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西洋様式の戦国祭りと「リエナクメント(再現)」
<黒龍斎さま [関東]
2001/06/11(Mon) 02:43>
海外の合戦絵巻〜のお話しでも・・・・
私の友人で現在〜フランスに駐在員として6年ほど滞在して
いる者がおります。彼は歴史好きでして、日本の戦国時代から〜
特にロッパの戦争にも詳しい御仁です。
その友人から聞いた、フランスでの合戦絵巻です。
皆様、ナポレオンの時代に行われた「ワーテルローの戦い」は
ご存知でしょうか?
ヨーロッパ大陸戦にて、ナポレオン率いるフランス軍とイギリス
のウェリントン公が率いるイギリス・反フランス連合軍との間に
行われた、ヨーロッパ戦史でも有名な大決戦です。
その友人は、かねてより交流のあるフランスの戦史研究で合戦絵
巻再現者(リエナクメント)のグループからの誘いもあり、ワーテ
ルローの戦いを再現した合戦絵巻に参加した数少ない日本人です。
あの頃の戦争は「マスケット銃」による射撃戦がメインです。
実際の現場では、空砲による砲兵の大砲射撃もあったり、あの時
代で花形の騎兵による突撃戦(英仏併せて100騎)があったりしま
した。
その中で、凄まじいのが英仏両軍による「マスケット銃」の射撃
戦です、両軍併せて一斉射撃で400丁以上の「マスケット銃」が〜
火を噴くのです、石和の火縄銃発砲の音の比ではないようです。
射手は「耳栓」をしないと難聴か鼓膜が破れるような大音響だそう
です。(全ては空砲射撃です)
必ずと言っていいほど、射撃の最前列に立った兵士は全員〜一斉の
射撃後に「戦死」して倒れて死んだふりをするようです。
二列目の兵士も半分程〜「戦死」して倒れるようです〜♪
生き残った〜兵士達は「マスケット銃」に火薬を再装填して・・・
再び射撃します、それでも100丁近い銃の射撃ですから何発も撃って
いると〜火薬の煙で顔が煤けるそうです。
(当時の射撃戦は現代と違って遮蔽物に隠れて撃ち合う観念があまり
無かったようです)
友人はゲストの待遇でしたので、フランス軍のナポレオン直轄の〜
精鋭部隊「近衛兵部隊」の末席に加えて貰えたそうです。
司令部護衛の部隊だったそうですが・・・・・・
苦境に立ったナポレオン役の方の号令〜〜
「アバンド〜インペリ〜アル!!!!」(近衛を前に出せ!!!)
で、最前線に出されてイギリス軍の突撃部隊と射撃戦を演じた〜
そうでしたが、数に勝り包囲したイギリス軍側の「降伏勧告」を
無視して銃剣突撃して・・・・一斉射撃を受けて玉砕したそうです
そこでも、100丁近い「マスケット銃」の発砲音が鳴り響いたそう
です。
海外だからできる、お話しですね・・・
<こたつ城主 [関東]
2001/06/11(Mon) 17:44>
>黒龍斎さま
ワーテルローですか〜。
恥ずかしながら、私は高校の時、選択ゼミ(ってのが生意気にもある高校でした(^_^;))で「フランス革命」を選択してました。日本史より世界史に興味を持っていた、というワケではないのですが、両方は選択できなかったのです。他の教科を減らさせてくれれば、どっちもやったのですが……。そゆわけで日本史は、足利尊氏が出て来る前あたりから正規の教育を受けてません。
そのくせ「フランス革命」を各々勝手にレポート、という手法だったので、ナポレオンはよぉ知らんです。自分は、なぜかロシアとイギリスをやってて、タレイランなんか出て来ましたね。局部的ですが。マスケット銃……知らないなぁ。石和の砲術より轟音……確かに耳栓が必要ですね(^_^;)。
>死んだふり
ちょっと絵で想像すると、あちらの兵隊って、立ったまま手で両耳を塞いだりすると、ちぃとみっともないですかね(^_^;)。いかにも軟弱そうに見えて……。あと火傷で爛れた顔ってのも、日本戦国の雑兵ならどぉってことないですが、あちらだと何となく醜いですかね。
それにしても「合戦祭り好き」ってのは国境を問わず居るものですね(爆)。
<黒龍斎さま [関東]
2001/06/12(Tue) 00:06>
> こたつ城主様
マスケット銃〜〜
マスケット銃は火縄銃が発達したものですが、武器史上では〜
戦国時代の火縄銃も「マスケット銃」に分類されます。
銃声の音量ですが・・・・、石和であれほどの音量です!!!!
それが一斉に400丁が火を噴くのですよ〜、どんなものか想像
できません〜〜(耳栓が無いと鼓膜破れるな)
その当時も「火縄銃」は動作が安定していて、狙撃手には重用
されたそうです、特に地中海の「サルディ−ニャ島」出身者は
優秀な射手が多くて、海戦に於いて戦艦が近接して白兵戦にな
った場合にマストに登って〜、敵側の士官(武将)を狙撃したそ
うです。
トラファルガー海戦にて、イギリスの司令官「ネルソン提督」
を狙撃したのもフランス側に徴兵された「サルディ−ニャ島」
出身の狙撃兵という説もあります。
すみません、日本の戦国時代から話しが外れました。
>「合戦祭り好き」ってのは国境を問わず居るものですね(爆)。
そうですよ! 日本人や外国人なんて関係ないですよ〜!
だって〜、石和でもドイツの方もいらっしゃいました・・・・
外国では「コンバット・リエナクメンター」と呼ばれておりまして
社会でも評価され趣味としての市民権を受けております。
例の「ワーテルローの戦い」に協賛して後援したのは・・・・・・
日本ではとても信じられないでしょうが!!!
「フランス軍・イギリス軍」の両軍ですから・・・・・・
参加者の銃器に関する取り扱いや安全指導を英仏両軍の担当者が〜
インフォメーションして徹底していました。
開催日の当日は「絶対〜禁酒!!!」で当時に倣った軍事教練を行って
参加者の合戦の参加に関しての「可否」を問う選考も実施していま
す。
主催者の意に添えない方や、軍事教練にて「兵士役」に適さない方
は振り落とされご退場です・・・・、日本であればクレームの嵐で
しょうが・・・、欧州であれば参加を希望しても〜自分の行動・態
度が今回の「時代祭り」に適さないと判断して帰ります。
つまり「自己責任」の世界です。
空砲でも本物の「銃器」を使用するのですから・・・・事故防止で
はやむを得ない措置でしょう。
<こたつ城主 [関東]
2001/06/12(Tue) 16:30>
>黒龍斎さま
石和で聞いた稲富銃もマスケット銃に入るんですね〜(^^)。地中海の「サルディ−ニャ島」出身者というのは、日本で言ったら雑賀党のようなもの? 海戦で活躍したという辺り、ちょっと共通する所がありそうですね!
「コンバット・リエナクメンター」ですか〜。いいですね〜。
規制が厳しいと言えば印象が悪いけど、欧州では建築物だって、町の美観を損ねると建てられないんですものね☆ミ 祭りにだって当然、芸術性史実性、そして何より安全性が重視されるんでしょうね〜。それだけ市民が積極的な証拠ですよね。羨ましいです。
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