戦うても勝ち取るだけの価値があるさかい、現状を変えたろうとする意図も大いにかなうわけや。
革命ゆうのは、腐った悪を取り除き、人心を一新する事や。退屈な日常にしがみつきおって、惰性で生きとる人生なら変えんとあかん。チャンスをものにしたるゆう意欲を持たなあかんのや。
普遍的な真理ゆうもんまで取り替えたろいうような革命が、不幸なんは言うまでもおへん。革命ゆうのは皮を施して細工するもんなんであって、制度風俗は変わても、大本の道、内なる実質まで変えたら元も子もおへん。
革命ゆう限り、トラブルとか混乱、口論は絶えんやろ。時期的には半ばを過ぎ、諸般の情勢が十分熟すのを見計ろうて流れを変えたるなら、人も確信をもってつき従うやろ。内面外面ともに自分を高め、思考と言葉と行いが完全に一致するまで、軽々しゅう取り組んだらあかん。一旦整えば、不可能と思っとったこともあっけのう実現すんのや。心配もみんな解決するやろ。
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