質問<二>

橋を渡ると、霧の向こうにうっすらと山影が聳えています。橋からつづく一本道を歩いているうちに霧は晴れます。

ところであなたは、ここの領主の家柄の人間です。野駆けをしているうちに、家臣たちとはぐれてしまったのです。でもあなたは道を知っていますから、館に帰るために、ただ道を急げばいいのです。

ところが歩いているうちに、後ろから馬蹄の響きが近づいてきます。さらに自分に向かって、馬上から声をかけてくる者がいます。それは……?
 
     
 
     
  はぐれてしまった家臣。自分を見つけて声を掛けている。  
     
 
 
     
     
  知らない者。自分が誰かを知らず、危ないからそこをどけ、と叫んでいる。  
     
 
 
     





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