「城主のたわごと6月」上がりました〜☆彡

栃木南・第2弾、唐沢山城・清水城の藤原秀郷と佐野氏の物語!



     
  上記の通りです\(^O^)/

唐沢山城は、登山コースにもなっている、大きな大きな城山です!
戦国期の早い段階に城郭化が始まった、佐野氏の本格的要塞ですが、内部は藤原秀郷を祀る神社の領域が占め、秀郷のムカデ退治伝承に包まれた、神秘的な空間でした。

今回はほぼ全体が、この唐沢山城のレポになってますが、最後の方に、同じく佐野氏の清水城、そして旅の最後に、前も行った足利の樺崎寺跡にも訪れます。

どうぞ、宜しくご賞味下さいませ( ^^) _旦~~

06月26日

城主
 
     



どうにも隔月ペース気味で恐れ入ります(^_^;)。。

『家康』23巻で、突如『風神の門』に転移(笑)。



     
 
昨日(06/18)、午前7時58分頃、大阪で震度6弱という大きな地震が起こりました。
被害に遭われた方には、心よりお見舞いを申し上げます。

報道などにより、充分ではないものの、徐々に被害状況も掴めて来ました。
余震や被害などが大きくならない事を祈ります。

ちょうど、ここのご挨拶を書いてる最中でしたので、急遽このプレートを挿入してますが、この後に、今まで書いてた物をそのまま掲載します。↓

又お久しぶりです(^_^A)
毎月は無理でも、何とか4ヶ月に3回とか、3ヶ月に2回とか、もうちょっと頻繁に更新したいんですが、どうも隔月モードになりますねぇ(>_<)。。

こういう調子だと、写真も溜まる一方なので、「城主のたわごと」がそのうち、2年前とか3年前のレポをする事になりそうで心配です(-_-;)。。
(途中を割愛すればいいんですが、決断する余裕も経ぬまま月日が過ぎます:笑)

かように更新が停滞するのには、ソフトが使いづらくなった事が少なからぬ原因とは、前からちょくちょく述べている通りで、加えて体調不良の是正に時間を取られる……これも前から述べてますね(^_^;)。

ここ3年ほどは、さらに加えて、我が家が自営業になったため、主人の仕事の手伝いと、主人も家におるので、家事に費やしてます(^_^;)。。

よく夫が定年退職で家にいつき、妻が鬱病になる話を各所で聞きますけど、ウチには殆ど無縁です(^_^;)。
気持ち的には正直、そう苦痛じゃありません今んとこ。
経済的な心痛さえなければ、我が家には合ってるスタイルなんだろう思います(笑)。

この頃、メール周りで、近々オフ会でもやるべーな話も出てます。
ここ2〜3年ほどは大赤字が続いて、そういう話をする気すら湧かなかったんですが、亭主も「先が長いんだから、その辺はポジティブに(^^ゞ」と言ってくれまして……。

実行の段になったら、そのうちレポするやもしれませぬ(それこそ何年後のレポに:爆)

さてさて、今月も(つーか2ヶ月ペースなので、「今シーズンも」と言うべきか)、山岡荘八の『徳川家康』の話から行きましょうか。

『徳川家康』は、今23巻です。
……う〜ん、読むには読んでますが、あまり読み進めてません。
前回、4月のご挨拶でも言いました。21巻に入った途端、止まった、と……。

同じような感じです(^_^;)。
気持ちは先に進みたいんですが、なかなか前に進まず、凄いスローペースにちょっと気持ちが萎えてます。

と言っても、小説の進度(展開)が遅いというより、私の読むスピードが急激に遅くなっただけだと思います。
しかし遅くなる原因は、スラスラ読み進む気がしないのだから、私のせいでもありません(笑)。

特に何が原因で読む気がしないと言う程、目立って悪い所があると思いませんが、強いて言えば、ドラマが少ない気がします。
なんかこう……観念論だけで書き進められてる感じ(^_^;)。。

以前スローペースになった巻を振り返ると、大きいイベントをすぐ後に控える段になると、こういう感じになります。
本能寺の変とか、関ケ原とか、今回は大坂の陣ですね。

執筆者の手間を考えれば、当然ですね。
大イベントを書くとなると、前準備が大変だと思います。

何しろ調べ物をしなきゃならん。史実の詰めは勿論、背景や背後描写に必要な材料集め。
文章書く段に着いてからは、史実に対する解釈、主人公の姿勢、ドラマ作り、キャラクターの組み合わせ、あれもこれも詰めなきゃならん。
とても、連載を書き続ける片手間に出来る作業と思えません。

わかりますよ。さぞ大変でしょうね。
『徳川家康』という小説は、要するに、信長・秀吉・家康の「三英傑物語」です。
三人分つまり三年分の大河ドラマを、休むことなく書き続ける。いや〜大変でしょうね。

それを、それほど悪くなったと思わせずに、読者を引きつけ続けて、大合戦も繋げて書く……まさに神業でしょう。

しかし、その大変さであるとか、長い労作を続けて来た疲労であるとかに原因があるわけでもない気がします(^_^;)。

信長が死に、秀吉も居なくなり、家康一人になってしまった事が少なからぬ原因だと感じます。

信長が死んだ時は、正直ホッとしました。
信長と家康の関係は、表面的には良好を装いつつ、嫡男信康の切腹あたりを巡って影が差してました。

去年の『おんな城主直虎』でも終盤やってましたよね。あんな感じです。
だから信長が死ぬとホッとしたのかもしれません(笑)。

一方、秀吉と家康の関係は最後まで良好に描いてました。
信長はそれほど魅力的に描かれてませんでしたが、秀吉は物凄く魅力的な人物に描かれてたので、その秀吉が死ぬと、小説全体の精彩が失われた点は否めません。

つまり行き詰る理由の一つは、単純に、秀吉を描く山岡荘八の筆が乗ってたからだと思います(爆)。

ただ、そのために、先の運びが難しくなってしまったのかもしれません。

家康は信長の織田家は滅ぼしません。むしろ信雄のために秀吉に盾ついてやります。
それに対して、秀吉の豊臣家は滅亡させてしまいます。

だから織田家より、豊臣家の方が「悪い奴だったんだから滅ぼされても仕方ない」という理屈で書きそうな気がします(^^ゞ。

しかしそうしなかった。

信長の遺児・信雄に味方の段も、信長への追慕というより、信雄を泳がせて秀吉の出方を見るという、ズル賢い選択ゆえでした。
一方、秀吉へのシンパシーは強く、秀吉政権の失敗は、何もかも朝鮮征伐を何となく始めてしまったが故……という解釈でした(実際その通りだろうと思います)。

そのため、家康は「秀頼の豊臣家を滅ぼしたくない」という老後を送るハメになってます。
この辺りが、何となくダラダラと観念論で話を進める(というか、観念論の連続ゆえに話が進まない)展開に陥って、2〜3巻過ぎちゃったと思うのです(^_^;)。。

そこに一つ加えて言うと、信長が死に、秀吉が死ぬと、もはや何でも家康の思い通りに出来る世の中になってしまってる事も、停滞感の原因だと思いました。

『徳川家康』に描かれる家康には、秀吉の死後、石田三成以外に目立った敵は居ません。

そんな事無いでしょ! まだ豊臣家を倒さないと、完全な天下制覇にならないでしょ!

……と思われるかもしれませんね。他ならぬ私自身も、そう思ってました。

しかし『徳川家康』における、秀吉死後から関ケ原までの家康の「天下盗り」への名分は、他の創作物にはあまり見かけない理由です。

それは、肩透かしに思える程、意外な理由です。
すなわち、「死に臨んだ秀吉が、家康に政を任せると遺言したから」というものです(^_^;)。
名目的な所で言うと、「五大老筆頭」というのが該当しますかね……。

普通は……、「秀吉は、家康が秀頼に天下を取らせてくれると信じていた」←まずこれが来ますよね。

それでも家康に天下が入った理由として、「徳川が豊臣に次いで力を持ってたから」、「秀頼は若年だったから」、「石田三成が嫌われてるから」、「家康が大勢の信を集めてるから」……と言った所ですよね?

ところが最後の一つを除いて、その他は、この小説で殆ど柱に立ててません(^_^;)。。

何しろ「秀吉にまで認められた天下人」という線に沿って進むのですから、家康がわざわざ天下盗りに乗り出していく必要が無くなります(^_^;)。。

高台院淀殿秀頼も認めてます。
(辛うじて大野治長が少し違いますが、基本は大きく違わないです)

世間には、「秀頼が大きくなったら政権を返す」と解釈されてる向きもありますが、殆ど「妄想」とか「デマ」と呼ぶに相応しいです(^_^;)。

秀吉と家康との間にそういう約束はないし、両家の奉行もそれを知ってますから、騒動の種が存在しません(笑)。

時折、精神的に不安定になる淀殿が、思い付きのようにその妄想に捕らわれますが、これが意外と、家康を慕う余りの嫉妬が発端……といった意外な描き方です(^_^;)。。

では、なぜ家康が大坂城を攻めるのか……。
現在そこに至る展開部に来てるので、まだ確実な所は読んでません。

が、これまでの展開は、大久保長安の私曲と、欧州キリスト教勢力の新(英蘭)旧(西葡)対立を、「騒動の種」の下地にしようと、何しろ枚数を重ねてましたね(^_^;)。
(この辺りが、何かグッタリと、読み進むスピードが衰えた所でした)

大久保長安は家康の六男・忠輝の家老です。
忠輝は、四男・忠吉と五男・武田信吉が亡くなって以降、将軍秀忠のスグ下の弟になるので、これと豊臣秀頼がくっついて大坂城に立て籠もると、不穏な空気を招きかねない、みたいな感じですか(^_^;)。

結局の所、天下が徳川の下に固まるとなると、大坂城不満分子が集まりやすい。そうした空気を問題視するにおいて、史実の大坂の陣へと繋がってゆく……というわけです。

最終的には合致するんだろうと思いますが、途中に、火の無い所に煙を立ててる感が、何かと読み咎めてしまって、なかなか先に進めません(^_^;)。。

しかし思えば、秀吉の死後から大坂の陣終結までの流れって、反家康の側からばかり見てきた傾向があったので、そこが、目をパチクリさせる原因でもあるんでしょう(笑)。

家康側から見れば、当然、豊臣家も大坂城も、

「バンバン騙して、ドンドン陥れて、ジャンジャン攻め落とせ」
↑こういう姿勢でいるものだと思ってましたから、そうじゃないと言われても、気持ちがついていかないんです(爆)。

ところで、話はだいぶ前に戻りますけど、関ケ原の前哨戦で、伏見城を任された鳥居元忠が、西軍の攻撃に晒され、玉砕する段がありました。

この小説における家康にとって、正直、三河者ってどうでもいい存在です(爆)。
だから鳥居元忠が死ぬのを、家康は通り一遍悲しそうには描くんですが、基本はどうでもいいです。心ここにあらずです(^_^;)。

鳥居元忠にとっても、家康に天下を取って欲しかったか、果たして疑問です。
何かそれより、久々に戦雲の真っただ中に身を置ける事に興奮してるだけに読めてしまいました(爆)。

家康が江戸に幕府を開き、徳川が天下を治める存在になると、従来の三河者の重臣たちの影は薄くなります。
だからこの描き方は、なかなかリアルなのかもしれません(爆)。

ところで、この伏見陥落は凄く有名で、石田三成を主人公にした、司馬遼太郎の『関ヶ原』でも大きく取り上げられてましたが、さすがは家康を主人公にした『徳川家康』ですから、それにも増して、もうコッテリと描かれてました。

で、このほど話題にしたのは、その伏見城に、甲賀衆らが鳥居元忠と共に立てこもって戦うのですが、落城間際に西軍に通じて落城の契機を作るんです。

『関ヶ原』には、伏見城に甲賀衆がいた話、西軍に内通して伏見落城に協力した話など、読んだ覚えが全くないんですが(笑)、今調べてみたら有ります!
でもたった2ページです(≧▽≦)。。

『徳川家康』は……φ(。。)m、11ページです。
どちらも甲賀衆の出ている間のページ数ですから、伏見城攻防の全体となると、それぞれさらに多い配分だと思います。

この話って、NHK時代劇ドラマ『風神の門』に(1980年放映)出て来る、かなり主要な設定でした。

……この作品は、NHKの時代劇ドラマ原作(司馬遼太郎・著)では、物凄く内容が違います(^_^;)。

ドラマはかなり細かい点もよく覚えてますが、原作は、スイスイと楽しく読んだわりに、内容を殆ど忘れてしまってます(^_^;)。

なので、この先、細かい点で間違った発言もあるかもしれませんが、ご容赦下さい。
ざざっとですが、今手に取って、必要な個所のみですが確認しました。

伏見落城と甲賀衆について、ドラマ『風神の門』では、甲賀者の娘「お国」というくノ一が出てきて、主人公の霧隠才蔵(服部才蔵=伊賀者)と恋仲になるんです。
この「お国」は、幼い頃、伏見落城を体験し、甲賀忍者によって救出され、忍者として育てられました。

甲賀者の親というのは母親で、父親の名を「鳥居俊岳」としており(俳優は佐藤慶が演じて)ました。

この「鳥居俊岳」は、原作でもドラマでも「鳥居忠政」の事です。φ(。。)m

元忠には、忠政の他にも男子がいますが、wikiで見ると、忠政の兄は、元忠戦死の時には既に亡く、忠政が後を継いだようですから、『風神の門』にある大坂の陣の頃には、忠政の兄が出て来れないのは確かでしょう。

この鳥居俊岳とお国の父娘は、ドラマでは大変に強い印象を放っていて、忘れる事はまずありませんが、原作となると、殆ど覚えにありません(爆)。

実は今確認してみるまで、原作に鳥居俊岳が出て来た事は、スッカラカンに忘れてました(^_^;)。

ついでに言うと、今言った「お国」も、原作で読んだ覚えが全くありません(爆)。
いつの間にか「ドラマのオリジナルキャラ」と思ってました。
しかし、これも確認したら、ずいぶんと登場しておりました(^_^;)。

ただし、設定がドラマとは全く違います。
原作での「お国」は、俊岳の娘ではありません(汗)。。

原作では、秀吉の使う甲賀忍者・望月喜太夫と、秀吉の侍女・幾野の間に生まれた娘で、幾野の父で祐筆だった・佐治助右衛門夫婦の娘(つまり母方の祖父の養女)として育ちます。

成長した「お国」は、佐治助右衛門が懇意であった大野治長に引き取られ、治長の妹・隠岐殿の侍女になる点はドラマと符合します。

が、鳥居俊岳(忠政)とは関りありません。ドラマで実の父娘である鳥居忠政とお国は、原作では全くの赤の他人です。

しかし鳥居俊岳については、原作の『風神の門』においても、やはり伏見城における、甲賀者内通による落城の悲劇はキッチリ書かれてます(私は今日までスッカリ忘れてましたが(^_^;))。

ただし原作では、お国の実父どころか、伏見落城の忌まわしい過去ゆえに、「以後、鳥居家では忍者を使わない掟」を固く守っている、という逸話に仕立てられてます。
つまり鳥居氏と甲賀忍者とは、完全に敵同志と言えます(^_^;)。。

ドラマの登場人物で、原作にも出て来た覚えがあるのは、霧隠才蔵(伊賀忍者)、青子(今出川晴季の娘)、隠岐殿(大野治長の妹)、獅子王院(忍者)ぐらいです。

今見ると、他にも両作ともに出て来る登場人物がたくさん居ますが、上記の4人しか覚えてないです。
これ以外に重なる人物がいたとしても、ドラマに出て来た人物は覚えてますが、原作の方は、記憶に残らなかったように思います(^_^;)。。

理由は、原作では、わりと通りすがりっぽい人物が多かったためじゃないかと思います。

主人公の霧隠才蔵にとって、原作においては、隠岐殿はともかく、青子も獅子王院も、そして鳥居忠政もお国も、みな通りすがりの存在に思えました。
ドラマでは違います。密な人間関係に描かれていて、皆よく記憶に残りました。

「覚えている」と言った、上記の4名についても、「ドラマと同じだから覚えている」と言うより、むしろ「ドラマと違う(^_^;)」と驚いた事で覚えてるキャラばかりです。
特に獅子王院などは、ドラマでは殆ど原型をとどめてないです(爆)。同じなのは名前だけ(笑)。

……脇道に逸れました(^_^;)。。

何しろ、ドラマ『風神の門』では、お国が鳥居元忠と甲賀忍者らしき女性との間に生まれた娘という設定が、原作にはない異色の立場を形成しているため、ドラマのストーリー性が強く記憶に残る作りになっているのです。

伏見落城と甲賀衆という、一見異色の取り合わせに、司馬遼太郎自身が気付いて、自作の『風神の門』にも取り上げていながら、深い関係に発展させてませんでした。

それがドラマにするにあたり、鳥居氏と甲賀忍者という結びつきを大きく取り上げたのは、山岡荘八の『徳川家康』での濃厚な描写の影響じゃないかな……と、少し思いました。

ドラマ『風神の門』は、オープニングタイトルで見る限り、その原作を、司馬遼太郎の『風神の門』と『城塞』の2作に充てる、と謳ってます。

が、同名の原作とはあまりに内容が違いすぎて、どちらかというと、『城塞』の方がドラマに近いかな、とすら思ってました。

以前その事は、ご挨拶でも書いたかもしれません(2005年5月〜2006年2月のご挨拶に、ちょくちょく書いたようです(^^ゞ)。

(そういや、『城塞』には大野治長の姪(治長の妹の娘)「お夏」というのが、ほぼヒロイン級で登場します。これもドラマで活躍する女性陣モチーフの足しになってるでしょうか)

しかし、ドラマに現れる大坂の陣に至る時代背景には、『風神の門』や『城塞』とはちょっと異質な素材があって、役者の登場はないですが、大久保忠隣、三浦按針、高山右近、本阿弥光悦などの説明は、どうも『徳川家康』の設定に非常に近く感じます(^_^;)。。

それと、ドラマの前半では、忍びの世界の過酷さ、スリリングな競り合い、ハードな展開の連続で、そこまでは原作のムードも漂うのですが、後半は明らかに違う色合いに変化し、そこが多くの人が引きつけられたドラマの魅力だったと思います。

ドラマ全体に流れる、どことなく下世話な情愛話(良い言い方が見つからなくて恐縮です(^_^;))が司馬遼太郎の作風にあるクールな雰囲気と、明らかに異なってたと思います。

こういう話は、やはりどちらかというと、山岡荘八ベースのネタじゃないかなーと思います。

ただし、一つだけ大きく違う点は、当たり前ですが、『徳川家康』では、豊臣家の滅亡についても家康に正当性があるのに対し、『風神の門』は真田方の話ですから、徳川も家康も「悪の権化」です(笑)。

徳川から出て来る色合いは、何としても豊臣を滅ぼそう、そのためならどんな汚い手段も選ばない、といった悪辣きわまる描き方をされてる点で、すこぶる対照的です(^_^;)。。

この大きな違いを描く原点としては、『城塞』『風神の門』を原作にあげる事が相応しい、という建前なんだと理解します。

なので、ドラマ『風神の門』においては、徳川内部においても、例えば鳥居忠政と板倉勝重は、前者が善で後者が悪といった対立軸がありますが、『徳川家康』で描くとなると、正反対に覆るでしょうね(^_^;)。

……と、この文章を書いてる内に、『徳川家康』もちょっと読み進んでまして、今、片桐且元が大坂城に、例の三つの条件……@淀殿を人質に出す。A大坂城を出て他に移る。B秀頼が江戸に行く←どれかにしろという話を出す所まで来ました。

これも、実は最初からAを家康に要求されてたのに、且元が大坂城内で言い出せず、徳川方(京都所司代も含め)と行き来を繰り返すばかりでいる内に、家康に「同じことを何度も言わせるな!」と面会謝絶され、大蔵卿局正栄尼には「且元に訊くだろう」と思って、笑顔で対面した……という下りになってます(^_^;)。。

ま〜このへんは、家康側から見れば、こんな感じだったのかもしれない、と思わせる向きには仕上がってますが……。

やっぱ、全体的には苦しいですね。。

例の「国家安康、君臣豊楽」が呪詛だの言うのも、どうも方広寺の大仏供養を機会に、浪人らを大坂入城させる計画を豊臣家が狙ってるので、それをさせないための供養中止であり、無理なイチャモンである、という説明でして……。

この辺りは、どうなのかな〜〜〜(^_^;)。。

それならそれで、徳川家の方からも説明する使者を出すなり、家康自身が説得の手紙を書くなり、いくらでも手段はあったと思ってしまうので、悪辣とまで言わないまでも、「意地悪」か「不親切」だなーと思いますね(^_^;)。。

こういう点が、大坂の陣が近づいて来るにつれ、『徳川家康』に首を傾げ、『風神の門』『真田太平記』などに力を感じる所なんでしょうね(笑)。

(ちなみに連載の時期は、『風神の門』が1962年まで。『徳川家康』が1967年まで。『城塞』は1971年までのようです)

ただ『おんな太閤記』なんかでも、意外なぐらい、『徳川家康』の線に沿った展開があり、徳川の持ち出して来る理屈にも、高台院などの立場から見ると、妙な説得力を感じるんですよね(^_^;)。。

それは、豊臣家と徳川家が、秀吉の妹や子、家康の子息や孫娘を介して親族になってる点を踏まえると、豊臣家にとって、実は大坂に入城してくる浪人衆が邪魔というのはあったんでしょうね。

今読んでる大坂の陣への段取りに、柳生宗矩が多く登場する点も注目です。

柳生宗矩と言えば、何と言っても、NHK大河では『春の坂道』。
それから、大久保長安の事件の前後には、伊達政宗も少なからず登場しましたが、政宗は大河ドラマでは『独眼竜政宗』でやりましたね。
この二作とも原作は山岡荘八。

どちらも『徳川家康』ほど大長編ではないので、じっくり描く事が可能だったと思います。
比較すると、『徳川家康』は力作であり、他の映像作品には多くの影響を与えた可能性も高いのに、残念ながら大長編すぎたため、大河ドラマにおいては原作を活かしきれてなかった、と思います。

黄金の日日』『おんな太閤記』などにも、ずいぶん影響を与えたのでは、と思う設定やシーンが幾つもあります。
今後も気が付く事があったら、書いてみたいと思います(^^)。

さてさて、この2ヶ月間も、何だか色々ありましたねー!

まず……正月に戻って、今年の大河ドラマ「西郷どん」からいこうか。
実ははじめの二話で、何だか見続ける気が無くなってしまい、しばらく間を空けたんです。

正直あまり面白いと感じなかったからですが、例年の大河に比べて見劣りするというよりは、去年の『直虎』の余韻が強く、3月ごろまで、日曜になると耳の奥に直虎のテーマ音楽が鳴り響くという具合で、頭の入れ替えが出来なかったのもあります(^_^;)。

が、そのうち気を取り直して、何話かまとめて見る内に面白くなってきて、しばらく見続けてましたが、その後また沈下してしまい、そのまま撮りだめてます(^_^;)。。

そのうち復帰しようと思います(^^ゞ。

で、前回のご挨拶の後から、この二ヶ月の間は……。

北朝鮮の動きが急進展した事が、特にビッグニュースだったんじゃないでしょうか!
南北会談の日は、出会いのシーンは後でになりましたが、例の、金正恩文在寅の手を取って、北朝鮮の領土に誘ったシーンあたりから見ました!

「おおっ?! お〜〜〜! わははは!」って感じでした(笑)
あれが04/27だったんですねー。

その後スッタモンダあったけど、米朝会談も終わりましたね〜(^_^A)<何とか。。
これが06/12ですか。
う〜ん短期間に暑くなったり寒くなったり……あ、これは気候もそうですよね(^_^;)。。

アメリカ譲歩しすぎなのか、意外と金正恩はマジで非核をヤル気なのか、イベント倒れでこれまで通りでも、日本が最前線になっちゃうんでも、これまでと違う次元に入った事だけは確かと言えるんですね(^_^;)。

私はとりあえず、「喜ばしい」という受け取り方で良いと思っています。
勿論良い方向に向かってくれれば、それが一番ですけど、そうならなくても、未だに戦時中という状態から脱皮するための行動が、どこかで一度は取られるべきだと思うからです。

金正恩のイメージの中には、敗戦しても経済復興をなしとげた日本の戦後はあると思います。
つまり昭和天皇を、充分に意識してるのではないかと思います。

その意味で、金正恩の肉声や、動作の細かい映像を生で見たり聞いたり出来た事は、やっぱり今までとは違う体験だと思います。

まぁ、これらの結果が、日本に悪く転ばない事を祈るばかりですが、それは今はまだ何とも……(^_^;)。。

国内も色々ありましたね。
スポーツ界のパワハラ問題が、あっちもこっちも噴出した一年間でした。

中でも、やはり日大の悪質タックル問題の経過が、驚くほど、モリカケ問題における政府や官僚の対応と被りまくるのに、ただただ、アッケに取られました(・・;)。。

日大は責任を免れませんでしたが、政府は逃げまくりですもんね(-_-;)。。
反則だろうが違法だろうが、嘘の上塗りだろうが印象操作だろうが、騙し討ちだろうが結果人殺しだろうが、何でも改竄すればいい、何でも捏造すればいい、無理も通れば道理が引っ込む。 *まるで暴力団ですね*

国民はどうせ見て見ぬふりしてくれる、今もそう思い込んでますもんね(-_-;)。
この無理な思い込み日本じゅうに蔓延してる嫌な風潮で、ネトウヨの常套手法です。

こんなツイッターを見た事があります↓ そうそう(≧▽≦)!という感じです。

総理を支持する人のTwitter
@初見は「お前」呼ばわり
A短文・無根拠の文句で絡む
B自明の理に対しても「根拠は?」とゴネる
C引用RTで周囲に同意を呼びかけるも反応が薄い
DAの疑惑を聞かれると「Bだって…」と誤魔化す
E反論できなくなると「で、何が悪いの?」と開き直る
F基礎的知識が欠落

それと、「論破されてるのに勝利宣言する」という場面もちょくちょく見ます(笑)↓
安倍信者ってカルトで洗脳された人に似てませんか?

それでいて野党に国会に出席しろとか、意味不明です(-_-;)。。
モリカケよりやらなきゃいけない議題がある!とか騒ぐわりに、「じゃあ何を議論すべきか」と聞く質問には答えない

結局のところ、「黙らせることが目的」に過ぎない。つまり言論弾圧
安倍政権安倍信者って、ホント何よりも、これが好きですよね(^^;)。。
反知性、そのまんまだなーと思いますわ(苦笑)。

5月の中頃でしたか、NHKで、「1月〜3月のGDPの伸び率が2年半ぶりにマイナス」というニュース報道があって、その要因をあれこれ述べてました。

が、捏造情報を垂れ流し続けるのも、そろそろヤバイ内閣府の近辺が思ったからに決まってますやんか(^_^;)。。<これがアベノミクスの実態(玄人なら誰でも知ってるわよ)

政府が嘘八百のべたてる傍らで、労働省やら財務省やらがちょくちょく「私たち間違ってました〜」な発表しでかす事が、状況を能弁に示してますよね(大笑)。

政治家は選挙のたびに消えたり、責任も取らず別省庁に鞍替えしますけど、官僚や役人は、その後始末をしなきゃなりませんもんね(汗)。
嘘つき続けろなんて無理な注文ですよ。 *滝汗*

官僚でも修正に動いてるのに、NHKがそれを指摘しない。言ってもネトウヨからクレームが来るから、話を濁してしまう。。(聞く所によると、安倍寄り人事に異動したそうで:ウンザリ)

政府が官僚を焚きつけて、何しろ与党に有利な数字を出させる、という手法は、働き方改革における、裏付けデータの不整合(立憲民主党の長妻議員の指摘によって判明)でわかる通り、現政府に初めからルールを守る気なんかない何よりもの証拠です。

ネトウヨの脅迫体質は、ネット上で安倍政権に否定的な事を言う人を、誰でも彼でも「野党の応援団」と言いがかりをつけるやり方でわかる通り、安倍がいつもやる印象操作の受け売りです。

でもこれ、パラドックスになってると思うんですよ(^_^;)。

「政権に不満と言って野党の支持が伸びてるわけではない」と言うと同時に、「自分たちの応援してる政権より長期だから嫉妬してるんだろう」とも言う(笑)。

つまりネット上で安倍批判をしてる人は、「野党を支持してない可能性の方が高い」って事じゃないですか(笑)。
事実、各種の世論調査によると、現在一番多い支持層は、「無党派」ですし(笑)。

なのに、安倍批判をする人に片っ端から「野党支持者!」と決めつける。
誰でも彼でも「国に帰れ」と言い散らす(いわゆる「在日認定」)手法と同じなんですが、受け売りの総合体だから、論理の細部で自己矛盾しちゃってるんです(笑)。

ネトウヨについて調べると、ネット上ではなぜか、「在日朝鮮人に対する差別主義、排外主義」だけが強調されて掲載されてます。

確かに前はそういう連中を多く見かけましたが、現在は、いわゆる「安倍信者」というものに変化してます。
これが驚くぐらい、以前のネトウヨと主張する所が違うのです。

「自分や妻が関係してたら議員辞職する」
↑これが、わずか一年足らずで、「賄賂を貰ってたら、という意味だった」とか、「犯罪してたら、という意味だった」とか、来月あたり「人殺しをしてたら、という意味だった」になるでしょうか?

来年ごろ、「あくまでも人殺しとは、何千人単位の大量虐殺だけに限る」とか言い出すかもしれません(笑えない)。

安倍のやる事は全部正義なので、前は大反対していた事でも、安倍が主張を変化させれば、平気で宗旨替え。

安倍は総理の座に就くまで、ネトウヨに同調的だったり、裏からコイツらを煽る感じすらありました。

それがオリンピック開催にやたら力を入れ始め(ヒットラーによく似てますwww)、開催が決まった途端、オリンピック時に、国内からヘイトスピーチが出ると困るので、ネトウヨの定義を、この局部に限定しだしたな〜と、今振り返ると思います。

もしも安倍氏の説得や理想論の結果、考えが変わったという事なら、「以前の自分はヘイトスピーチをする嫌な人間だった。それが安倍総理のお陰で変わった。前の自分は間違っていた! 今は差別を憎むようになった!」と、こう言えばいいんですよね(^。^)。

でも、そんな事を言ってる人を一人も見ません(≧▽≦)!!
つまり安倍と安倍の信者って、そういう人間ばかりなんですよ。
差別や排他行動が何より好きだから、そこだけは変えたくないんですよね?

(逆に、昔はネトウヨだったが今は反省して変わった、と明言する人は、今は朝日新聞を読んでたり、市民運動に力を入れてたり、反安倍の主張してるようですもんね)

それと、ひねくれ者の短所を長所に変えるほどの偉大な指導者ならば、自分の欠点を指摘されたぐらいで、あんなに怒り狂ったりしませんよ(^_^;)。。<あれマジで恥ずかしッス

ネトウヨ(というより、安倍信者)は頭が悪く、自分が無いので、簡単に洗脳に乗りやすい、という指摘もあります。

しかしネトウヨのは、以前想像されていたのと違う、という指摘もよく聞きます。

低年齢層で独身で引きこもり。見た目がダサくてモテない。オタク。貧乏人。低階層者。
こういうイメージがあったのが、近頃、意外と高学歴者や高収入者、一定の地位や恵まれた職歴の持ち主で高年齢というニュースが伝わった事がありました。

つい最近では、右傾ブログの誘いかけに引っかかって、左翼的と標的にされた弁護士たちを、懲戒請求する運動を起こして、逆告訴の告知をされて、パニックを起こして謝罪したり喚き散らしたりして、恥をかいた事件がありましたね。

ネトウヨたちが、弁護士に身元を知られる事はないと騙され、自身の住所や本名を晒してしまったため、弁護士らに、年齢層を掴まれてしまったそうです。
その結果、40代が中心で、次いで50代、60代や70代の人までいたんだとか(・・;)。。

私は若い人が、学業や受験、覚えたての仕事をこなしたり、結婚前後の忙しさの中で、政治にまで気が回らない事については、自分にも覚えがないわけでもないので、少し仕方ないと思えるんですが、中年以降になって、安倍信者というのは、どうにもやりきれなさを感じます。

だって、自分たち年寄りの負担も贅沢のツケも、全部若い人に負わせたがってる、という事じゃないですか(-_-;)。。<ムチャクチャ露骨な欲望すぎる

老人が若者に頼るという流れは、ある程度やむを得ない物でしょう。
若い世代の不利は、いつか自分も年を取るという点で、納得できると思います。

しかし今、富裕層にのみ優遇する政治の在り方で、貧富の差が拡大してる事は、もはや各種のデータから隠しおおせないじゃないですか。

アベノミクスで得するのは、ほんの一握りの富裕層です。
大きい会社の上層部であったり、元から富裕者だったりする人が該当するわけです。

が、得とまでは言えないまでも、若い人に比べれば相対的に得と言えるのは、かつて保有したか、貯金を元手に運用してる株なんかで老後の足しにしてる世代です。

つまりハナから預貯金を多く持ってる人々であり、今の世代間格差からすれば、高齢者は富裕層に該当してしまうんです。
50代以下は貯金すらできない人の方が多いんですから……。

徴兵制を決めずとも、その方向に自然と行かざるを得ない方向に持ってっても、高齢者を戦場に送り込むような向きには、今スグはならない。今の高齢者は逃げ得です。

その本人自体が、「年寄りの自分らだけに有利に、若い奴らは貧しくても医者にかかれなくても、家が持てなくても、結婚できなくても、戦争に行くしかなくなってもいい」というのは……世も末ですよ(-_-;)。。

お年寄りが株の運営だけが頼りというのは分らないではありません。
しかし、そこまで露骨に、同じ人間を奴隷化する事に賛成できるなんて、人間落ちる所まで落ちれるんですね。としか言いようがないです。。

ただ、ネトウヨの正体に言及される記述の中で、納得できた層もありました。
個人的にリアリティを感じたのは……、

学校が嫌い(概して漫画・アニメ・ゲームを好んだり、アウトドア派でもサバゲーや格闘技など、戦闘的な雰囲気の物など、学校のクラブ活動にないジャンルを好む傾向)
物書きになれなかった(戦後、左翼文士にとってかわられたので、マスコミやジャーナリストを目の敵にしている)
ネットの新規参入者。かつては若者。現在は高齢者たち。
シングル(離婚者を含む)。恋人がいない。既婚者でも夫婦仲が良くない。
攻撃的な欲求を社会で満たせない(学校ならイジメを禁じられたとか、定年退職者なら部下イジメが出来なくなったとか、離婚して伴侶を……以下同(笑)
富裕層あるいは株の配当などで老後を支えている。

人々が、ネトウヨになる必須要素としては、

・ネットをやる時間がある(引きこもってなくても、一日中パソコンをやれる環境にあるか、登校あるいは就労拒否か定年して家にずっといる等)
・ネット参入した最初のコミュニティあるいは知り合いなどが、たまたまネトウヨで、付き合いを断り切れず、ズルズルとクリック運動を続けている。
・極端に寂しがり屋だったり承認欲求が強い。

中国や韓国が嫌いとか、日本の軍備に危機感を抱いているとかいう人も、いるにはいるんでしょうが、実質的にはどうでもいいんだと思います。
これまで「戦って来た相手」(誰(^_^;))に負けたくないだけって感じもします(笑)。

20%代後半〜40%代前半と低支持率が続く中、ロイターが行なった世論調査で、安倍続投への希望が73%と出た事がありました。

資本金10億円以上の企業542社だけを対象にした調査」ですから、何の事はない、つまり「富裕層にだけ都合の良い政権」であることの証明にしかなってないんですが、何を勘違いしたのか、この時ネトウヨがいっせいにこのニュースをツイッター上位に押し上げたんです(・・;)<えっ

驚いてイチイチ見てみると……、

「やはりマスゴミの世論調査が間違っていた!」
「捏造ばかりじゃなく、ちゃんとした調査を行う所もあるんだな!」
「正しいのはロイターとニコ動だけ!!!」

何言ったらいいのか思いつかない( ̄▽ ̄;)<バカもここまで来るとwww

勿論すぐに、「安倍政権が、国民に厳しく、企業だけ優遇してる実態が露見!」というツイート・リツィートがジワジワ広がって、藪蛇になったんですけどね(笑)

学校に行くのを嫌う人というと、「イジメ被害を受けた人では」とも思える一方、安倍が著書『美しい国へ』で示す「学校」「教育」「教師」への反感を見ると、「どっちかというと、イジメっ子側の屁理屈だなぁ〜」と思った事を思い出します。

祖父をA級戦犯と言われて育った少年時代など、何となくサラリと読み飛ばしてしまいそうですが、これがもし、ちゃんとした著作家が書いた本だったら、そこに引っかかって出版を見送る編集者、「変な文章」と気付く読者は大勢いたと思うんですよ。

「祖父の悪口を言われる」事への反発を、「それは祖父に向けられるべきか」という疑問と、「少なくても自分に向けるべきではない」という反発に、キチンと分類せぬまま、ズルズルと40代、50代と生きて来ちゃったんだな〜と……。 *こういう人いますけどね(^_^;)*

その区別もつけずに、何となく本を書けば、それで通ると思う甘さ……。
これが安倍晋三の正体だと、もっと早く日本中が気付くべきだったと思います。

極端な話、大勢を殺戮して逮捕された凶悪犯罪者が祖父だったとしますやんか。
「お前の祖父は犯罪者だ!」と周りに指差しされて育ったら、それは間違いなく不幸な幼少時代ですし、そんな事を言ったり指さす者は、間違った振る舞いをしてるとも思うんですよ。

だって、孫本人には何の落ち度もないんですから。孫が責められるべきではない。

しかし安倍氏になると、「大勢の女性を誘拐し、拉致監禁し、強姦し拷問したあげく焼き殺しても、祖父にはそれなりの理由があったんだから、犯罪者だなんて言うのはおかしいですよ」ぐらい言いかねない。

自分を庇う人や、自分を非難する相手を止めたり諫めてくれる人の、自分への援助の姿勢を、その根拠がどこにあるかも考えず、「犯罪歴を帳消しできる」とか、「犯罪者の名誉回復ができる」という思考に直結させる性癖がこの人にはあるな〜と思え、何となく読むのが嫌になった本です。

わかりやすく凶悪殺人犯を例にしましたが、そこまで極端な例でないのは承知してます。

言いたいことの本質は、岸氏が犯罪者かどうか、その罪は軽いか重いか、悪人かどうかではなく、「自分と自分の祖父を分けられるかどうか」なんです。

普通は一定の年齢までに、スパッと切り離すことができます。
そこを、ジュクジュクと言い訳して切り離さないのが、右翼という生き物なんです。
自分には何もないから。

イジメを受ける受けないは、自分の有り無しに関係なく起こり得ます(残念ながら)。

しかし、イジメが無くて、友達もそこそこ出来ても、学校を何となく嫌う人、同調圧力がどうのこうのと言い訳して、家の中に閉じこもりたがる人となると、かなり強い安倍度が疑えるんです。

派生で言うと、ハンドル握ると性格が変わるとか、ゲームに熱中する余り、驚くほど攻撃的な物言いをしだすとか、わりと簡単に整形に走るとか、好きなスポーツは流血がつきもののプロレスだったり、脂っこい物が異常に好きだったり(爆爆爆)

化粧でもするように整形などしたがる。写真を撮られる事を極端に嫌ったり、要するにエエカッコしたがり。
あげく整形のしすぎで、スゴイ病気になってしまったりする。

このタイプは、犯罪に対する感覚が極めて肯定的ですし、ネットに繋ぐと、あっという間にネトウヨに変質しやすそうです。

私の知る限り、この「層」は、依怙贔屓される事を何より好みます。
普通、人間は、何か好きな物のために行動するんですが、このタイプは、贔屓されたいがために行動するんです。
「贔屓」なので、広く大勢が浴する事を極端に嫌います。「他を排除」する事によって独占的に利益を得たいという、妙な嗜好を持っている(^_^;)。。

自分が大人に注意・忠告をされやすい性質を持ってるから、同じ命令を他人に向けて、自分の優位を保とう(得よう)とするのかもしれませんね。

いつも甘いお菓子を欲しがって怒られてる子供が、自分より年下の子供(妹や弟)がお菓子を食べようとすると、「甘いからダメ!」と取り上げたりするじゃないですか。アレです。

アメーバにも同じようなのがよくいます。
ネットゲームの景品などへの要求が恐ろしく過大で、欲張りだったり、逆に要望を言う人がいると、逆に上から目線で説教かましたりしたがる手合いです。

例えば、自分が得られた景品を、他の人が、自分が得た時より簡単な条件で得ると、怒り狂ったりするんです(^_^;)。。

買い物とか仕事とか治療とか、並んでた行列をズルされたとか、そういう場面ならわかりますよ?
私だって「ズルイヽ(`Д´)ノ」と怒り狂うでしょう!それは怒って当然です。

しかし「無料のゲーム」なんですよ(^_^;)。
景品も、去年やってた人はもらえて、今年から始めた人は貰えない物です。
「その時たまたま居合わせただけで貰える」←こんな所で優位に立てると幸せって、どんな人生観でしょうか(^_^;)?

しかしこのタイプは、無条件で怒り散らします。
アニメやゲームオタクに対する「世間の偏見」とやらに、やたら過剰反応する。

よくゲームやってると脳がどうとかなると言われると、「そうか、じゃあ、ほどほどにしとこう(^_^;)」ぐらいに捉えるのが普通ですよね。

ゲームにかまけて、出来なかった事が返って出来る……そう思えば、返って良い忠告。
それがゲームってもんじゃないですか(^_^;)。。

ところが、そういう健全な思考が全く出来ない。
「何の根拠がある!」「医学的な証拠を出せ!」とか怒り散らす。

「だから、そこがビョーキでは(^_^;)」と、普通の人は思いますよ(苦笑)。
猶更「ゲーマーは怒りっぽくて、すぐキレる」なんて言われるだけです。

つまり、学校や教師にイチャモンつけても、その中身は、「教育の原点とは!」なんて所にあるわけじゃないんです。
単に「特別扱いしてくれなかった事への反感」なんです。自分に甘いだけですよ。
(強いて本人以外に責任を問うなら、甘やかして育てた親でしょうね)

「あ〜このタイプって大多数とまでは言わないが、凄く少ないとも言えない程度にいるな〜」と思える、その層です。
私がこれまで属した社会にも、二割まで行く事はなかったけど、一割を超える程度には必ず居ました(^_^;)。。

この手合いが不登校になったあげく、外の世界を知らないネトウヨになるという事なら、何も同情すべき余地なんか無いです(笑)。

思うにナチスとか、90年代以降の自民党は、その層を「票田」に確定したんでしょう。

おおっと、とんだ脱線をしましたね(≧▽≦)!
そろそろ「城主のたわごと」の編集に戻ります。
又近い内に出せると思います♪待っててね〜☆彡

06月19日

城主
 
     




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