<掲示板・議事録>

水戸納豆と信玄隠し湯、1

     
  <のりちゃんさま [近畿] 2002/10/29(Tue) 21:18>

いきなり寒くなって、慌てて毛布出しました。
まだ風邪はひいてないようだけど、油断大敵です。

食べ物ってのと、家光公ってので思い出しましたが、落語の
「目黒のさんま」って、家光公がモデルなんですね。

毒見役が3人以上いて、体に悪いものは徹底的に排されるた
め、さんまの骨はもちろんすべて取り去られ、体によくない
脂肪分もすべて落としたものが食卓に出てくる。

想像しただけでも、まずそうなものを将軍が食べてたんだと
したら、天下とってもつまんないだろうなぁ。

実はその料理改め役を勤める男は、武田の残党の子孫なので
あった。
先祖の仇をうつため、日々まずい料理を作るのであった!!
なんて、ドラマになりませんかね(^^ゞ



<こたつ城主 [関東] 2002/10/30(Wed) 19:08>

>のりちゃん様

う〜ん。寒くなりましたねー!(*_*)
先週は眠り小僧、今週は風邪小僧のこたつです。妖怪事典に載るかな(笑)。

「目黒のサンマ」は家光がモデルだったんですか(゚.゚)?
なるほど。そんな感じですね〜! 子供の頃に聞いて以来ですが、お忍びで食べた方が先ですよね? で、城内で作らせたら不味かったんでしたっけ?
同じような話で、殿様の茶碗というのがありますよね。薄手の茶碗で熱いのやすぐ冷めちゃうのを我慢しながら食事をする殿様の話。殿様も苦労しますね〜(笑)。

>実はその料理改め役を勤める男は、武田の残党の子孫なのであった。
>先祖の仇をうつため、日々まずい料理を作るのであった!!

わははは! 周囲を取り巻く大奥やお側衆もそれぞれ曰く付きの家柄出身で、将軍が「不味い」と言うと、「おや、ご存知無いのですか、今はこの味が世の主流でございます」などと料理人の援護射撃をしてイジメに参加するのであった! <つづく>(笑)



<のりちゃんさま [近畿] 2002/10/30(Wed) 20:28>

川原泉さんっていう漫画家さんがおられるんですが、
「殿様は空のお城に住んでいる」
という中篇の中で、殿様の苦労について触れられてます(^^ゞ

曰く、「ひげを剃られるとき、どんなに痛くても、痛いとは
いえない。なぜなら、切腹などに発展するから」

曰く、「風呂の水が冷たすぎても、冷たいとはいえない。な
ぜなら、切腹問題にまで発展するから」

曰く、「どれだけ御飯がまずくても、まずいと言ってはいけ
ない。なぜなら以下略」

その他、どれだけ寒くても、風呂あがっても拭いてもらえな
い(濡れたまま服を着なくてはいけない)。

などなどと説明されています。

ほんっと、殿様って大変・・・だけど、暴君もいたでしょう
ね。
いつの世も、損する人間が損をすると(笑)

>援護射撃をしてイジメに参加するのであった! <つづく>

もちろん腰元も裏のある人物ばっかりで、
聞こえよがしに、
「殿様のセンスって・・・・・・よねぇ!」
と陰口を言っては、殿様を神経性胃炎にするのであった!



<朱天さま [東海] 2002/10/31(Thu) 00:10>

>おや、ご存知無いのですか、今はこの味が世の主流でございます
>殿様のセンスって・・・・・・よねぇ!
これって一歩間違うと本当に流行りますよね(笑)



<こたつ城主 [関東] 2002/10/31(Thu) 18:26>

>のりちゃん様

そうそう、殿様は毎日月代(さかやき)を剃ったんですって。お髭もそうかも。家臣の子で、まだ出仕したての若侍(近侍)が早起きしてお役を務めるとか。手が滑ったりしたら、切腹まで行かないまでも、その家がお咎めを受けるんでしょうね(^^;)。

将軍の入浴ですが、今のようにタオルでゴシゴシ拭くのではなく、何枚も下着(かな?)を着せては脱がせるのを繰り返したとか聞きましたね。

日本の特に江戸期の殿様は、中国の皇帝みたいな巨大な権力を手中に好き放題やった、という話はあまり無いかもしれませんね(^_^;)。

>と陰口を言っては、殿様を神経性胃炎にするのであった!

それをやっぱり裏のあるご典医が診察の結果、「食べ過ぎです」と診断。
「ウソだっ! 不味いからあまり食ってない!」言い募る殿様の運命やいかに。<つづく>(笑)



<こたつ城主 [関東] 2002/10/31(Thu) 18:27>

>朱天さま

>これって一歩間違うと本当に流行りますよね(笑)

よく遊び慣れてない殿様を花魁が囲んでる図のような……(^^;)。
 
     

     
  <のりちゃんさま [近畿] 2002/10/31(Thu) 18:52>

そうそう、お風呂って言っても、今の形式のお風呂はそんな
に歴史が長くないんですってね。
銭湯も、着衣のままだったみたい。

落語なんかで、ちょっと抜けた若旦那が銭湯でナンパしよう
として失敗する話があるんですよ。
それを初めて読んだ時は、子供だったんで意識してなかった
けど、よくよく考えたら、銭湯でナンパってのは、なかなか
大胆な話だなぁ、なんて思ってたんです。

でもまぁ、着衣ならば・・・。
う〜〜〜ん、やっぱ大胆だ(^^ゞ

>不味いからあまり食ってない!

「わたしが作った料理がまずいなんてひどい!」
殿様の言葉を聞いて襖の陰で、しかし、ちゃんと殿様の耳に
聞こえるように、大声で泣き崩れたのは、殿様お気に入りの
腰元、おタケであった。
「なに、おぬしが調理したとな?」
「そうでございます。それをまずいなんて・・・。私なんか
死んだほうがいいんだわっ!!」
駆け出すおタケ、追う殿様。
二人の行く末はいかに。
<それでもつづく>(笑)

>朱天様
>これって一歩間違うと本当に流行りますよね(笑)

現代の流行もんって、裏ではこんな風に作られてるとか言い
ますけどね(笑)



<ピンクのトカゲさま [東海] 2002/11/01(Fri) 12:49>

のりちゃん

>そうそう、お風呂って言っても、今の形式のお風呂はそんなに歴史
>が長くないんですってね。
>銭湯も、着衣のままだったみたい。

こないだ、「薬師信仰」ってタイトルの300ページぐらいで7400円もする高価な買い物したんですが、その本の主要テーマが薬師信仰と温泉についてです。
風呂って言うのは、字の如く現在のサウナなんですよね。
湯に浸かるっていうのは温泉が原点なんだけど、書紀の温泉は、宗教的な意味合いが濃かったようです。
庶民が温泉に浸かるようになるのは、大分後になってからですね。
その本、温泉の縁起とか詳しく載ってるんですが、行基、一編などのほか信玄っていうのもかなりありました。



<こたつ城主 [関東] 2002/11/01(Fri) 18:17>

>のりちゃん様

昔のお風呂は蒸し風呂、つまりサウナですね(^_^;)。小説などによく竹べらのような物で垢を落とす描写が出て来ますが。
お湯に浸かるようになったのは江戸時代、慶長年間ごろだったかな。出典を覚えてませんが、前に読んだ本には「沸き湯の要領で」と書いてあって、つまりお湯に浸かるのは、それまでは温泉しか無かったという事でしょうかね。

>駆け出すおタケ、追う殿様。

おタケに漸く追い付いた殿様、言い訳をしようと口を開くと、
「いいえ! おタケ殿は献立を考えただけ、料理をしたのはこの私で……」という声とともに、次々と周囲の襖が開き、大勢の料理人達が口々に、
「ヒドイ! 死んでやる!」と庭に飛び降り、めいめいが八方に走り去って行く(汗)。
「ああっ! 待ってくれ!」うろたえる殿様の運命やいかに。<やっぱりつづく>(笑)


>ピンクのトカゲさま

7400円の本ですか(*O*)! わ〜高〜い。
でも仏像とか写真入りで載ってる本って、とても高いんですよね〜。ぐぐ〜!

薬師信仰と温泉……考えてみれば、当たり前すぎるほど合体事項ですな(^_^;)。湯池もきっと最初は、貴族とかだけに許された処方だったんでしょうなぁ。
でも人里離れた秘境の地などで、温泉三昧してた庶民も居たりして?(笑)

>行基、一編などのほか信玄っていうのもかなりありました。

なぜ信玄の隠し湯って、多いんでしょうね(^^;)。



<ピンクのトカゲさま [東海] 2002/11/01(Fri) 19:16>

>こたつさま

>7400円の本ですか(*O*)! わ〜高〜い。
>でも仏像とか写真入りで載ってる本って、とても高いんですよね〜。ぐぐ〜!

それが、全然写真とか載ってなくて活字オンリーなんですよ。

>薬師信仰と温泉……考えてみれば、当たり前すぎるほど合体事項
>ですな(^_^;)。湯池もきっと最初は、貴族とかだけに許された処方だ
>ったんでしょうなぁ。
>でも人里離れた秘境の地などで、温泉三昧してた庶民も居たりして?(笑)

庶民というか山の民は、温泉三昧していた可能性大ですね。後にこの山の民の中から忍者が出るって考えられますし、

>なぜ信玄の隠し湯って、多いんでしょうね(^^;)。

金堀と関係あるんでしょうか?確か大久保長安は、時宗でしたよね。時宗の一編も温泉開発と関わりが深かったようですから、その関係からでしょうか?
あと、頼朝っていうのもかなりありましたよ。頼朝と温泉となれば、伊豆の走湯権現と関わってくると思うのですが、7400円もして、その辺りについては書いてありませんでした。
兵庫の高校の先生かなんかで、有馬温泉で大部分を割いていました。

それと、お湯につかるということになるとサンカなんかも河原に穴を掘って、油紙などを敷いて、水を入れ焼いた石を水の中に入れて入浴していたようです。
これがいつ頃からか解らないんですが、入浴を考える上では面白いんじゃないかと思います。



<のりちゃんさま [近畿] 2002/11/01(Fri) 20:15>

たけべらで垢を落とすってのはすごく気持ちよさそうですね(#^.^#)

>うろたえる殿様の運命やいかに。

背後では、腰元達が、
「殿様って横暴〜〜、ひっど〜〜い」と追い討ちをかけるの
であった。

「あぁ、待ってくれ。私が悪かった。これからなんでもおい
しく食べるから許してくれ」
思わずそう叫んだ殿様。

その時、
「話は聞いたよ」
と影から出てきたのは、露口茂演じる、山さん衛門であった。
<やみくもに続く>
だんだん殿様がかわいそうになってきた・・・(^^ゞ

>とかげ様

7400円ですか。
300頁。
図書館でその本を借りてコピーしたら、1頁10円とすると
3000円。
(すぐこういう計算をしてしまう(^^ゞ)
でも、やはりコピーより、本を手元に置きたいですよね。

自然にわいてる温泉は、猿さん・熊さんも入ってるくらいで
すから、地元の人もきっと入ってるでしょうね。

トカゲさんは温泉好きですか?
私は大好きなんだけど、温泉旅館ってなんであんなに高いん
でしょうねぇ(T_T)



<こたつ城主 [関東] 2002/11/02(Sat) 18:06>

>ピンクのトカゲさま

忍者が温泉と聞くと、なぜか別所の湯を思い出す私(^_^;)。真田忍者ですね。
信玄と隠し風呂の関連は、金堀も関係あるかもしれませんね。棒道の整備や独自の諜報網、影武者の存在も囁かれたり、信玄には秘密の協力組織が感じられます。信玄の死が、死後隠された伝説に所以があるのでしょうか。

>確か大久保長安は、時宗でしたよね。

でしたっけ(^_^;)。温泉と信仰の関わりって面白そうですね。
頼朝と言えば、養老渓谷(千葉県)も温泉の名所ですが、ここにも頼朝が詣でたという出世観音があります。
頼朝に信玄に家康、源氏は養生に関心の深い家なのでしょうかね(笑)。
有馬も古くから知られてますよね。戦国期も確か黒田官兵衛やら、秀吉も側室を連れていったんじゃなかったかしら(笑)。

>河原に穴を掘って、油紙などを敷いて、水を入れ焼いた石を水の
>中に入れて入浴していたようです。

へ〜(゚.゚)。面白い。油紙か……。
今みたいに人肌にちょうど良い湯に調節するなんて出来ない頃は、猿にでも教えて貰ってたのかな、なんて想像してましたが(笑)。



<こたつ城主 [関東] 2002/11/02(Sat) 18:07>

>のりちゃん様

垢すりタワシならぬ、垢スリ竹べらですね(^^)。気持イイかも。

>「話は聞いたよ」
>と影から出てきたのは、露口茂演じる、山さん衛門であった。

慌てたのは、出番の秒読み態勢に入っていた水戸のご老公であった。
助さんの袖を捉えるや、
「スタジオ違いじゃ、と申せ!」。
スタジオっつーか、局が違う気がするんだけど……(汗)。

今日はサボれるとばかり裏口から帰ろうとした助さん格さんだったが、老公の命令とあれば仕方ない。面倒臭そうに、
「え〜っと、控えい、控えい〜っと」
恐慌状態となった城内の者達が、とりあえず振り返るのを待って、
「この紋所が目に入らぬかぁっ!」

差し出したのは紛れもなく葵のご紋!……しかし、暗がりでその紋は人々の目には入らず(笑)、それより強烈に伝わったのは……、
「納豆だっ! 納豆の匂いだっ!」(爆)
<続けて良いものでしょうか>(笑)

>図書館でその本を借りてコピーしたら、1頁10円とすると3000円。

見開きで一枚取れれば1500円か……φ(。。)m。←おい

私も温泉旅館大好きです〜(#^.^#)。
でも高いですよね〜。同じ旅館街で安い所に泊まって、外湯しに行く方が安いなんて事も少なくなかったり(TOT)。
 
     



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