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問題を解決するには、皆と呼吸をあわせて、自然に近づいていくことでござる。よく見てねらいを定めたら、仕留め役が素早く確実に仕留めなされ。
静かに状況を見渡せば真実が見えまする。真実を知れば無駄のない行動をとれまする。問題を分析し細かく分けて、一つずつ解決していくことでござる。さらに、人を見る目が備わっていなければなりませぬ。忍びは、信頼できる人や力をかしてくれる相手や、通達し命令できる術を持っている人を選ぶべきでござる。
受け容れてもらうには、小さな違いに固執せず、人の心の奥底に忍び寄るのが上策。貴殿の、調和のとれた面倒見のよい性分が人の役に立ちまする。あまねくどこにでも入り込めそうでござる。そのためにも、忍びというものは、大それたことは考えず、へり下り謙虚にふるまうことでござる。度が過ぎて、口うるさくなることには注意が肝要。孤独を知る人なら人心掌握がうまいものでござる。
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