<掲示板・議事録>

武将の男色〜性神さま談議3

     
  <こたつ城主 [関東] 2001/06/19(Tue) 17:15>

>黒龍斎さま

そうそう公家の間にも……(^_^;)。稚児は京の文化ではとても愛玩された感じですね。源氏物語でも特別な衣装を着せて舞を舞わせ、貴族達が喜んでいますものね。

別所吉親の妻は、本当に勇ましい人だったと思います。こういう人がいると……しかも女性だと、全体として引き締まるし、一方後に引けなくもなりますね。巴御前のいた木曽軍も、そしてジャンヌ・ダルク……。

「おあん物語」は、4年ぐらい前に初めて知りました(^_^;)。戸田藩の士族の方に「戸田藩の城は大垣城です」とか言われて、三成が関ヶ原の前に指揮をとった城、という事しか知らず、慌てて調べたんです。

しかし、女性が首の洗浄や化粧直しをする事は、何かの小説に、そうした描写が出て来て、変な話「面白そう」と思ってました(^_^;)。首の中には何か……藁でしょうかね、詰めると聞きました。首実検の時に血が出るのは無礼だし、戦勝祝いの席では不吉ですよね。だから中身を出しきって、替わりに何かを詰めるんじゃなかったかな。

女性は月の障りもあり、あと何と言っても子供を生まなきゃいけない。医療の無い時代、子供の死亡率は物凄く高かったそうです。子供は7歳になるまで「人間」として認めない……つまり戸籍に含めないんですね(^_^;)。女性はどんどん孕んでどんどん生むしかない。 また子供を生めない体質の女性も、今と違って生めないままですから、生める女性が生み続ける。そのために、今のように男性と何もかも同じ事は出来なかったと思いますが、逆に「女だから」という思想的な偏見は、今よりもっともっと無かった気がしますね。

>人質の「弟」「許婚者」を斬殺された武将もおります。

これは……数限りなくあったでしょうね(^_^;)。武田勝頼が人質を殺した話が有名ですが、得てして「人質を返した」なんつー美談は残っても、「裏切った」「裏切られたから殺した」なんちゅうのは、敵味方ともに記録に残したくないでしょう。闇から闇へ……は意外と多かった気がします。

>村上武吉の娘がモデルになった漫画があります「海鶴」という作品です、

これってもう漫画になっちゃってるんですか(^_^;)。確か前は小説をテレビドラマ化したって騒いでたけど。



<こたつ城主 [関東] 2001/06/19(Tue) 17:16>

>赤いお母さん様

性の好みに遺伝的要素が……ああ、関係ありそうですね(^_^;)。あと、ヨーロッパで空襲が多かった時期に生まれた男性は、みんな〇モになったってデータがあるそうですし。

言葉が足りなかったですが、「母親と敵対」と言うのは、「憎みあって育つ」という直接的な意味ではなく、母親の置かれる勢力との敵対関係……例えば母が離縁されて実家に帰ってしまった、などのケースを含め、何らかの事情で母親の存在が希薄のウチに育つ事の一つとして上げました。「特別な女性」を意識せずに育ってしまうと「女性が皆同じに見えてしまう」という事がある、と言いたかったんです。

これは非常に高貴な身分(ある意味異常な環境とも言えますが)に生まれると、始終母親以外の女性に囲まれて育つ事になる。いろんな女の手でベタベタと(?)触られて育つと、例えば"学友"みたいな形で出会う同年代の男性(はじめて触れる"社会"ですね)の方が、遥かに新鮮に感じられると思います。また古代社会では、腹違いであれば姉妹との結婚も成り立ちましたが、これは異性の姉妹とベッタリと一緒に育てられなかったから違和感が無かった、という面もあると思ってます。「姉妹」であってもこれなら新鮮ですよね。

>吸血鬼が怖ければ、自分も吸血鬼になってしまえという感覚ですね。
>この精神的変化がホモセクシャルに繋がるケースが多いそうです。
>父親の権力が絶対だった世界で、同性愛が多く生まれるという
>ケースはあるのかもしれません。

面白い分析ですね(^^)。当たってる気がします。例えば"家来"であっても、通常、当主の子より年齢が上の少年が"指導役"として選ばれたりします。すると武術なんか家来の方が強いんですよね。でも愛してしまえば"守ってくれる頼もしい家来"に思えるでしょう。

>ただ、手に入れようと思えば手に入るという事が言いたかったのです。
>しょうがないから男色に励んだ訳ではないでしょ?という事で。

しょうがないって事もないでしょうね。陣営が続く時はともかく、遠征であっても戦闘が無ければ売春宿に出入りしたでしょうし、農村もその役目を果したでしょうし。だいたい自分で何とか出来るでしょうし(爆)。(誰か止めてぇ〜(^^;))

>別に女性と関係するのにそれほど熱意の無い人間でも、
>見栄でやるという例は良く聴きますしね。

これは多かれ少なかれ、いつの時代にもありそうですね。



<こたつ城主 [関東] 2001/06/19(Tue) 17:18>

>のりちゃん様

>同性愛が、「非常識」になったのは、日本では最近だったのですね。

え〜とですね(^_^;)。「非常識」ではなく、何と言いますか……無駄遣い(爆)を誡める事はあったとでも言いますか……つまりその(汗)。だからやっぱり「後継ぎ」は作らないといけないんですよ(スゴイ話)。

これは戦国期においても「正当な後継ぎ」は不可欠なんです。しかし後が絶える前に養子縁組を成立させないとお家断絶だとか、何しろ武力行使の不可であった江戸期には、道徳的にいけないと言うより、お家を成り立たせるために男にばかり手をつけるのは如何なものか、なんて抑制意識はそりゃ当然あったと思いますよ。ただ、冷かしたりするような空気のものではなく、「家を真面目に成り立たせる気があるのか」という感じでしょうね。

じゃあ女性の方がよりOKだったかと言うと、妊娠してる女性とはナニですよね(^_^;)。お腹の子に影響します。だからこれも誡められたんです。別の女性と……になる。それで側室とか置いて、切れ目無く……と(滝汗)。

>今の日本の性に対する常識

ん〜、日本をはじめ東洋と、西洋では、だいぶ性意識が違いますよね。今でもやっぱ違うんじゃないかなぁ。
 
     

     
  <赤いお母さんさま [関東] 2001/06/19(Tue) 18:05>

なんだか止めどもなく・・・。

>今の日本の性に対する常識は、かなり最近取りいれられたんでしょうね。

儒教の影響が強いのだと思います。
同時代人であっても儒教的影響の強い社会(階級的、地域的)では、
貞操観念が非常に重んじられますよね。
(もっとも現在の貞操観念とは違いますし、男女同権ではありませんが)

一方、そうでない世界では夜ばい、乱交、というのは良くある話です。
つい最近までそうだったのではないでしょうか。
戦後も含めて。
神社仏閣のお参りの際の宿泊施設での雑魚寝。
村、街の共同浴場(例:混浴の露天風呂。銭湯)。
村祭り。
こういった空間は性の文化とは切り離せないでしょう。

良く「昔は近所の大人が他人の家の子供もしかったものだ」なんて声も聴かれますが、
そりゃそうですよ、自分の子供かもしれないんですから(笑)。
それは冗談だとしても、長屋なんてプライバシーが無い世界らしいですね。
壁は薄いし、穴だらけ。
しかもワンルームで夫婦と子供が夜を過ごすのですから、
現在の環境とはずいぶんと違うのでしょう。
子供に対する扱いも、基本的には共同体で面倒を見るようですし。

そのほか、幼児虐待問題で取り上げられる例としては、
未だ残っているのかは知りませんが、
ある農村では客人が宿泊した際には、
娘を客人と添い寝させる、
また老人と孫を添い寝させるという習慣があるそうです。
これもその共同体においては倫理的に違反するわけでは無いようです。

こういった例はいとまも無いほどあります。
ですから「日本伝統の美徳」なんて胡散臭いですよね。

西洋の倫理観でも、時代性、地域性があるようですね。

>面白い分析ですね(^^)。

セクシャリティに付いては大学の教養課程でやった位なのですが、
こういった父親との例以外に覚えていないんです。
他にあったかなぁ・・・。
ただこたつ城主さんの分析を見ると、
高貴な家の男子の幼児性を感じてしまいます。
幼児性と言ってしまうのは現代人の感覚なのかもしれませんが。

>あと、ヨーロッパで空襲が多かった時期に生まれた男性は、みんな〇モになったってデータがあるそうですし。

独における性犯罪者の統計をとってみると、
母親の母体内で空襲を受けた人間が多かったという話も聞いた事があります。
現在と違い非常に母胎がストレスを感じる危険が多い時代
(戦乱の時代)
現在とは色々な差異がきっと在るのでしょうね・・・。



<守天働児さま [東海] 2001/06/19(Tue) 21:53>

性神さまのこと
我が町には、知る人ぞ知る「田懸神社」と「大懸神社」というのがあります。
「田懸神社」の方は男性器を祭っており、「大懸神社」の方は別名を姫の宮神社と言い、女性器を祭っています。そのものズバリ、とてもリアルです。これから考えても分かるのですが、日本人は、昔は性に対してとてもおおらかな人種だったのでしょう。なにしろ農耕民族ですから・・・これに蓋をしたのは、多分、明治になってからでしょう、
でも、恐れることはないのです。我々にはスケベの血が流れているのです。DNAは変えることが出来ないのです。



<村上信濃守雅清さま [関東] 2001/06/19(Tue) 23:42>

うーん。なんか最近この掲示板とても教養高い内容が続質
性教育まで踏み込んできたとは・・・
ますます広がるこたつワールド??
おもいきり読み込んでしまった・・・



<しらさま [近畿] 2001/06/19(Tue) 23:50>

こたつ城主さま、こんにちは。みなさん、はじめまして。

性神の話題が出ていますが、昨年、米子の「木ノ根神社」
というのを見てきました。そこも性器崇拝の神社で、
ラフカディオ・ハーンがその神社を見て、ケルト文化と
通じるものを感じて日本に対する愛着を深めたという
神社です。神社には、その手のもの(?)がたくさん
奉納されていました。↓下記からのリンクを参照。
http://homepage1.nifty.com/sira/update15.html

日本人がこの手のことにおおらかでなくなったのは、
白樺派などが跋扈した大正以降と言われているようです
ね。



<のりちゃんさま [近畿] 2001/06/20(Wed) 09:48>

神社周りをしてますと、かなりの頻度で性器信仰の名残を見つけ
ます。
名残どころか、そのまんまのとこも結構あるのです。
関西では「飛鳥坐神社」が筆頭かな?
こちらの御田祭り(豊作を願って、男女交合の演技をするお祭り)
は、関西三奇祭のひとつに数えられていますが、演技が、リアル
なんだけど、いやらしい感じが全然しないのだそうです。
この神社は、あちらこちらに、陽石・陰石がごろごろしてまして、
ひとつくらい持って帰ってもわからんのちゃうか・・・とか不埒
なことを考えてしまいます。

タイは、男根信仰の方が顕かに盛んで、バンコクの中央に男根を
模した塔がたっていますが、日本は、どちらも同じように崇拝し
ていますね。
どちらが欠けても豊作にならんということでしょうか。

>無駄遣い

聖書でも、「オナン」が、「精液を地にたらしたため」エホバが
お怒りになった、という話しがありましたね。
某キリスト教一派では、自慰もいかんのだそうです。
人間は、「子供製造器」かっちゅうの!



<梵天丸さま [関東] 2001/06/20(Wed) 13:37>

今日は、仕事に行く前に雨が止んでくれてラッキー☆
それにしても、こたつワールド恐るべし・・・
ただし、某には補習が必要なようで・・・
 
     



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