質問4-5


	質問<四> あなたは大名家の御曹司ですが、今日はじめて軍議に参加し、父の家来たちの前で発言しなくてはなりません。そろそろ重臣に加わる年齢になったこともありますが、それよりも急務は、今まで出会った事もない強敵が、あなたの国を窺っている事への対処です。これはあなたの家にとって舵取りの難しい重大な局面です。だからあなたも呼ばれたのです。あなたは重臣たちのもたらす敵の情報を聞いていて、これは今すぐにも襲ってくる危険もある……と危惧する一方、敵の総大将や家臣団などの情報はよくわかったものの、敵の国情などがもう一つ情報不足だと感じました。もうすぐ冬です。普通なら寒さを押して進撃してくる事はないのですが……。あなたは、どのような考えになりましたか？


	敵はわりと早い内に来ると見た。まずは万全の戦備を整え、いつ襲ってきても応戦できるよう、さっそく戦闘態勢に入った方がよい。


	敵が来るのは、やはり春を迎えてからだろう。その前に、一度、身を隠してでもこの目で敵地を見に行きたい。