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年も明けて、だいぶ経ちました(^_^;)。
一応、明けましておめでとうございます、を申し上げておきましょう。
まずは、元日に起こった能登半島地震。
亡くなられた方々に、ご冥福をお祈り申し上げますと同時に、ご遺族の方々には心より哀悼の意を申し上げます。
被災者の方々には、心よりお見舞い申し上げますと同時に、一日も早い復興をお祈り申し上げます。
さて、前回のご挨拶(2023/04/19〜10/17)の最後の登場から、ひぃふぅみぃ……5ヶ月ほど経過しましたか「・_・ )(「・_・)
今回、書き始めは2月だったんですが、きっと3月に入るだろうと、途中で壁紙を3月用のに替えてます(^_^;)ゞ
去年のは、予め「目次」を振ってしまったため、半年も連載となったので、今回はやめようかと思ったんですが、今回も一度で終わるのは無理なので、「下に続きます」と示す方がいいかなぁ、と思い直し、今回も一応、以下のような段取り書きを出しておきます。
@自民党裏金問題と能登地震
Aガザとウクライナの戦災
B性犯罪と冤罪と私人逮捕とフェイク
Cコロナと経済〜日本と世界
D近況(大河22年〜24年)
てわけで、今回(今年)も、前回(去年2023年)と同じく、続きは下に続けて綴ろうと思います。
時事刻々と事態は推移してますので、赤い字の題目が変化してゆくかもしれませんが(前回のご挨拶でもそうなりました(^_^;))、その場合は随時お付き合いの程宜しくお願いしますm(__)m<ペコリ
では、まずは、
【@自民党裏金問題と能登地震】
これですねー(>_<)。。
去年(2023年)は「秋に解散総選挙があるぞー」と言われながら、内閣支持率が低かったので、「今は出来ない」というムードでした。
それでも報道ベースでは、「今年中に解散がある!」と盛んに書き立てられ、その理由として、
「この先は良い材料に乏しく、さらに支持率が下がる可能性が強い」
というのが大筋の見立てでした。
中には「40議席減だが今ならまだそれで済む」
と具体的な数字(自民党調査ですかね、マスコミのより正確と言われてます)を上げての見立てもありました。
しかし党内に「この低支持率で解散なんて」と反発する議員も多かったと聞きます。
私の読んだ物だと、それが安倍派に多いように受け取れましたね(^_^;)。
「選挙に強くない若手」みたいな感じでしたが、その多くは安倍派に居ますからね(笑)。
11〜12月にかけて、「政治と金の問題」とハッキリ現況を言い当てるニュース記事もチラホラ出始めました。
一番早くそれを言ったのは、私の知る範囲では、政治ジャーナリストの田崎史郎でした(笑)。
スシローと呼ばれ、リベラル畑では評判が良くないんですけど(^_^;)、今回の裏金問題では、かなり自民党に否定的な事もハッキリ言い切ってます。
田崎氏は、安倍晋三の現役総理時代までは、確かに自民ヨイショ&野党ディス発言が多かったです。
次のスガ、岸田の初年あたりも、だいたい同じ路線でしたし、安倍の死去後も、統一教会問題なんかでは、かなり自民擁護的でした(「宗教に政治が立ち入れない」を連発してました)。
が、安倍の死の前から実は徐々に変化してたと言いますか……。
例えば、一時は安倍の後継者的に名を取り沙汰されていた、高市早苗について、生前の安倍晋三の苦言を元に、ひどく突き放した言い方をしてました(笑)。
安倍の苦言は、岸田に反旗しかけてる高市は次期総裁候補とか安倍派の仰ぐべき人材として不適切といった所でしたが、そもそも高市早苗って人は、安倍政権後、急に表社会に露出しだして、ネトウヨ界隈が大絶賛するような人でした(^_^;)。
高市応援派がいつから居るのかよく知りませんが、よく見るようになったのは、安倍の総理辞任後を受けたスガが一年で総理の座を追われ、代わって岸田が総裁選に再び名を上げた2021年秋で、彼女が総裁選に初参戦し、安倍晋三の応援を得たあたりが初端で、その頃「俄かに出来た一派」と断定する論も多く読みました。
安倍が総理を辞めた時期から、「限界ネトウヨ」なる言葉が、ネット上でも見られるようになりました。
それまで安倍マンセーしてた連中が、行き場を失って、米国トランプを応援し、陰謀論に踊り狂い、ウクライナ戦争が始まると、プーチンを支持し出したとw。
米国ではコロナ以降、Qアノンなる陰謀論集団が、反ワク運動を展開しながらトランプを支持して、議事堂襲撃を主犯してましたよね(^_^;)。
その一方、ロシアも、自国開発のワクチンより、ファイザーやモデルナと言った、米国を本拠とするワクチン製造会社の方が、世界で圧倒的に支持され、効果も上がってる事に対抗し、こういう反ワク陰謀論的なフェイク情報を世界じゅうに発信してます。
そういう流れの一端が、日本では、自民系が高市早苗、山本太郎のれいわ新選組とか参政党といったミニ政党に……要するにカルト的トンデモ陰謀論者の網に引っ掛かったんだな、という感じです(^_^;)。
(特にれいわ新はプーチン支持という非常にヤバイ方向にw)
つまり高市応援派なる動きは、要するにポスト安倍晋三であり、漂流するネトウヨ吸収材として、一時的に勃興したんじゃないかなーと。後から振り返って思うワケです。
田崎氏は、こうした限界ネトウヨや漂流ネトウヨと同じ括りに入る事は無かったと言えます(^_^A)。。
私も「スシローはネトウヨと心中する気がないんだな」と率直に思いました(笑)。
スシローの反撃wは、安倍の死後スグには表立って出ませんでしたが、さっきも言った、去年暮れの「解散(総選挙)」が取り沙汰された頃には、かなり腰を据えた言い方に変化し始め、特に、岸田政権にはちょくちょく冷淡な顔を見せ出した感じがします。
この色調は、田崎氏一人に限らず、ネット世論的にも「岸田=左翼」といった単純な仕分けで、ヤフコメとかX(旧ツイッター)によく見る「ネトウヨ」勢の世論にも顕われてました。
「宏池会は党内左派だからな(特に清和会に比べて)」
と受け取れなくはありませんでしたが、どうもその温度差って、所謂ネトウヨの間でも同じ色合いを感じました。
何かと言うと、中国寄りだ〜創価とは手を切れ〜移民は排除〜と騒ぐアレです(大笑)。
実際には、安倍政権もドップリ中国寄りでしたし、岸田はウクライナ問題以降、むしろ中露に敵対姿勢を取ってるんですが、ネトウヨは安倍以外の勢力……中でも宏池会=「左」みたいな刷り込みの中で生きてますから(^_^;)。。<HanadaやWillなんかがそう書くんでしょおか(汗)。。
だから田崎史郎も、世の中の右寄り反応から、自身の立ち位置も多少は決める所も無くは無かったのでしょう。ポジトークって奴ですね(^_^;)。
ただ、政治ジャーナリストの本性は、スシロー自身もちょくちょく述べる通り、「飯のネタ近くに身を置いて、出来る限り取材要因を確保する」事なんですよね。
政界に張り付いて取材してる人は、常に勝ち馬に乗り続けねば生き残れません。
成功要素が薄い人を見捨てるのは、当然の選択でしょう。
だから過去の政権没落に到った数々の事象に、だんだん岸田政権と自民党が嵌って来ている、少し距離を……といった冷徹な判断があるように見受けます。
実際、支持率が落ちる一方で、これまでのように底をついて持ち直す傾向が殆ど見られませんから(^_^;)。
今回の裏金問題が発覚したのは、これまでの文春砲などとは違い、神戸学院大学(法学部)の上脇博之教授の告発が発端でした。
訴えた先は東京地方検察庁、容疑は政治資金規正法違反で、不記載と虚偽記載を調べ上げた結果です。
告発は2023年10月でした。
それで、早い段階から「この先は自民に良い材料が無い」として、「40議席減でも年内解散」の機会を岸田が謀り続けた……の文脈に繋がるわけです(^_^;)。
この時点で、「支持率が低いから」として解散に難色を示していた人達の名を、具体的には知りませんが、その後、実際に裏金問題が発覚して以降、自民党でこれまで通りの手法で押し通そうとし続けてる様子を見ると、見えて来るものがあります。
「野党はいつまで騒いでるんだ」
「他に議論すべき事があるだろう」
↑まず世論にこう思わせる事を狙う。
印象操作って奴ですね。
Dappi裁判で明らかになった通りです。
嘘をばら撒いて野党を貶めるやり方は、裁判での不利な判決結果を出された事で、ほぼ暴かれました。
又、この裁判では、黒塗りだらけの資料が提出されたり、裁判員に、「不正を行なった社員の社歴から、経営者が許可(指示)していた」とまで決め付けられ、会社の存在自体が誹謗中傷者だったとされても尚、問題社員の実名公表を拒否するなど、異常な振る舞いが目を引きました。
さらに、このDappi会社「ワンズクエスト」に、小渕優子が資金流入していた事が文春から報じられ、ここには岸田首相や甘利明も代表幹部を務めた自民党ダミー会社と取引関係があった事が判ってます。
ただ、不正行為じたいは立証され、その黒い背景ごと知られるようになっても、Dappi的な手法は未だに自民に有利に響く傾向が残っており、それが「時間を引き延ばす内に世論が忘れてくれ、支持が元に戻る」という、摩訶不思議な現象です。
あげく、その行き先は、
「支持率が下がったままでも、投票率が落ちれば自民に有利」
「選挙に勝てば警察も検察も裁判所も怖くない」
こうなるわけです。
これはすなわち、Dappi裁判で、「自民党自体がデマによって印象操作を行なっていた」とバレても、「印象操作される側が悪いと言っていれば、世間が通してくれる」と学習してしまったのに似てます。
つまり自民がどんなに悪い事をしても、それを倒す力があるのは検察や裁判の判決じゃなかったからです。
自民が唯一恐れるのは、選挙で敗れる事です。
行政機構が加えようとした効力を無効化して来た、自民党議員の口吻が、「自分は国民に選ばれた、お前らはそうじゃない」というものだからです。
だから、去年までは「ココが政権存続の最低ライン」とされていた、いわゆる「青木率」を割り込む今になっても、岸田政権は存続し続けてます。
(※「青木率」=内閣支持率と自民党支持率の合計が50%を割ったら、政権は持たない→内閣を首相ごと替えるしかない)
かつては自民党の腐敗がゆえに支持率が落ちると、代わって非自民連立政権や民主党政権など、与党になり得る勢力がありましたが、今は野党が増え過ぎて、「一強多弱」すなわち、「自民×野党」の競り合いが全く成立してないからですね。
ただ敗れ切って政権を明け渡さないまでも、議席を減らす事は、一定程度の自民党議員にとっては恐怖なようです(笑)。
今回の裏金問題で広く知れ渡った如く、与党議員の座に居続ける事は、かようにまでオイシイからだったんですね(^_^;)。
自民党内で、ようやくその座から落ちる恐怖を覚え始めた議員がチラホラ出だしたのは、「野党がだらしないと見せて時間を稼ぐ内に、支持率が上昇する」といった具合では全く無い結果が、世論調査で相次いでるからじゃないでしょうか(^。^)。
そもそも岸田首相は、この裏金問題が支持率に響き始めた当初(その前から閣僚の度重なる失態や問題で下がり始めてはいましたが)、盛んに「派閥解消」を掲げました。
毎日のように多くの派閥が解散したニュースが流れました。
しかしそれが、多くの人の目に「見せ掛け」「詐欺」「目くらまし」と写っていたのです。
政治倫理審査会(政倫審)が開催され、
02/29、岸田文雄、武田良太、
03/01、西村康稔、松野博一、塩谷立、高木毅、
03/14、世耕弘成、西田昌司、橋本聖子、
03/18、下村博文、
現況、以上10名が出ましたが、予想通り、以前にも増して謎は解明どころか深まる一方で、世論の9割が「説明責任が果たされてない」と答える始末です。
ここで話は少し前後しますが、裏金問題が本格化したのは年明け以降で、その年明け元日に、能登半島地震が勃発しました。
当日中に出回った写真や映像で、既にかなりの被害が伺い知れたものの、当日はスグに日暮れを迎えた事もあって、「翌朝にならないと詳細は判らない」と、これまで経た近年の大地震(特に奥尻地震や阪神大震災や東日本大震災)の経験則から思慮できたので、翌日の後続情報を待ちました。
ここから先が、過去の大地震とは明らかに異なる、今回の能登地震で感じた特徴なんですが……。
ここから先は、後続に譲りましょう。
確定申告の合間を縫いながら綴って来ましたが、時間の余裕を得ぬ内、遂に3月末まで来てしまいました(^_^;)。
去年は4月の壁紙で長々と引っ張ったので、せめて3月の壁紙で出したいと思います。
今月分は、あまり長く書けませんでしたが、何卒ご勘弁願いますm(__)m
続きは新たなご挨拶を起こさず、この下↓に続けていきます。
03月31日
ほぼ一ヶ月経ちました(^_^;)ゞ
続きを書きます。
地震発災の翌日に流れて来た報道は、死者が10人居るか居ないかぐらいで、行方不明者数も、被災地全体を調査できた上での数字か首を傾げるぐらい少なかったです。
しかし、その前日(発災直後)にX(ツイッター)で流れて来た写真から想像する被害とは、凄く大きくかけ離れた内容でした。既にツイッター上では、
「本当にこんな被害で済んでるのか?」
と、倒れたビルの一階部分が完全に潰れてる写真を見て訝しがる声が出てました。
ビル設置の防犯カメラ映像みたいのにも、家屋が土埃あげて倒れ潰れるのが映ってて、とても10人程度の死者で済む被害に思えませんでしたし。
しかし、こうしたハッキリしない状態はその後も2〜3日続きました。
その後の台湾の大地震で、同じように倒壊したビルがある傍ら、その日の内から営業再開した店舗も多かったです。
「写真で見たのは、例外的な局部?」と思えば思える所が、災害時における情報隔絶の恐ろしさじゃないでしょうか。
私も半信半疑のまま、正月料理を用意したり、正月番組を見たり、初詣に行ったり(コロナ後初の七福神巡りでした)して、災害報道につきっきりではないものの、合間に手が空けば、数字を明確にする情報を探し続けました。
が、01/04〜05頃になって、ようやく死者数、行方不明者数を足すと、その後のそれとほぼ合致する全体数が出て来たように記憶してます。
つまり、被害の全体像を大雑把にでも把握できるのに、これだけの時間がかかったのです。
東日本大震災と比べれば、そう広範囲と言えない今回の地震で、ここまで全体把握が遅れた理由を知りたいです。
納得のいく説明を国からも地域行政からも聞いた事がありません。
首傾げるのは、発災直後の状況把握だけに留まりません。
東日本大震災の時は、ズタズタになった道路が、発災2日後には整然と復旧されたのに対し、能登半島地震では道路がいつまでも復旧されず、長い日々を送ってました。
輪島の火災地における延焼後の残骸処理なども長く片付いてないように思えました。
地震の強さや性質(長期振動など)、被災地の地形など個性の違いがあって、一概に東日本大震災と比べられるものではないんだろう、とは思っています。
海底が隆起して、海岸の地形が変わってしまった映像には驚きを隠せませんし、道路の著しい凸凹具合を見た時も同様でした。
一番大きな要因として、水道管の復旧の遅れがある事もよく知ってます。
さらに、能登は周りを海に囲まれてるため、幹線道路が限られ、渋滞がネックになりやすいとか、海沿い道は崖崩れで不通になるなどで、山間集落への物資搬入が困難になったというのは事実でしょう。
自衛隊員が崖に点々と立って手渡しリレーで物資運搬をやってる映像見て、孤立村落については
「集団疎開しかない」
とも素直に頷けました。発災後1週間頃でした。
ただ思い切り正直に言うと、地震発生時、真っ先に危惧したのは、佐渡島でした。
廻りを全部海に囲まれ、救助や運搬の手段は空路しかありません。
能登半島はそれに比べれば、何とか陸路が繋がってる分、救いがある方だと思います。
また、東日本大震災の規模の大きさは能登地震の何倍もあったと思うんですよ。
中には孤立した地域も多かったです。重機が入れない、一本道路だけが頼りの山地など、その事情は今回の地震と変わりません。
能登地震の起きた石川県は4,186平方キロメートル。
対する東日本大震災は、岩手(15,275)、宮城(7,282)、福島(13,784)、茨城(6,097)を合わせて、28,690平方キロメートル。
ざっと7倍近い規模の差があるんです。
……ホントはもっと差が大きかったと思います。
東日本大震災では、ウチの方、千葉県だって倒壊した家屋や津波の被害、ケガ人も出ましたし、青森県なんかもかなりの被害があったと聞きます。
が、そういう事言いだすと、能登地震も新潟は無傷だったわけではないとかいう話しになるでしょうから、上記4県に留めました。
それでも7倍近くの差です。
むしろ大地震が広範囲に起きると、被災地の外側からの支援は交通障害の壁に阻まれがちですから、被災地が被災地を助ける事になり、困難度は狭い土地でのそれと比べものにならないぐらい高くなるんです。
そこんところ、今回の能登地震では、能登以外は無事でしたから、外から助けにいける分、東日本大震災より困難度が高くないはずです。
現に、地震による死者は能登は2百人。東日本は2万人。
百倍ですよ?
(東日本ではその多くは津波によるので、その点は留意が必要ですが)
何より、今回の能登地震、発災直後に感じた強い違和感と言えば、東日本の時の民主党政権との露骨な違いでした。
これ、安倍政権の時も、西日本豪雨の時(2018年6月)、自民党議員50人と総理が宴会をやってたと叩かれたのを思い出します。
安倍政権を露骨に引き継いだスガ元首相に比べ、岸田総理は安倍政権とは違う路線をアピールして出て来たので、西日本豪雨における安倍政権の悪評は当然意識してるだろうと思ってました。
しかし結果は、まさに安倍政権の二の舞。
瓦礫の下で死にかけてる人が大勢いるのに、正月おめでたTV番組に出演し、冗談を言ったり、憲法改正の抱負だの、大地震とかけ離れた雰囲気を見て、
「能登の地震は大した被害が無かったんだな」
と思ってしまった人は多いんじゃないでしょうか。
私も「そんなハズは(・・;)」と思いながらも、半ば騙されたと思います。
東日本大震災の時の民主党政権では、発災直後から災害対策本部が立てられ、報道も連日、被災地の様子を一日じゅう放送してました。
それは政府が常時、救助と復旧復興に余念なく、まさに先頭に立っている様子を伝えたので、報道番組も、お遊びみたいな雰囲気の番組を流す事に気が引けたからじゃないでしょうか。
テレビ付けると、当時官房長官だった枝野(現立憲民主党元党首)がいつも画面に映し出されるので、「枝野はいつ寝てるんだ」と視聴者が心配して、「枝野寝ろ」がトレンド入りし、流行語になったぐらいでした。
特に原発事故にともなう計画停電への対応では、閣僚がしょっちゅう会見を開いて、現況を説明してくれました。
発災後2〜3週間は、電力や地震被害による影響で、ガソリンスタンドが閉店休業状態となり、いつ復旧するのかが心配されました。
閣僚がホワイトボードに現況どこまでガソリンが届いてるかを、判りやすく書き出して説明してくれた事も、先の見通しつけるのに助かりました。
自民党政権になってからも、東日本大震災ほどではないまでも、大型の地震や台風や降雨などの被害は多くありました。
が、こういう情報提示に積極姿勢が全く見られず、自分の住んでる地域が同じような災害に見舞われても、あんな風に見殺しにされるんだな、という恐怖が募ります。
そこへもってきて年明け以降、いよいよ裏金問題が本格化しました。
岸田首相は一生懸命、話を「派閥解消」にもってって誤魔化そうとしましたが、世論はそれが「矮小化」と気づいたと思います。
すると、次の誤魔化しは、「安倍礼賛」です┐(´д`)┌ヤレヤレ
安倍晋三が取りやめを提唱したキックバックを誰が再開したかに、ストーリーを書き換える。
岩田明子という安倍晋三マンセーのNHK員が居ますが、「安倍さんはキックバックを知って激怒し、やめさせようとしたが、安倍さんの死後、安倍さんの懸念を無視して復活した」と、事実捏造もイイ所な嘘八百を言い散らしました。
細田派に居て知らないとか、幾ら何でも大嘘にも程がありましょう(-_-メ)。<そういうやり方がスシローにも見捨てられたのよw
安倍マンセーしてないといられない岩田と違って、安倍派なんて無くなってくれた方が独裁しやすい岸田が、なぜ今さら安倍マンセーかと言うと……。
これも狙いが「矮小化」にあるんでしょお(笑)。
岸田は安倍派なんて解体してくれた方がイイのですが、安倍本人に傷がつくと、これを国葬にした自身の失点に繋がるので、「安倍はキックバックをやめさせようとした正しい指導者」であらねばならない、と……。
セコイですよね(-_-;)。。。
セコイと言えば、政倫審出席にあたって、岸田首相は、「当選回数」や「長い物に巻かれる風土」については批判してのけながら、大抵そういった自民の悪しき風習で、必ず並び称される「世襲」については批判どころか発言すら避けたんですよね(笑)。
この点は、後に予算委や政倫審で、立憲民主党の野田佳彦(元首相)が指摘したのを聞いて、遅ればせながら気づきました。
岸田首相の岸田派は第四派閥と弱小で、最大派閥の安倍派はじめ、岸田派より大きい派閥におもねらずに済む方が、楽に政権運営できるわけです。
にも関わらず、岸田首相は総理に就任して以降も、岸田派の長から下りませんでした。
これはしばしば野党から指摘されましたが、強情にも居座ったんです。
首相自ら派閥のパーティに勤しむという異常な振る舞いには、今にして思えば、長男への世襲相続の道を作っておく目的があったからだと思います。
岸田の長男が今後、当選して政権に登場して壁になる「当選回数」や、安倍派や茂木派、二階派、麻生派など、自身の岸田派より大きかったりライバル関係にある派閥すなわち「長い物」は否定するが、自分の長男が該当する「世襲」には批判を加えない、ってわけですw
野党に指摘されたら居座る癖に、裏金問題が燃え広がると、安倍派のせいにする。
自分のやった国葬にマイナスが及びそうになると、安倍を正義の発言者に仕立てる……。
国民は岸田のそうした腐臭漂うレトリックも派閥も正直どうでもいいし、知りたいのは、そうやって懐に入れた金を、
どのような世論操作に幾らいつから使ったか、
企業献金を得るため政策や予算をどう捻じ曲げたか、です。
パー券購入に限りません。
政策活動費、文書交通費、官房機密費など、会計提出しなくて済む事になってる金の全てが疑惑なんです。
私は健全財政派で(自分を緊縮財政派とは全く思いませんが、反緊縮派というのとは全く相容れません、つまり、れいわ新選組と山本太郎に否定的です)、消費税廃止に積極的じゃありませんが、消費税はそもそも社会福祉に使われるべき税です。
これが自民政権で、本当に社会福祉に費やされてるのか首を傾げます。
これを言うと、グラフなんか出して来て「いかに社会福祉に使用されてるか」と捻じ込んでくるバカが居ます。
しかし上記にあげた使途不明だったり出入りの端数がテキトーに処理されてる金が膨大にある以上、幾ら消費税に相当する社会福祉の支払いを付け合わせた所で、
「ちょうど数字がピッタリ合うようにレシートを集めただけだよね\(^O^)/」
と言われておしまいなんですよ(笑)。
そんな事言われずに済むためにも、パー券は一円単位から記入すべきだし、政策活動費、文書交通費、官房機密費、全部そうなんです(^。^)<わかったかしら? ところで、どうしてネトウヨってそんなに頭悪いの?大丈夫?w
要するに金は出と入りが明確であれば、余計な詮索を生まずに済むんです。
もっとも……。
今回、東京・島根・長崎の補選で立憲が全勝し、自民が全敗しましたよね。
東京と長崎は自民が候補を擁立せず不戦敗だったわけですが、これは立てれば負けるからですね(^_^;)。
自民から候補が出ないので、自民支持者が投票に行かず、投票率が凄く低かったそうです。
一方、島根は自民王国ゆえに勝てると踏んで候補を立て、自民と立憲の直接対決となったから、投票率は前回と殆ど変わらず、他二県と比べれば通常通りの高さでした。
自民党から候補者が出たから、自民党支持者の投票率が衰えなかった、という事が出来そうですが……。
自民は大敗を喫してしまったんですよね(^_^;)。
これはなかなか興味深いです。
むしろ自民支持者にこそ、裏金問題への不満や怒りが溜まってた、と見れるからです。
この怒りの実態を紐解く必要があるでしょう。
自分らの貢いだ金が政策や予算に効かず、議員の懐に入ってた事に怒ったって事なら、自民王国の有権者にとって「世論」は「不当に捻じ曲がるべきもの」て考えなんでしょうか?(苦笑)
特に今回の問題で、自民党のパーティ券を買う企業てのが、大手ゼネコンから地方の中小企業まで、土建業に多いって事がよく取材番組で判ってきてます。
ずっと前から、自民は建設業や道路事業と癒着し、しばしば政治と金の問題を言われてますから、今さら驚きませんが、特にアベノミクスが、既得権益への利益誘導、税の垂れ流し、中抜きを堂々と行う温床になったと、地方の首長さんなんかが証言してます。
民主党政権で「コンクリートから人へと」と、無駄な公共事業を廃した事で、土建業から反発が多かった事は容易に想像つきますが、その三年間に東日本大震災が起きたものだから、政権が自民に戻ると、やたらと「国土強靭化」の名の元に巨額を投じる傾向が目立つようになったようです。
その癖、全国で87%まで進んでる耐震化が、今回の大地震に見舞われた能登半島では、50%だったというんですよね。
災害に備えて準備を進めていても、立てた予定を早廻って、不運にも災害が起きてしまう、という事はあるでしょう。
台湾でも、一階部分の建築の仕方が軟弱で倒れたビルがありましたが、国の建築基準に沿って建て替えられた建物には、そういう被害は無かったか、軽度で済んだそうです。
また、民主党時代の東日本大震災への対処も、民主党やその国会議員のみが頑張ってたのではなく、政府の下で働く官僚や公務員の支えあればこそ、国民に対する様々な説明も出来たのだと思います。
ただ、自民党に政権が戻ってから、こうした災害への対応の鈍さは、時を負うごとに酷くなってるように思えてなりません。
特にコロナ対応の不味さは大変なもので、民主党政権を「悪夢」と言い放つ割に、自民党政府のやった事と言えば、とにかく国民に自粛と我慢を強いるのみ。
国民の自粛が功を奏して、重症化や死亡率こそ高くならずに済みましたが、マスクも消毒液も売り切れ、PCR検査率は世界的にも最低レベル。
災害に備えて多額の税金を使ってる割に、本当にイザという時、安倍とネトウヨが日頃見下してる中国や韓国より、遥かにお粗末な防疫実態が露呈されました。
自民党に居た事があり、東京都知事も経験した舛添要一が、この辺りの内情を述べてて、妙に説得力がありました。
すなわち厚労省内につてがあって、伺い聞いた事によると、どうも安倍晋三は、民主党政権で有能な働きをした官僚を、次々と左遷したらしいんです(^_^;)。。<出典は前書いたんで繰り返しませんが
これ、同じような事が、安倍政権以降の総務省(スガと高市ですねw)から口うるさい検閲じみた圧力ヤラレた各放送局も、似たような更迭劇をヤラされてますよね(^_^;)。。<これも出典は前書きましたよw
そうやって優秀な番組を作るスタッフを追い出してしまったので、マトモな番組を作れる人材が「豊富」と言えない数になってる所に、「Hanada」や「WILL」「正論」なんちゅうネトウヨ専用の三流雑誌が出回る隙を作ったのが安倍政権でした。
安倍政権の悪行とは限りませんが、安倍浮上の頃、確かにいかにも頭悪そーな人材を、親がギョーカイっちゅうだけで採用するような風潮がはびこりました。
日本維新の土壌する大阪では、お笑い番組ばっか見られてるゆえ維新が強いそうですが、近頃この大阪を取り巻く様相にも、暗雲が垂れ込めて来たように感じます。
万博です(爆)。
これも後日IRに転用できそうな工事&資材を、万博建設事業にドサクサ紛れに搬入&経理&流通計上してるらしいんですが、フロート地が基礎なので、メタンガスが土壌検出してるとか(^_^;)。。。
近頃知ったんですが、維新の源、橋下徹はそもそも自民の補完に使いやすいんで、安倍晋三に気に入られて引き上げられた人物だったんですね(^_^;)。
近頃横行してる闇バイトとか、売掛営業(風俗)、機能性表示食品の施行といった、かつてなら簡単に「違法」の網に引っ掛かって取り締まられたヤバイ関係構築システムは、安倍政権の登場と共に、パンドラの箱の解禁状態になった、と気付く今日この頃です。
特に安倍晋三だけに制限するつもりはないです。
何か安倍政権の出る社会情勢の全体にあった空気なんでしょう。
リアルで成功体験してる者同志がくっつきあって世界を股にかけ、一定の網から漏れた人を世界規模で排他する風潮は、mixiだのFacebookの全盛によって急速に発展しましたよね?
ただ、思えばこれって、中学高校の頃に「カルテル・トラスト・コンツェルン」と法律違反として学習した、社会の辿りやすい悪しき結合ですよね(^_^;)。。
もっと言うなら、人身売買も元はこんな結び付きから生まれて来たわけです。
(土建業なんて元を辿れば人身売買ですよw)
今月はこの辺までにしときますが、ジャーニーズとか松本人志とかがやってた、加害者の加害権益増強(被害者の人権抑圧)のシステムって、ちょっと考えればスグ気付くような、犯罪の温床システムなんですが、そこに金で雇われて知らずに加担する職業が、アベノミクス以後、物凄い勢いで増大してる現実は直視する必要があると思います。
4月30日
また一ヶ月がサラサラと過ぎて行きそうです(^_^;)。。
続きを書きたいと思います。
岩田明子が礼賛しまくった、安倍晋三のキックバック廃止の指示は、検察的には、
「むしろ犯罪と認識していた証拠」
とキチンと解釈された点まで正しく報道されてホッとしました(^_^A)。
殺人事件に例えると、殺人犯は被害者の遺体や凶器を地中深く埋めたり焼却して証拠隠滅を図るものだからです。
ところが岸田は、岩田明子のバカ言説に乗っかって、長々と
「キックバック再開こそ裏金問題の核」
と矮小化で世論を誤魔化そうとし、党内処分もそこだけを採点基準として幕引きをはかりました。
さらには、公明党が何かと言うと、「これまでの事より、この先」と早速、「政治資金規正法」改正に話を移そうと躍起でした(^_^;)。。
私は「これまでの不正」の全てが知りたいですし、過去に動いた金は1円単位まで調べて発表して欲しいです。
このように、生じた疑惑に対して、過去の疑惑についての説明を一切せずに、「これからは気を付けます」で済ませる姿勢は、第二次安倍政権以降、自民党が続け抜いたやり方です。
今回は、公明党がそれにお墨付き与える役なんだな、と率直に思いました。
既にそこで手遅れなので、自公で法案の合意に持ち込むんだー!とか勢い込まれても、ドッチラケ感ハンパないんです(^_^;)。
にも関わらず、その上さらに神経逆撫でするのが、あの公明の甘々案にすら擦り寄れない自民。
これだけで、ダラダラと時間を過ごす内に、支持率の降下は進みました(笑)。
そのあげくの、単独提出ですよ( ̄∇ ̄;)。。<バカなの?
そして遂に、一部メディアで、立憲民主党に支持率を上回られる世論調査結果が出てしまうわけです。。
立憲民主党って、各社の平均すると、7%前後ぐらいでしたかね。
先の衆院選で、100議席を割り込んだ時、枝野代表が責任とって辞任しましたが、日本維新が躍進して40議席を確保した時、一気に維新が立民を追い抜いて、支持率でも維新が上回る状態が続きました。
それが、ここしばらくは、大阪万博の不評が凄く、立民に追い抜き返されてはいました。
しかし両党とも、だいたい7〜8%前後の位置で、抜いたり抜かれたりしのぎを削り合ってた(今回のご挨拶書き始めた頃はまだそうでした)のが、この4月ぐらいから、立民が10%を超えて上昇しました。
一部、有識者が「支持率が低いから選挙に勝てないのではなく、選挙に勝てないから支持率が上がらない」と論じた通り、先にも書いた、東京・島根・長崎の補選で全勝した後、グッと伸びた感じがしました。
その結果を受けてか、政権交代を望むとする率がアンケ結果で上回り始めました。
最近も、小田原市長選で、自民推薦が大敗を喫しました。
次の総理候補で必ず名のあがる、河野太郎や小泉進次郎のスペシャル応援が来ても負けた、というニュースが衝撃的でした。
さらに、静岡県知事選でも、立憲推薦が自民推薦に勝利しました。
出口調査を見ると、結構な割合の自民党支持者が、立憲の推す鈴木氏に投票してるんですね(^_^;)。
これまで、一強多弱と言われ、今でも立憲民主党いがいの野党の支持率を見ると、今までとそう違ってるように見えません(^_^;)。
一方、自民党からは支持者がドンドン減り、これまではその行き先が「支持政党なし(無党派)」というのが定例でしたが、どうやらその「支持なし」か、自民から離れた支持者かが、その対抗馬を立憲民主党に見出した、という結果だと見ています。
こう書いてる内に、5月が終わってしまいました(^_^;)。。
月内に書き切らないと……という切迫感から解消されると、ダラダラと先延ばしになりがちなので、頑張って書きますが、そろそろ政治ネタを終えないと……とも思います(笑)。
何しろ一番疑惑の多い安倍派の主要数名に党内処分を下す事で幕引き、というのが岸田首相の腹ですが、安倍派だけじゃないですよ(^_^;)。
私の知った順で言うと、加藤鮎子のパーティで、250万かかってるのに、残金が35万円程度しかないトコから、裏金疑惑が出たように読みました。
250万てのはパーティの上限(150万)を超えてるわけで、これは政治団体からの寄付を、パーティ券と誤って計上したんだとか言って、修正したらしいんですが、この人は事務所代を母親に払ってて、身内への還流も疑われてるワケです。
加藤鮎子は谷垣Gです(^_^;)。
あとはつい先日、不出馬を表明した二階俊博も安倍派じゃないです。
二階と言えば、政策活動費として、茂木が10憶、二階が5年で50憶円を受け取っていた、という衝撃の報道がありました。
政策活動費は、使途の公表義務がないため、抜け穴、裏金作りの温床と言われ、上でも書いた通り、文書交通費、官房機密費と共に、何に使ったのかわからない金です。
茂木幹事長10億円、二階氏は5年で50億円! 使途公開不要「政策活動費」に批判集中「自民こそインボイス導入しろ」
極めつけは、こうして目立った派閥に罰を与えて片付けようとする岸田総理自身、岸田派の元会計責任者が逮捕され、起訴されて有罪となり、自ら大変な疑惑を抱え込んでしまってる点は小さくないと思います。
パー券といった党のために稼いだ金を、懐に入れる不届きもさることながら、そもそも安倍派の問題と言うより、自民党全体の問題として考えるべきなのは、国民のために使われるべき税金を、選挙という自党を勝たせるための私的な目的に使う事が公然と行われ、今も尚誰にも止められない事です。
安倍元首相が「機密費」から候補者に100万円報道 元「安倍派」議員に直撃して聞いた"選挙とカネ"の実態
さらに、政治が歪められたと見られるのは、法案とか予算のみならず、そもそも国のトップが選ばれる自民党の総裁選てのが、凄く金がかかるからです(^_^;)。
何でかつーと、総裁選って公職選挙法の規制が無いらしいんです(あくまで党内人事ですからね)。
そう聞いて振り返るのは、今日の自民党が民主党から政権を奪還した2012年の総裁、安倍晋三は、その座に就く為に勝利した同年の総裁選で、大勢に投票権のある党員選挙では石破茂に負けたのに、議員のみの少数による決選投票に進むと、逆転勝利を得たわけです。
少ない相手にぞんぶんに金を配った背景がプ〜ンと匂いますよね(笑)。
また、父、晋太郎の時代からキックバックはあったそうですから、その秘書をやってた安倍晋三が知らないハズないんですよね(^_^;)。
【裏金問題】「安倍元首相は無関係」説を覆す重大証言 「安倍事務所では昔から裏金を『もどし』『還付金』と呼んでいた」(3P目)
しかも、1993年、時の細川内閣(非自民)が、所謂「政治改革4法」(公職選挙法改正案、政治資金規正法改正案、政党助成法案、衆院選挙区画定審議会設置法案)を通過させ、成立改正した政治資金規正法で、企業献金を3年後から禁止すると決めました。
が、これが3年どころか、30年以上経った今も、成されてないんですね(-_-;)。。
特に第二次安倍政権からは、中身を精査するとか、実態を調査するとか議論する、という目的すら飛んで、ひたすら拒否してるだけです。
以上の実態を見て来ると、どうも自民党に政権を持たせておく限り、これ以上の改善は殆ど無かろうな(^_^;)、と。
私は3年前の衆議院選挙では、政権交代はまだちょっと早い感じがしてて、あと4年後の衆議院任期満了あたりまで、野党、特に立憲民主党あたりに力を蓄えて貰った方がいいんじゃないかな、と思ってました。
次の衆議院選挙がそろそろ、そう思っていた時期に該当してきている、という事もあって、そろそろ政権交代に入って欲しいと思いますねー。
何となく世間全般、そういう空気じゃないでしょうかね。
世論調査でも続けて、自公政権の継続より、立憲など自公以外の政権に交代して欲しい、という結果が出てますから。
といった辺りで、政治ネタを終えときましょう(^_^A)。
【Aガザとウクライナの戦災】
去年(2023年)10/07、パレスチナ地区のガザを統治しているハマスが、イスラエル領内のレイム音楽祭を襲撃。100人の人質を連れ去った事に始まりました。
イスラエル側はすぐにハマスに対する猛反撃(特に空爆)を開始。2023年パレスチナ・イスラエル戦争の勃発となりました。
勿論、悪いのは先制攻撃をしたハマスです。
しかし今回のこの戦争では、ハマス側のガザ市民は全くの犠牲者となり、死者は05/13時点で3万5千人を超えました。
一方のイスラエル側は、最初の音楽祭襲撃では、1100人前後と、小さくない被害で、人質も盗られたので、戦争の大義は通っているのです。
が、その後の戦闘は最初から一方的にガザ市民を殺しまくるのに対し、戦争によるイスラエル軍の死者は200〜300人程度。
ガザの民間犠牲者はその140倍です。(最初の襲撃による死者入れても25倍)
実はこの事件、前回(先月じゃなくて去年最後)のご挨拶を書いた10/17には、既に勃発してました(-_-;)。
まだ10日しか経ってなくて、先がどう展開するのか判りませんでした。
もっとも最初から正直、早めに終息するように思えなかったんですが、去年のご挨拶も連載が長く続いたので、新ネタ加えるといつ出せるか、という事もあって、書きませんでした。
しかし当初よぎった嫌な予感通り、なかなか終わりません(-_-;)。。
戦争が始まってから、イスラエルのネタニヤフ政権は、何かと言うと、住民に対する人道処置を行っているかのような嘘をつき続けました。
例えば、ハマスが潜伏するのは北部だから、住民は南部に移動すれば、そこは安全、といった嘘です。
実際には南部に対するエジプトから開かれている出入り口を封鎖し、命を繋ぐギリギリの支援物資の搬入も妨げてますし、安全を保障したはずの南部に対してもミサイル攻撃がやみません。
無理やり移動させられた市民は、移動した先でも空爆を浴び、食糧も底をつき、外部からの支援も遮断され続けて、餓死者が続出しています。
中でも一番驚いたのは、NPOのスタッフとか国連の職員といった、純粋にガザ市民の支援者まで殺してしまうイスラエル側の姿勢です。
ガザは周囲を高い壁に囲まれた、所謂「天井のない監獄」ですから、国連その他の外部からの支援なくして、中に閉じこめられてる住民の延命は成り立ちません。
イスラエルがガザ北部にハマスが拠点を作ってるとか、市民に紛れ込んでるとか言うのも、「どこまで信憑性があるのか」と思っています。
ああまで建物を破壊しまくり、住民ごと殺傷しまくる惨劇が本当に必要なんですかね。
もしかしたら、国連の人道支援者にもハマスが紛れ込んでるといった被害妄想に囚われてるのかもしれません。
ガザ周辺の道路を走る自動車ごと爆破される映像も見ました。
地域に詳しい人の話では、自爆テロを恐れて、真偽も確かめず攻撃するイスラエルの兵や警察官が多いそうです。
米国はイスラエルに対しては、武器投入などを含めた強い支援者であり、某国に対する周囲からの圧力や反対表明に対しても擁護に徹する姿勢を持って来ました。
ほぼ同盟国的と言ってよいでしょう(同盟国ではありませんが)。
しかし、こういうネタニヤフ政権にお墨付きを与えたのは、トランプ前大統領でした。
現バイデン政権は、内面ではネタニヤフ政権のやり方にイライラし、遂にブチ切れて、空から食料を撒いたり、海から大桟橋を渡して食糧搬入の手段に出たりしてますが、上手く機能してるかが心配です。
というのも、当初は団結し助け合っていたガザ市民も、飢えには勝てず、降って来る食料を奪い合って弱者に行き渡らないなど、「心が壊れた」と表現される目を覆う惨状となったと聞くからです。
誰かが内部に入って、無秩序状態を整理し、順当な配布を行なわなければならないのに、よりによってそうした外部支援者すらイスラエルは攻撃するのですからね……。
さらに、搬入トラックの行く道を塞いだり、車両から食糧を取り上げ沿道にばら撒くなど、イスラエル右派の市民も多く、ガザの惨状はなかなか改善されません。
パレスチナ人というだけでそんなに邪魔なら、外部との境界を封鎖するより、外に出たい人は出してあげればいいのに、わざわざ高い壁を儲け、検問で細かく調査して、それもさせないのです。
一体どうしろ、というのでしょう。
昔のイスラエルは、パレスチナ人を追い出したか、追い出そうとしてたように思います。
イスラエルが建国した余波で、大量のパレスチナ難民が発生したからです。
世界の難民の中で一番多いグループと言われています。
しかしイスラエルは周囲をイスラム教の国々に囲まれてます。
難民を受け入れた国々から、イスラム原理主義だの過激派だのが出て来て、テロ活動をしたりするので、外に出すのも躊躇うんでしょうか。
何しろ四度における中東戦争は、多かれ少なかれ、イスラエルの無茶な建国が原因で起きてますからね。
ガザに押し込めて皆殺し……これ、大戦中にユダヤ人がナチスにやられた虐殺そのものなんですけど、今度は自分達がナチス側になってしまったわけですよ。
日本は米国と同盟関係にあるので、こうした場合、速攻で反イスラエルの立場はとらず、中立を示してますが、正直私は昔から、イスラエルのこういう姿勢に反感を持ってました。
遡ると、1978年ごろ、高校の夏休みの課題で、都内のイスラム寺院を訪ねて、内部の方に案内や説明を受けた事があります。
凄く親切で気さくに接して下さり、お話しも丁寧でわかりやすく、とても感銘を受けました。好感度抜群だったんです。
その後、いつの事だったかハッキリ覚えてませんが、確か代々木あたりを歩いてたら、イスラム系の方が小冊子を配っておられ、受け取って少し話をし、家に帰って読みました。
その冊子が今は見当たらないのですが、廃棄した覚えがないので、家のどこかに埋もれているのでしょう(^_^;)。
なので正確でないですが、記憶する限り、ペン画風のイラストで綴られた絵本で、冒頭にユダヤ人が「自分達は神に気に入られた民族だ!」と言うのから始まります(笑)。
えっ、これがユダヤ人なの?
何々? シオニスト?
そんな感じがしました。
想像するに、PLO関係の出版だったのではないでしょうか。
勿論こうした主張は、片方側だけ聞いて加担してしまうのは危険と思いましたので、読んで速攻でパレスチナ派になったのではありません(^_^;)。
ただ、私にとって斬新だったのは、反ユダヤ主義とかナチズムといった、ヨーロッパにはびこる、いわゆる差別主義者の主張ではない事でした。
冊子の冒頭にあるユダヤ人の主張は、「選民思想」と呼ばれるもので、世界史では習ったんですが(^_^;)、同じ世界史で習う、ナチスによるユダヤ迫害や大量虐殺の方が圧倒的に記憶に焼き付きますから、「どんな思想や宗教の持ち主でも、あんな目に遭って良いわけがない」で相殺されておりました。
ナチス以前に遡っても、「あちこちで迫害される気の毒な民族」という印象を超える事はありませんでした。
シェイクスピアの『ベニスの商人』に悪人として描かれてるのを見ても、「だからって(以下同文)」でした。
だから小冊子に書かれていた事は、そうした脳内に少し刺激を与えるものではありました。
被害者だけに留まらぬユダヤ人の発想を見た思いでした。
それと、今思い返せば、あの時配られた小冊子には、絵がいっぱい書かれてました。
イスラム原理主義には、偶像崇拝を極端に禁止する向きがありますが、その小冊子に限って言えば、そこまでの極端さは無かったと思います。
ただ自分達の置かれた状況を、出来る限り日本の人にも知って欲しい、という謙虚な姿勢で、パッと見て判りやすいようにイラストをふんだんに用いて書かれたのでしょう。
それでも、いつもドンパチやってる中東情勢や、女性への著しい差別や仕打ち、そして原理主義と呼ばれる人らの暴力行為も肯定できないので、立ち位置はどうしても傍観になりがちでした。
ただ今回の戦争に到って、その「選民思想」は何かと共通するぞ、と思い至りました。
日蓮宗です(爆)。
日蓮は念仏宗や禅宗といった、平安末〜鎌倉期にかけて発展した宗派に対して、大変厳しい姿勢で臨みました。
最後は真言にも向けられたんでしたっけ(^_^;)?
天台宗以外はほぼ敵対とすら言える、排除の論理で対峙しました。
天台宗は殆ど国教のような所がありますし、日蓮宗は、天台宗を母体にして出て来た宗派だからです。(もっとも天台宗を母体に生まれた宗派は日蓮宗に限りません)
自分達の教えが絶対で、あとは信仰してもお経を唱えても負け、という感じです(^_^;)。
非常に勝気な宗派と言えます。
日蓮宗って各時代を通して、わりと受難の多い宗派だと思います。
物凄い迫害を受けた話が多いです。
しかしそれは、他宗に対する挑戦的な態度にも原因があるのかもしれません。
シオニズムにおける「選民思想」に、似たように排他的な匂いを感じたのです。
これは欧州によくみる「反ユダヤ」というのとは根本的に違う点です。
キリスト教地域では、ユダヤは、キリストを裏切った弟子だったり、キリスト教信者はやりたがらない金融業者だったり、キリスト教絡みの理由で差別されてます。
でも、キリスト教徒はユダヤ教徒に対して、自分らが排除の論理で差別してるので、ユダヤ側の思想を非難すると自己矛盾してしまいますし、そもそも強者は弱者に対して、思想を非難する必要すらないのです。
しかし、自分らがおしどけられる側になると、おしどけにくる相手は大変な脅威ですから、おしどけられる理由を支える理屈のイビツさに目がいくのは当然でしょう。
つまり、パレスチナ人にとってイスラエル人は、自分達は神に愛されている民族だから、この土地に住んで当然だ、と言って憚らない傲慢な人達でしかありません。
それが思想なんですから、厄介な問題です。
それゆえ、一時期オスロ合意が成立したというニュースを聞いた時、
「そんな事が出来るんだったら、さっさとやればよかったのに(^_^A)」
と率直に思いました。
だってパレスチナ人とイスラエル人が同じ地域に同居なんて、どちらも絶対に受け入れないと思っていたのが、色々先送り問題はあったにせよ、合意にまで行ったんですから。
それが上手く行きませんでした。合意を交わした時の首相が暗殺されました。代わって極右政権とその指導者が台頭し、対するパレスチナ側も合意した時のPLOとは別の組織が選挙で選ばれ、両陣営とも、今日の戦争に向かって対立を深めてゆきました。
そんな中でも、イスラエル人の子とパレスチナ人の子が共に通う学校とか、街に出てネタニヤフに対するデモ行動を起こすイスラエル人の群れなどに、オスロ合意で作られつつあった共存の理想が、全くの夢物語でなかったと知る事は出来ました。
米国でもユダヤ系の住民による反戦運動は起きてます。
むしろイスラエルに抗議し、パレスチナに連帯を示す人が多いように思います。
しかし、これはロシアにも言える事ですが、国の指導者が勝手に始めた戦争、勝手に引き延ばす戦争に、その国の国民に抗う術が殆どないという、現代の全世界が負う、凄まじく苛酷な現実に我々は生きているのだと思い知りました。
ちょっと唐突ですが、今回はここで一度締めます(^_^;)。
続きは新たなご挨拶を起こさず、この下↓に続けていきます。
06月11日
また一ヶ月チョイ過ぎました。続きを書きます。
ロシアと言えば、去る02/24、ナワリヌイが死亡しましたね。
刑務所を移されたと知った時、充分に予測できる事ではあったのですが、それでも物凄く暗い気持ちに襲われ、しばらくショックで立ち直れませんでした。
と言って、私は特にナワリヌイを好きなわけでも、彼が政権を取ればイイとまで思ってたワケでもありません。
もっと言うと、あまりよく知らない政治家でした。
プーチンに批判的な政治活動家という程度で、それが良い事か悪い事か判断できてたワケでもありません。
強いて言うなら、「ロシア(旧ソ連)も、それぐらい言う政治家が出て来るようになったんだな」と受け取るために存在してる人でした。
つまりナワリヌイ自身に対する評価を持つ程知らないまでも、プーチン@ロシアの民主度を示すバロメーターのように見てたと思います。
だから彼が神経剤を盛られ、一度国外に出たのに自らロシアに戻って来て逮捕された事を知ったあたりから、「言いたい事が言えない国になってきた」と思いました。
死因については、暗殺ではなく、血栓による病死との発表でした。
が、その体の衰え自体が、かつての神経剤による後遺症だったり、刑務所における苛酷な環境や拷問、不衛生や栄養失調などによるんでしょうから、プーチンから被った健康被害には変わりないでしょう。
最期に送られた刑務所は、「北極の狼」と呼ばれ、一度入ったら絶対に出られないとされる所でしたし、氷点下27度の屋外を何時間も散歩させられたという話も聞きます。
だいたい、プーチンに敵対的な行動を取って不審な死を遂げた人物は大勢いると言われてますから。
ただ、ナワリヌイの死を聞いて暗然としたのは、ウクライナの為と言うよりは、どちらかと言うとロシア人の将来が真っ暗になった感じがしたからです。
現に、ウクライナ政府はナワリヌイの死にそれほど動揺してなさそうですし、悲哀も怒りも述べてません。
死因についても、暗殺でなく、血栓によるものといち早く認定する発表がされ、殊更プーチンの非を鳴らすような事はありませんでした。
というのも、ナワリヌイは、2014年のロシアによるクリミア侵攻について反対意見を述べてないそうです。
ウクライナから見れば、彼もウクライナ領に野心を持つ、油断ならないロシア人の一人に過ぎないでしょう。
だから私が彼の死に打ちのめされたのは、純粋にロシアの為です。
ロシア×ウクライナの対立については、私はウクライナ側寄りの立場を取ります。
それは侵略した者勝ちを許したら、今後の世界秩序にとって悪い前例となるからです。
ロシアが勝とうものなら、日頃からNATOを名指しで敵指定してるプーチンは、ウクライナを玄関口として、さらにその奥の国々に侵略の刃を向けかねないと危惧するからです。
だからと言って、ロシアが滅べばいいとも思ってませんし、プーチン以外のロシア人に恨みも嫌悪感もないので、ロシアはロシアで不幸になって欲しくないのです。
ナワリヌイの死によって、プーチンが今の地位を追われる時、代わりにロシアの新しい指導者として相応しい候補が居なくなってしまった、と思ったのです。
無論、具体的にどういう経過を辿ってそうなるかは想像もつきません。
去年のプリゴジンの乱のようなクーデターが起きるとか、側近の裏切りで身柄を西側に引き渡されるとか、ウクライナとの戦争がロシアの不利に終わるとか、プーチンが急病で突然死ぬとか、色々と想像は尽きませんが、正直そんな事が起こる可能性が高いとも思ってません。
ただ万が一起こった場合、プーチン抜きにしたロシアが混乱なく成り立つには、代わりにその要職につく人が必要ですし、西側から見れば、出来る限り民主的な人物であって欲しいハズです。
少なくてもプーチンの後に、プーチンの意志を継いでウクライナと戦争を継続したがる人や、又プーチンのような独裁者が現れるのでは話になりません。
例えば、1991年に、ゴルバチョフがクーデターによって身柄拘束された時も、彼を解放させるのに、保守派クーデター勢力に対抗して力を発揮したのは、エリツィンでした。クーデター派に比べれば民主的と見なされた人でした。
ただ現在のプーチン政権以降、ロシアにそのような人物が居る気配がありません。
強いて見渡せば、プーチンに堂々と敵対的姿勢を示し続けて来たナワリヌイが一番ピッタリ来ますし、別の人物を迎えるにしても、ナワリヌイの同意や応援が得られる人物なら、西側も終戦に向けた話がしやすいんじゃないかと思ってました。
というのも、ナワリヌイの死の直後に行なわれたロシアの大統領選の候補者たちを見て、もう本当にガッカリしてしまったからなのです(-_-;)。。
ほんのちょっとでも民主的だったり、反プーチン色のある人物だと、立候補すら認められないシステムだからです。
そして大統領選が終われば、又ぞろ兵が動員されてウクライナの戦場に投入されるんです。。
これじゃ本当にウクライナ戦争はいつまで経っても終わりませんし、ロシアの人達だって、こんな状態が続くので良いハズ無いと思います。
ロシアの選挙や世論調査が、真にロシア国民の意識を顕わせているとは思いませんが(^_^;)、脅しや圧力によるのみならず、プーチンやウクライナとの戦争を支持するロシア人も少なくないようではあります。
自分が動員されるのは嫌だが、ロシアが敗戦してしまうと、その賠償を支払わされるから、戦争には勝って欲しいと望むロシア人が多いと言われてます。
さもありなん、です。
どんな独裁国家だって、自国が戦争に負けて苦労させられる事を喜ぶ国民がいるわけありませんから。
しかし、大抵そういう国に欧米とか国連とかが民主的な勢力を応援し、新しい国家作りに向かわせたりするものです。
そんな将来をボンヤリ思い浮かべる時、何となく脳裏にナワリヌイの姿があった事を、今にして自覚せざるを得ません。
「ウクライナの戦災」と題しながら、ナワリヌイの獄死だけで長く書いてしまいました。
ウクライナ戦争については、各国に支援疲れとインフレが蔓延し、ウクライナの反転攻勢は全く功を奏してません。
むしろロシアが勢いづいているという報道がちょくちょく入って来ます。
今年は米国大統領選もあり、トランプの優勢がしばしば聞こえてきます。
トランプが再選したら、ウクライナに不利な終戦を提案するだろう、と予測されてます。
世界がドンドン悪い方向に向かっているように思えて、憂鬱な今日この頃です。
【B性犯罪と冤罪と私人逮捕とフェイク】
去年の8〜9月ごろでしたか、ジャーニーズ性被害問題が騒がれました。
これも去年の「ご挨拶」を書いてる時点で、既に伝えられてましたが、ガザの戦争と同様、新ネタを加えると連載終了に漕ぎつけないので去年は控えました。
性犯罪に対する法制定や罰則は、性被害の実態や深刻さの検証に伴なって、時を追うごとに厳しくなっており、それ自体は評価すべきと思います。
ただ、この問題には必ず否定論者や誹謗中傷が付き物になってるのを、ネットの論争で多く目にします。
最初の頃は、いわゆる男尊女卑だったり、弱い者イジメ,、レイシスト、ヘイト等、つまりネトウヨのパターンだと思ってましたし(笑)、今でも少なからずその向きは多いと思います(苦笑)。
ただ冷静によく読むと、勘違いも多い事に気付きます。
有名人だったり、有名な性被害事件の当事者だったりで、報道やネット上で話題になるのですが、内容が内容だけに、最初から生々しく実態が書かれる事は殆どありません。
すると、どうしても、「この程度の事で訴えられるの?」といった反応になってしまうのかな、と近頃愚考するに到りました(^_^;)。
「そんな事は罪にならないんですよ┐(´ー`)┌」と言いたくなる事を心配してる人がわりと居るように思えます。
よく考えたら、いわゆる犯罪というのは、殺人とか、酒気帯び運転とか、万引きとか、スピード違反といった、自発的に犯罪を行なう気持ちが無ければ出来ない事です。
比べて単なる性行為は、これらとは基本から違うものです。
そこで以前は暴行とか強姦といった、暴力に訴えて強行される性行為だけが罪とされてたのですが、現在は逃げにくい状況を細かく規定してカウントするようになってます。
こうなると、冤罪を疑われるケースも多くなりやすいかもしれません。
ただ、そうした案件を、微に入り細に入り詳細に描写した記事を入手して読むと、限りなく暴力に近い様相がうかがえるケースが殆どです。
(安倍晋三おかかえジャーナリストや関西お笑い芸人のヤラカした性被害がそれです)
発表当初から、そこまで生々しく描写する事は控えられてますが、加害者がふてぶてしく、身に覚えがないだの相手も同意してたのと開き直ると、いかにも「これでもか」と言わんばかりに、凄まじい内容が追って掲載されて来るように思われます。
つまり報道機関というのは、一応キチンと裏を取って発表してるんです。
冤罪の疑われる案件なら、最初から発表しないんじゃないでしょうか?
例えばとある地域の首長さんが女性職員にセクハラをして辞任したと。
頭をポンポンと撫でた、この程度でハラスメントか等ですね(^_^;)。
しかし詳しく知ると、セクハラと言うよりは、普通に働きにくい職場とは言えるって程度でしょうね。
やはり問題なのは、それが選挙で選ばれた首長って点なのですよ。
普通の職場なら、さらに上にかけあって係を下りさせる手も無くはない(泣き寝入りが多いですけどね(-_-;))ものを、当選者の持つ絶大な権力の方に目を向けるべきなんでしょう。
そうやって考えると、世間に多いのは誤解で、殆どの行為は犯罪にあたらないんです。
まず、この理解だけで、被害者に対して世に多くはびこる誹謗中傷の数がグッと減るんじゃないでしょうか。(少なくともそう願望します)
ただ、こういう事を言うと、「被害申告を妨げている」とかいう向きが又出るんですよね(^_^;)。
激しい暴行を伴う被害の他は却下と言ってるように聞こえるんでしょうか(汗)。
私が言いたいのは、マスコミを通じて公表されてる性被害に、まず冤罪は無かろう、という事なんです。
「名前も顔も出してる被害者に、さらに誹謗中傷はあんまりだ」と言いたいんです。。
現に、ジャニーズ問題では、顔も名前も出して告発に及んだ被害者が、物凄い誹謗中傷され、自殺までしたケースがありますよね?
どうやって調べたのか、住所や家族の情報まで晒され、妻子に被害が及ぶ事にいたたまれず、これ以上の被害からせめて家族を守るためだったと聞きます。
ジャニーズ問題は、他の性被害者とは、誹謗中傷する側の心理に違いがあるでしょう。
応援してるアイドルとその所属機関を庇いたい気持ちに、大きな原因があるように思われます。
実際、誹謗中傷内容を読むと、抗弁できない死者(ジャニー喜多川)を叩くなとか、金目当てだとか、アイドル業界特有の事情に絡めた言い掛かりが多いです。
組織ぐるみの犯罪と認定され、その組織に大層な儲けがある事で、賠償義務が発生したため、通常の性被害以上に妬みや疑いの目を向けられやすいのでしょうし、推しのアイドルに汚れた印象がつきまとう事への抵抗感も強いのでしょう。
しかし結局の所、閉鎖された空間で起こる被害だけに、冤罪扱いされやすいという点では、多くの性被害と根幹部分は同じだと思います。
だから、被害者の口を封じるような誹謗中傷に負けるな、という応援のありかたは間違ってないんでしょう。
ただ、この問題が長く表沙汰にならなかったため、新たな被害者が出続けた事で責められるべきは、積極的に報道しなかったマスコミに対してならわかるんですが、告発に及んでない被害者にまで向けるべきじゃなかったように思います。
どうもこの手の問題で、被害者にまで告発する義務があるかのようにうるさく迫る向きを、ほうぼうで見掛け、首を傾げてました。
あともう一つ、この手の性被害問題で、特に男性や児童に対する虐待になると、あまり知られてない事柄が多いと思われるのに、「知ってて当然、知らない人が多い事も問題を深刻化させている」といった無茶な理論展開が多く感じます。
正直言うと、性被害だけに限らず、LGBTQについても、私も多くの無知な世間と同じように、わりと最近まで深く知らずに来たクチです。
ゲイについては、学生の頃なんか、芸能人が笑いを取るためにオカマというのをやって見せてるんだと思ってました。
世間で認知が進まないため差別を受けて来た、などと言われると、それって私のせいなの?という気分になります。
そういう反感から、この手の問題が取り沙汰されると、反対側の人の言い分も、100%却下しにくいと思う事も実は少なくありません。
例えば電車の中での痴漢冤罪を、ちょっと大袈裟に再現して見せる動画が一時Xで取り沙汰され、その大袈裟な演技に、多くが「被害の口封じ」「こういう手法が被害を広げて来た」と批判してて、一応は私も、これらの批判に同意ではあります。
(学生時代は被害に何度も遭ったり見たりしてましたので(^_^;))
ただ、だいぶ前でしたが、本当に痴漢冤罪ってありましたよね(^_^;)?
捕まって留置所に放り込まれて、妻や子と共に冤罪だと訴え続けた男性の話を見たものです。
冤罪に陥れる女子高生のモザイク入り告白なんかも示されて、「小遣い稼ぎだ、オヤジから金をせしめるためにやった」とか言って、面白がってる様子が伝えられてました。
そういや近頃、この手の冤罪については全く報道されませんよね。
昔に比べると、性被害とかストーカー被害とかの報道が凄く多くなり、大抵は裏が取れてる感じなので、冤罪なんて言ってられないぐらい、本物の被害が増えてるから、世間がこういう事に神経質になるのも理解できます。
特に未成年者のお子さんがいるご家庭なんかは、毎日が緊張の連続かもしれません。
……それで思い出したんですけど、近頃の未成年とか若年層って、一方的に被害者になるばかりか、下手すると自分が犯罪者になってしまうケースも多いですよね(^_^;)。
闇バイトとか、ホスト売り掛け問題とか……。
ジャニーズ問題だって、あの内部に居たら、加害に加担する側に居た(居ざるを得なかった)アイドルも少なからず居たんじゃないかと思うんですよね(^_^;)。。
でもこの手の事をちょっと言うだけで、被害封じだっ!とか言われそうなので、かくして邪魔されず言える場所でだけ話す次第です(^_^;)。
よくイジメ問題で、傍観してるだけでイジメに参加してるとかいう向きがありますけど、私はイジメを見ても、一般人が出来る事は、教師とか警察とかに通報するまでじゃないかと言う立場です。
止めに入らなかったから加害者だなんて言い出したら、夜中の路上で刃物振り回してる奴とか、森で熊に遭遇したりとかしても、全部戦わずに逃げちゃいけない事になりませんか?
溺れた知り合いを助けに川に飛び込んだ話って、大抵は助けに入った方が死にますよね?
やたら人を死ぬよう仕向ける人の声には耳を貸さないに限ります。
……と、さんざん批判した後から改めて言うのは、今度は誹謗中傷する方に対する文句なんですけどね(笑)。
韓国の女性アイドルが、ファンの集まる場で胸を触られたと被害を訴えた事がありました。
こういうのに「露出してるのが悪い」って声が必ず出るじゃないですか(^_^;)。
実は私基本は保守なんで(笑)、女性が露出した恰好で外を歩いて痴漢に遭うのは、本人の責任もあると思うタチなんですよ。
だから例えば、その女性の母親が「そんな恰好するのはやめなさい」とか言うのまで、「人格否定」「毒親」と決め付けるのは、ちょっとどうかな、という考えです。
しかし、この件はアイドルじゃないですか。露出も職業上の必要があってやってる恰好ですよね。
それを「そんな恰好してる方が悪い」で触って済むと思います(^_^;)?
もう一つ、前も言ったかもしれませんけど、山梨県の山奥で我が子を見失ってしまい、必死の捜索活動をしてる母親への誹謗中傷というのがありました。
これなんか特に酷かったですね。捜索してる母親が殺したと言うんですよ。アッケに取られましたよ。
これも、児童虐待の殆どは家の中で、親が子に対して行なうからだというのが、誹謗中傷の理屈だったようでした。
ただ、それなら、警察が捜査して母親が逮捕とかされた後で、「実は俺は怪しいと思ってたんだ」と初めて言い出すので、問題なくないですか(^_^;)?
あげく、母親が怪しかった、なんて話はその後全く出てないです。完璧な冤罪であり誹謗中傷だった事に違いないです。
あと、これはもう有名すぎるので、事件名を出しますが(セカンドレイプを恐れて、これまでの案件は努めて事件名を伏せて書いてます)、池袋暴走事故の被害者遺族への誹謗中傷も酷いものがありました。
この件は加害者側への追及も物凄いものがあって、私は加害者本人に対しては、責められて仕方ない所があると思ってますが、その家族が免許返納させなかったと、住所まで晒して攻撃しまくる事には、さすがに首を傾げました。
このように、ちょっと考えれば思慮が及ぶ事に歯止めが効かない輩がいる(少なくない)んで、性被害とか誹謗中傷とかについて、全体的には及び腰と言いますか、多分話して見るのもこれが最初で最後かもな〜という気がしてます。
だからと言って、問題から逃げた自分を加害に加担したなんて絶対に思いませんからね、とだけ言っときます。
あと先にちょっと触れた、ホスト売り掛け問題と闇バイトの件ですが……。
近頃の若年層って、ハッキリ言って狙われてますよね(^_^;)。
都知事選で票を集め次位についた候補に、若者票が多かったって事でしたが(笑)。
私は自分が若い頃、政治にあまり関心が無く、誰に入れたらいいか判らない(今思えば)で投票してたトコあるんで、若い内は判らずに棄権とかいうのに理解が無くもないクチです。
そもそも無党派ですからね(今一番多いらしいですけど)(^_^;)。
自分はよく判らない。判ってる人が投票すればいい。
この考えの何がそんなにいけないのか、正直よく判らないんですよ(^_^;)。
若い頃って、進学に就職に恋愛に結婚と、若い頃にしか出来ない事がいっぱいあるじゃないですか。
就職できても最初は仕事覚えるだけで精一杯だし、結婚してからも近頃の人はみんな晩婚だから、スグ出産や子育て控えてますやんか。
だから、たかまつななみたく、若者に投票を呼び掛ける運動って、それほど熱烈歓迎しないクチなんです。
投票を促すあたりまではまぁまぁ同意ですが、若者が投票しないと年寄りの言いなりの世の中になるとかいう理論って、う〜ん、と思っちゃうんですよね(^_^;)。。
高齢者にも子や孫がいますし、自分の介護に若い人が必要だと思ってるハズです。
いや、勿論、30になっても40になっても毎回棄権の連続じゃ、流石にダメだろうと思いますよ?
あと、判らないなりに、この党がイイとか、この人ならと投票する事自体は、「やってナンボ(^O^)」と背中を押しますが、その結果が石丸伸二じゃ話にならないですよ(笑)。
ちょっと最近、若い人に期待しすぎる向きが強い気がして、プレッシャーじゃないかと気になります。
あげく、わざと誤った判断をさせてるような感じもしてます。
さらに、ホスト売り掛け問題に闇バイト問題と、「悪」が未成年の身近に迫って来ている点も凄く恐ろしく感じます。
(比べて投票して死にはしませんが、選挙ですから、結果次第では死にますよ(^_^;))
もう一個、言い漏れた事があります。
性被害についての法制定で思い出すのは、立憲民主党の本多平直が失言問題で議員辞職にまで追いやられた一件です。
これも正直、う〜ん(>_<)、という感じでした。
本多の件はともかく、取り沙汰された法改正の方向では、何しろ16歳以下なら、男が年上の女性を強姦しても、女性の方が加害者にされかねないと思え、物凄く恐ろしく感じたんですよね。
ここは付則がつけられ、懸念はやや回避されましたが、私は基本的に男性の被害に対して罪に問われるのは男性だけにして欲しいです。
差別と言われるかもしれませんが、女がどうやって屈強な男を強姦できるんですか。いい加減にしてくださいよ。
それと、子供の権利について、神経質になる事情も判らなくないんですが、埼玉で押し通されそうになった条例が、行き過ぎと市民の反発を受けて取り下げられた一件がありましたよね。
埼玉県議会「子ども放置禁止」条例の波紋 留守番は虐待?反対意見相次ぐ 議論の経緯は
これは本当に酷かったです(-"-;)。
子どもを家などに残したまま保護者などが外出するといった放置は、「虐待」にあたるとしてます。
「放置」の例としては次の通りです。
@子どもを車の中に置き去りにすること
A子どもたちだけの自宅での留守番
B未成年の高校生に小学生などのきょうだいを預けて買い物に出かける行為
C子どもだけ家に残してゴミ捨てに行く行為
D子どもたちだけで公園などで遊ぶこと
E子どもたちだけでの登下校
F子どもにおつかいさせる行為 |
特にABCはヒドイとしか言いようがない(・・;)。
他の項目だって、「ご家庭の親御さんへの注意事項」ぐらいがせいぜいでしょう。
結局、県民の反発を受け、
"子ども放置禁止"条例案 取り下げる方針 自民党県議団 埼玉
となったようですが、例によって強行採決で押し切られれば通ってしまった条例ですし、これに違反した例を知った市民が通報を義務付けられてるってのがもはや異常です。
自民党の埼玉県議会てのは、まるきり統一教会なんですね(^_^;)。
親学とかいうのが相当ヤバイです。何しろ統一教会っつったら、日本を滅ぼす事が目的の宗教ですからね。
自民党が貴方の後ろに……って感じの世の中になったので、支持率が回復しないのも無理ないですよw
そいで、こんな事が平気で実現しちゃうんで、選挙は国選に限らず地方選でも、YouTube炎上商法みたいのに入れるなんて「もってのほか┐(´д`)┌」なんです。
わかりましたか?
ところで、そもそも性被害の原典は、女性が望まぬ妊娠や出産をする事にあったハズです。
今、速報で入って来た裁判の判決に、
同意の上の性交で避妊を拒んだ男性に賠償命令 「自己決定権の侵害」
というのがあって、この辺りが妥当ですよ。
よく考えたら、この「同意の有無」ってのが近頃の性問題をややこしくしてるんじゃないすかね。
昔なら(出た!昭和世代のボヤキw)、この男性が既婚である点、つまり二人が不倫関係にある点で、既に世間からつまはじきモンでしたよね(^_^;)。
それでも妊娠してしまった女性、これは勿論悲劇ですし気の毒で仕方ないんですが、しかし世の中で「教訓」とされたものです。不倫は良くないよ、こういう事になっちゃうよ、と。
妊娠や出産をせずに済む男性に、性的権利を保証する必要性を盛り込んだ事から、面倒な事になってるような気もします。
DNA鑑定の登場によって、妊娠能力のある女性に対する性被害が、それのない児童や立場の弱い男性に向くようになってないか気になってます。
妊娠の危険性が無いゆえに、間断なく続く性被害……確かにそれ拷問です。。
さらに……そのうち出そうだな、と危惧してた通り、とあるサッカー選手の性加害疑惑というのが出て、これは冤罪の可能性が強いとか言う話なんですが……。
黒か白かはひとまず置きます( -_-)//
日本のスポ界やマスコミの対応が、疑われただけで降板扱いなのに、欧州では相変わらず起用が継続されてるって、日欧の比較がされてる記事を読みました。
この辺りは性被害問題が日常茶飯事になってる国と、そうじゃない国の辿っている経過の違いらしいです。
マスコミも大人の対応が当たり前、世間も些細な事にピリピリしないんでしょうな。
(もっと言うと、西欧社会では婚外子の割合が日本より格段に多く、両親が事実婚状態の子供もいっぱい居るとの事なので、結婚観からして日本と違うわけですが……)
私は見損ねたんですが、今年1〜3月に、『不適切にもほどがある』ってドラマが大流行してたようです。
近頃とみに社会の隅々に権利が絡んで息苦しい、といった内容らしく(笑)、昭和時代の人が令和時代に来たら、やることなすこと「不適切」な言動ばかりで云々という話の連続らしっすw
今回はここで一度締めます(^_^;)。
続きは新たなご挨拶を起こさず、この下↓に続けていきます。
07月20日(07/26追加増強(太字)追加)
又、一ヶ月過ぎました(^_^;)ゞ。続きを書きます。
上記にあげた埼玉の条例に見た通り(住民の反発により、すんでの所で取りやめになりましたが)、日本においては、統一教会仕込みっぽい「親学」ちゅうのが、子供への虐待を極端にあげつらって、社会や家庭を縛り付け、結果的に母親を家庭に閉じこめる別の力学に使われてるのが実態です。
同じく上記に記した通り、性交同意年齢を13歳より上に引き上げるについても、それ自体に反対はしませんが、性被害者の可能性がある年上女性を加害者にしてしまう危険性に疑問の声をあげてる人に、しっかりした回答を見た覚えがありません。
何か全体的に、これまで守られて来た女性の人権を脅かす形でしか、男性やLGBTQや児童および未成年者への性被害を防げない方向に、無理やり導く事が多い気がします。
例えば公共トイレ利用についてなんか、不安の声が上がっても、放置されてるのしか見た事無いです(^_^;)。。
「私達を差別しないで」という記事に、この問題が取り沙汰されてるのを読みましたが、勘違いしてるな、と思うのは、心が女性の男性を差別してるんじゃなくて、心が女性の男性を装った「性犯罪者」を嫌がってるんじゃないですか?
心が女性の男性だって、トイレ内で襲われる可能性があるんですよ?
同じ被害者同志、助け合う関係ですらあるのに、何で女だけが一方的にレイシスト呼ばわりされなきゃいけないんですか?
こういう所に、左向き志向の限界と言うか、左寄りの人々への不信感みたいなものを覚える一面があるのは事実です(-_-;)。。
女性の人権と言えば、遺族年金を5年しか出さない事に決まるそうで……。
その言い訳が、男女平等に出す(夫も妻の死亡で受給できる)必要と、女性の社会進出が男性に追い付いて来たから、という事なんですが……。
男女平等はイイとして、巷で聞く限り、相変わらず女性の給料水準は男性より低いそうですし、何より、コロナでバレた通り、非正規就業は圧倒的に女性に多いじゃないですか(^_^;)。。
女性が輝くとか女性活躍とか、安倍晋三クソ内閣はきれいごとばっか言って、少子高齢化や人口減による労働人口減少を、主婦に労働させる事で補いたかっただけじゃないですか。
その一方で、日本人はエバとか言って、韓国カルトに貢がせてたんですからね(-"-;)。。
(遺族年金打ち切りは、どうも自民案ですね。野党が賛成しても維新ぐらいじゃないですかね。
なので、先に書いた左寄り云々は、この件には該当しません)
こんな風に、性被害問題の改善のためとはいえ、別の弱者に皺寄せが来るのでは困りますし、冤罪の可能性が強まる傾向には、もっと「困った時代になった(-_-;)」との実感を否定できません。
男には「蟹工船」、女には「ああ野麦峠」やらせたあげく、貧困家庭の子供を「こども食堂に行け」とした安倍内閣でしたから、彼らの言う「弱者」「人権」ほど眉唾で見る必要あるものってありません。
ちなみに、「こども食堂」は政府の政策で行なってるのではなく、民間ボランティアによるものです。つまり政府は、国が助けない弱者を、慈善事業者に押し付けてるのです。
これぞ「皺寄せ」の最たるもんですよ。
私は基本的には保守です。
女性には生理があり妊娠があり出産があり、大変な重荷や痛みをともないます。
だから家の中で大事にされるべきなのであって、むしろ、妻が外に働きに出るなんて夫側の恥、といった、古来からの家庭観のままでイイとすら思ってます。
昔は戦場に行くのは男の勤め。当たり前の事でした。
男は戦場で痛い思いをして、やっと生理や妊娠や出産に苦しむ女性と同等です。
ただ、そのような従来の通念のままで行くと、離婚した場合、女性は圧倒的に不利になります。
経済的に優位な夫や男社会に、簡単に誇りや生き様まで左右されてしまうからです。
それゆえ、女性にも働く場が保証される方が「より良い」のであって、労働不足を補う道具だとか、ろくな甲斐性も無いだらしない男の老後を、先に亡くなった妻が保証するなんて必要は全くありません。(近頃の男は弱すぎます)
一方で、女性の側にも問題を感じる事があります。
女性の社会進出について、よく「自己実現」が言われます。
それ自体は望ましいですが、基本的に労働を、楽しくてウキウキするものみたいに強調しすぎると、現実から離れた幻想を持たせるだけになりやすい気がします。
女性や児童が性被害を受けても、それが暴行によらないケースに、職場や就活など、働き手に不利な状況における被害が近頃はカウントされるようになりました。
しかし、「嫌がってるのを無理やり」「逃げられなくされてる」といった、殆ど拉致や暴力に近い状況ならまだしも、「上司に嫌われると職場を追われる」といった類だと、拒否してるかどうか微妙なものになってしまいがちです(^_^;)。。
それが女性にとって手に届きにくい希少な職種なんかだと、尚更です。
「子供の頃からの夢を諦めたくない」といった葛藤があって、性被害が嫌でも辞められないのでしょうが、何かが間違ってる気がします。
勿論、「嫌なら辞めろ」という風潮だと、企業や上司、職場の言いなりにされてしまいます。
それは女性のみならず、あらゆる労働者に不利に働きます。
過労死や病気も招きかねません。
しかも職業によっては日雇いもあれば、非正規とか個人事業と言った不安定な形態のものも多くあって、スグ衣食住にまで直結する人も多いでしょう。
だから職場で起こる事については、労働者の権利は厳重に守られる必要があると思います。
しかしありとあらゆる人間関係に、「心理的に逃げにくい」を適用していったら、草木も生えない土壌しか残りません(^_^;)。
また、「自己実現」なる理想論で、国や政府に平気で「ああ野麦峠」の方向に追いやられるのでは、本も子も無いと思いませんか(^_^;)?
こういう所でも、「逃げずに戦え」論には賛成しない考えです。
逃げてもいいし、わからなければ選挙で棄権してもイイと思います。
まぁ海外では上手くやってるようですから、何か日本にだけイビツな導入が強行されてるか、それとも海外でも、実は矛盾が深刻なのか判りませんが、あまり知識に自信のない事で長々やるのもナニですから、この問題についてはこの辺にしときます。
最後に、サブタイに記した通り、「私人逮捕」とかの炎上商法の件だけちょっと追加しますと……。
これ大問題ですよねぇ(^_^;)。
都知事選で次位につけた石丸も一種のコレじゃないですかー。
私が「私人逮捕」が大問題になった案件で見た動画は、地下鉄で痴漢をやったとか、何か盗んだとか、マナー違反したとか、言い掛かりをつけて、人を追いかけまわしたあげく、無理やり拉致して連れ去る映像でした。
まるきり暴力ですし、いや、もう立派な犯罪行為でしたよ。
連れ去られた人、暴行を受けた人、一方的に疑われた人には、完全な冤罪だった人も居たそうです(^_^;)。
まぁ結局、私人逮捕でYouTube炎上商法やってた奴(「ガッツ」)は逮捕されましたけど、当たり前ですよ。
報道記事で読んだ内容には、私人逮捕劇のあげく、傷害にまで到った事例が載ってました。
(そういや石丸も、名誉棄損やポスター代未払で告訴されて敗訴でしたわねw)
それは"正義"なのか 過激化するユーチューバー 行き着く先には
YouTubeばっかり見てる人って、ネトゲで知り合った人にも居ますけど、何だか猛烈に押しつけがましく、自分の要求をかなえるためだけに人との出会いを利用する傾向が強いです。
私のやってるゲームは、楽しみ方に多様性がある類なんですけど、こうやらなくてはならない、と規定してきたり、自分のやってるYouTube登録を押し付けて来たり。マイルールって言うらしいですね。このタイプ。
闇バイトとかホスト売り掛けとか、今、ネットや路上で知り合った人にヤバイ人が大勢いるのも、この手の過激な動画で、一発で儲ける手法みたいのばっか出回ってるせいじゃないでしょうか。
ネット情報ばかりで、テレビ番組や新聞を全く見ない人を、時代の潮流みたく捉えるのは、そろそろやめた方がイイです。
今の若い人がテレビを見ないのは、仕事や学業で忙しくて見れなかったりするのもあると思います。
そこまで時間が無い事に対して何とかすべきなんであって、テレビ見る時間もなく働いたり、何らかの義務に追われてるのを、「オールドメディア、オールド政党に魅力が無い」の一点張りで、石丸やガッツみたいな炎上商法を礼賛しても、世の中悪くなる一方です。
炎上商法と言えば、近頃はAIでフェイク動画作り放題なんで(^_^;)、ますますこの手の偽情報が氾濫するんでしょうね(溜息)。
早く法整備が追い付いて欲しいです。
正直、性犯罪について声をあげにくい状況って、行き過ぎた人権擁護や冤罪への警戒より、この手の糞炎上野郎の取り締まりを強化しない事の方が、よっぽど圧になってるんですけど!ヽ(`Д´)ノ
【Cコロナと経済〜日本と世界】
そろそろ、これに入りましょうか(^^ゞ
コロナについては、去年はBA(1、2、5)とかXBB(1.5)とかが流行してたのに対し、去年暮れごろから「JN.1」がもっぱら主流になったようです。肺炎がオミクロンとしては取り沙汰された感じに思えました。
そして今は「KP.3」ですね。
咳や発熱といった従来の症状に加え、風邪や熱中症との区別がつきにくいと聞きます。
これまで気管系に多かった症状に対し、下痢、嘔吐、腹痛など、消化器系の症状も言われてるようです。
味覚や嗅覚の障害は多くない、なんてのも聞きます。
重症化は少ないとも聞く一方、重症化する可能性はあるのに、風邪や熱中症と見分けがつかず、PCRしない人も多いそうですから、感染自体に気を付けないとヤバイです。
又、新しく出て来たタイプなので、ワクチン効果はほぼ無いと思う方がいいとか(^_^;)。。
KP.3株のコロナの症状の詳細と特徴は?ワクチン接種した人も注意
それと今年は、コロナ以外の感染症や害虫への注意もよく出ましたよね。
人食いバクテリア……溶連菌らしいですが、あっと言う間に体中に廻って死に至らしめるというので一時期、とても怖がられてました。
麻疹(はしか)も一時はずいぶん騒がれました。
予防注射はどこも在庫切れだったんで、せめてもと、病院で抗体検査を受けました。
子供の頃に予防接種を受けてるとか罹ったとか、母子手帳に書かれてるらしいんですが、どっかにしまって出て来ないのと、亭主なんかは郷里が遠いのもあって……。
これ、同じく母子手帳がない〜って方は、検査したらいいですよ(^。^)
各医院ごとに料金が違いますが、調べた所、だいたい予防接種の半額ぐらいで検査できます。抗体値を明確に知ると、一回接種でいいか二回必要かとかも判断できますし、予防接種は品切れでなので、知っておいて、出回って来たら予約をとればいいですしね♪
他に、痒みの強い外来性のマダニに注意、という報道もありました。
現在は、マイコプラズマですね。子供の間で大流行だそうで……。
子供といえば、手足口病も一時期かなり騒がれました。
このコロナ禍が長引く事で、高齢者の運動不足、子供の免疫不全などが出てるんだろうな……とは思います。
特に子供は、普通の生活をしてれば身に着く免疫機能が、コロナ対策をし続ける状況では身に付きにくいと思います。
そういう事情も関連するのか、5類になる前ごろから、コロナ関連の報道も殆どやらなくなりましたよね。
それゆえもあるでしょう。5類以降、マスクしない人が激増しました(^_^;)。
自分もちょっと郵便取りに行く程度だとマスクせずに行ってますが、人と会いませんからね滅多に。
出掛ける時はしてます。病院は勿論、スーパーやコンビニに入るにもマスクは二重にしてます(^_^;)。
(二重マスクというのは、一重と殆ど効果の差はないそうですw。
が、私は不織布マスクの上から、布製マスクの耳掛け部分にゴムを通した物を作って、ゴムを後頭部に廻し、不織布の上から顔に押さえつけるためにやってます。
単純に二重にすれば効果が上がると誤解されませんように)
ただ、今の季節は熱中症にも気を付けねばならないので、屋外で人の多くない道を歩く時なんかはつけてません。
やっぱこの辺は、重要度の高い方を選ぶべきじゃないかと。
現在の所は、高齢者だけが気を付けて、防備したりワクチン接種する方向になってるようです。
コロナ関連情報を、テレビでたまに見たのでは、若い人の間に流行して、そこそこ行き渡ったため、用心してる高齢者に元に届きにくい、といった話を聞いた事がありました。春頃でしたか……。
若い人の間では70%とか80%とか感染済みでも、高齢者には少ないので、全体としては半分程度とか、全体でも血液検査なんかで、既に70%は感染してるとか、色々聞きます。
武漢型の頃から、まず若い人の間で流行し、やがて中高年に、最後に高齢者に……という具合で、高齢者の重症化を招いていましたよね。
これが今は、若い人の間に集団免疫が出来て、高齢者にまで行かない(感染ルートが分断されるため)という事なら、若い人は重症化しにくいので、それはそれで上手く行ってるのかな、と思ったりしました(^^ゞ。
オミクロンは、その前の(武漢型)コロナに比べれば重症化しにくいので、このタイプが定着してからは、高齢者だけがワクチンを接種するとか、外出に気を付けるというのでもよいのかもしれません。
しかし新型コロナウィルスは毎回、新型の変異株が出回って、ワクチンを接種しても、擦り抜けてしまうため、なかなか決定的な克服がなされません。
変異株が出ると、前に話した、ワクチン+感染による「ハイブリッド免疫」というのも、一からやり直しになるんでしょうか(^_^;)。
何度もコロナにかかればかかるほど、株が変わっても、前より軽く済むようになった、とかいう話を聞いた事がない(逆ならある)ので、ウカウカかかる気になれません。
特に疾患持ちの人や高齢者、その周囲の人は、相変わらず気を付け続けるしかないと思います。
せめて、若い人が重症化しにくいのが救いのような気もしますが、長引く後遺症については若年層でも解決してませんから、非常に厄介な問題に変わりありません。
子供がかかる様々な感染症は、現在の大人は免疫を持ってますが、免疫不全の今の子供世代が老人になったら、コロナ以外の感染症にかかるのみでなく、コロナでも重症化しやすくなるという最悪の事態になるんでしょうか(^_^;)。
去年も出した↑コレですが、左の青い棒グラフが「全数把握」をしていた2023年5月までで、右側の黄色い棒グラフが、現在の「定点把握」による数値から導き出す、全数に見立てた推測です。
左から第8波、第9波、第10波、そして現在の第11波と推移してます。
コレを見る限り、波を追うごとに増える一方だった頃に比べ、波を行くごとに少しづつ感染者が減っているように見受けられます。
(直近の数値が、その前に比べてやや上昇の返しがあるのは、去年の8月を見ても判る通り、お盆の頃は病院が休みだったり、郷里に帰省したり旅行するなどで、極端に検査数が減るからだと思います。
だから、今後も新学期を迎えるなどで人流や交流が増えて、上昇はあるかもしれませんが、去年の8月に比べると、その前段階でかなり下がってからの一時戻しのように感じます)
やはり集団免疫が進むと、新しい変異が出回っても、少しづつでも収まって行くんじゃないかなぁ、という気もするのですが、どうでしょう。
老人の運動やコミュ活動や、子供の免疫養成の他にも、若い人の人的交流などが不足しつづける事、何より経済活動の停滞など、コロナ禍が社会に与える影響は小さくありません。
が、日本はまだマシな方で、現在、世界で問題になってる事の多くに、コロナによってもたらされた弊害が関わってると思います。
例えばロシアのウクライナ侵攻は、プーチンが自主隔離によって対外接触を極端に避けたため、異常な妄想に取りつかれた事が、大きな要因の一つと言われてます。
中国や北朝鮮では、近頃、海外亡命者や脱北者が相次いでるようで、その原因が、少なくても中国では、国のコロナ隔離政策への反発にあるようですし、北朝鮮の内情は伝わりにくいですが、だいたい似たような事情じゃないかと思います。
コロナ前から、冷戦構図の終焉以降、様々な世界均衡の崩壊が起きてはいたのでしょうが、コロナによって、その速度が急加速したような気がします。
話し合いとか、経済交流とか、そういう事ではまるで追い付かぬスピードが、僅かこの数年で上がったと感じるからです。
そういう中で、日本は不思議な均衡の中にありつづけていると実感します。
特に海外から来る人々によってです。
円安が大きい事は判ってるんですが、それほどの円安なのに、なぜか都内のタワマンなんかが特に中国人に激売れしてるらしいんですよね(^_^;)。
だって皆さん、円安ですよ?(繰り返しますがw)
観光客は来やすいでしょうけど、外国人労働者なんかは、これまでの給料じゃ故国に仕送りもできなくなったんで、日本を引き上げて別の国に行こうかと思うなんて話をよく聞きます。
ましてや、先行き値崩れしそうなマンションなんか買ってどうするんでしょう(^_^;)。。
……と思ってたんですが、どうも中国を脱出して、世界に散らばる中国人がかつてない程多いらしいです。
特に米国に向かって続々移住してるとか。
米国は、トランプ政権の頃に、国境の壁を建設したりで、移民排斥してたのが、バイデン政権になってから、寛容な政策に転換する事になった、という話は聞きました。
が、どうも、バイデン以降も激増する移民に手を焼く事に変わりはないらしく(^_^;)、バイデンの後継を担って、民主党から次期大統領に立候補したハリス副大統領が、いたく評判が悪かったのも、移民に「来ないで」と声明を出した事が原因とか……。
(想像するに、共和党からは「ほら見た事か」と、民主党支持者からは「公約違反」と、双方から叩かれたんじゃないかと(^_^;))
ハリスに問題があると言うよりは、バイデンを嘘つきにしないため、副大統領のハリスが代わりに傷を負った、という見立てを聞いた事があります。
(バイデンはそれなり好きでしたけどね。やっぱ政治家による弱者排撃をヨシとする風潮って、あまり良くないと思うんで(^_^;))
そうした排除傾向も関係してか、中国人が米国に移住するのも一苦労らしいです。
中国を出てまず韓国に行き、そこからタイに渡り、タイから飛行機で米国周辺の国に入って、あとは川を泳いで米国に入る……といった映像を見ました。
米国自体は受け入れに渋いって事か、これらの人々を支援してるのは、米国内の人権団体か移民支援ボランティアっぽかったですけど(^_^;)。
これに比べれば、円安でも日本の方が苦労なく入れて、しかも住めるって事でしょうか……。
ただ日本では、来日者の観光ビザか就労ビザが切れたら、さんざんな目に遭わせたあげく、本国に強制送還なんですけど、そうならないぐらい財産持ってるって事でしょうか(^_^;)。。
(これちょっと調べました。「経営・管理ビザ」が中国人に人気らしいです。タワマン暮らしの方々が保有してる事が多く、日本はこれの規制を緩和し、在留資格を保持する中国人が、22年に1.4万人だったのが、一年後の23年には1.8万人に激増したんだとか。09/04追記)
そんなに大勢(特に若者)が脱出しまくってるという話は、ウクライナ戦争で徴兵される事を恐れて、ロシアの若者が続々とロシアを脱出しまくった話を思い出します(^_^;)。。
中国はコロナで経済が低迷し、コロナ後になっても回復しないとも、人口減少の波が避けられないとも聞きはしますが、ロシアのように戦争に駆り出されるわけでも、北朝鮮ほど貧窮に喘ぐ人が多いわけでもないのに、どうして?という疑問はあります。
北朝鮮はともかく、あれだけ経済発展しまくった中国から、と思うと、首を傾げるのですが、国外脱出の様子は、殆どロシアや北朝鮮の人らと同じ、切羽詰まった感に溢れてます。
しかしどうも、北朝鮮でも脱北者は官僚に多いらしいんですよね(^_^;)。
同じように、中国からは富裕層が脱出してると聞きます。
出て行ける余裕がある人が出て行く、という事なんでしょうけど、中国政府がそれを止め立てしてる情報を今イチ聞かないのも、これまた、ウクライナ戦争を始めたロシアが、「出て行きたい者は出て行け」「(プーチン体制の)賛成者だけが居残った方がいい」という論調だったのを、これまた思い出すんですよね(^_^;)。
ペレストロイカだったり経済発展だったりで、ひとたび欧米型の自由な思想や文化に触れて、昔ながらのソ連や中国への後戻りを嫌がる国民を、異物のように感じる向きが中露ともにあるって事でしょうか。
もう一つ、脱出の理由に必ず出て来るのが、中国によるゼロコロナ政策を体験した事らしいんですよね(^_^;)。
日本人が聞くと「今頃?」という感じがするんですが、中国人は、監視カメラの設置とか、スマホ入力による個人情報の把握なんてのに、それまで大きな不信感を持ってなかったらしいんですね。
むしろ、経済が発展したため、生活の隅々まで便利になって有難い、ぐらいの感覚だったんでしょうかね。
それが監視のために使われてるって話は、日本では常識ですし、中国人はある程度諦めてるか、ホントは嫌だが、声を上げにくいかのどっちかかな、と思ってたんですが、コロナになるまで気付いてなかった、というのは衝撃でした。
日本の報道でしたが、中国では個人の就職や出世や給与とかにまで、個人情報を元に決められてるとかいう話でしたので(^_^;)、監視による影響が、深刻なレベルにまで達してるって事でしょうか。
あと、教育が日本の軍国時代みたくなってる、という話も聞きました。
これなんか、今まで軍国時代の日本をさんざん問題視する社会に育った人だと、凄く嫌な国になってるという印象になるかもしれません(^_^;)。
軍国時代の日本への嫌悪感は私も相当強く持ってますので(^_^;)、別にこれまでの中国教育が間違いだったと言いたいワケじゃないです。
反日教育やってたなら尚更、正反対の教育を始めるわけですから、そりゃアレルギー反応起きるよね、と言いたいだけッス。
何しろ中国では、コロナ政策に反発して一昨年起きた「白紙革命」が、近頃また再燃してると聞きます。
若者の失業率が高く、自殺も多いため、高層ビルのショッピングモールなんかでは、到る所に飛び降りれないよう対策されてるとか……。
日本でタワマンを買いまくるのも、そうした影響もあるんでしょうか。
ところで、中国の事ばかり書きましたが、近頃来日する海外観光客って、何だか異様に滞在期間が長くないですか(^_^;)?
日本がコロナを5類にした頃からでしたか、インバウンドが急上昇で戻って来てるという話はよく聞きましたが、外国人観光客への街頭インタビューを見ると、一ヶ月とか滞在する人がざらに増えましたよね(^_^;)。
円安はあるでしょうね。日本の高級なホテルや旅館も泊まり放題らしいし、その分を短期滞在できる何らかの施設を借りれば、一ヶ月程度住むなんてのも普通なんでしょう(笑)。
父がインドネシアに海外勤務してた頃、私も長期滞在で現地に行った事がありましたが、当時のインドネシア人は、ホテルやレストランに入れるのは、政府の高官などほんの一部の富裕者で、他の現地人の方は、外国人のお屋敷に住み込みで働いてたり、食事も通りの屋台なんか利用してました。
今は日本人が日本でそうなってるんだなー、と思うこの頃です(苦笑)。
ホテルには外国人ばかりが泊まり、給料の安い日本人には泊まれない(^_^;)。。
新幹線なんか乗ると、廻りじゅう外国人だらけで、どこの国の電車に乗ってるのかと錯覚するって話も聞きます(笑)。
逆に日本人が都内に泊まったり住んだり出来なくなって、地方に脱出してる感じすらします。
7月の都知事選の前、イマドキの都内事情が取り沙汰される中、人口が遂に0.99に転じた……つまり初めて減少した事が発表されてました。
あと、海外客によるオーバツーリズムも徐々に問題視されるようになりました。
まぁ、しかし、そのうち飽きて、よほどの常連客や若年の新規参入だけになるんだろうな、と思ってたんですが、この常連化というのが、どうも増える一方らしいんですよね(^_^;)。。
来日される人の観光の仕方を見ると、「日本ってこんなトコがウケるんだな〜(^_^;)」という、謎の展開を感じずにいられないです。。
居酒屋とかによく集まりますよね(^_^;)。。あれ謎です(笑)。だって狭いじゃないですか。
でもああいう「和気あいあい」感がイイらしいです。
あと、動物とのふれあいが出来る喫茶店とかね。他の国にはないそうで。
アニメ聖地巡りとか、アニキャラ専門店とか、外国人でゴッタ返してるとよく聞きます。
お寺や神社や富士山や京都、鎌倉も、定番の人気スポットなんですが、近頃は、同じ来日外国人同志、SNSを通じて情報交換しあってるらしく、あまり知られてない観光地を発掘しては、「今年も来ました」的なノリで、どっかで飽きるって事が無いんじゃないか(^_^;)とすら思います。
オーバーツーリズム問題さえ解消すれば、全体としては悪い事じゃないのですが、観光のあげく、日本が気に入って、マンションを買うの住むのと言う話になると、
「それ、本当に日本が良いから(^_^;)?」
と疑う気持ちがムクムクと湧いてきます。
だって、日本ってそんなに良い国じゃないですよ(^_^;)。
地震も多いし、近頃の台風はハンパじゃない。ゲリラ豪雨と竜巻なんか毎日頻発してます。
まぁ森林火災は、それが多い欧米なんかに比べると大規模なのは無いですが。
日本語は覚えるの面倒でしょうし、相変わらずのムラ社会で、女性の社会参加率は最低ですし、忖度文化で、パワハラ天国じゃないですか。
海外の人が住んでハッピーな国なんでしょうか(^_^;)。
実際に住んで苦労してる外国の方は多いハズです。
にも関わらず、日本を他の国より良いとする本当の理由は、治安の良さとか、戦争に巻き込まれないからなんじゃないスか(笑)?
実は北朝鮮や中国から、そこそこ金持ちが脱出する決定的な理由は、意外や子供の教育を進んだ国で受けさせるためらしいんですよ(^_^;)。
世界に通用する学問を身に付けさせたいんだそうです。
これも、え、そんな理由で命懸けッスか(^_^;)?と、一瞬ボ〜ッとしてしまいます。
でも、それは日本人は日本に居るから判らないのかも、と言う気が最近やっとしてきました。
私は憲法改正には賛成も反対もしないんですが、よくアンケに聞かれる通り、安倍政権のウチは嫌だな、のクチで、以後、スガになり岸田になっても、「現政権中はイヤ」が自分的には更新されてます(^_^;)。。
あ、そうそう、こう書いてる内に、岸田総理が次の総裁選に不出馬……つまり辞めるってニュースが入りました。
だから、続けますと、「たぶん次の内閣でもイヤって答えそうだな(^_^;)」と、予め予測しときますね(笑)。
自民の改正案が最悪すぎて、どっか他の党が立案するならいいけど、自民のウチはちょっとね、と思ってます。
そこでなんでしょう、安倍が生前、9条だけなんとかしよう、自衛隊と明記しよう、と言い出したワケですが、立憲民主党なんかは、「現憲法のままでも自衛隊は合憲」とか言ってるんで(尤も以前の自民党も、国会で「合憲」と答弁してたんですよねw)、「それでええやん(^^ゞ」と思ってます。
社会を妙な恐怖で煽ったり、ヤバイ事は何でも閣議決定と強行採決で押し通す自民党に対する嫌悪感から、自民が言うから改正反対といったヘソ具合だったんですけど、ここにきて、
「日本にいれば戦争に巻き込まれない、平和で安全」
と思ってる外国人が多いんじゃないかな、と少し護憲的な事を考えるようになりました。
今それぐらい、世界じゅうでヤバイ雰囲気が満ちて来てる事の裏返しなのかもしれません。
今回はこの辺までにしときます。
8月末までに今回分を載せる予定で書いて来たんですが、8月の最終週、台風10号の大迷走で、毎日予定を翌日にズレせるを何度も繰り返したため、最後の方、落ち着いて書ける状態になくなり、9月に入っちゃいました(^_^;)。スイマセンm(__)m
続きは新たなご挨拶を起こさず、この下↓に続けていきます。
09月03日(09/04〜05追記、訂正)
また1ヶ月ほど過ぎました(^_^;)ゞ。
実は、今回書き出そうとする直前、HP作成ソフトからダメ出しを食らってしまい(汗)、突然ながら、別ソフトから、今書き始めてます(笑)。
【D突然ですが、近況その1、HP作成ソフト替えw】
続きの話に行く前に、まことにスイマセンが、ちょっとこのHP作成ソフト切り替え話をさせて下さい(^_^;)。<スイマセンね
と言いますのも、慣れない環境での書き出しになってしまったため、この先もこれまで通りに更新できるか、自信に欠けるからなのです(^_^;)。
このチェンジは、「戦国放題こたつ城」の歴史上(何それ、どうでもいいんだけどw)でも、大変大きな変遷なのです(大袈裟w)。
「ダメ出し」というのは、正規製品じゃない、という警告が出るんですね(^_^;)。。
当初「5日後に使用不可になる」と警告され、5日以内に対処せねばならない中で、慌てて代用ソフトを使用して書く事に挑戦し始めました。
その後、5日が過ぎても、相変わらずその警告が出るので、仕方なく前に使用してたソフトをアンインストールしたんですが、それでも尚しつこく出たので、ネット上を調べてみたら、どうも、正規品であっても出るらしいんです(^_^;)。。<なんじゃそりゃw
そうやってしばらく出てましたが、そのうち警告期間(?)が経過したのか、今は出なくなってます(^_^A)。
この先、ちと専門的な内容で恐縮ながら、これは誰かの役に立つ可能性もあるので書きます。
私の使ってたDreamweaverは、元を辿れば、マクロメディア(Macromedia)社の開発商品だったんですが、かなり最初の頃から、経営状態がどうのこうのみたいな不穏な噂を聞いてはいました(^_^;)。
噂は、「こたつ城」発足(2000年1月です)の頃からでしたから、サイト発足後も「次のバージョン出ないか、メンテ打ち切りになるかも(^_^;)」という不安がつきまとってました。
そのうち、Adobeに買収されたんですが、wikiで確認すると、この買収自体が2005年と出て来ます。
「買収」なんて聞くと、金に物言わせて優良企業の株を買いまくり、自分の系列下に置いたが最後、その技術も権限も片っ端から取り上げて、ヤリ手ババアみたく、従業員や下請け技術者を意のままに酷使して儲けを根こそぎ吸い取る、辣腕で強欲な印象持ちがちですが……(笑)。
Adobeだって、HP作成ソフトが作れなかったのではありません。GoLiveっつうのがあります。 昔、展示場で使ってみた事がありましたが、ここまで必要かっつぅう程テーブルフォント仕様なんか細かく指定でき、Adobeによくある高機能すぎるきらいがある製品にすら思えました。
何しろAdobeに買収されて、その製品の権利をAdobeの方針に従わされてるのがDreamweaver……という経過はこれでお判り頂けたと思います。
一方、この「こたつ城」を始める前後、メールや掲示板で仲良くして頂いたリンク同盟の各サイト主催の方々からは、よく「ホームページビルダー」の名を聞いていました。
なので、「自分もみんなが使ってるホームページビルダーを試してみよう(^O^)/~」と、一ヶ月お試し無料のを入れてみた事がありました。
ところが、さっそく「htmlタグが書けない(^_^;)」のトコで大挫折。。
使ってる人にタグ画面について質問してみましたが、「そういう機能は無い」とのお返事を頂きました……。
Dreamweaverの高機能、利便性が基準になってるユーザーには、htmlの書けない仕様というのは、HPを一から作り直す必要性にまで及びかねないものなので、ここでビルダーの仕様は断念しました。。
そうこうするうちに、Adobeは、自製品のPhotoshopやIllustratorを会費制に転換。
一発売りを打ち切り、月額単位でユーザーから永久費用を取り始める方針を打ち上げました。 高機能すぎる技術の保持や促進ゆえか、金持ちにだけソフト使用を許可するという戦略に打って出たのです(^_^;)。
何とか直前に有料ソフト購入で乗り切れたんですが、Dreamweaverだけは掴まされてたんですかねぇ……(-_-;)。。
慌てて買ったんだったか、今イチ充分な選択の余裕は無かったかもしれないです。
正規か非正規かの真偽は未だ不明ですが、変な物は使わんに限ろうし、といって、ウチらみたい貧乏人が、無限ライセンス料なんか払い続けられるわけがありません(汗)。
ただ、だいぶ前、「いつか有料にされても対応できるよう、事前に切り替えておいたら?」って、亭主に、代用できそうな無料ソフトを勧められてはいたのです。
マイクロソフト社の「Expression Web 4」です。
かれこれ10年ぐらい前だったでしょうか。
ただ、このソフト、無料はありがたいんですが、どうも使いづらく思え、殆ど手を付けずに今日まで来てしまいました(-_-;)。。
まぁ人間、喉元に危険が迫るまで、その気にならんもんですなぁ(笑)。
そこまでいう「使いづらさ」ってのは……。
これも専門的な内容で恐縮ながら、やはり誰かの役に立つ可能性もあるので書きます。
自分的に決定的要因は、「デザイン」と「コード」を、画面上で並べて見比べられない点でした(^_^;)。
「デザイン」とは、アップされた画面とほぼ変わりなく見える状態で書けるモードです。(完全にアップ後を確認するには、「ブラウザでプレビュー」を用います)
一方の「コード」とは、所謂htmlのタグを直接見て書ける画面を言います。
「デザイン」「コード」は、一般用語というより、Dreamweaverの名付けかもしれません(笑)。
ただネット上で、ソフト使用のQ&A(ヤフー知恵袋なんかですねw)ではこれで語られてるので、私もこのまま「デザイン」「コード」で書かせて貰います(^^ゞ。
Expression Web 4では、この「デザイン」と「コード」を上下に分割してしか出せない事、両画面を切り分けられない事、両画面を出す時は「コード」画面が異常に狭くしか出せない事が、つまづきの原因でした。
今、必要に迫られて濃厚に使用してみると、これは小さなつまづきに過ぎなかったのですが、当時は「大問題(`・ω・)=3」と思ってたので、猶予期間の5日間の間に、両画面を切り分けられるタイプの物をネット上に求めました。(もちろん無料品です(^_^;))
見つけた「代用の代用」を取り合えずダウンロードした所、上下でなく左右に画面を切り分ける仕様になってました。
上下よりは両画面とも大きく出せますから、これで、前から行き詰っていた「デザイン」と「コード」の問題を解決できたかたに一度は思えたのです(^_^A)。
ただ結論から言うと、この「代用の代用」の方がダメでした(^_^;)。残念ながら、画面に出せるのは「コード」のみで、「デザイン」画面を出せないようで、「使えん┐(´д`)┌」というのが現在の結論です。
ただ、二つの製品をあれこれネット検索しながら使い方を比較する内に、使いづらいと思ってたExpression Web 4を使いこなすコツを掴めた気がします。
文章を書く時は「デザイン」画面に直接書き、htmlタグに手を入れたい時だけ、「コード」画面に切り替えて、タグをチョコチョコッと書き換えればいいのでした(^_^;)ゞ。
膨大なタグ画面から、今書いてる所を探すなんて、検索機能が使えても大変だと思ってたんですが、「デザイン」画面で、書き直したい部分をドラッグ選択しておき、「コード」に切り替えれば、そこを指定して画面に出してくれるんです(^_^;)ゞ<なぁ〜んだw
専門的な内容は以上で終わり\(^O^)/
てわけで、今はExpression Web 4で書いてるワケですが、三つのソフトを比較し横断した事で、ネット上に解決策を探す手がかりが掴め、短期間に解決に近づけたので、「代用の代用」を経た事も、無駄な努力にならずに済みました(^_^A)。
ただ、こうしたQ&Aは、亭主に代用として勧められた10年ほど前時点では、多く見なかったです(^_^;)。。
それがこのほど、ダメ出し食らって、5日間の猶予期間で慌てて探す内に、以前に比べてネット上に、こうした代用ソフトの使い方を質問する声、そうした質問や疑問に応えて解説してくれる向きが「大幅に増えた(´・ω・`)」と思いました。
説明の仕方も、前に比べてわかりやすくなった気がします。
あと、自分と同じように、HP作成ソフト切り替えに、かなり初段階でつまづいてしまう人も結構いるんだなぁ(´・ω・`)、と知った事も小さくなかったです。
というのも、1〜2年前、「昔ながらのHP作成ソフトは、今後使われなくなる」という話を聞いた事があるんです。
「商用はともかく、今はブログやSNSが主流で、個人でHP作る人が、そんなに少ないのかぁ」と、寂しい気持ちになってました。
それがこのほど、こうしてHP作成にまつわる質疑を多く見たので、ブログやSNSに席巻された今でも、相変わらずWEBサイトを作る人は少なくないな、と確信を得ました。
同時に、「Dreameaverが良かった」「Adobeには高くて入会できないから、何か別の無料か安価ソフトのお薦めは無いか」という声も見掛けましたね(^_^;)。
一方、今使い始めてる「Expression Web 4」は、wikiによると、2012年から無償配布なったようです。
そう、たしか10年ぐらい前に亭主にダウンロードしてもらったと思います。
こちらはマイクロソフト社の製品で、無償配布に踏み切ったので、Adobeより気前が良い感じがしてるのは確かです(笑)。
やはり、Dreamweaverのように、好きなようにhtmlタグが書け、しかも高額使用料を取られずに済む(モチロン無料であれば尚良いw)HPソフトの登場を望むユーザーが多かったのではないかと思います。
むしろ年々、簡単なタグを搭載してるブログなんかが増えてる気もします。
私の書いてるのはアメーバ(@サイバーエージェント)ですが、ブログを始めた当初は、確か「デザイン」画面しかなかったと記憶します。
それが途中から「コード」画面も両用できるように変化しました。
アメーバの他に、もう一つ手掛けてるブログがありますが、こちらは最初からデザイン・コード画面がありました。
が、手を出したのがアメーバより後ですから、アメーバよりhtml画面の採用が早かったかは知りません。
このように、現在、わりと気楽にhtmlを直接書き込む機能や機会が増えたため、ネット上で質問する人、答える人も増えて、目につくようになったのではないかと思うのです。
……と、こうやって書いてる内に、取り合えず書けそうだなと思えて来たので、話を元の目次に戻して、続きにいきます。
【Cコロナと経済〜日本と世界】(つづき)
世界についてはそこそこ書いたので、振り返って日本の経済ですが、ちょうど、今書いて来たHP作成ソフトの話とも繋がるので、上からの流れに繋げますと……。
ソフトに限らず、電化製品や文具品、調理機などの使用法、故障時の対処、掃除や手入れのコツなど、ネットにアップしたり人の質問に答えてくれてる記事をよく見ます。
ただその一方、それで飯食えてる人って居ないと思うんです。 かなり多くが、市民の善意って奴ではないかと。
これがどれほど重要か……。 物の使い方に限らず、法律や医療など、人の生活のあらゆる面で、経済格差の強い社会でも、弱者が情報の恩恵に被る機会は、インターネットの普及によって得られているんじゃないでしょうか。
その一方で、現在の日本は、労働人口の減少が声高に言われ、このような善意の無料奉仕って、「よほど暇人」みたく軽蔑的に扱われる風潮が増えたと思うんです(^_^;)。
私はこうした世相の移り変わりに、猛烈な危惧を覚えてます。
私は難病を病んで、正社員から、体調の波に応じて稼働できる非正規に転じました。
体調が落ち着かなかったり、都心から地方に引っ越したため、就業に恵まれない時期も長く、在宅で出来る仕事を続けてました。
その仕事が無くなった時、我が家の経済事情が前より上向いた事もあって、晴れて専業主婦になりました(^O^)。
やがて主人が独立開業に到ったため、その手伝い仕事をする身となり、今は再び兼業となりましたが、周囲を見渡すと、専業主婦の率がドンドン減って来たのです。
昔は専業主婦って当たり前に沢山いて、私のような難病やみの人も居たでしょうし、虚弱とか他の事情もあって働けないとか子供が居ない人もいました。
それが後ろ指を差されるような風潮って皆無でした。 専業主婦は社会の役に立ってました。
ゴミ出し後の掃除当番、子供の学校のPTA活動、地域の町会やマンション理事会の役員とか当番など、主婦が居て成り立つ事が沢山ありました。
家庭内においては勿論、主婦が居て助かる事は多いです。
子育てには託児所、親の老後には介護施設、家事には家事代行業を使うという考えも判りますが、それ以外にも、急病になった家族の付き添い、留守では行なえない各種の設備点検、家電や住居の修理、家族の送り迎え、来客の接待など、役立たずの誹りを受ける謂れはないと思います。
手芸や裁縫、料理や読書をする優雅でお気楽な日常ってだけでも、地域に変な人間が出入りするのに警戒の目を光らせる存在でもあった点は、近頃の緊縛強盗など見ると、猛烈に実感する毎日です。
でも今って、専業主婦は社会の厄介者みたいな感じですよね(^_^;)。
いや、今は専業主婦が叩かれてますが、何を厄介者認定基準にしてるか分析すれば、今後は老人・病人・子供・障害者ぐらいの順で、ドンドン波及される気がします(汗)。
自民党は「100万の壁」とか言って、家庭の主婦をより多く働かせようとしますし、近頃は遺族年金も5年しか払わなくする案を検討するんだとか(溜息)。
ただ、さっきも言った、ネットに有益な情報を載せるなんてのは、ある程度、時間や金や体力に余裕のある人しか出来ない事ですし、そういった市民の善意の多くが、今後はドンドン失われていくのではないかと心配です。
古くを遡ると、マルクスなんかは「資本主義やってると自然や環境の保全がそっちのけになる」と唱えてる通り、企業は売れない物や事柄にお金を払わない事は確かです。
公害を出すとペナルティーを課せられるから出さない努力をしてるだけであって、企業は人の役に立つ事なんて、基本的にはどうでもいいわけです。
むしろ、機能性表示食品や車両修理の手抜きなど、自民党政治が、公害輩出に加担してるのではないかと疑うほどの企業利益優先な風潮です。
海外ではどうしてるのかと言うと、特にキリスト教国なんかだと、いわゆる有閑マダムが奉仕活動なんかする例があるんですが(殆どはティーパーティなんか贅沢三昧してるんでしょうがw)、日本ではそういう事やっても、サボってる扱いになってしまいます(^_^;)。。
奉仕する側のみならず、奉仕される弱者の側も、生活保護を受けるなとか叩かれてます。。
と言って、資本主義の負わない環境保護とか弱者救済をやる資金は、基本的には税制で賄うしかありません。
2012年に、第二次安倍内閣が発足すると、声高に「アベノミクス」が謳われましたが、その実態は赤字国債の発行すなわち国による借金の連続で、日本は世界でも稀に見る赤字経済国家に陥ってます。
環境や弱者に優しい政策を持続するためなら、ある程度は仕方なかったと思うんですが、どうもアベノミクスの実態は、別の所にあったんだなぁ、と気付く今日この頃なのです。
と言いますのも……。
こうやってる内に、岸田政権に代わって、自民党総裁選が闘われ、石破新総裁に変わった途端、総選挙に持ち込まれましたよね(笑)。
これらの一連の流れから、今まで浮いて来なかった、自民党支持の岩盤層の「各種成分」が見えて来た気がするのです(^_^;)。。
ネットでよく散見する「ネトウヨ」は、国民全体のせいぜい1〜3%ぐらいしか居なくて、残りの(或いはネトウヨも含めた?)所謂「右派」が30%を占める、という分析結果がとある報道番組から発表されました。
ネットでよく見られる論調は、中国ガー、改憲ダー、といった思想的な右派で、安倍派(清和会)を主流としてましたが、30%もいる岩盤層の多くは、そうした右派とは無関係の経済政策的な支持者だったという分析です。
その半分は、株で儲けていた人々、残りの半分は、公共事業によって潤っていた中小企業の特に建築関係業者だっつぅ事でした(^_^;)。。
こう聞くと、あ〜、何となく実態をついてるな〜と納得がいきます。
と言うのも、第二次安倍以降の自民は、安保、防衛、特定秘密保護なんか、次々ヤバイ法律を通す一方で、モリカケ桜に河合事件、特定検事長官の定年延長、五輪や万博、IR誘致に関わる黒い影、何かと言えば公文書や資料の改竄・隠匿・廃棄など、問題百出しつつ永らえて来ました。
それらに対し、世論がどれほど問題視し、市民が怒り狂っても、一向にこうした自民の悪癖が改まらない要因は、「野党が他弱なためである」とされてきました。
確かに野党第一党の立憲民主党からして、5〜7%ぐらいの支持率に留まり、衆議院の議席でも、自民党の5分の2以下です(^_^;)。
とても政権交代どころじゃない状態が長く続いて来ました。
1〜3%のネトウヨの作り上げた論調とは別に、公共事業で成り立たってきた人々が、「コンクリートから人へ」を掲げて出て来た民主党に対する忌避感から同調していたと見れば、野党の上がらない支持率に計算が合います(笑)。
自民党に政権が取り戻されてからの12年間、何かと言うと「悪夢の民主党」なる声がネット上を埋め尽くしてましたが、なるほど、この程度の無能な人達にとっては「悪夢」だったかもしれなかったですわ(笑)。
必要もない工事をやってれば生活できるんですから、学業で頑張る必要も、都会のちゃんとした企業に雇って貰う必要も、腐った地元を離れる必要もない(苦笑)。
ところが、こうした公共事業(主に土木建築関係)者が、今回の裏金問題で取材に応じたインタビュー番組なんか見ると、何しろパー券ノルマに苦しめ続けられた、という話が続々出て来ます。
さっき言った残り半分にあたる岩盤層が、この少なからぬ人々です。
受注のため、一生懸命にノルマを果たして来たのに、それが正当な目的に使われず、議員個人の懐に入っていたんですから、怒るのも当然でしょう。
この層の離反によって、自民党が本格的に危機なんでしょう(^_^;)。
@でも述べた通り、保守大国と呼ばれた島根でも自民は大敗を喫し、立憲民主党に取って代わられました。
今度こそ怒り心頭なので、今回の衆議院選挙で去就を決めかねて悩んでいる人が多いんだそうです。
ただそう考えると、アベノミクスはひたすら一部の人達を浴しただけで、何らの成長すべき産業は全く育たず、借金ばかりが膨らんだ結果、今日の円安を生んで、外国人労働者も頼れなくなり、多くの国民はただただ物価高に苦しむ日々に陥っているわけです。
とりわけ問題なのは、悲惨なほど膨らんだ赤字財政です。
返済には何十年、下手すると何百年もかかる額に膨れ上がってますし、少子高齢化は増す一方。人口の極端な減少によって、労働力も凄く落ちて、人手不足で倒産する企業も続出。
とにかく主婦でも高齢者でも病人でも働かせて、そこから労働力を補い、税を徴収し、借金返済をさせないとどうにもならないのは事実だと思います。
目次を書いた時は、この大借金が原因で円安が極まり、物価が高騰し、そのくせ賃金が物価を凌ぐほど上がらない現状について書こうとしてました。
そこん所は、このほどのHP作成ソフト切り替え話が入ったため、だいぶ割愛となりましたが(^_^;)、周辺の主張は、この後、シッカリ書きたいと思います。
というのも、幾ら国の借金を是正するとためとはいえ、どうも自公政権は、国民をむやみに働かせ、休む暇無くさせる事で税収を搾り取ろうとするだけに思えるからです。
人間は、食べるのみならず、眠る時間も、人と会話したり、知りたい知識を得たり、体を動かしたり、楽しいと思える趣味をする事で、生きる実感を得られる生き物です。
そうした営みから、他の人の役に立つ知識の交換が行われ、それが近年ではネットなどを通じて、社会に良い循環をもたらすに到ったのです。
なのに、やれ隙間バイトだとか副業の類も増え、僅かな時間も金を得る行動をしてないと、生活も老後も成り立たないような具合に追い込まれてる気がします。
私は、こういう、「金・金・金!」ばかりを極端に追及する社会は、だんだん劣化していくんじゃないかと危惧します。
今や経済の仕組みは、真に役に立つ振る舞いをする人より、ネットによる情報拡散で自己宣伝をし、衆人を騙して、金を取ったり、既得権に居座る人に一方的に有利な物と化している気がしてなりません。
逆に、市民生活の役に立つソフトの開発などに携わった企業や個人が報われたのかにも疑問を持ってます。
だいぶ前にやった朝ドラ『まんぷく』に、知的財産権と社会還元の両立に、主人公夫婦が思いを致す展開がありました。
これが今振り返ると、凄く大事な観点だったな〜と思うんです。
インスタントラーメンを作ると、スグ「バッタモン」(偽物)を出す悪徳業者が後を絶たず、粗悪品で健康への悪い影響が懸念されるようになります。
これでは返って、主人公のインスタントラーメン製造会社が風評被害を恐れる始末となる。
そこで、むしろ作り方を開示して、事実上、権利を放棄するという展開をするのです。
自己の利益を守るためもあるんですが、それが同時に、社会の安全や市民の健康、味わい豊かな生活を守る事にも繋がるわけです。
最近、立憲民主党と自民党の党首選が行なわれ、報道番組で取り上げられました。
その中で、悪夢の民主党と呼ばれて、さんざん批判された民主党政権でしたが、その後の第二次安倍政権以降、政策の名前を微妙に変えて、民主党の打ち出した政策を、悉く自民党が真似て実行化した、という指摘がされてました。
民主党政権の時は野党として、「こんな政策は意味がない」「愚か者目が」「無駄」「バラマキ」とさんざん反対していた自民が、です(笑)。
今の日本では、善意の行動をすると、余裕があるとか暇人とか理想では食べていけないとか言って、やめさせようとする力がスグ働きます。
その原動力の根幹にあるのは、どうやら嫉妬のようです。
やがては巡り巡って自分の役にも立つ事なのに、なぜ止め立てするのにここまで必死なんだろうと、首を傾げる月日が長く続いたんですが、近頃だんだんわかった事です。
どうも殆ど無意識に、社会の阻害要因になってる個人感情(大笑)
これが原動力となって、自分ではマトモなアイディアが無く、誰かが考えたり、作ったりするものにタカる能力しかない癖に、何しろ人が苦労して打ち出した物を横取りする人間ばかりが儲け、成功する事が続くので、社会全体が疲弊してしまってます。
それがゆえに人々の行動や金を、裏金政治家のパーティ券買わせたり、ミニ政党や過激ユーチューバーの無意味な宣伝活動に使われたり、闇バイトや売り掛け売春を手伝わせる勢力ばかりが世の中で跋扈してる気がしてならない今日この頃です。
石丸伸二とか、れいわ新選組の山本太郎なんか、中身ゼロの癖に、何トチ狂ったか政治の世界に出て来たがる人間なんかは、その最も極端な典型だと思います。
そうこうする内、又ぞろ自民党が無意味に長い総裁選をやって、何と9人もの候補を並べたあげく、やっと選ばれた石破総理ですが、総裁選中に言ってた事を1〜2日の内に前言撤回してしまう異常事態。┐(´д`)┌ヤレヤレ
こういう悪しき流れを、自民党の復活以降、12年も続けて来た結果、政府や行政の範囲を超えて、民間にまで夥しい不正が広がっていると思います。
去年はまず、ルフィを名乗る強盗の指示役が、フィリピンで身柄を確保されるに到る、広域強盗殺人事件に始まりましたが、今年は、こうした反社的な闇組織だけが不正を行なっていたわけではなかった事も、時間が行くに従って次々と知れた年でもありました。
ビッグモーター社の保険金不正引き出し問題では、修理費用水増しの実態まで知れました。
自動車については、修理請負のみでなく、多くの製造会社が検査過程で不正に認可してた事がバレました。
自動車のみならず、鉄道でもこのような問題が発覚しましたよね。 新山口駅で、貨物列車の脱線事故を契機に、車両点検を行なった所、検査を不正に通すため、車軸に関する記載を改竄していた事が知れました。
小林製薬の紅麹健康被害問題なんかになると、安倍政権が強行した機能性表示食品の制度が、企業の製造チェック精度を低めている可能性が指摘されました。
今や社会の隅々にまで、不正が横行して、始末に負えない国になってしまいました。
悪い事をしても罰せられない、責任を追及されない、しばらく黙していれば、やがて世間が忘れてくれるのを待つだけ。
こんな世の中に住んでいたら、いつかみんなが悪い事の一つや二つせずに、物事を運ぶ事が困難になるでしょう。
せっかく外国人観光客が、日本の治安の良さや、日本人の善意(よく財布を落としても必ず戻って来るので驚かれますよねw)、生真面目な気質(電車が予定時間通りに来る事なんかw)、そして何より戦争の無い平和な国としてウケているのに、日本は内側からそれらの利点を失おうとしてます。
私はやはり国の頂点、すなわち政府与党を正す(議員を減らす)事から手を付けねばならないと思います。
次の総選挙で国民全員がその意志を示さないと、こういう悪循環がやむ事は絶対に無いと100%断言できます。
自民党は、総裁就任時のご祝儀支持率の内に逃げ切り解散という、極めて悪質で露骨なやり方と、石破総理の手のひら返し&嘘つき公約が評判悪いため、既に、政権発足時の内閣支持率が過去最低と出ました。
これでは衆議院選挙の投開票日10/27までの逃げ切りさえ、間が持たないかもしれないと言い始めてるようです(笑)。
つまり、10/27を超えたら、途端に手のひら返しをするに決まってます。
岸田政権の三年間がこれの連続でしたもんね(^_^;)。<国葬な。。
くれぐれも忘れない事、騙されない事です(^。^)。
【E近況(大河22年〜24年)】
そろそろ、これに移りましょうか(^^ゞ 最初に上げた目次ではDになってましたが、さっき途中の飛び入りでDを使ったので、一個ズレてEになってます。
近況は、正直あまり良くないです(^_^;)。 収入的にも苦しいのですが、そのうえインボイス課税が入って支出が増し、さらに近頃の物価高ですからね……。
今年は他に健康も色んな症状が出て、色々と四苦八苦してます(*_*)。
今の所、どれも深刻な病名はついてませんので、地震や豪雨災害なんかで大変な思いをされてる方々に比べれば、安穏としてる方と言うしかありませんケド。
まずは、去年の春ごろでしたか、「変形性関節症」になったと思います。
「思います」とは、ちゃんと病院で診察して貰ってないので、ネット調べで「その辺だろうな(^_^;)」と自己診断してる次第で(笑)。
これが去年の夏ごろから本格的に痛み出したので、病院で骨密度だけ測定して貰い、ギリギリ正常値だったので、以後カルシウムとビタD飲んだり、ストレッチするなり、かかとに振動を与える運動で調整してたんですが、今年になって、いよいよ佳境に到りまして(汗)。
ちょうど亭主も膝を痛めたりで、ドラッグストアで勧められたコンドロイチン剤を二人で飲み始め、半年ほど続けてたら、意外と改善しまして……(゚.゚)<ホォ
私、長年、東洋医学マニアなので、何年か前までは、病院ってあまり行かなかったんですが、長年お世話になってる漢方医さんが、血圧症状で、そろそろ病院に言った方がイイとアドバイスしてくれたので、3年前から隔月で定期通院するようになってます。
以来かかりつけ医というのにお世話になってます。
コロナの流行で、この「かかりつけ医」の有る無しが小さくないと思ったのと、足をつっては芍薬甘草湯、年が明けると花粉症の薬と、頼めば何でも処方してくれるので、助かってます。
なので、調子こいて、「コンドロイチン剤も出して欲しい(^^)」と頼んだ所、
「そういうのは出せない( -_-)×」と断わられました(^_^;)。
実はこれ、ドラッグストアでも「これ病院でも出して貰えない物です」と、同じ事を言われたんです(笑)。
なので皆さん、この手の症状になったら、病院に行っても無駄です。ドラッグストアに行きましょう(・o・)/<わかりましたか?
次にかかったのは目の症状です。
今春、視界の真ん中が見えにくい症状が出たので、これもかかりつけ医に言ってみたところ、何やら病名を示唆され、眼科か脳外科に行ってみては……と言われました。
ただ、症状が出たのはその日と、3日後にもう一度、どちらも夜だけだったんで、「又出たら行くか(^^ゞ」と、気にせず過ごしておりました。
後日、漢方医に話したら、「格子状の画面を片目づつ見て、歪んだ所が無いか試してみるといいですよ」と言われました。
早速ネット検索で、チェックシートを載せてくれるサイトを見付け、やってみたんですが、歪みがあるような無いようなビミョーな感じ(^_^;)なので、病院で聞いた病名らしきを検索したら、見つかったのは、「黄斑前膜」と「加齢黄斑変性」でした。
視界の中央だったので前者が近いと思いますが、後者だった場合、失明に到る事、治療法が眼球注射と聞くだけで怖く、だんだんヤバさを感じて(・・;)、慌てて眼科に……。
診断の結果、「問題ナシ。ごく初期の白内障のみ」との事(A*。*)=3<ホッ
ところが、その二ヶ月半後、今度は飛蚊症と、2〜3日遅れて、光視症も出たのです(^_^;)。。
春に出た症状も、これの初期症状だったのかもしれません。
ちょっと前に診察して貰ったばかりなのと、台風10号の異常な長居で、毎日一日づつ外出の足止めを食らった事もあって、受診が遅れましたが、大事に至る症状ではありませんでした(^_^A)<ホッ
ただ、数パーセントの割合で、網膜剥離の初期症状もありうるので、受診遅れが大事に至る場合もあるよ、と追記しておきます(^_^;)。
私の場合は元々難病やみで、目に症状が出た経緯があったのも気にしてたのですが、目は異常ナシで、念のため時々は内科でも検査して貰って下さいと言われたので、かかりつけ医にやって貰ったら、こちらも問題ナシで(^_^A)。
毎日要らん物が見える目の症状にもだいぶ慣れて来たかなぁ……んと思ってた所に、今度は帯状疱疹を発症してしまいました\(>o<)/<うっ。。
今回の更新は、10月13日ごろまでにはあげられる予測で居ました。 それがここまで遅れ果てた要因の第一は、上に書いたHP作成ソフトの切り替えにあった事は、ご推察頂けると思います。
その上に、この帯状疱疹です。 これは、上に書いて来た「変形性関節症」だの、「飛蚊症」「光視症」だのと比べると、圧倒的に辛さが強いです(-_-;)。。
発症の三日前から、疲労感と、背中の凝りに似た強い鈍痛、みぞおちと脇腹の肋間神経痛に似た痛みが起こりまして、やがて背中に強い痒みと湿疹が出ました。
よほどにヤバイ病気を疑いかけたんですが、何とも悪運の強い事に、つい三週間前に健康診断を、5年ぶりぐらいで受けてまして、ヤバそうに感じる部位がクリアだったんですわw
なので発症から三日経って、自分でもほぼ確信して受診した所、一目で、 「アタリです!」
とお医者に言われました(笑)。
速攻で飲み薬と塗り薬を出して貰え、二日後には漢方医に送って貰った漢方薬も飲み始めましたが、痒みは強い痛みに変化しており、治療開始から5日経っても、症状が殆ど軽減しない事に、ちょっとビックリしました。
ただ、二年半前にこれの予防接種をしてるので、これでもずいぶん重症化を免れてる方だと思います(^_^;)。
というのも、実は、背中の鈍痛とかちょっとしつこい痒み、肋間神経痛に似た脇腹痛なんかは、近頃ちょくちょく起きてはいたんです。
予防接種をしてたので、その程度の症状に抑えられていたのかな、と今思ってます。
これは予防接種してくれた病院でも、今回発症してから受診した病院でも言われた事ですが、予防接種で発症そのものを抑える率は50%以下と、あまり期待出来ません(^_^;)。重症化を低めるため、と考える方が無難です。
6〜7日目(発症から10〜11日目)に強い痒みに変わり、部位をちょっと押したぐらいでは痛まなくなって、8日目(発症から12日目)からやっと軽減していきました(^_^A)。
こういう事も近頃はネットからだいたい知れますので、心の準備や予定を調整するのに役立ちました。 本当に良い世の中になったと思います(^O^)。
ただネットは、反ワクチンや闇バイトといった、デマや犯罪誘導的な情報もテンコ盛りなので、スマホやYouTube動画だけに頼りがちな人(若い人に多いですか)には、返って判断を誤らせる傾向もあるかもしれません(-_-;)。。
実は帯状疱疹の発症一週間前、新型コロナウィルスのワクチンを接種したのです。
X(旧ツイッター)では、よくトレンドにこの「帯状疱疹」が、「がん」「心筋梗塞」などと並んで、反ワクの人らの格好のワクチン攻撃ネタになってます(^_^;)。。
私みたく年だいぶいってから罹患すると、周囲には、コロナ前から上記の病気にかかってる人がワンサカ居ますから(^_^;)、わざわざワクチンに原因を求める向きは出にくいんですが、若年で発症となると、比率的に多くはありませんし、得る情報ソースにも偏りがあるようですから、サクッと引っ掛かってしまうのかもしれません。。。
若く無くても、周囲にそういう知り合いが居ないとか、居てもそういう話をしない人だとそうかもしれません。
(病気するのは根性が弱いからダー系の人って、どの年代にも居ますよね(^_^;))
反ワクチンの人らの決定的に間違ってる点は、「反ワクでない人は副反応なんか無いと狂信してる」みたいな発想です(^_^;)。
私はコロナに限らず、各種のワクチンを接種してますが、副反応は有ります(^_^;)。
接種してない人より、接種してる人の方が副反応を体験的に知ってますから、当たり前なんですけどね(笑)。
今回のは、わりと副反応が強かったです。
詳しく言うと、1〜4回目までは副反応がそれなり強かったですが、5〜6回目は「水かよ(^_^;)」と疑うほど、弱く感じました。
今回は一年ぶりと、間を開けたからかもしれません。
インフルエンザも前年の早い時期に受けたのに、次の接種がだいぶ遅れてしまったりした時、副反応をキツめに感じた事があったので、間を空けて免疫が落ちてたからという事は考えられます。
ただ、5回目と6回目の間も一年ありましたが、弱く感じた点を思うと、オミクロン対応のワクチンだと副反応がキツくないんじゃないかな、という気もします。
今回受けたのも、オミクロン対応です。 が、この一年の間に出た、JN.1やKP.3といった変異株に対応した種だったため、その前に受けたオミクロン対応ワクチンよりきつく感じたのかな、という気もします。
前者は肺炎症状が強く出、後者は消化器系にも出ると聞いてるので、その前のオミクロンとだいぶタイプが違いますよね。
接種後の副反応が強かった上、接種してスグ帯状疱疹を発症したので、副反応との関係は疑えなくありません。
ただ、先に述べた通り、今年は、コロナワクチンの接種前にも、帯状疱疹発症の直前に出た、背中の強い凝りや肋間神経痛的な痛みを2〜3回経験してます。
去年の接種から半年以上も経ってましたから、これを去年の副反応とするのは流石に無理があるでしょう(^_^;)。。
帯状疱疹のワクチン接種によって、発症を弱めに抑えて来たのに、コロナワクチンの副反応で体が弱った事は充分に考えられますが、夏日が続いた後に、突然気温が10〜20度も下がった事の方が、免疫に与える影響は大きかったのではないかと思ってます。
この異常な夏の暑さと長さと、その後の過激な気温変化で、免疫不全に陥り病院を受診した人が凄く多かったと聞きます。
何よりも、帯状疱疹は直せますし、後遺症が残る人にも対処が無いわけではありません。
帯状疱疹の予防も、コロナの予防もしておき、罹ったら治療に専念という考え方で良いのではないでしょうか(^_^;)。
……て辺りで、長くなりましたが、体調不良の話はこの辺までとしましょう。
サブタイに謳ってる通り、続けて、大河ドラマの話をします。
サブタイには「22〜24年」としてますが、22年の『鎌倉殿の13人』については、これといって言う事が特に無いです(^_^;)ゞ。
だいたい面白く見ましたし、全体として満足してます。
題材は『草燃える』(1979年)でも放映された、鎌倉幕府の草創期モノでして、中身も殆ど同じ仕切りでした。
『草燃える』は、大河ドラマ通で知られる松村邦洋も、歴代一位と評価するほどの名作でした。
名作の後追いで作られる作品は、よほど前作と違う仕切り(例えば前作で英雄だった人物を、リメイク版では悪役にする等)にでもしないかぎり、前作と比較されがち、見劣りを言われがちだと思います(^_^;)。
しかし、かなり上手くやったと思いました。 もしかしたら、鎌倉草創期モノは、そう手を加えなくても題材的に面白いという事もあるかもしれません。
それほど言う事が無いのに、なぜ『鎌倉殿の…』から入ったかと言うと、その翌年23年の『どうする家康』については、比較して語る事があるからです。
家康を主人公にした大河ドラマとしては、『徳川家康』(1983年)がありました。
こたつ板(掲示板)をやってた頃、私の下す評価が高くないのはなぜか、という指摘を受ける作品が時々あるんですが、このドラマもその内の一つだったように記憶します。
が、8段階評価の5点ですから、自分的には、そんなにサゲてるつもりは無いです(^_^;)。
他のもっと高い評価点をつけてる作品と比べると……というだけかと。
それでも上位の方ではない理由のようなものも自分なりにあります。 大きく分けて二つあります。
一つは、『徳川家康』の前にやった戦国時代モノの大河作品は、『おんな太閤記』(1981年)。そのさらに前は『黄金の日日』(1978年)でした。
結論から言うと、この二作品に比べて、『家康』は新味が薄かったのです。
裏を返すと、それぐらい前の二作が上出来だった、という事です。
しかし当時は、むしろ前の二作の方がボロクソに酷評されてたように思います(笑)。 同じく、さっき言った『草燃える』も、登場人物(特に女性)が、「〜〜だわぁ」「〜〜よねぇ」「〜〜ですってよ」と、現代語で話すのが変だ、あんなの時代劇じゃない、と指摘され、あまり評判が良くなかったです(^_^;)。。
しかしこれらの作品は、当時の視聴者の「良かった」という声が巷に根強く残り、後になるほど、評価が上がっていったんです。
私もそれら熱心な大河ファンと同じで、三作品とも高く評価してましたし、その根拠を強いて分析するなら、当初は叩かれた「新機軸」が、どれも自分の眼鏡に適っていた、と言う他ありません。
そうした流れの中、『徳川家康』は、それまでの大河ドラマの集大成でもあるかの如く、重々しく扱われ、いかにも満を持してテレビドラマ化の日の目を浴びた、と言わんばかりに、豪華な配役をひっさげ宣伝されて、華々しいスタートを切ったのです。
当時の戦国モノで次々と唸らされた後の登場だっただけに、ちょっと肩透かしを食わされたような感触のまま、一年が過ぎました(^_^;)。
これが一つ目の理由です。
二つ目の理由は、放映当時は判ってなかった事でして、これが今回言いたい事に該当します。
今思えば、『徳川家康』をやった時、やたら「等身大」という言葉が言われてました。
その言葉の意味を、当時の私は以下のように解釈しました。
歴史上の登場人物は、とかく神か巨人の如く、大きく取り扱われがちだが、戦後の民主主義教育の元で育った世代も成長してきたから、生身の人間として描いてみよう、戦前世代は怒るかもしれないが、若い世代は理解してくれる……そんな期待感が、そういう言葉に顕われてたように受取りました。
ところがその後、独学ではありますが、歴史の勉強を重ねる中に、徳川家康の事も色々出て来ます。 すると、時代とか民主主義教育とか世代とは関係なく、徳川家康を「等身大」に映し出す事の難しさが、つくづく判って来たように思うのです(^_^;)。。
なぜそうなったかと言えば、史料の整わない戦国期の武将である点と、江戸幕府の創立者であり、初代将軍として、江戸時代を通じて尊崇を受け、「権現様」として、人を超越した存在にまで上り詰めたからでしょう。
後に作られた逸話も多かろうし、史実であっても表現には誇張も忖度も多いハズです。
「映し出す」どころか、「捉える」だけでも相当な困難が付きまとう、それこそが生身の徳川家康の生涯じゃないでしょうか。
そこを、去年(2023年)の『どうする家康』は、かなりクリアしたんじゃないか。
比べると、『徳川家康』(1983年)は、挑戦はしたのでしょうが、あまり成功してなかった事を改めて知りました。
……というわけで、『鎌倉殿の13人』が『草燃える』に及ばないのに対し、『どうする家康』の評価は、『徳川家康』より高く出しました。
家康の生涯をあくまでも生身・等身大にこだわって抽出していこうとすると、抜きがたくぶち当たる壁は、築山殿と嫡男信康の謀叛と自害ではないでしょうか。
『徳川家康』でも、ここにはずいぶん時間もかけ、内容的にもこだわって描きましたが、家康の全生涯の中に見ると、どこか浮いた不幸な時間として流れてしまってました。
『どうする家康』では、ここに思い切り太い柱を立てて、その前後を練っていったので、咀嚼違いを起こさずにやりおおせたのだと思います。
『どうする』の家康が、ウサギのようにひ弱な少年からスタートする作りと、それでいて、キレたら最後、日頃は怖がってる信長にも、「信長ぁ〜っ!」と殴り込んでいく姿は、思えばその頃の信長も家康も、まだその程度の勢力の持ち主に過ぎないからアリなわけです。
それを後世の人々が、後に天下統一事業に乗り出し、最後に統一を果たした人物として書類に残しますし、語り伝えるために、少しづつ軸がズレて、今日伝わる信長と家康に変化していったと考えるべきでしょう。
また、このカラクリについて、その前年の『鎌倉殿』に北条義時役で出ていた小栗旬の天海が最終回に一瞬だけ登場して明かす設定も、しつこさを残さずよく出来てました。
『徳川家康』では、江戸に行って以降、特に関ヶ原の後になると、周囲に家臣や親族らがいつも大勢居るのに、誰が誰やら、凄く希薄な紙人形のように見えてしまい、「家康はどうやって、このように大勢から尊敬され、持ち上げられる存在になったのか」という点が凄く謎でした。
そこの違和感について、『どうする』では、非常によく練り直されてました。
信長も家康も、生涯を通して幸せだったのか、という問題は重要なテーマでした。
特に家康の最期については、『徳川家康』とは物凄く違って、本当に孤独な病床で独り果てていきました。
彼が最後に見た夢が、本当に秀逸でした。 「そうだな、わしは本当に幸せ者だな」 と叫んだ時は、涙腺が決壊しました。
それを言いたい相手が全員死んでしまっている事を思うと、この最期劇は、特別に戦国時代でも歴史物語でもなく、普通に人の老いと死を実態的に描けていて、誰にでも訪れる最期だけに、何か励みを得ました。
これが本当の等身大ですし、一人になってもやり遂げねばならないと決めた事をやり遂げる事こそが、英雄の生き様なのだとも思え、どうやって人が英雄になっていくのかを、色々と考えさせられました。
築山殿を演じた有村架純は、正直あまり好きな女優ではないのですが(^_^;)、松本潤の演じた若き日の家康との夫婦ぶりを見て、
「こういう夫婦って居るよね」 と、スンナリ思えました。
現代、例えばお隣に住んでいたら、彼ら夫婦と自分ら夫婦が仲良くなったかは、何とも言えません(^_^;)。 あまりそういう気もしません(笑)。 ただ、こういう夫婦はよく居る、と思えた事が重要でした。
庭に多くの草花を植え、料理を作り、茶を嗜む姿が描かれてました。
現代で言ったら、ハーブ喫茶店を経営する女店主みたいな感じでしょう。
自分が取り巻きの一人になる事は無いけど、町やご近所に一人は居そうな奥さんで、会えば挨拶ぐらいは交わすでしょう。
夫婦の共通の好みや趣味が、自分らとはそんなに合ってない感じだけど、何か事件に巻き込まれて、マスコミにインタビューなんかされると、
「信じられません、恨みを買うような人達と思えません」 と答えてあげれる程度に好感を持てる家庭という意味です。
夫婦の関係は、姉さん女房といった感じで、家康が尻に敷かれてる感が強く、こういう間柄なら、有村でも合ってるんじゃない?と思えました。
だから、「築山殿を聖人と解釈しすぎている」という指摘については、「正直、私もそんなに好きってワケじゃないけど」までは賛同しますが、「死に到った事情にまで、好悪の感情を持ち込み過ぎてる」と感じます。
『徳川家康』は、原作の築山殿は、家康との夫婦仲が猛烈に悪く、自分を振り返らぬ家康への憎悪の感情は異常と言うしかありません。
しかし築山殿を悪女としたのは、明らかに後世の脚色で、家康との別居の理由も、確たる理由はよく判ってません。
歴史学的な指摘としては、徳川家は、家康の居た浜松と、築山殿と信康の居た岡崎との間に、意志疎通が欠けていたか、父の家康と子の信康の間に、お家騒動的な不穏な関係が出来ていた、といった物があります。
家康側につく家臣と、信康側につく家臣の、それぞれに派閥が形成され、両派が対立していた、といった説ですね。
こうなると、家康が信長の力を利用してでも、お家騒動を鎮める必要が出て来ます。
これはこれで面白いので、又この線で何かドラマ化すればいいと思いますが、家康の天下統一事業とその死に到るまで続くテーマとして、築山事件を持って来るのは、わりと説得力の高い要素だとは言っておきます。
ドラマにする場合、家康から見て、築山殿より信長に軍配を上げるには、築山殿と信康が武田に通じたかどうかより、家康が築山殿を愛していたかが重要になります。
なぜなら、家康が後に、酒井忠次に信康の早世について触れ、「お前でも子供が可愛いとは不思議だ」と、暗に「なぜ自分の息子を助けてくれなかった」と責めた話が、『常山紀談』にあるからです。
そこで、家康は築山殿だけ愛してない、という方向に、設定が折れていってしまったのが、『徳川家康』だったのだと思います(^_^;)。
だからでしょう、『徳川家康』では、家康は信康の事は助けたかったんだが、築山殿については、原作ではとっくに愛が冷めてるか、そもそも愛してない具合に描かれてました。
ドラマでは、ここに到って、ようやく夫婦の間に少し情が復活するかの如くでしたが、ここでも家康の愛は、そもそも築山殿でなく、当初から吉良御前(『どうする』では田鶴姫)にあり、御前の死後は、御前によく似たお愛の方に寵愛が向いていると描かれました。
ただ、この田鶴姫伝説では、築山殿が花を植えて菩提を弔ったという事で、これを駿河の今川館に縁を求める点では、不自然さが無いのですが、生前の義元が、二人の少女に鶴姫と亀姫と名付けて可愛がったとか、家康が亀姫に一目ぼれしたとか、お愛が亀姫に似てた、とかいうのは、伝説をこなすために作られた設定に過ぎません(^_^;)。
全ては、家康を妻殺しの悪人にしないために、築山殿を悪女にし、家康側の言い訳に吉良御前やお愛を利用してるだけです。
だいたいこの伝説では、築山は嫉妬に狂うどころか、むしろ吉良御前を慰霊する優しい人です(^_^;)。
この「伝説」というのも、現在に伝わる途中に徳川幕府の時代を経ているので、どこまで信用できるのか慎重になる必要はありますが、少なくても家康を立てるために築山を貶めてはいないので、今回は補強材料となり得たのだと理解します。
ただし、家康が築山殿以外の女性を次々と寵愛したのも事実で、特に二代将軍秀忠の生母、西郷局(お愛)がその筆頭たるべきは言うまでもありません。
私が心底『どうする』の話し運びの上手さに唸ったのは、まさに、このお愛の描き方でした。
史実では他にも大勢の側室を持った家康ですが、『徳川家康』では、家康の愛を一身に受けたお愛は、しかしながら、正直あまり存在感の無い女性で終わりました(^_^;)。
『どうする』では、家康は築山殿を忘れられないのだから、さらにお愛の価値は低いと言わざるを得なかった所、さらに築山の後添えとして、秀吉の妹・朝日姫が嫁いできます。
これに家康が冷たい態度を取り続けるんですね(^_^;)。 その理由は、信長に属したがために築山殿と信康を失ったのだから、他の者の天下には下らない、という考え方で、家臣達も一致してるんですが、実際に朝日姫と接している奥の女達は首を傾げてしまうわけです。
日頃は家康に、もっと現実を知れ、愛や理想は捨てろと、強気で非情の母・於大ですら、家康に説教するほど、家康は頑なだからです。
しかも朝日との結婚が、家康を上洛させ、我が膝元にひれ伏せさせたい秀吉の意図であるにも関わらず、嫁は貰ってやったが頭は下げないの一点張りです(^_^;)。
ここでお愛が、 「殿(家康)以外の人(秀吉)が治める世では、本当に築山殿は浮かばれないのか」
と、築山殿の真意を代弁する場面で、お愛の存在感がグッと上がるんです。
コレだけなんです(^_^;)。 この決定的な役回りを終えて、スグお愛はこの世を去ります。
しかしこれで、権力に伏する事と、守りたいものを守る事が切り離され、家康は秀吉への臣従を決め、朝日に対しても優しい夫として振る舞い始めるのです。
お愛が家康に気づきを与えられたのは、お愛にも亡くした前夫がいて、自分も思いはそちらにあって、残される妻や夫が、伴侶の生前にしてあげられなかった事への後悔を共有できたから……と思わせる回が、お愛の最期の登場でした。
日頃はおとなしく家康に従いながら、いざという時こういう事をハッキリ言い切る遺伝子は、秀忠にも受け継がれ、将軍職は受け継いだが、大坂の秀頼の人気や人格に遥かに劣る自分をして、
「負ける自信がある」 とまで言い切り、家康も、遂に鬼になりきって天下を奪いにいきます。
『徳川家康』と『どうする家康』の決定的な違いは、前者の家康は、原作でもそうなんですが、廻りの期待に応えて、最初から、後に神格化される家康像の片鱗を見せながら、だんだん老獪さを増してゆく作りでした。
しかし後者では、家康がいわゆる「タヌキ」になる瞬間が、築山殿事件から突然現われる点です。
お愛の助言に従って秀吉に仕えた後、少し以前の真っ直ぐな家康キャラを取り戻すのですが、秀吉が死に、関ヶ原で石田三成との対峙を終えると、最終回に繋がる、
「ただ人を殺しただけだ」 と、自分も突き放す自分を極めていきました。
この三成が、家康の最期までの姿を際立たせてくれました。
二人は実は仲が良かった、という滑り出しにはちょっと驚きましたが、そういうキャラ設定の三成が、関ケ原合戦に到る動機は、ドラマを見てれば、淀殿の言動にあるとしか思えないのです。
ところが捕まって、家康の前に引き出され、無謀な合戦を始めた理由を問われると、三成は、 「人の心には戦があるからだ」 そして、それは家康の心にもあると断じて、死に臨むのです。
これを見て、「この先の展開は、ムチャクチャ暗くなる(・・;)」
とハッキリ予測できました(汗)。
それゆえ、先に書いた、家康の最期に出て来る若い頃の夢に、本当に泣きましたし、救われたのです。
『どうする』には、満点をつけてません。 放映中は、信康が長篠合戦からノイローゼに陥る展開に、かなりの唐突感と無理やり感を覚えたからです。
1990年代あたりの、安っぽく過剰に心の闇に遡る系アニメに似た作りに思えたからです。
ただ最後に向けて辿ったオチを考慮すると、満点でも良かった気もします(^_^;)ゞ。
大坂冬の陣で、家康は大砲を持ち込んで、大坂城に向けバンバン打ち込み、秀忠は無我夢中でこれを止めに入るのですが、家康は振り切って続行します。
今やってる事は、長篠で信長がやった事と同じ。 今、城中に居る千姫を思って、自分を止める秀忠は、どうしても築山と信康を死なせたくなかった自分と同じ。
ちょうど家康の生きた時代から、世界は大量破壊兵器の時代に移ってゆきます。
鉄砲も大砲も、相手の顔も見ずに指先一つで大勢を殺せる道具です。
こうしたものが出て来ると、戦いは、雄々しいとか巧者などと言って、称えて済む段階を軽く超えてしまいます。
淀殿の最期のセリフが、Xで多くの共感を呼んでいました。 共感という意味では、私も同意します。
ただ、それを「主人公だけが正しいのではない」的にしか解釈しない人が多かった事は残念です。
人の誇りは、大量破壊兵器の前には保てなくなったのです。 それを判らなくてはならない時代にもう入っていたのです。
この点を、徳川家康を題材に描いた事は称賛に値します。
……。一方、淀殿に関してですが……。
まずその母・お市の方が実は家康に片想いをしていた、という設定には、
「なるほど(*o*)、ありうるわね!」 と、我が身の不明を恥じるほど意表を突かれました。
又これを、北川景子が上手く演じるんですわ〜(#^.^#)。ホント美しい♪
しかし、二役を驚くほど演じ分けた点は私も絶賛しますが、淀殿が、母お市の思いを引き継いで、家康を……のあたりは、無理やり感しか無かったです(爆)。
こういう所で、微妙に減点してますがw、概ね私のつける7点評価作品は、8点満点物より、面白いという点では、局部的に上と思ってる事が多いです。
山岡荘八の『徳川家康』全26巻を読んで、大河ドラマの『徳川家康』では、ずいぶん徳川家臣団を美化してるんだな〜と思ったので、『どうする』で、家康に必ずしも好意的でない家臣団と家康との隙間風みたいのも見て見たいと思いました。
当初、家康が岡崎に戻って、「エビすくい」(笑)とか躍ってる家臣らを見て、呆れた顔をしてるから、
「おっ、これはその線で行くかも!(`・ω・)」 と期待しました。
それが最終回になって、みんな死んでしまって、夢でしか、良き家臣に囲まれていた自分の幸せを実感できない家康の最期に号泣するんですから、『どうする』の作ってくれた階段を上って来て、良かったなぁ、と思ってます。
(こういう所、大河『徳川家康』では、今イチ徳川主従に思い入れ持てなかったので)
又、この「夢」が面白かったです(笑)。
家康は天下を取って、とっくに信長を超えてるのに、夢の中では相変わらず、信長を恐れてる頃の自分が出て来るんですよね(笑)。
これ自分にもあります(^_^;)。
最近ずいぶん大学に行ってないが、そういや単位大丈夫かな、と心配したり。
大学受験に行くと、受験票を忘れて来たとか。
明日試験なのに、教科書みると全然読んだ覚えない頁ばっかで焦るとか(笑)。
登場人物で特に喜んだのは、織田信雄と今川氏真です。
信長の息子と言うと、父の英雄ぶりに劣る言われ方がされがちですが、私は信雄というのは、そこそこ時代の綱渡りの上手い人だったと評価してます。
秀吉との対立では、家康を置き去りに、信長の血を基に、自分だけ先に秀吉に走った事で評判が良くないんですが(笑)、秀吉の使いを買って出て、家康の所に来て、
「自分ら(徳川の者ら)は、秀吉を信用できない」 と言われると、 「秀吉から人質を取ればいいんだな!」
と、凄い交渉力を発揮するんです。ここ好きだった(^O^)!
今川氏真は、家康に降るにあたって、自分は下りるから、お前は今少し留まれみたいな事を言うシーンでは、
「今年の大河は今川をよく描くなー」 と、それはそれで高評価ではありました。
ただ、これ、そこに留まらず、伏線だったんですよね。
次々と頼りになる三河以来の家臣に先立たれ、一人、天下統一に向かう家康は、ただただ心を鬼に、次々と非情な道を突き進むんですが、この氏真に対してだけは、
「この世から戦が無くなるなんて事は無い」 と弱音を吐くんです。
「宗ァ」と号した氏真は、家康に、
「あの時、留まれと言ったが、ここまで苦労を長引かせてしまうとは」 というような事を言うんですね。 胸に溜まる不安を、かつて兄と慕った氏真に聞いて貰うんです。
いや〜この氏真って人も、家を滅ぼしたボンクラみたく言われるんで、ちと溜飲が下がったと言いますか……。
服部半蔵や大鼠なんかも良かったですねー。
私、大抵この手の不良ノリの登場人物って、あまり好きになれないクチなんですが、この忍者(本人は忍者じゃないというのが口癖でしたがw)の人らは、面白く見ました。
『半蔵の門』って時代物漫画があって、私は二巻までしかもってないんですが、やはり若い頃の家康は、故郷の三河家臣団らに受け入れて貰えず、人知れず孤独で、半蔵だけが心の友って感じなんですよねー。
まぁ史実に沿って、最後まで他の家臣らと同等に扱われずに終わりましたが(笑)、関東に行くまでの長きに渡り、家康の日常の一端に、こうした人達も居たに違いないので、存分に取り上げて貰って満足です(^^)。
いやいや、『どうする家康』だけで、随分いっぱい書いちゃいましたっ。゚(゚≧▽≦゚)゚。
HPソフト変更と帯状疱疹で、番狂わせが多くなったのもあり、今回はここまでに
しておきたいと思います。
ホントは、今年の『光る君へ』の事も書きたい事いっぱいあったし、もうちょっと近況報告で、今年出掛けた所なんかについても書きたかったんですが……。
年末までに、又ちょっとだけ出て来るか、このまま来年になっちゃうか、今の段階では何とも言えませんので、取り合えず、(<つづく>かもしれない)と、小さく入れて終わりにしますね(笑)。
10月26日(<つづく>かもしれないw)
城主 |
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