<掲示板・議事録>

唐辛子

     
  <のりちゃんさま [近畿] 2003/04/07(Mon) 19:51>

日本神話では黄泉の国の鬼に桃を投げて追っ払いますが、投げるなら、桃より唐辛子の方がよかったかも。
少なくとも、虫はおっぱらうそうですからね。
鬼と虫を一緒にしたら、怒られるかしらん(^^ゞ

唐辛子をモチーフにした神話って、どっかにないでしょうかね?
形や色があんなに愛らしくて、味もおいしくて(万人向けではないけど(^^ゞ)、健康にもよいらしいのに。

ニンニクは、所謂「檀君神話」に登場するんですけどね。
熊とトラが人間になりたい、と願うと、
「太陽を浴びずに、毎日、ニンニクだけを食べてすごせ」といわれるんですね。
詳しくは、ここ↓
http://jtkim.korea.ed.jp/m20.html
ニンニクだけってのは、かなりきついかも(^^ゞ



<朱天さま [東海] 2003/04/08(Tue) 01:15>

>日本神話では黄泉の国の鬼に桃を投げて追っ払いますが、
>投げるなら、桃より唐辛子の方がよかったかも
唐辛子ってのはいつ頃から日本にあるものなんですかね?



<北畠具顕さま [東海] 2003/04/08(Tue) 09:35>

唐辛子を朝鮮に持ち込んだのは秀吉軍らしいですねぇ。
ということは1590年代には存在したってことです。
その前はどれくらいからあったのやろう。



<ピンクのトカゲさま [東海] 2003/04/08(Tue) 19:13>

北畠具顕様

唐辛子は、南蛮貿易で日本に伝わり、そこから朝鮮半島に入りました。
韓国の市場に行くと、いろいろな唐辛子が出回っています。
その中で辛味の強いものをウェコチュ(ウェは、倭の韓国読み、コチュは、唐辛子のこと)といいます。
向うの辛味の少ない唐辛子を日本で植えると3年ぐらいでそのウェコチュになるそうです。
これは、土壌の違いによるものだと聞きました。
韓国の知人が日本に来たとき、一緒にうどん屋に入ったのですが、
韓国の普通の唐辛子のつもりで真っ赤になるまでかけたのはいいんですが、メプタ、メプタ(辛い、辛い)を連発していたのを思い出します。



<こたつ城主 [関東] 2003/04/08(Tue) 23:33>

>北畠具顕さま

そうそう。朝鮮まで持ち込んだのは秀吉の頃ですが、秀吉の頃に朝鮮半島が初めてって事は、日本でもそう昔って事も無いんじゃないかな。朝鮮と日本の往来は多かったでしょうからねぇ。


>のりちゃん様

そういや「桃」は、五行では「金」に含まれる果物です。
私もこの手の難しい書物は極力読まないようにしてるのですが、「桃は白くて(これも"白"が"金"に含まれる色だから)しかも"辛い"から"金"に相当する」なんて事が平気で書いてあって、「古代の桃は辛かったのだろうか(^^;)」等と悩む原因になるのでした。
日本の神話で桃を投げる振る舞いは、唐辛子を投げるのと同じ意味なのかもしれません。

と考えると、神話の時代に唐辛子が出て来る必要は無かったのかもね(^^;)。少なくても、「のりちゃん族」の登場を待つまでは(笑)。

「檀君神話」読みました! へ〜(゚.゚)、面白〜い!
この壇君のお父さんって、ファヌンさんなのかな、それとも実は虎なのかな(ファヌンさんは出産の面倒を見ただけ?)。


>朱天さま

>唐辛子ってのはいつ頃から日本にあるものなんですかね?

どうも、のりちゃんの一族が上陸した頃からのようですね。「のりちゃん実録」とか「のりちゃん文書」等が手掛かりになるかと(大嘘っ)。



<こたつ城主 [関東] 2003/04/08(Tue) 23:35>

>ピンクのトカゲさま

ああ、やっぱり唐辛子の日本入りは、南蛮貿易あたりからなんですね。その前はどこだろ。 「コチュジャン」の「コチュ」は唐辛子の事だったんですね。
日本の土壌の方が辛くなりやすいってのは意外ですね。辛いと言えば韓国(朝鮮)だと思い込んでますからね(^^ゞ。でも向こうで買ったキムチは、確かにそんなに辛くなかったです。
 
     

     
  <のりちゃんさま [近畿] 2003/04/09(Wed) 00:31>

桃って「金」に相当する果物だったんですね(゜.゜)!
えっと、うろおぼえなんですが、桃太郎は、陰陽道のエッセンスに溢れた物語で、「鬼」=「うしとら」なので、その正反対に位置する、「猿」=「申」・「鳥」=「酉」・「犬」=「戌」を家来にして戦った、なんて話がありますよね。
こたつさんとこの「五行配当図」を見ると、申と丑寅は、「土」に。
酉と戌は、「金」に属するんですね。
土は金を養う、けど、金が土を制するという関係じゃないですよね?
よく知られる「桃太郎」が、「土」と「金」の物語だ、と考えると、ちと面白いですね。

唐辛子は、そういう見方をすると、多分、「火」にあたりそうな気がします。
色も赤いし。
そうすると、火は土を養っちゃうんですよね。
それでは、鬼は退治できないかも(T_T)
そうかぁ、奥が深いなぁ(と一人で勝手に納得する)。

で、檀君のお父さんは、ファヌンさんみたいです。
私が持っている、「世界の神話101」という本では、
「天の支配者自身が降下するのではなく、代理者が降下して、地上の娘と婚姻を結ぶ」
という点で、日本神話の「天孫瓊々杵降臨」と似ている、と書いてますね。
まぁ、多分、檀君神話が、日本神話に似ているのではなく、日本神話が、檀君神話に似てる、というほうが正しいのでしょうが(^^ゞ
なんにしても、人間の「母」がもとは「熊」ってのが、ちと面白いですよね。想像すると。



<ピンクのトカゲさま [東海] 2003/04/09(Wed) 07:57>

>こたつさま

>ああ、やっぱり唐辛子の日本入りは、南蛮貿易あたりからなんですね。その前はどこだろ。

原産地は、確か南米だと思います。

>「コチュジャン」の「コチュ」は唐辛子の事だったんですね。

で、唐辛子粉は、「コチュカリ」です。

>日本の土壌の方が辛くなりやすいってのは意外ですね。辛い
>と言えば韓国(朝鮮)だと思い込んでますからね(^^ゞ。でも
>向こうで買ったキムチは、確かにそんなに辛くなかったです。

キムチも南の釜山とソウルでは、釜山の方が辛いです。なぜかというと、釜山は、海産物が豊富ですから牡蠣とか入っているから腐敗防止に唐辛子沢山入れるんです。一方、ソウルは、牡蠣じゃなくて果物の柿や桃を入れるので、甘いんですよ。



<こたつ城主 [関東] 2003/04/09(Wed) 22:50>

>のりちゃん様

あ、そうそう。桃太郎の配置図(でいいのか?)は、私も前に本で読んで驚きました。
「鬼」×「猿・鳥・犬」が、東北×西南になってるって言うんですね! そして、お供の動物達は各部族の名であったとか。(確か前、とある人材派遣のCMで、桃太郎の人使い荒さに泣いてましたけど:爆)

五行における方位というのは、解釈・流派・場合によって微妙に変わると思います。
あと、だいたいこゆのは後付けでコジツケるので(^^;)、恐らく申は他の二つと一緒に西南扱いで問題無く、まずは単純に「東北×西南」を指すのでしょう。
強いて五行にこだわれば、鬼を東に見立てて「木」と見なすかもしれません。最終的に剋されるのは鬼の側なので。

ただ、生姜、ネギ、ラッキョウ、唐辛子など辛い物は「金」に入る一方、同じくニンニク、カレー、ワサビ、胡椒などの辛い物が「土」だったり、のりちゃんの言うのも当たってるかもしれません。
食物については、同じ食品が場合によって火になったり金になったりするのですが(笑)。

檀君のお父さんはファヌンさんなのですね〜。
では、虎さんは何のために出て来るのか……これを神話で聞いてはいけないですね(笑)。こういう用も無いのに通り掛ったりする人(動物だが)に、意外な真実がぁぁ〜っ!という辺りを探るのが楽しいのでしょうね。


>ピンクのトカゲさま

トマトってもんが、そもそも受け入れられるまでが大変だったというのは、何となく判る気がしますね。一番最初の大口取引先は、何にケチャップを用いたのでしょうね。カレーとか煮物とかかしら。
私はビーフシチューを作る時、セロリ一本丸々と、トマトジュースをジャブジャブ入れます(#^.^#)。

唐辛子はやはり南米でしたかっ。タバコもそうですものね。世界をあっという間に駆け回ったのですね〜。
それと同じ朝鮮半島でも違うんですね。海産物に防腐剤が必要というのは、凄く納得です! 日本では塩辛くしたり酸味(と言うか米の発酵)を利用したのですが、辛ければストレートに防腐効果があるのでしょうね。



<ピンクのトカゲさま [東海] 2003/04/10(Thu) 17:37>

>こたつさま

>トマトってもんが、そもそも受け入れられるまでが大変だったと
>いうのは、何となく判る気がしますね。一番最初の大口取引先
>は、何にケチャップを用いたのでしょうね。カレーとか煮物とかかしら。

覚えていませんが、和食でないことは確かでした。



<のりちゃんさま [近畿] 2003/04/11(Fri) 09:03>

食べ物と五行ってややこしいんですね(゜.゜)
でも、考えてみたら、以前、見た、五行対応表(というかどうかは知りませんが)、甘いはなんとか、辛いはなんとか、と対応してましたから、甘酸っぱいリンゴなんかは、少なくとも二つの要素にあたりそう(~_~)

なんにせよ、おいしけりゃいいや(爆)

で、虎さんの登場の理由なんですが、多分、単に、「振られ役」・・・。

てぇか、肉食の虎と熊に、野菜だけ食べて100日ってのはかなりの無理難題ですよね。



<久住さま [関東] 2003/04/11(Fri) 15:39>

朝鮮では、
虎は「男性性」、熊は「女性性」のシンボルなのだそうです。
男にゃ、産めまっしぇーん。
 
     

     
  <こたつ城主 [関東] 2003/04/11(Fri) 19:49>

>のりちゃん様

五行は薬膳・漢方の中では、一つの目安に過ぎません。食物に関しては、五行の他に「熱寒」「実虚」「乾湿」「気血」「病向」等の分類をします。
五行の何に相当するのかについては、色や味の分け方を適用されて書かれてはいますが(赤いから火とか、辛いから金とか)、根拠は結果から辻褄を合わせてる感じもします(^^;)。

>なんにせよ、おいしけりゃいいや(爆)

意外とこれってアタリだと思います(爆)。

虎はフラレるために出て来るんですね〜(TOT)。虎は肉食ですが、熊は雑食と前読んだ本に書いてありました。この辺を言いたかったのかも?



<こたつ城主 [関東] 2003/04/11(Fri) 19:51>

>久住さま

虎だけど……もしかして、男だから最初から騙されたって事なのかな(^^;)。



<のりちゃんさま [近畿] 2003/04/11(Fri) 23:22>

>「熱寒」「実虚」「乾湿」「気血」「病向」
ぎょぎょぎょ。
「病向」て、そのまま「病気に向かう食べ物」という意味ですか?
なんか、すっごい、いやなんですけど(^^ゞ
でも、「病向」の中に、「シュークリーム」が分類されてたとしても、食べちゃうなぁ(~_~)



<こたつ城主 [関東] 2003/04/14(Mon) 17:47>

>のりちゃん様

>「病向」て、そのまま「病気に向かう食べ物」という意味ですか?

病向ですか(゚.゚)。え〜と……(言われて慌てて調べる)。
咳や鼻血、嘔吐や便秘など、下がらない(上がる)症状を「升」。頻尿や下痢、月経過多など、下がりすぎる(上がらない)症状を「降」。この二つを指すようです。



<のりちゃんさま [近畿] 2003/04/15(Tue) 18:57>

「病向」の説明を読んで、そういえば、病気って、上がりすぎか下がりすぎかだなぁ・・・と、ふと思いました。

昔、「つまらない話」ってのがありました。
内容は、「私は、下痢だ」っていうだけなんです(^^ゞ
反対に「くだらない話」ってのもあって・・・(~_~)



<こたつ城主 [関東] 2003/04/15(Tue) 20:10>

>のりちゃん様

>病気って、上がりすぎか下がりすぎかだなぁ・・・と、ふと思いました。

こう言い切っちゃうと、えらく他愛ない気もしますが(笑)。

>「つまらない話」「くだらない話」

「大した事ない話」ってのも……(^^;)。
 
     



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