<2002年・城主のたわごと2月>




ああ〜、温泉入りたい〜、美味いモン食いたいぃぃ〜(TOT)!

……と言うわけで、今回も「信州、房総旅行編」の続き(^_^;)。




     
 

松代の宿に到着した我々を、美味しい夕飯が待っていた(^^)。

松代で毎度関心するのはお料理。安いから不味いという事は決してない。
この辺り、ハッキリ言うのも悪い気がするが、東京都内か、それをちょっと外れた辺りの観光地さん、「ちょっとは反省してよ」ぐらい言いたくなる(爆)。

夕飯は期待に外れず美味しかった(^^)。この夜のメニューはキノコづくし☆ミ 見るからに贅沢な料理の数々。それをまた、物も言わずガツガツ食った我々である。

さらに、松代の温泉は体に効く☆ミ
ここの売りは(特に意識的に「売ってる」雰囲気も無いけど:汗)、まさにこの「温泉」である!

真っ赤(汗)。

かれこれ18年前、はじめてこの温泉を見て、素っ裸のまま私は立ち尽くした覚えがある。
「赤だし味噌汁(・・;)」←まさにこの表現がピッタリ
入浴すれば、まんま私は「味噌汁の具」になりそうにさえ思えた。

含まれた鉄分が空気に触れて酸化すると、この色になってしまうらしい。だから湯船に入る前は透明なのだ。注がれる湯は水の色と変わらない。

豊富に含まれる鉄分。いかにも体に効きそうである。
しかも舐めると……辛い(・・;)! 塩辛い。塩分が入ってる温泉は珍しくないが、ああまで塩辛い温泉に私は他で入った事がない。

体に傷口などあると、入った瞬間、わりと厳しく染みるのもココの特徴である。乾燥した風にさんざん荒らされた肌だと、湯が揺れるだけで痛かったりする。

もう慣れてるので、今回の私は特に感動も気負いもせず入浴。

しかし! 入った途端、私の口から出たセリフは、
「うぬっ、騙された!」
期待外れだった……という意味ではない。むしろ逆である。
「おのれっ、よぉも長々と健康風呂ごときで誤魔化されて来たものよ!」

実はこの所、安くて気楽に入れる銭湯ランドに行きつけている。
いつの間にか、「温泉とか行くより、安くていつも入れていいよね〜(^^)」なんて言ってた私だった。
だが松代温泉は、まさに、
「温泉とはかくあるべし!!」
と私に鉄槌を下したのである。以下、オヤジのごとく叫ぶ私。
「おおおぉぉぉぉ〜(*O*)! きっ……効くぅぅぅぅ〜!」

一つだけ残念なのは、近年長野オリンピックにあわせて改装して以来、夜10時で終わってしまう点だった。前は夜中じゅう何度も何度も入ったものよねぇ……(;_;)。

しかし、前は無かった露天風呂では間近に尼飾山が見える。
これは今まで、夜に屋内から見られる代物ではなかった。フワリと山にかかる黒雲。合間から覗く月。おお(^^)、なかなか風流である。

さ〜て、そろそろ就寝時間(^^)。
うふうふ。やっぱり松代の夜は静かでいいわねぇ。窓を明ければ、闇夜で見えない遠くの山々から、シンミリと届く荘厳な空気。うむうむ。今宵はよく眠れそうだ。

「で、明日、何処に行こうか」
「あ(゚.゚)?」

そうだ! 何も考えてなかった!
慌てて予定を考え始める。夜はどんどん更ける。温泉あがりの体は冷える。しかし入り直せる時間はとっくに過ぎている(汗)。

こうして去年と同様、寝不足の夜を重ね、旅は継続されたのであった(-_-;)。

<つづく>であります。

2002年2月13日

 
     






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