<石和川中島合戦戦国絵巻・レポート6>


     
  <鉄砲演武>

パノラマ3枚。観客席は満場(^^)。

朝はあんなに曇って小雨まで降っていたのに、午後はこの変わりようです(笑)。↑

「私らが武田本陣(南小学校)に居た頃は、まだ曇ってたよね〜」とビックリ!
……そうです。。私が居た時は曇ってました。そして三年前の武田軍では雨は降り続けました。なので当初、
「こたつ隊が武田になると雨って事かしら(^_^;)」
という嫌〜な予感はありました(爆)。←今だから言う

それが私ら見学組が去った途端に晴れ出した、という事は……。。

私か亭主が(武田の)雨女か雨男って事でしょうかぁ〜っ( ̄□ ̄;)。。。<ガーン!

ただ例年つまり我々が上杉の時はバカ晴れに晴れて、皆が乾き死にしますので(汗)、こたつ隊は武田で私ら二人のみ見学という配置がちょうどいいのかも(自爆)。。

さぁ、いよいよ演武の始まりです(^^)。まずは米沢(山形県)稲富銃の鉄砲射撃から。

ドッカーン!

奥から手前に、一人づつ順々と撃っていきます

そして今回はじめて見た気がするのですが(゚.゚)、↓のように、

腹ばいに体を寝かしながらの射撃も披露しました

↑通常は撃った直後、その衝撃を受け止めるように後方に体勢を移すのですが、これではそういう事が出来ないので、難しい撃ち方なんじゃないかな、と想像します。
しかし実戦では場所を選んでいられないので、こうした撃ち方も出来ないと役に立たないのでしょうね。



<武田「三献の儀」・上杉「武蹄式(五沾水の儀)」>


↑これも毎度おなじみ(^^ゞ。

ゾワゾワ〜と信玄サンの廻りに24将が集まります。

このたびはズーム故障にて、小さいサイズで失礼をば(^^ゞ。

兜をつけ杯をあげてから、山本勘助を御前に召します。

↑今年はこの儀の最後に、「山本勘助との会話」のシーンがありました。勘助特有のあの兜の武将が信玄の前に進み出て、恐らく……挟み撃ちの先方隊を出すよう進言したのではないかと思います。

「恐らく」「思います」と言うのは、ちょうどこのシーンの途中、勘助の声がマイクに通らず、観客席には聞こえなかったのです(^_^;)。少し楽しみにしていただけに残念〜。

しかし山本勘助が登場するのは、私の覚えの限り、この石和の川中島合戦祭りでは初めて。
来年の大河ドラマ「風林火山」を意識しての段取りではないかと思います(^^)。

武田の儀式が済むと、一方の上杉陣はこの通り、兵士全員が立ち上がり、その前に進み出る上杉諸将の背後は、鬱蒼とした黒い人だかりとなります。↓

上杉「五沾水の儀」、武将の取り巻く中央に謙信サマがいます

こうして両軍の儀式が終わり、これよりやっと合戦の始まり始まり〜(^^)。
 
     

高坂隊、妻女山へ先発

     
 
←まずは聖火点燈。……じゃなくて、野火があがります。
やがて戦場の奥の野原は、文字通り「焼け野原」となるのです。

これの煙なのか篝火なのか、それとは別にスモークするのか、何しろ戦場は物凄く煙くなりますが(^_^;)、見てる側からは立体的な物凄い演出背景になります。

そしてこれを合図に、ナレーションは戦場に風雲が告げられたことを叫び、上杉と武田の間で、先ほどの鉄砲がドンドカと撃ちあわれます。

まずは上杉陣営、右に立つ数人は米沢の鉄砲隊

↑上杉軍は皆が総立ちとなり、なかなか壮観です。
その手前に立って、横に埋め尽くすのは各隊の大将達。武将席から移動して兵士の前に来ています。次の戦線では兵士達とともに戦います。



<「火の軍団」離脱開始!>

そして次は武田陣営。まずは、先発隊の出発シーンで始まります。↓

武田軍から離脱開始する瞬間。

これが例年ですと高坂弾正隊のみなのですが、今年はプログラムからして「火の軍団」と書かれてました。
「どうなるのかな〜」と思っていたら……やはり「火の軍団」の全員が出撃でした!

「火の軍団」は、

高坂弾正忠昌信/武田刑部の少輔信廉/小幡豊後守昌盛/一条右衛門大夫信竜/真田源太左衛門尉信綱/多田淡路守満頼

でして、高坂弾正隊を先頭にして、武田信廉隊である我がこたつ隊の面々も続いて走って来ました!(^^)

先頭の高坂隊を黒忍者さんが先導。続いて長々と赤い列がやって来ます!

↑ご覧の通り、一度……ご挨拶でしょうか(笑)、信玄本陣の前を通り抜け、戦場を横切って仮橋を渡って来ます。
「鞭声粛々」と歌われる川中島合戦の詩で、頼山陽が「長蛇」と表した武田軍の、まさに竜のようなウネリが美しかったです(#^.^#)。 (ちなみに詩に表される「長蛇」は、信玄をやや悪く見立てた言い方ですが:笑)

そして先頭、高坂隊の九曜紋が観客席に上がって来た瞬間。

高坂隊は既に観客席を横切り、続いて武田信廉隊(こたつ隊)が到着したトコ!

そうそう、一度こんな風に、戦場と観客席がじかに繋がった場面を撮ってみたかったです〜(#^.^#)。
手前の観客の間近さ(大きさ)と、奥の点のように遠い人(の小ささ)の比較で、いかに戦場から観客席までが大きな舞台か、実感して頂ければ(^^)。