<石和川中島合戦戦国絵巻・レポート4>


「武田・三献の儀、上杉・武てい式」

     
  <武田・三献の儀>

ヒヒヒ〜ン! と突然馬の高鳴く声が響き、パカラッパカラッと一騎の騎馬武者が武田の陣営に飛び込んで来ます。


「申し上げます! 上杉謙信が越後を発ち、海津城に攻め込んで来る気配!」
(オホホ〜(^。^)、よく写るなぁ)←ホクホク

かくして武田信玄は出陣を決意。これより武田家の作法にのっとり、『三献の儀』が執り行われるのでありました!



今年はこれもかなり間近で見られました(^^)。デジカメのおかげもあってかなりの接写にも成功☆ミ

信玄のシンボルマークでもある諏訪法性兜が被されます。

そして厳かに盃を取り、酒を酌むのであります。↓
 
     

     
  <上杉・武てい式>

さあ、そろそろ(例によって)出番じゃの。席を立ち居並ぶ武将の前に進み出る謙信。

夏日で喉が渇いている上杉諸将達(笑)

しかしどうも、謙信自らお水をくれるんじゃないんですね(^_^;)。


重臣達が順々に水を頂いて飲み干す間、兵士達は立ったままですが、これと合戦の時以外は、だいたい地べたに座ってます。

何しろ毎年、この武てい式だけは近くから写せますし、去年かなり撮影したのもあって、今年はそんなに必死に撮ろうとはしてませんでした。

亭主も近くでカメラを構えてはいましたが、まあだいたい左の如く、ニコニコと新参加の方々にシャッターチャンスを譲っておりました。
理由の一つは、写せるのは重臣達ばかりで、謙信公は今イチちゃんと撮れないんですね(笑)。

ところが! 今年こたつ隊で本庄重長役をやられたshinさまが、後日こんな写真を送って下さったのです!↓

ジャジャ〜ン! 水を頂く武将と仁王立ちの謙信公(爆)
(写真提供:shinさま)
さすがに居並ぶ重臣達の背後に立たないと写せないアングル!



ここで、shinさまからのレポート(実況中継)をご紹介しましょう〜♪

<shinさまのレポート(実況中継)>

大将の中から7名が代表で祭壇周囲に立ち、
祭壇に捧げた水を、各腰に下げた竹筒に頂きます
謙信公の代わりの人(進行の人?)が、三三九度などで使うような
水差しの銀色のもので、竹筒に水を移していました。
(この辺り、こたつ様に送っていただいた合戦のしおりの、
 武てい式の説明のままですね)
そして最後に、柿崎和泉守に毘の旗を渡されて終了でした。

代表となった7名の武将の方々は、
柿崎和泉守、水原壱岐守、須田相模守、新発田尾張守、
高梨源太郎、甘粕近江守…と記憶しているのですが
この時点で既に1名足りませんし、ちょっと誤っているかもです。

7名の方々以外の武将は、背後で床机に着席して
見守るという形でした。

shinさま、ありがとうございました〜☆ミ



<(今年の)武てい式の諸将>

米沢商工会議所:http://www.ycci.or.jp/↓
観光と情報→特集・上杉まつり→武てい式↓
武てい式の諸将:http://www.ycci.or.jp/kanko/tokusyu5/butei_busyo.htmlより

■総大将
上杉謙信

■先手の大将
柿崎和泉守景家、新発田因幡守治長、島津左京進規久

■二の見の大将
水原壱岐守隆家、斉藤下野守朝信(←よっしー城々主さまですね(^^))、竹俣三河守広綱

■前備の大将
須田相模守親満(←おめぐ様ですね(^^))、松本石見守景繁、下条薩摩守実親

■左備の大将
本庄越前守繁長(←shinさまですね(^^))、安田治部少軸長秀、長尾遠江守藤景

■右備の大将
新発田尾張守長敦(←松永弾正さまですね(^^))、山吉孫次郎豊守、加地安芸守知綱

■本陣
高梨源太郎政頼、大河駿河守忠秀、鮎川摂津守清長、井上河内守清政、綿内内匠守広綱、
村上左衛門尉義清、色部修理進勝長(軍奉行)、宇佐美駿河守定勝(軍使)

■後備の大将
中条越前守藤資(←正苑隊の方ですね(^^))、古志駿河守秀景、大崎筑前守高清

■後押しの大将
甘粕近江守景持

■小荷駄の大将
直江大和守実綱

■他
安養院、丸田勘解由