<石和川中島合戦戦国絵巻・レポート5>
 

「兵士入場」

     
 

<いよいよ戦場に入場!>

戦場は文字通り「川中島」になっています。川中島の上を大きな橋が渡り、これは車も通れます。
例年通り、兵士は武将たちとともにこの橋を渡り、観客席とは逆方向から戦場入りする所です。

戦場は、一番奥に観客席、手前に川、その手前が戦場、そのさらに手前にも川があり、兵士たちは今、しつらえた木橋を渡って入って行くところです。

おお〜! 川向こうは、今年もお客さんがいっぱいじゃっ!

お馬さんたちも続々と入場(^^)

戦場入りするこたつ隊!
先頭の、竹俣三河守どの=長宗我部さまが妙に決まってます

 
     


「上杉本陣の諸将」

     
  <午後1:50ごろ>

到着するなり、大将役は、兵士の後方にある「本陣」に強制連行され、兵士たちとは引き離されます。
ちなみに兵士たちは……と言うと、この本陣の前の地面に座らされています。

今年は知り合いも多い(^^)上杉本陣の諸将たち

(ちょっと拡大しましょうか……)↓

↑向かって左から、6番目が我が大将「竹俣三河守広綱」こと長宗我部弥三郎さま。9番目が「下条薩摩守実親」こと正苑さま。そして10番目「本庄越前守繁長」が、後で判ったのですが、惟新入道さまの隊の大将の方でいらしたんですね。

いよいよ総大将、上杉謙信の入場!
(上の諸将たちから見ると、左側(向かって右側)から謙信は入場してきます)


謙信着座/後続部隊の大将も着座
(一番左(向かって右)におられるのは、「中条越前守藤資」こと、おめぐ様ですね〜☆ミ)

こうして両陣営とも総大将が着座し、行進の音楽がやんで、ナレーションが祭りの開始を告げたその時でした。

烈風に乗って、まっ黄色な砂塵が戦場を駆け抜けていきました。観客席にいらした志摩の守さまの奥様の話によると、軽い竜巻が起きていたとの事。

我々兵士たちは砂煙に直撃されましたが、それよりも感動したのは、兵士一人一人が全ての背に負っている旗指物の旗が、乾いたキレのいい音で「パタパタパタ!」と、文字通りはためいたのです。それはすぐさま何百人の兵士たちの背に、波打つように伝わっていき、同一の音をいっせいにかもし出しました。

「カッコイイ〜!」と兵士たちは皆、ちょっと興奮しました。戦場において、皆が同じ風の下にいる実感、戦に出たこの時間を、皆が全てじかに手に取れたかのような、そんな感動を覚えました。

さて、いよいよセレモニー開始。
今年は一隊を担いましたので、祭り実行委員会より事前に進行表をいただけました(^^)。
 
     


「諸儀式」

     
  <13:55献塩の儀、14:00古式武道奉納「太刀」>

↑と進行表にはありますが、時間通りには進んでなかったような……(^_^;)。でもこれは毎年の事で、今年はそれでもかなり時間通りに進行させた模様です。

観客席との間にかけられた橋の上やその周辺で、セレモニーや格闘が演じられるようなのですが、なにしろこのあたり、観客席から一番遠い配置につかされたこたつ隊には、ほとんど何も見えなかったです。特に背の低い私には、前に座る座高の高い兵士たちの影にいて、ほとんど何も見えませんでした(TOT))。

観客席はあんなに遠く(^_^;)。
その前にかかっている橋で催しが始まっています


手前に並んでいる長柄槍は我々兵士たちの物ですが↑、待っている間は座っているので、このように横たえておきますが……。

「見えないぞ、見えないぞ〜」
だんだん前に寄って来る兵士たち(^_^;)

かくして、彼らが背につけた旗指物で、完全に見えなくなる私(^_^;;;;)



<14:05古式武道奉納「火縄銃」>

今年も米沢藩、稲富流砲術隊の皆様が出場されました(^^)。

ドンドンド〜ン、ドンドンド〜ン、とリズミカルな太鼓の音とともに……