮待ちの泊です。

>舟つき屋根、私は例によって信州でした。

信州ですか。どこだろう。千曲川の流域かな。
諏訪湖の周りなんかも、水に浸かりやすそうですね。



<こたつ城主 [関東] 2001/10/03(Wed) 17:43>

>テェタレさま

えっ(゚.゚)! 鏑矢って「かぶ」から来てるの?! 葉っぱの部分をつがえた矢に見立てるのかしら?

お雑煮は、縁起物だからいろいろ入れるのかと思ってたけど、福井では逆に、シンプルにする方が縁起がイイのかな。確かにお屠蘇はお酒と味醂と屠蘇散だけですものね。でも、屠蘇散にはいろいろ入ってて、いい匂いで大好き(^O^)!

テェタレ様は、元は福岡なんですね(゚.゚)。カツオダシかぁ。ウチはダシの素だもんなぁ。三つ葉と柚子は必須ですけど(^^)。

>一回縮尺の小さい地図に移ってから、見たいところをクリックして、
>それから拡大すれば大丈夫ですよ。

そうですね(^_^;)。出て来るのが遅いので、ついピッピと左右上下をクリックしちゃうんです。

>信州ですか。どこだろう。千曲川の流域かな。

信州では、あちこちで見たような……。諏訪もそうだったかな。篠ノ井とか長野とか、確かに千曲川流域は多かったかも。あと新潟とか琵琶湖の周辺でも昔は見たかなぁ。
 
     

     
  <テェタレさま [北陸] 2001/10/04(Thu) 01:11>

>こたつ城主さま

>えっ(゚.゚)! 鏑矢って「かぶ」から来てるの?!

たぶん。だって形が似てるじゃん。

>お雑煮は、縁起物だからいろいろ入れるのかと思ってたけど、福井では逆に、シンプルにする方が縁起がイイのかな。

縁起物だから正月には食べるけど、丸餅なんて年に一回しか食べないよぉと、インタビューした男性は言ってました。とにかく、正月に食べることのみ重要みたいです。

>そうですね(^_^;)。出て来るのが遅いので、ついピッピと左右上下をクリックしちゃうんです。

画像は重たいですからね。だから、うちのHPはテキストばっかなんですよぉ、、、ってホントは手抜きです。(笑)

>信州では、あちこちで見たような……。

へぇ、結構あるんですね。
実は、信州の地理感はあまりないので、感覚的に分かりづらいです。すみません。



<石野真琴さま [関東] 2001/10/04(Thu) 02:11>

 一言だけ・・・
>テェタレ様
 雑煮は食べるのではなく祝うのです。同じようにお屠蘇も祝うのです。これは正月と言う新春を迎えての神事ですから、本来は決められた形の餅に、決められた具を入れて、伝わる方法に従って作らねばならんのです。
 ちなみに、お屠蘇と言って日本酒あるいは酒を飲みますが、本来は長寿を願う屠蘇散という薬を、酒で割ったもので祝いました。このような習慣は江戸時代に確立したものだと思います。
  本来お酒はお屠蘇では無く、御神酒ですから。



<こたつ城主 [関東] 2001/10/04(Thu) 13:39>

>テェタレさま

「鏑矢+蕪」で検索したら、
蕪坂塔下王子跡:http://www.snet.ne.jp/tm270921/oojisya/arida/kabura.html
(特筆和歌山、熊野古道:http://www.snet.ne.jp/tm270921/oojisya/oojisya.htmlより)
という所に、
「紀伊国名所図会には『鏑矢もて鹿を射ちし坂なれば蕪坂と名付しにや、峠に茶屋あり』と鏑が蕪に 変ったものと記されている」

と出ていました。やっぱり関係あるんですね(゚.゚)! 鏑矢とカブ、どっちが先だろう。

福井の丸餅は正月だけですか(^_^;)。島根では餅と言えばいつでも丸餅ですよ。前に四国の方が「四角い餅なんて見た事ない」って言ってましたね。私はスーパーで〇トウのキリモチを買うんで、四角ばっかりです。

>うちのHPはテキストばっかなんですよぉ、、、ってホントは手抜きです。(笑)

テキストばっかりで通るHPなら、それで良いのであります(^_^;)。


>石野真琴さま

>本来は決められた形の餅に、決められた具を入れて、伝わる方法に
>従って作らねばならんのです。

決められた形が地域によって、四角が良かったり丸が良かったりするのかしら(゚.゚)。「四角の良さ=折り目正しさ」とかかな。「丸の良さ=やっぱ円満」でしょうなぁ(^^)。

屠蘇散の材料と効能:http://www.tokyo-gas.co.jp/shoku110/057.html
(食の生活:http://www.tokyo-gas.co.jp/shoku110/top.htmlより)

↑によると、屠蘇散は、白朮(びゃくじゅつ)、山椒の実、桔梗の根、肉桂(にっけい=シナモン)の皮、防風(ぼうふう)の根、から出来ているようです(^^)。
効能は、利尿、健胃、鎮静、抗菌、鎮咳、去啖、鎮静、鎮痛、発汗、解熱、鎮痙、抗炎など。まさに「長寿のお薬」なのですね(^^)。

聞く所によると、江戸時代は今にも増して健康ブームだったとか。この頃から日本では、意外と神頼みより、お薬頼みの傾向が根付いていたようですよ。
 
     

     
  <テェタレさま [北陸] 2001/10/05(Fri) 00:15>

>石野真琴さま

>雑煮は食べるのではなく祝うのです。同じようにお屠蘇も祝うのです。

本来は、そうあるべきでしょうね。
でも、まあ、私の実家では、田舎から毎年箱いっぱいの丸餅が送られ来ていたので、雑煮は、正月時期のお食事って感じでしたねぇ。水餅にすれば長持ちするんですけど、何時までも持つってもんでもないから、正月時期はしょっちゅう雑煮が出る。(笑)

お屠蘇は、最近ではティーバッグみたいなのに入った屠蘇散も売ってるけど、私が子供の頃はそんなのは無かったですね。普通の酒をお屠蘇と称して、酒が飲めない母や子供も、お祝いだからって一杯飲まされていましたよ。

>これは正月と言う新春を迎えての神事ですから、本来は決められた形の餅に、決められた具を入れて、伝わる方法に従って作らねばならんのです。

そう言えば、先日「蛇―日本の蛇信仰」吉野裕子、講談社学術文庫、って本を読んだんですけど、

# 日本では古代、強力な蛇信仰があった。現代にもその痕跡が残る。
# 蛇は「カカ」または「カガ」と呼ばれた。
# 鏡は、カカメ、即ち「蛇の目」の象徴である。
# 鏡餅は、やはりカガに関連し、丸い形状はとぐろを巻いた蛇を表す。
# 神社の注連縄は、、、、、、

なんて、話でした。
この説に則ると、餅は丸い方が正しいのかも知れないですね。(笑)

>こたつ城主さま

>「紀伊国名所図会には『鏑矢もて鹿を射ちし坂なれば蕪坂と名付しにや、峠に茶屋あり』と鏑が蕪に変ったものと記されている」と出ていました。

なんだろう、だんだん自信が無くなってきたなぁ。

こたつ城主さんが検索された文献は、つまり「かぶらや坂」が転じて「蕪坂」になったって、つまりは「音が同じ」という関係性があるって事だよね。これは「蕪に形に似てるから鏑矢」いう私の仮説をサポートするものではないですね。 実は、さっきちょこちょこっと検索してみたんだけど、「形が似てるから」って事書いた文献には当たらなかったです。う〜む。

>福井の丸餅は正月だけですか(^_^;)。

インタビューをした彼は、丸餅は正月しか食べないと言ってましたけど、まあ、スーパーに行けば、一年中、丸餅も四角餅も売ってるんじゃないかって気がしますけどね。

そう言えば、こないだしゃぶしゃぶの食い放題に行ったときに、最後に鍋の中に入れたのは四角いお餅でしたねぇ。やっぱり、サ○ウのお餅は全国展開しているから、最近はどこでもあるんじゃないかなぁ。

>島根では餅と言えばいつでも丸餅ですよ。

私の親の田舎の福岡では、年末になると「つきんこさん」ってのが回ってくるんですよ。自分ちのお米を出すと、つきんこさんが蒸して、ついてくれる。昔は、杵と臼で搗いてたらしいんですけど、だいぶ前から機械で搗いてるらしいです。それで、大量に餅をついて、大量の丸餅とお鏡と伸し餅をつくってました。あと、豆餅なんかは四角に作って、小口から薄く切ってました。ストーブでカリカリに焼くと美味しいんですよ。豆餅。

>「四角の良さ=折り目正しさ」とかかな。「丸の良さ=やっぱ円満」でしょうなぁ(^^)。

中国では、天は円く、地は四角い、と考えられていますよね。だから丸餅は天の餅で、四角いのは地の餅ってことでいいのじゃないか、なんて思いましたです。(笑)

まあ、前述の蛇本によれば、二段重ねのお鏡餅は、とぐろを巻いた蛇の姿だそうですから、それはそれとして。(笑)



<こたつ城主 [関東] 2001/10/05(Fri) 13:26>

>テェタレさま

>田舎から毎年箱いっぱいの丸餅が送られ

あ、ウチも(^^;)。主人の実家から。そいであまり突き切ってなくて、米状の部分が混ざってたりする上、すぐにカビが生えるので冷凍庫に入れとくんですが、解凍に物凄い時間がかかる(汗)。

屠蘇散は、子供の頃から薬屋さんで貰ってました(^^;)。ウチは味醂の量が多かったです。今は、何と言っても私が主婦(食生活の実権を握ってる)ので、「味醂2」に「酒3」ぐらいで酒が多いです。三が日は、おせちと雑煮とお屠蘇三昧です(^^)。

>「蛇―日本の蛇信仰」吉野裕子、講談社学術文庫、

この人ですよ(^_^;)。前にのりちゃんトコだったか、ヤマトタケルの白蛇→白猪の話は。あと、前にここで話した「唐辛子入りダンゴ」を鳥に食わせるのも。この人の論は「一番古いのは蛇信仰」「二番目に古いのが五行」ですね。

># 蛇は「カカ」または「カガ」と呼ばれた。

「宇迦」も「蛇」だって言ってた(^_^;)。宇迦神って弁天と混合してるから、これが白蛇に乗ると、この人の理屈で行くと「蛇が蛇に乗ってる」の図(爆) あと、確か「チ」も蛇でした。鏡もそうでしたか(^_^;)。鏡餅は如何にもそうですね。確かダンゴとか積み上げて奉納するのも、あと、しめ縄とかも全部蛇。箒も蛇。櫛も蛇。蛇だらけっ!

>「かぶらや坂」が転じて「蕪坂」になったって、つまりは「音が同じ」
>という関係性があるって事だよね。

まあ、そうかも(^_^;)。でも形も似てるように思うけど。じゃ、語源は「被る」かな。鏑矢は高く射るから「矢を被る」。カブは「土を被る」?

お餅は……ウチの近くでは、スーパーでも丸餅は無いです(^_^;)。サト〇の切り餅は美味しいから、四角くてもいいけど。鍋物の最後に入れる餅って、メチャクチャ美味いですよね。うぅ〜! しゃぶしゃぶ食いてぇ〜っ!!

福岡の「つきんこさん」(゚.゚)。名前がカワイイけど、オジサンオバサンが来るのかしら。それとも子供? 機械で搗いても「つきんこさん」をやるのは、大量に搗いた方が美味しいからかな。それとも地域の伝統だから?

>ストーブでカリカリに焼くと美味しいんですよ。豆餅。

こたつの大好物(>▽<)! 大福売ってる店で必ず買います☆ミ

>中国では、天は円く、地は四角い、
>丸餅は天の餅で、四角いのは地の餅ってことでいいのじゃないか、

なるほど(゚.゚)! そういやコパちゃんが西北は丸と相性がイイって言ってた。西北は「乾」=天ですよね。地は坤。西南。西南は田園。田は四角い。なるほど。
 
     



ホーム