「議事録」(だいたい)04/21〜05/20頃の。

暑いです(^_^;)。先が思いやられます。これがまだ6月とは(汗)。。




     
  更新は上記の通り。

この頃は眠気の方はだいぶ解消して来まして(^^ゞ、「忙しくない内にやっておかないと」という事に翻弄されてます(笑)。

今はちと外出が多くなり、そのたびに思うのですが、暑いです( ̄∇ ̄;)。。まだ6月というのが信じられない思いです。
去年でしたか、まだ買い立てという気持ちの強いパソコンが、早速ウーウー凄い音を立てていて、わりとビビッてます。。

今からもうなるべく電源を落としてみたりしてるのですが、今の所はコレといって大きな被害は無いです。
ただ、前のチョー熱暴走パソの悪夢が重なり、この音を聞くと、何となく安心して使用を続ける気がしません(汗)。。

そのかわり、去年はひどく成長の遅かった我家の大葉(栽培)が、今年はスゴイ伸びですっ(≧▽≦)。
ガンガン葉を大きくして、今からジャンジャン食べてます。ハッキリと夏ですっ(笑)。

室内ではDVDの整理に終われてます。
趣味も兼ねて、かなり時間使ってると思います(爆)。
これまで、ただ追われるように整理を強いられただけだったので、鬱憤が溜まってたのでしょうか、編集とかやりはじめたら最後、戻って来れてない自分を痛感します(笑)。

今でも時折、猛烈に眠くなる事はありますが、やはりアレは梅雨時の体調なんでしょうね(^^ゞ。
この頃ではハッキリと暑い日には、そうウトウトしなくなったと思います。眠い体調があまり長引くと、何かだんだん不安になりますよね(^_^;)。。

一説に(説(^_^;)?)、これは黄砂の影響という話もありましたが、目がショボショボしたり、何となく見えにくい時期がありました。
花粉症の影響かたぶん老眼が進行してるんでしょうが(爆)。何となく気鬱なので、この頃、メガネを殆ど使用しなくなってて、そんなこんなで、ちょっとパソコンから遠のいてます。

さて、連続放送物が終了したので、「あ〜風林火山みなきゃー」という事で、これも半年経ってしまいましたね(^^ゞ。何とか追い付きはしましたが、正直今年は、タイムリーについてくのが何となく疲れます(^_^;)。
なので、今後も何週か溜め込んでしまう事があると思います(スイマセン)。。。
何度か話題が出はしたので、いちお今回だけ何か書きます(^^ゞ。

原作を無視して成功した名作もNHKには多いので、それ自体には問題を感じないです。
だから最初はオリジナル設定もそれなりでは、と好意的に見てたんですが……どうも今になって、原作通りにした方が良かった気がします(^_^;)。

勘助が何が良くて甲斐に居残ってるのか、今いったい何の活動してるのか判らなくなってます(^_^;)。
今の段階では「武田も結局イヤになって、又どっか他に仕官する話」と感じ、これは「武蔵」のように後話があるって事なんでしょうか。それならその頃にはいい加減嫌気が差して、多分もう見ないと思います。

そうじゃないなら、原作にない前12話で「あらかじめ甲斐に来て晴信に会っていた」という設定が敗因です。もう一つは、甲斐、晴信、由布姫との出会いで、電撃的かつ一方的に勘助が惚れ込む話にしなかった事も、今に響いてると思います。

ちなみに原作で行くと……、

1、最初(2〜3話ぐらいか)は舞台が駿河で、甲斐は登場しない。
2、信虎の追放劇はなく、既に追放されていて、折々に武田の家臣が今川家にいる信虎の見舞いに来る。

↑これで充分に、信虎・晴信親子の確執は描けます。
原作にない水増しを追加するなら、信虎と勘助が会う(そして勿論揉める。勘助も信虎も「不遇な老人」なんか互いに好きじゃないから:笑)話とかにして、甲斐の国を印象づける程度で良かったと思います。
信虎が甲斐に帰りたがる事にするとか、何か悪い性格(残忍性とか)が出るとかで、勘助がむしろ晴信に興味を持つとか、信虎の方は今川義元に「勘助を駿河から放逐するよう讒言する」ぐらいならつけてもいいかな。

あと去年の「功名が辻」にも思った事ですが、家臣を主人公に描くのに、主家の家庭内情(母とか妻とか)をダラダラ描いて見せる事に意味を感じにくいです(^_^;)。
家臣にとって主家の家庭は「御簾の向こうに陽炎のようにホンノリと見える」程度のものでいいです。

来年だと上杉景勝が相当しますが、この人は信長・秀吉・信玄に比べてビッグじゃない(取り上げられた事もない)ので必要に思いますが。

3、今川家における勘助は既に「存在を知らない者はいないほどの知恵者」で、意見を聞きに来る者は多いが、他国に逃げるのを防ぐため捨て扶持を与えてるだけで、誰も重用する気はない。
4、勘助が人に求められて意見を言う時は、実際の経験ではなく、頭の中で空想を廻らした事を言うだけ。

↑この通りにしといた方が無難だったと思います。
しばらくあまり名を知られない人達で話を作るしかないけど、なので最初甲斐の百姓たちが出て来た時は「イケる?」と思ったんですが(^_^;)、これも「甲斐」じゃない人達にした方が良かったと思います。

たった一つ「兄との確執」を描いた回はとても良かったです。このドラマで感動したのはここだけです。だから兄の死に臨んで和解した時はガッカリしました。

5、勘助は独身(あるいは妻子がいても、何か血縁・地縁がらみの政略結婚ぐらい)。

↑恋愛や結婚ネタも足を引っ張ったと思います。険悪とか冷え切った夫婦関係ならいけたと思いますが、妻を娶るとか、夫婦仲が良くなる話は甲斐で成功した後で良かったのでは。

6、晴信が勘助に会うなり気前良く取り立てたのは、弱者への思いいれが強いからで、それには父に疎まれた過去が原因していて、その事を察する事ができるのは板垣だけ。
7、晴信が家臣に言いにくい事が時折あり、それを察知できるのは勘助ただ一人。この能力をもって「晴信と2人きりで話す」という軍師への第一歩をゲット。

↑この2項は重要だったと思います。なぜ外したのか判らないです。

8、駿河における勘助は結局は嫌われ者で、甲斐では晴信と推薦者の板垣によって少しやわらぎ、戦功を一度立てたらドッと一目置かれる。

↑ドラマではそれほど取り立てられてない内に、ヒョイヒョイ大名・豪族・その家族に会えたりして「この違和感はいつか説明されるのだろうか」と思ってましたが、まぁその事はともかく、それなり人と上手くやってける人なので、わざわざ武田に雇われたい根拠が浮いてしまった気がします。ましてや妻を惨殺した家に、というのがどうも。。。
あと、やっぱ具体的に動きが取れるのは「軍師となってから」じゃなきゃです(^_^;)。

それから功績があった瞬間、ドッと周囲に尊敬(とか信頼)される人に描かないと、「不遇の前半生」との違いが出ないと思ったです。

9、由布姫に注目してるのは勘助だけ。しかもそんな事を周囲が知るよしもない。

↑これも大きい感じがします。「家臣に反対の声がある」というのは、原作でもほんの一行出ては来ますが、ドラマでは虎王丸まで出て来るので、尚さら武田家の血も引いてない、しかも女の由布姫のことで家臣どもが大騒ぎするのが、かなり違和感があります(^^;)。。

落城から勝頼が生まれるまで4年ぐらいありますか。それまでは由布姫の要求通り、勘助の配慮で寺か血縁者にでも預け、その間に勘助も諸国を巡って軍師稼業をまっとうするのじゃダメなんでしょうか。
この段階ですよね何かあちこちでツテを作ったりするとしたら(^_^;)。合戦ざんまいの見せ場は薄くなるでしょうが、経費節減できていいと思ったり(笑)。

で、この4年(妊娠期間を抜けば3年)の間に、「由布姫に縁談が来る」か「出家(かそれを希望)する」とかで、それを知った晴信が「ある日思いついて」で充分なんですが(笑)何しろ「側室にする」と言い出す。そこまでやっちゃう領主とあれば「家臣が大騒ぎ」「他国への外聞を気遣って大反対」もアリそうです(笑)。

10、由布姫が晴信に殺意を持つのは、勝頼を生んだ後(弄ばれて捨てられたから)

↑何となく「これが当たり前」って感じが(笑)。ちなみに父の死の直後では、本心ではないにせよ「父を殺された事は乱世の常だから恨まない」という言葉が原作にはあります。

11、由布姫失踪。姫に晴信への殺意がある事を知った勘助が、一人で気を揉む。

↑由布姫に関しては「勘助が一人で」でいいですよ〜(^_^;)。せいぜい心許せる僧侶とか小者に打ち明けるぐらいにしとけばいいかと(^^ゞ。

12、由布姫は何事も「ふとした思いつき」を言う程度。意表をつく行動は常に突然。

↑ま、これは敗因とかより単に個人的な好みですが(笑)、やっぱ思った通り、ここが一番原作と違いますね(^^ゞ。どうも由布姫を演じる段になると、殺されかかった豚のようにギャアギャア喚き散らすことが多いのですが、1度ぐらい原作通り「クールな由布姫」を見てみたいです(笑)。

好みと言えば、勘助・真田幸隆・由布姫などが、人の誘いとかに「まずひねくれる」て反応が何か引っ掛かって、どうも毎週見る気がそがれます(^_^;)。。

今年は頑張ってるとは思います。色々挽回もしてる(所も少しはある)と思いますし、所々、面白いと思うシーンもあるにはあります。諏訪侵攻で馬場と平蔵(でしたっけ)が、
「もうダメじゃ〜」「これからじゃっ」「これまでだ〜」「これからだってば!」
とかいうような所は笑ってます(笑)。あと管領上杉氏(でしたっけ)の「忍びとは木に登ったりする者であろう」とかいうセリフね(笑)。

小泉八雲の「日本(一つの試練)」やっと読み終わりました。
これで日本に関する著述は全て読んだ事になりますが、これまでの物もそうなんですが、今回のは特に難解でした(^_^;)。

まずよく知らない事なので、どのように読んだらいいのかわからない事が多かったです。
例えば歴史や医学・物理学などの学問が、当時はどういう具合だったのかを知らないので、書いてある事を鵜呑みにしていいのか判断できなかったです。
そこに時代背景も微妙に関わって来て、例えば皇国史観が出て来るわけですが、これも同様です。

そして一番難解だったのが、当時の西洋人を相手に論じられてる点です。
例えば、キリシタン迫害に関わる著述が一番熱を入れて感じられたのですが(ちなみに八雲は宣教師をかなり嫌ってるように思えました:笑)、これは西洋史が重厚に絡んで来ますし、そこに「皆さんもご存知の通り」という感じで説明が全て省略されてるので、もぉ手も足も出ないんです(^_^;)。。

日本は当時すでに多くの外国人に、かなりの関心を持たれていたようです。
そこにはよくある「決め付け」じみた解釈も多かったのだろうと思います(^_^;)。
だからかなりの部分が「反論」で占められてる感じで、元々はどんな具合に言われてたのか、そこもよく知らないので(笑)、反論から起こされてる話だけ読むと、「日本てそんな国だっけ」と思ってしまう面もありました。

後書きに軽く背景が説明されてて、日本人の無個性を論じた人がいて、これに対してでしょう、確かに八雲が「個性という受け取り方じたいが西洋の感覚にすぎない」と言ってるのは他の本で読みました。

それゆえだろうとは思うのですが、どうも「中国の話」になってる気がする事が多かったです。

これは個人主義に対する封建主義を論じるからだと思いますが、例えば先祖崇拝についてと、主従関係などが特に。
仏教はその枠を押し広げて日本の祖先崇拝を取りこんだが、キリスト教はあくまでも否定した、といった部分(疑問符つきではありましたが)で、日本人てそんなに祖先崇拝だけに血道をあげてたかな〜と思ったり。

忠誠心とか村(郷)の掟とかの話になると、かなり日本独特の話だと感じました。ただし掟に絡んで出て来る「組」は起源を中国に遡るんだと思います。

歴史については古代の宗教にかなりの紙面を割いてました。
これもちょっと古代中国(殷など)を何となく思い出しました(^^ゞ。
で、そこから当時の「現代」に向かって論じていくわけですが、興味深いのは、日本が封建時代からいきなり近代化した点について、西洋より何百年も遅れを取っている点をハッキリ指摘してた事です。

クーランジェという人の「古代都市論」を例に取り、
1、司祭者(国王)の政治権力が消え、宗教上の権限のみ残った。
2、氏族(部族)が分かれ、被保護者が保護者から解放され、家族の法的組織に変化が起こった。
3、宗教と軍事における貴族の力が衰え、資本家が台頭して無産階級と対立した。
4、資本家と無産階級の闘争に無産階級が勝利して、民衆に押された専制者が専制政治を敷いた。

日本はこの最初の段階を終えただけで、これが平安時代の藤原氏によると書かれてました。
その後は貴族にかわって武士がダラダラと600年も互いに抗争を続け、やっと徳川氏が頂点に立ち、惟新によって一気に「2」〜「4」までやろうとしてる、という事でした。

面白い(笑)。
確かに個人とか個性とか、そういうものが成熟してないんだろうな〜とは常々思いますが、それが何百年という時間を必要としてるのなら、まだまだですね(笑)。

西洋との違いで興味深かったのは、日本では子供に厳しくなく、老人も大事にするが、女性には非常にツライ状態を強いる(西洋では子供にも老人にも厳しいが、女性には甘い)という点で、でも八雲自身は自分の子息には厳しかったようです(笑)。
ちなみに中国でも女性は強いので、この箇所はとても日本に当てはまってると思います(^^ゞ。

あと、やはり「遅れてる」という点をハッキリ指摘しながらも、「だから今スグ、といった性急な要求をするな」と西洋に向けて強く勧告してました。

日本の歴史の中で、特にどの時代を誉めてるか(この見方じたい邪道かもしれませんが:笑)と言うと、やはり江戸時代ですね〜(^^ゞ。
西洋人もそうでしょうが、八雲自身も江戸期の工芸品などスゴイ気に入りようで、「こうした文化は古い形態を保ったからこそ生まれた」と。

こうして「封建的土壌」を誉めながらも、ハッキリと江戸期の庶民への制約の強い体制についても書いてました。

その前の、特に戦国期についてなんかは、かなりケチョンケチョンです(笑)。特に足利氏ね(爆)。
信長と家康については「皇国の士」という感じでした。

それからこの本は、近代化する日本に向けての警告という感じにこれまで受け止めてましたが、「あまりに軍事的な力を強めると、自信過剰から自国の民を死なせる事になる」とはありました。が、それより当時は外国資本による国土の買収が危惧されてたんですね(^^ゞ。

八雲の著作はこれで終了ですが、妻のセツと子の一雄が綴った本がもう1冊ありますので、それも読もうと思ってます。

ではでは、次回は来週「マハーバーラタ」にてっ(^^)/

06月28日

城主
 
     



「城主のたわごと6月」は2006年12月〜2007年2月まで♪

「松戸編」から主に「大谷口(小金)城跡」「根木内城跡」お届け!




     
  上記の通りです。

クリスマスとお正月、そして松戸(唯一の:笑)城址レポです。
「根木内城」だけ次回に跨って連載とあいなります(^^ゞ。
また城址コースは2月に小野寺さんや二見さんと会った時に行ったものです。

宜しくご賞味下さいませっ。

06月13日

城主
 
     



「作品の広場」の「マハーバーラタ」更新♪

今回は33〜36話。35話より、いよいよ開戦!




     
  「マハーバーラタ」33〜36話は、「作品の広場」からお入り下さい(^^)。

35話よりいよいよ開戦です。
この開戦によって、これまでに溜まり続けた「因縁メモ」の内、コラワもパンダワもまだ生まれぬ最初の頃に現れた「グンダリの呪い」が一番最初に消化(実行)されるに到ります。

特筆するのは、今回よりこの「因縁メモ」に赤い字で「消化」を示す事です。
宜しくご賞味下さいませ。

次回の更新は、ちょうど月半ばあたりかな〜。「城主のたわごと」にて♪

06月05日

城主
 
     




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