<掲示板・議事録>

包丁のお話、1

     
  <のりちゃんさま [近畿] 2001/11/19(Mon) 16:17>

今日は、本格的日本料理に取り組もうと、百合根をゆがいたり、
裏ごししたり、魚のアラで赤出し作ったりして・・・、しみじみ
思いました。
「料理は力仕事だ」って(>_<)

魚のアラを切り分けながら、頭の中は、「切腹介錯人」の気分で
した。
魚でこんだけ固いんだから、しかも、まな板に押しつけて、切っ
てこの状態なんだから・・・って(^^ゞ



<こたつ城主 [関東] 2001/11/19(Mon) 17:44>

>のりちゃん様

こたつ宅も土曜日、冷蔵庫に中途半端な物ばっかり余ってしまい、ふとお重を出して、いろいろ作った物を御膳風に詰めてみました。
のりちゃんみたいに本格的な和風ではないけど(^_^;)、それでもちょっと気分的に豪華で楽しかったです。

>魚のアラを切り分けながら、頭の中は、「切腹介錯人」の気分で
>した。

わははは! 魚濫観音ってのがあって、魚料理をする職人さんとかがお祀りするらしいです。首を落とすってのは、何処かに罪悪感が残るものなんでしょうねぇ?



<のりちゃんさま [近畿] 2001/11/20(Tue) 19:40>

>いろいろ作った物を御膳風に詰めてみました。

これって、結構、効果的ですよね。
お皿をちょっと変えるだけで、味も変わるように感じますもんね(^O^)
と、言いつつ、一人の時は鍋から直接食べるんだけど(^^ゞ

>魚濫観音ってのがあって

これ、初めて聞きました。
お姿はどんなのなんでしょう?
と、うちにある「神様辞典」で見てみましたが、載ってませんで
した。
その代わり、「鮭大明神」なるものを発見。
福岡県でお祀りされているようなのですが、ご神体を見てみたい!(>_<)



<KUBOさま [北海道] 2001/11/20(Tue) 23:03>

>のりちゃんさん
> その代わり、「鮭大明神」なるものを発見。
 うちの近所にある「石狩弁天社」の祭神の一つは「妙亀法鮫大明神」で、これはチョウザメのことだそうです。場所請負人の村山家がサケ漁の網が破られるので、神にうかがったところチョウザメの仕業とわかり、神として祀ることにしたそうです(^^;)
  そういやあ近所の郷土資料室にもチョウザメの剥製が展示してあったっけ...(^^;)



<こたつ城主 [関東] 2001/11/21(Wed) 19:01>

>のりちゃん様

>お皿をちょっと変えるだけで、味も変わるように感じますもんね(^O^)

そうなの(^O^)! それと、材料がどれも一人前づつ、いろんな種類が残ってたんです。だからおかずばっかり10種類! これを全部お皿に盛ったら、お皿洗いが大変!
その点お重は、ご飯スペースまで含めて、洗うのは一度だけ〜♪

魚濫観音は……波を泳ぐ鯉の背に観音さまが乗っておられます(^^)。葛飾北斎の絵にもありまして、北斎の描く波や、波に揺れる魚や舟人の様子は天下一品なので、是非お見せしたかったのですが、検索では出て来ませんでした(T_T)。(こういうのは、「おいそれ」とは出て来ませんね〜)

でも水に関する観音さまですので、やはり子宝とか何かを生み出すご利益があるそうです(^^)。真田信之の側室がお祀りしたそうで、信州松代の梅翁院というお寺に安置されてます。

「鮭大明神」というのは初耳です(゚.゚)。こちらは神様ですね!(ワクワク♪)



<こたつ城主 [関東] 2001/11/21(Wed) 19:02>

>KUBOさま

>「石狩弁天社」の祭神の一つは「妙亀法鮫大明神」で、

検索したら、又してもKUBO様の所が……(^_^;)。他のサイトでは、後に請負人制度は廃止され、漁獲量を二倍に膨らませる事に成功した、とありました。
http://www.kouiki.chuo.sapporo.jp/purimail/no.1/1-nature/1-nature.html
(ぷりめ〜る:http://www.kouiki.chuo.sapporo.jp/purimail/index.htmlより)
↑ココに、チョウザメ剥製の写真も(^^;)。
石狩鍋(鮭鍋)は、今でこそ、東京のスーパーでも冬になるとパックが出回るほど有名ですが、元は苦労があったんですねぇ。
 
     

     
  <のりちゃんさま [近畿] 2001/11/21(Wed) 21:57>

>だからおかずばっかり10種類!

懐石料理みたい・・・(゚.゚)
いろんな料理を少しずつ食べるって、むちゃくちゃわくわくしま
すよね。
外国料理(なんちゅう表現(^^ゞじゃ)でも、前菜の盛り合わせ
は、主菜よりもわくわくしたりします。
でも、自分が作るのは、「八宝菜」「おでん」「カレー」などな
ど。鍋一つで足りるのが好きなんだなぁ(と、昨日からダメ主婦
ぶりを披露しつづけてるような・・・)。

>波を泳ぐ鯉の背に観音さまが乗っておられます

なんだか、とても美しそうですね。
北斎の絵にあるのですか。それは、是非見てみたいです。
図書館にででも、探してみるか!(^o^)

ところで、それで思い出したのですが、ある小さなお社の額に、
鯛に乗った漁師のような彫刻がありました。
これは、誰だろう?と思って、近所の方に尋ねてみたら、「恵比
須様ですわ」とのこと。
恵比須様って、いろんな逸話のある神様ですけど、鯛に乗ってお
られるのは初めて見ました。
小脇に抱えてるのは、よく見るんですけど(^^ゞ

んでもって、「鮭大明神」。
この近郷では、鮭をとることはタブーなようです。
なんでも、鮭は龍宮の使いなんだとか・・・。

と、またぺらぺらと本をめくったら、「鯖神」という文字が・・
・(^^ゞ

「古い鯖を食べると食中毒になるので、祟りだと恐れて祀った」
だそうです・・・。
古いもの食べるんじゃな〜〜〜い(>_<)!!
鯖にとっては、濡れ衣!



<KUBOさま [北海道] 2001/11/22(Thu) 00:02>

>こたつ城主さん

> http://www.kouiki.chuo.sapporo.jp/purimail/no.1/1-nature/1-nature.html
 このページいいですね。荒井金助や鮭の缶詰工場、井上伝蔵のことまで載ってます
ね。これまたうちの近所の弁天歴史公園には荒井金助のレリーフがありますし、その
近くの金龍寺も荒井金助が建てたらしいです。

> 石狩鍋(鮭鍋)は、今でこそ、東京のスーパーでも冬になるとパックが出回るほど有名ですが、元は苦労があったんですねぇ。
  石狩はサケの街ですからサケに関する物がいろいろあります。石狩さけ祭りというのもありますし、現在発掘中の紅葉山49号遺跡からは縄文時代のサケの捕獲施設などが出土しています。(縄文の頃からサケの街だったらしい(^^;))



<こたつ城主 [関東] 2001/11/22(Thu) 17:14>

>のりちゃん様

>前菜の盛り合わせは、主菜よりもわくわくしたりします。

そうそう(^O^)! アンティパスタ三種類盛り合わせなんてあるじゃないですか〜♪ こたつに限っては、10種類&メインディッシュ無しでいいと思う時すらある☆ミ

>でも、自分が作るのは、「八宝菜」「おでん」「カレー」などな
>ど。鍋一つで足りるのが好きなんだなぁ(と、昨日からダメ主婦
>ぶりを披露しつづけてるような・・・)。

いや〜、逆に魚のアラの切り分けなんて、私ゃ一度もやった事ないッスよ(爆)。会社で貰った鮭(一尾丸々もらったんだな(^^;))を冷凍保存するために叩き切ったぐらいしか。。。

北斎の絵は……うん(^^)。図書館なら見付かるかも☆ミ 流線が綺麗ですよ〜。
鯛に乗った恵比寿さんは、私もどっかで見た覚えがあります(どこだったかな〜(-_-;))。やっぱり凄〜く古いお社で、色が消し飛んでいるような、木の板に描かれた絵でした。で、私も、小脇に抱えるようになったのとどっちが先だろう、って思いました。
しかし、俵に乗ってる大黒さんは流石に見た事ないです(^_^;)。←当たり前?

鮭って竜宮の使いなんですね(゚.゚)。じゃ、鮭の使いはお茶漬けやおにぎりかな。鯖の使いは……寿司!
冗談はさておき、捕り過ぎて減少しちゃったりすると、信仰を持ち出して禁止した、なんて事は無かったのかな。

>「古い鯖を食べると食中毒になるので、祟りだと恐れて祀った」

牡蠣もお祀りしなければ……(^^;;)。あと牛肉(核爆)。



<こたつ城主 [関東] 2001/11/22(Thu) 17:15>

>KUBOさま

荒井金助は石炭を見付けたとか。彼が来るまで石狩には馬が居なかったんですねぇ。たった6年で、何十年分の発展を遂げたんですね。

>石狩さけ祭り

良さそう〜(#^.^#)。ほうとう祭りとか、大鍋でドンドン煮込んでみんなで食べるお祭り、一度行ってたらふく食べたい〜♪

> (縄文の頃からサケの街だったらしい(^^;))

でも、これは、ありがちですよね(^^)。千葉でも縄文の頃は、夏は山菜、秋は木の実、冬は動物の肉、そして春は海産物を食べてたようです。海はありがたいですね☆ミ



<のりちゃんさま [近畿] 2001/11/22(Thu) 18:22>

>鯛に乗った恵比寿さんは、私もどっかで見た覚えがあります

なんと!じゃあ、あそこだけの意匠じゃないんだなぁ。
お寺のご本尊と違い、神社の「ご神体」は、大概、誰にも見せな
いことになってるんです。
だから、ここの神様は、本当は・・・なんてのがわからないんで
すよね。
鯛に乗った恵比須さん、全国にどれくらいいらっしゃるのだろう。
そして謂れはどこから来てるんでしょう。
地方色はやっぱりあるんだろうか?
(って、疑問ばっかりで答えは、いつまでたっても出てないんで
すけどね(^^ゞ)

>捕り過ぎて減少しちゃったりすると、信仰を持ち出して禁止した、なんて事は無かったのかな。

ご明察(^O^)
この「鮭大明神」をお祀りしているのは、福岡の神社なんですが、
鮭はとても珍しい魚で、
しかも鮭が周ってくるのが春、ということで、「春告げ魚」とし
て、大事にされてたみたいです。

>牡蠣もお祀りしなければ……(^^;;)。あと牛肉(核爆)

牛の神様は、「牛頭天王」がいるのになぁ・・・。
今日、北海道で2頭目の感染牛が発見されてましたね。
牛頭天王様、なんとかしてくださいm(__)m



<こたつ城主 [関東] 2001/11/26(Mon) 15:44>

>のりちゃん様

>なんと!じゃあ、あそこだけの意匠じゃないんだなぁ。

いや……そう言われると、鯛に乗ってたって自信はありません(^_^;)。大きな魚に乗ってた事は確かだったと思います。が、何しろ色が剥げてるような古い絵だったしなぁ。

でも、ご神体やご本尊を人目に触れさせないから、噂とかで伝わったってのは納得ですね。伝わって行く途中で「どっこいしょ」になっちゃうのネン。

>鯛に乗った恵比須さん、全国にどれくらいいらっしゃるのだろう。
>そして謂れはどこから来てるんでしょう。

そういや、なぜ鯛が目出度い魚になったんでしょ(゚.゚)。

鮭は「春告げ魚」ですか(^^)。昆布巻きなんか見ると、貴重品だから大事に食べたのかな、なんて気がしますね。
 
     



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