<明智光秀>
さん
より、一言
     



     
  そなたは、生まれ変わろうとでもする如く、若い新鮮な力に満ちておる。若い者は実際の役には立たぬが、本質にそった持ち場を持てば、いつか何かを達成する。勇気と気力に満ちた者には新しい扉が用意されるだろう。

慎重になるより、新しい世界へ飛びこむことである。道の先に何があるのか、途中でどうなるかを心配するより、とにかくスタートを切ることだ。そして、切った以上、未知の先に辿りつく心意気を持つことである。

この世は常に変転しておる。しかも盛衰のそれぞれの要素が循環しあって成り立っておる。どの道がどう展開するのかわかって歩くのでは意味がない。またこの世にそんな道はない。誰でも、向こう岸まで辿りつけぬ不安をかかえながら歩いておる。それでも歩けば、何らかの収穫を手にできよう。気力の満ちた今が好機である。機を逃すとうつろいやすい。
 
     




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