<今川義元>
さん
より、一言
     



     
  危ない。かなり深刻な事態である。何か事を起こすどころではない。これまで身にまとってきたものが、虚飾として剥ぎ取られ、ついには無残な姿をさらすかもしれない。まだ被害を受けてないなら、用心すること。

小さな家の屋根に、重い石を乗っけられた状態である。いま退けば傷つかずにすむ。取り戻そうとあがくと泥沼にはまる。

今までの何が間違っていたという事ではないし、誰が悪いわけでもない。いたずらに不安視したり悲観に落ち込むことはない。強いて言うなら、下剋上への備えが安泰強固でなかったのだが、こうなった今、原因や責任を追求しても始まらない。

周囲の人間にもかなりのストレスがかかるかもしれないが、転覆崩壊の時、互いに責め合うより、失敗を最小限に食い止めるべきである。時運に逆らわず、ひたすら言動を慎み、慎重な態度を持するのがよい。
 
     




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