質問<四>

あなたはある国の大名です。ある日あなたの元に、将軍家より使いが来ます。通達は、これより京へ上がり、朝廷や将軍に挨拶に来いとのことです。今は将軍家にはそれほどの権威もないのですが、あなたの国から京までは、それほど遠い道のりではありません。あなたは領国を弟に任せ、取りあえず京に上りました。

将軍に拝謁すると、将軍はたいそうあなたが気に入って、ぜひ自分の直臣となり、国を荒らし回る賊徒を退治してほしいと頼みます。あなたはどう返事しますか。
 
     
 
     
  自分のような小物には、とても勤まらない大役だと言い訳をして断るか、その場ではうまい返事をしておいて、帰ってから領国に問題が起きたと言って煙にまく。  
     
 
 
     
     
  賊徒は許せないし、将軍もまあ気の毒である。朝廷に出入できる立場になっておくのも悪くはない。権威衰えたとは言え、将軍に恩を売っておくのは損にはなるまい。受ける。  
     
 
 
     





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