<上杉謙信>
さん
より、一言
     



     
  中味の無い者がへりくだるのは、当然だが卑屈である。能力ある者が威張るのは、当然だが驕慢である。最悪なのは、自分では何もできないくせに威張っている人間である!

一番よいのは、十分な力を持ちながらも常に謙嬢を保つことである。自信がありながらもひけらかさず、物腰の低い人を目指すべきである。今はどんな願いもかなう。自分の真価を表に出せば、願いをかなえるのは早いだろうが、それではやがて破滅する。満ち足りているなら、自分から施すぐらいの心構えで生きるべきである。時間がかかっても謙虚に進む人を、見る人は見ている。

ただし、率直であることは驕慢とは違う。物をもらう時、多少遠慮することは必要だが、喜んで見せれば相手も嬉しい。それと同じように幸運な時は、のびのびとチャンスを活かすべきである。少しも嫌な感じには見えない。
 
     




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