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まるで、周囲の何もかもが噛み合わない。有能な人々はみな、目的がズレ、何を優先させたらよいか見極めることが難しくなってきた。
こういう時を見計らって跋扈するのが、どうにもくだらない邪まな連中で、ここぞとばかり周囲を細かく仕切り、人々の意志疎通を遮断する。それゆえに皆、表面は活動的でも内面は不安定で、努力の対象も絞れぬまま成果があげられず、やり遂げたものも無駄になる。このようによどんで停滞、閉塞した状況のまま、しばらく過ごさざるを得ない。
これは、誰の生涯にも必ず到来するいわば暗黒時代で、すでにこうなった以上、もう腹をくくって時を待つしかない。取りあえず焦点を一つにしぼり、今やりかけている仕事に全力をそそぎ、これ以上は迷わないことである。そうすれば少しは手堅い成果を残せる。能力を内に隠して外に表さぬこと、目立つと妬まれる。
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