<北条早雲>
さん
より、一言
     



     
  広く、同じ志を持つ者を集め、大いに活躍する好機じゃ。

しかし、人材を採用するのに、私情を交えてはならぬ。氏素性や世間の肩書きなどにとらわれず、公平無私に行わねばならぬ。縁故採用など、百害あって一利無しじゃ。外に出て、より多くの人と語らうがよい。

一人では荒々しく行動しなければ目立たぬものだが、理想的な仲間を得れば、実行力と知性が合わさって、いたずらに力を出さなくても何でもできようぞ。

ただし、むやみに周りに人を集め、意味もなく空しく過ごすのは愚かしい。特に、隠さなければならないような人間関係は最悪の事態を招きそうじゃ。また共通の利益ではなく、私利私欲にとらわれた人間を選ぶと障害となろう。公にできる協力関係で、しかも信頼できる相手を選び、好意を持って接しなされ。
 
     




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