<掲示板・議事録>


     
  絵島・生島と八代将軍・徳川吉宗


<こたつ城主 2006/07/22(Sat) 21:37>

題名:更新しました〜

↑「今週のご挨拶とお知らせ」および各議事録類。
明日は例によっておりません(^^ゞ。<毎度



<YORIさま 2006/07/23(Sun) 19:50>

「今週の…」、楽しく読ませて貰いました♪
絵島の話で高遠城に行った時の事を思い出していました。
http://www.eonet.ne.jp/~yorisan/newpage53.htm

私も彼女はひょっとして実際は才女だったのかも?と思ったりしましたね(^。^)
後世に伝わる話はその時の権力者の都合で大きく変わってしまうという事もありますしね。
史実はどうなのでしょう。タイムスリップして調べてみたいですね(笑)



<こたつ城主 2006/07/24(Mon) 16:22>

>YORIさま

絵島の件、ありがとうございます。
私も20年以上前ですが、やはり高遠に行った時に絵島の幽閉部屋を見学しました。
現地に行くまでは「え? 絵島と生島って、こんなトコで逢引してたの?」とか勘違いしながら行きました(笑)。
絵島事件は、それまで全て内部で処理されていた大奥に、初めて外部からのメスが入った事件としても有名ですが、絵島自身は冤罪だった臭いですね〜(^_^;)。
大奥を扱ったドラマは色恋沙汰がメインになるので、二人をせめてプラトニックに描いたりするものですが、そこをキッパリ「100%冤罪」と断定した点はさすがNHK大河(笑)。



<たみいさま 2006/07/25(Tue) 21:22>

今週のご挨拶から:
>絵島事件では、絵島は月光院の乱行の罪を一身に背負って
>流罪……という具合に描かれてました。

そうでしたか。。冤罪と言う事なのね。
誰だったか、女性作家(歴史家)の見方で書かれた、「絵島生島」、を微かに思い出しました。

将軍て(候補も)大体が虚弱だから、すぐ替わるでしょ。
そうすると内閣改造で、政権の中枢に居たと思ってもアッと言う間に冷や飯食いでしょ、(^_^;)。
これが表舞台なら大奥は裏舞台って事で、、

当然、裏表の糸の引き合いもあっただろうし、ちょっとワキが甘かっただけで足をすくわれる、って事は今もおんなじよね。

それにしても、調べたら絵島は30代、それこそ才色兼備。生島は40代、大人の恋愛をするには年に不足は御座いません。何かしらあった、と思いたい気持ちも致しますです。

流人生活も30年近くあったのだから、時効と思って書き残す事も出来たろうに、あえて残さなかったのにも重い(あるいは大切な)理由があったのでしょう・か。



<こたつ城主 2006/07/26(Wed) 19:06>

>たみい様

今日はやっとピカピカに晴れましたね(^^)。

絵島の「冤罪」。
「八代将軍吉宗」は、吉宗に厳しく取り締まられた「弱い立場」を代表して、近松門左衛門が「語り」を務めてますから、かなり吉宗への手厳しい注釈を加えて運んでますが、それでも一応は吉宗を主人公にした話ですから、「月光院の乱行」までは「アリ」として扱ってました(^^ゞ。

しかしもっと追求した見方では「そもそも"大奥内の乱行"自体がデッチ上げ」という声もよく見掛けます。こうなっちゃうと「月光院の乱行」も「ナシ」かと(^_^;)。

さらに生島については、山村座という歌舞伎に所属の役者でしたが、これも「ライバル興業のチクリ」あるいは「ヤラせ」という話を見た事があります。現にこの事件の後、山村座は廃座となります。

こうなると、仰せの30代と40代(だったんですか(^^ゞ、ありがとうございます)の「大人の恋」も、ぜ〜〜〜んぶ「ナシ」になっちゃうかも(^_^;)。

絵島が書き残した物は〜〜〜元より罪人ですし、大奥にいた者の書き残した物だと、あっても厳重に処分されたと思います(^_^;)。数多い江戸期の史料の中で、大奥のだけは殆ど無いそうです。かなり重い守秘義務があったのだと思います。

ただ高遠には「江島盆踊り」というのがあったそうです(^^ゞ。
http://www.dynax.co.jp/sinsen/shinano/minyoo/t_eshima.html
(「信泉会」:http://www.dynax.co.jp/sinsen/index.htmlより)
 
     

     
  <津々堂さま 2006/08/05(Sat) 14:33>

江戸後期の考証学者・山崎美成の「江戸考証百科-海録」というものが刊行(1999)されています。そのなかにある「江島」に関するエピソードはちょっと面白いですよ。

江島(これは御本丸の女中衆也、生島が事にて罪を得たり)の歌とて人の傳へしは
 世の中にかゝるならひはある物と
              ゆるす心のはてぞ悲しき
廿七歳の時、信州高遠へ御預けなり「頭書諸家大秘録前集巻十に載する江島が事の條には、正徳四年十二月十三日、江島事内藤駿河守へ御預、依之同月二十六日高遠へ赴く 騎馬二騎同勢五十人餘 召仕の女一両人添て発足あり 江島も是で武江の名残とや思はれけん 斯ぞ■ぐさまける 浮世には人帰らめや武蔵野の月の光の影もはずかし」
 一生嗜(たしなみ)のよき女にて、厠へ行くに用の音せん事を
恐れ ねじ手水鉢の口ねじ置て その音のやまぬ中に小用をせしといへり

 トイレに入られた女性の必需品、流水音擬音装置「音姫さま」はTOTOのヒット商品ですが、日本の水資源を考える上でも凄い商品です(私は一応建築家)江島さんが使われた「ねじ手水鉢」なるものがどのようなものか知りえませんが、「音姫さま」に通ずるものが有りますねー。



<こたつ城主 2006/08/05(Sat) 20:25>

題名:明日はおらぬです〜

↑毎度(^^ゞ。


>津々堂さま

お久し振りです(^^)。そう、建築家でいらっしゃいましたね。今日またプロフ拝見して、ふと「太平燕(タイピーエン)」に目が行きました(爆)。ええ! 見るのも聞くのも初めてです!\(>o<)/←泣くなよ

はい(^^ゞ、正確には「江島」ですね。「八代将軍吉宗」はその後も見てて、月光院が「自分の身代わりに高遠に流された絵島を恩赦して欲しい」と頼み込んで冤罪が発覚。吉宗が当時の老中を迎えに行かせるが、絵島は拒否する、という結末でした。

私、古語はチンプンカンプンですが、その伝わる歌の「世の中」。「男女の仲」を指すって、むか〜〜〜し(笑)習った覚えがあるので、生島の事を言ってるのかな、と思いきや、「月の光りの」は月光院のような(^_^;)?

にしても、やっぱ罪人なんですね〜〜トイレの音まで見張られてるとは(^^;)!
その「音姫」さまでしょうか、よく高速のSAのトイレに入ると、水の音が出る仕掛けがありますよねっ。エチケット何とか、というボタンを押すんです確か。
絵島が発案者だったのですね!(笑) 今はフチ無しトイレにして!というCMをよく聞きます。これは、では小野小町の発案かっ?!(何でそうなるヽ(^^;))



<たみいさま 2006/08/08(Tue) 15:31>

将軍吉宗: かなり彼の手は汚れていたと思えてならぬ。
尾張、紀州: 藩主に繋がる者がコロコロ死んで、これを疑わない者は無かっただろう。

両藩のゴタゴタは、徳川宗家の跡目争いのゴタゴタでもあるわけで、吉宗は、ついにそこにも魔の手を入れた。。
で、江島に恨みは無いのだけど、大奥を糸口とした。

幕閣の新旧派閥闘争もあったのは明明白白でありますし。
一連の芝居の台本は、複数の者の手で書かれ、更に上手い具合に繋がったのだと想像します。

「徳川宗春」、の吉宗への逆らい方、あれは、「俺は知ってるぞ、聞いてるぞ」、と言う事でもあったのではないでしょうか。
身分は尾張さまの方が上ですよね。

団子末娘の、「お江さま」、も末にこうなるとは思っても居なかったでありましょう。



<こたつ城主 2006/08/08(Tue) 18:00>

>たみい様

吉宗。もうそろそろラストに近付いてます。
そうそう、このドラマで一番面白かったのが、まさに御三家の権力闘争でした。ただ闘争を描くのではなく、かなり考証の詰めが入って、当時の噂や後付された脚色についても正誤の判断を交えて進めてて、見ててタメになりました(^^ゞ。
今ちょうど紀州から抜擢された人材により、各地の河川を治す逸話が入った所ですが、これも実は「紀州の宣伝」と思えるフシがあるそうです。
吉宗は間違いなく中興の祖ではあると思いますが、享保の改革が江戸期の何もかもを改善したわけではなかったでしょう。このように「改革者が一代にして功績を」という構図を鵜呑みにするのは危険ですし、それを夢見て出て来る政治家はもっとヤバイです(笑)。

絵島については、六代家宣の正室(関白近衛基熙女)の策動で吉宗が八代将軍の座に就いた、という事が言われるそうです(^^ゞ。ドラマでも吉宗自身は何も知らず、六代正室の策動も無く、側用人政治への対抗馬として吉宗を担ぎたい老中の差し金になってました。
紀州について吉宗サイドの策謀はナシになってましたが、尾州については一回だけありました(^^ゞ。綱誠(三代)、吉通(長男、四代)、五郎太(子、五代)、継友(次男、六代)、宗春(三男、七代)と続く内で、三代〜六代まで全て変死ですが、ドラマでは五代五郎太のみハッキリ「毒殺」として処理してました。
 
     

     
  「マハーバーラタ」


<こたつ城主 2006/07/29(Sat) 23:19>

題名:明日はおりませぬ〜

↑毎度(^^ゞ。

あと「マハーバーラタ」アップしました。「作品の広場」からお入り下さい。
他に「今週のご挨拶とお知らせ」更新。



<たみいさま 2006/07/31(Mon) 09:37>

「マハーバーラタ・前書き」、読みました。
前書きだけでお腹が、いえ、頭が満タンになってしまいました、(^_^;)。
猫天地伝の時も思ったのですが、
すごい分野に挑むものだと、すぐには言葉が出ませんです。

で、始めは、やはり、古事記や日本書紀を思いました。
んで、中国の古典芸能の匂いもしたりして・・。
そして、「最初はひたすら次々と登場人物が出て来る」、って言うのは聖書のようでもあったり。

時間待ちの天界、と言うのは面白いと言うか、思いがけない発想ですよね〜。霊界でも半霊界でも無いし・・。

影絵芝居は、昔の巡回紙芝居を思いました。
城主さまも触れておられましたが、悲惨な状況になってしまったカンボジアで子供達が、その影絵を楽しむ映像を見ました。
抑圧から解放された時、インフラよりも先ず復活するのがそういうものなんだと、これは感動しました。

神話、叙事詩、物語、歴史、伝記伝説、宗教、文化、民族、まだあるわね、そのブレンドって事ですよね。
本編には未だ手を(目を)つけておりませんが、
「ああ、漫画で見たいものだ」、と思う今朝であります、(^_^;)。



<こたつ城主 2006/07/31(Mon) 16:02>

>たみい様

「マハーバーラタ」早速ありがとうございます。
実は「こたつ城」をやる前からの課題で(^_^;)。。ネットでそのうちワンサカ出て来るかな〜と他力本願してましたが、あんましそういう感じがしないので着手(笑)。

やっぱ記紀(古事記と日本書紀)に似てますか。私も最初そう書こうかな、と思ったんですが、あまり知らないので対比は人任せに(^^ゞ。

>インフラよりも先ず復活するのがそういうもの

復興すると、アジアじゅうを席巻する文化土壌になりうると思います。
というのも、子供の頃ギリシャ神話が好きで、神様が各分野ごとに箇条書きに説明されてたのですが、そこがどうもインド神話はそういう具合でなく、子供の頃は興味を持てませんでした(^_^;)。
しかしそれは、インドを取り巻く世界が、ギリシャのようにまとまった世界観でなく、そのかわりアジアじゅうのあらゆる宗教と混濁してるからかも、と思うようになり、それほど広範囲に広がる世界と見ると、日本だけが置いてきぼりになってはなりません(笑)。

また古事記に似てるというのも、インドにせよインドネシアにせよ、地域や氏族同志の戦いを越え、何らか統一のための教材の役割を担ってるからかもしれません。

連載は一年半ぐらい。本題の戦争が始まるのは……1年後ぐらいでしょうか(^_^;)。主人公(パンダワ兄弟)は次回出揃いますが、神話ってホント前段階の系譜をエンエンと語るので「主要人物」が出て来るまでが長くてね〜(笑)。
亭主も一読して「絵があった方が」と言ってました。昔描いた漫画や(恥ずかしいけど(^_^;))、昨日実家に行ってワヤンの写真を撮って来たので、ちょっと工夫するかな〜。
 
     



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